

JR西日本硬式野球部の関西遠征最終戦は、毎度お馴染みとなりました、大阪ガス今津グラウンド野球場での、対大阪ガス硬式野球部とのオープン戦です。


JR西日本野球部はひとまず置いといて、大阪ガス硬式野球部。最近になって各報道機関で、岸田行倫捕手(入社3年目・報徳学園高校)が強打のキャッチャーとして、クローズアップされています。前日25日のNHK「ニュースほっと関西」でも、短時間ながらインタビューが放映されました。


そして見事に、読売ジャイアンツから二位指名。しかもNTT西日本・大城卓三捕手よりも上の指名。これはなかなかの高評価だと思いますが如何でしょう。


昨年はこのグラウンドから2人のプロ野球選手が輩出されました(3人目もありそうでしたが、出そうで出ませんでした)。そして今年もまた一人、プロ野球の世界へ逸材を送り込む事が出来ました。。


気が早いですが、また来年も、浜風強いこの大阪ガス今津グラウンドから、プロ野球に旅立つ選手が出るのかどうか。それはそれで楽しみでもあり、見慣れた選手がおらんようになる事で、少し寂しくなるなぁ、と思ったり。ぶっちゃけ赤の他人ではありますが、心境は複雑、でございます。


社会人野球で10年、現役を勤めようと思えば並大抵の努力では出来ないとは思います。そんな選手はなかなか出ません。余程のチームでもない限り、社業もあります。もしかしたらプロ野球で生活していくよりも大変、かも知れません。そんな中でも、プロ野球チームから注目されるのは決して悪い事ではないと思います。今後の活躍とご多幸をお祈りするばかり、であります。
スターティングオーダー
先攻:JR西日本

















投:西川昇吾 (愛知大成高校~日本福祉大学)
後攻:大阪ガス













投:温水賀一 (都城商業高校~九州産業大学)
打撃成績
1回表




JR西日本は、ワンアウトから石嵜選手が左中間へツーベースヒットを放つも無得点。フェンス際あmで飛んだわけではなく、レフトが処理しましたが、好走塁でセカンドへ。しかし後続絶たれて無得点。
1回裏




大阪ガスはツーアウトから古川選手がストレートのフォアボールを選び、さらには室屋選手のチーム初ヒットでツーアウトながら1、2塁のチャンス。




そしてここで金附選手が、レフトフェンスを軽々と越えていく豪快なスリーランホームラン。
大阪ガス3-0JR西日本
2回裏




さらに大阪ガスはフォアボールと花本選手のレフト前ヒットなどで満塁のチャンスを迎えるも、2番近本選手、3番古川選手が連続三振に倒れ、追加点ならず。
3回裏




大阪ガスは金附ワンアウトから金附選手のツーベースヒットでチャンスを作り、




(久々先発マスク?)の浅田選手がレフト前へタイムリーヒット。岸田選手が抜ける扇の要。来年の布陣までは分かりませんが(ベテランの猶木センスyはともかく)、もう一度、正捕手へ。
大阪ガス4-0JR西日本
5回裏








JR西日本は選手交代。ピッチャー西川投手に代えて橋本涼投手(熊毛南高校~九州国際大学)。フォアボールとヒットでワンアウト1、3塁のピンチを招くも、連続奪三振。これは気持ちよかったです。
6回表








大阪ガスの選手交代。ピッチャー温水投手に代えて廣敬太投手(名張桔梗が丘高校)。セカント峰下選手に代えて近藤竜二選手(育英高校)。




代わりっぱな、原田廣大選手がライト前ヒットを放つも、春原選手がファーストゴロダブルプレイ。ここは送りバントもあるかな、と思いましたが、とにかくこの日は「打っていく」傾向のように思いました。




ツーアウトランナーなしになったところで、石嵜選手がショートへの内野安打。これで前日の三菱重工神戸・高砂戦に続いての」マルチヒット。一時はお悩みだった、と言う話を伺いましたが、都市対抗野球大会「優秀選手賞」受賞で、完全に息を吹き返したように思います。
6回裏
JR西日本選手交代








ピッチャー橋本投手に代えて前元良太(徳之島高校~日本福祉大学)。


キャッチャー原田廣大捕手に代えて石畑桂佑捕手(広陵高校~明治大学)。そう言えばここ暫らく、公式戦では原田廣大選手が先発マスクが多かったように思いますが、ここに来もう一度、石畑選手かなぁ。
7回表








大阪ガスピッチャー交代。廣投手に代えて古都成輝投手(須磨学園高校)。








ワンアウトから亀井選手がレフトオーバーのソロホームラン。前日の三菱重工神戸・高砂」戦に続いての2試合連続ホームラン。しかも前日は右へ、今度は左へ。もうほぼ「5番」は決まりかなぁ。








大阪ガスはここで再度ピッチャー交代。古都投手に代えて山本宵吾投手(育英高校)。
8回表








大阪ガスはバッテリーを交代。ピッチャー山本に代えて猿渡眞之投手(飯塚高校)。キャッチャー浅田選手に代えて鳥飼力斗捕手(鳥取城北高校)。
8回裏








JR西日本選手交代。ピッチャー前元に代えて佃勇典投手(広島商業高校~拓殖大学)。ファースト鳥居選手に代えて田中勇次選手(鳴門工業高校~明治大学)。前日もあったファーストの田中選手。
9回表




最後は田村選手が空振り三振で試合終了。
大阪ガス今津グラウンド オープン戦
国鉄広島 000 000 100 1
大阪瓦斯 301 000 00X 4
[JR]西川・橋本・前元・佃-原田廣・石畑
[ガス]温水・廣・古都・山本・猿渡-浅田・鳥飼
本塁打:[ガス]金附 [JR]亀井
試合時間:2時間13分

また、今津グラウンドでは勝たせてもらえませんでした。


まずはJR西日本。ここ数試合「打ちまくって」来たように思える打線ですが、この試合はひと休み、ちゅうところでしょうか。とは言うものの、昨年からほぼ固定されている打線。2年を掛けて「熟成」されているようにも思います。たまにはこんな試合もあるでしょう、位にしか考えてません。


2年連続二大大会出場。経験はもう十分だと思います。あとは勝ち運を如何にこちらにたぐり寄せるか。もちろん、それだけのチカラを付けてきたと思ってます。日本選手権、一回戦の相手は、今年の都市対抗野球大会優勝チームのNTT東日本。相手にとって不足なし、と言った所かな。


かたや大阪ガス、なんですが、観戦するたびにスターティングオーダーが変わってる。どないしたんでしょうね。一時は伊藤諒介選手が4番に据えられ、当分は安泰かな、とは思いましたが、この試合みたいにオープン戦すら出場せんようになりました。これが「スタメン混乱」の一因かな、とも。
何にしろ、本選開幕まであと一週間。打線はどこまで精査されるか。この日の試合に出場機会のなかったメンバーの動向や如何に。やはり関西地区のチームも何かと気になるもの、であります。
2017.10.27 / Top↑
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