

10月に突入し、日中は陽射しも穏やかになり、ようやくスポーツの秋」らしくなってきました。


社会人野球では、オリックスバファローズがクライマックスシリーズ進出を逃し(いつの話や)、京セラドーム大阪での日本選手権日程も本決まりになり、さらには組み合わせ抽選も発表になり、最終予選を勝ち抜いて出場を決めたチームは、本選に向けてのオープン戦の為に東奔西走の日々です。


そしてこの10月には関西地区で2つ、地区連盟主催の大会が開かれます。まずはそのうちのひとつ「第43回JABA高砂大会」観戦の為、兵庫県姫路市・新日鐵住金広畑球場に行ってきました。


参加12チームが4ブロック、高砂市野球場と、新日鐵住金広畑球場に別れて2日間予選リーグを戦い、各ブロック1位チームが、最終日に高砂市野球場で行われる優勝決定トーナメントを戦います。


この大会の特徴としては、予選リーグは珍しく、全試合7イニング制で行われる事。ゆえに、過去のデータを見返すと、だいたい1時間半前後と、かなりのハイペースでひと試合が終わってます。しかもクラブチームの参加が大半なので、テキパキとした試合進行になるかな、とも考えておりました。


で、私が出掛けたのは、広島県から参加しているMSH医療専門学校が属している予選Bブロック。MSH医療専門学校の他にはNOMOベースボールクラブ、さらには今年の全日本クラブ選手権準優勝の大和高田クラブと、かなり強烈なラインナップ。さてMSH医療専門学校は勝ち抜けるか。


とその前に、NOMOベースボールクラブと大和高田クラブの対戦、3チームの巴戦の予選リーグ。連勝すれば勝ち抜け。MSH医療専門学校は第二試合からの登場。その前にひとつ勝って、優勝決定トーナメント進出に一歩近付くのはどちらのチームか。その一部始終をお送りいたします。


ちなみにこの日行われた3試合、本来は7日に行われる予定でしたが、雨天の為順延になった次第。優勝決定トーナメントは、予備日の11日水曜日に高砂市野球場で行われる事になっております。
スターティングオーダー
先攻:大和高田クラブ
1(中)岩永幸大 (守山高校~京都産業大学)
2(二)今里征馬 (明徳義塾高校~拓殖大学)
3(指)内山昂樹 (京都外国語大学付属西高校~佛教大学)
4(三)廣井亮介 (智辯和歌山高校~関西国際大学)
5(一)竹島貫太 (天理高校~京都学園大学)
6(右)金井春樹 (京都学園高校~関西大学)
7(左)内野 聡 (天理高校~近畿大学)
8(捕)恩庄優斗 (社高校~福井工業大学)
9(遊)杉本聖和 (福知山成美高校~近畿大学)






投:山本竜也 (天理高校~天理大学)
後攻:NOMOベースボールクラブ
1(二)沼谷友基吉 (清教学園高校~同志社大学)
2(右)村上誠也 (近畿大学高等専門学校~国学院大学)
3(遊)横田優輝 (岡豊高校)
4(投)小野耀平 (智弁学園高校~甲賀医療専門学校)
5(三)荒木貫佑 (石見智翠館高校~奈良学園大学)
6(左)近藤一聖 (開星高校)
7(一)津門尚吾 (大阪学芸高校)
8(中)坂本晃馬 (神戸国際大学付属高校)
9(捕)西河洋樹 (三田松聖高校~兵庫大学)






4番・ピッチャーの小野選手。クラブチームではありがちなのかなぁ。
審判員
球審:文殊 一塁:浜田 二塁: 三塁:松川
打撃成績
1回表



岩永 2-1から4球目を打ってライト前ヒット



今里 3-1から5球目を打ってセカンドゴロ ファーストランナー岩永はセカンドへ



内山 1-1から3球目を打ってファーストゴロ
セカンドランナー岩永強引にホームを突くもタッチアウト
1回裏



沼谷 1-0から2球目を打ってセンター前ヒット



村上 初球をサード前送りバント



横田 2-2から6球目を打ってセカンドゴロ セカンドランナー沼谷はサードへ



小野 フルカウントから6球目を選んでフォアボール



荒木 初球を打ってセンター前タイムリーヒット
NOMOクラブ1-0大和高田クラブ



近藤 初球を打ってレフト前タイムリーヒット
NOMOクラブ2-0大和高田クラブ



津門 2-2から6球目を空振り三振
2回表



廣井 2-2から6球目を空振り三振



竹島 2-1から4球目を打ってライトフライ



金井 1-1から3球目を打ってレフトへツーベースヒット



内野 フルカウントから6球目を選んでフォアボール



恩庄 3-1から5球目を選んでフォアボール



杉本 1-2から4球目を空振り三振
2回裏



坂本 0-1から2球目を打ってレフトへツーベースヒット



西河 初球をピッチャー前送りバント失敗セカンドランナー坂本サードタッチアウト
沼谷 2-0から3球目を打ってサードゴロセカンドフォースアウト
村上 0-1から2球目を打ってセンターフライ
3回表
岩永 初球を打ってセカンドゴロ
今里 0-2から3球目を打ってセンターフライ
内山 2-1から4球目を打ってピッチャー強襲内野安打
廣井 ストレートのフォアボール
竹島 2-2から5球目を空振り三振
3回裏
横田 1-2から4球目を打ってピッチャーゴロ
小野 2-2から5球目を打ってショートゴロ
荒木 1-2から4球目を空振り三振
4回表
金井 フルカウントから9球目を空振り三振
内野 1-0から2球目を打ってライトフライ
恩庄 3-1から5球目を選んでフォアボール
杉本 1-1から3球目を打ってセカンドゴロ
4回裏
近藤 初球を打ってショートゴロ捕球エラー
津門 2-0から3球目をサード前送りバント失敗ダブルプレイ
坂本 初球を打ってセンター前ヒット
西河 初球を打ってレフトフライ
5回表
岩永 1-2から8球目を打ってサードゴロ送球エラー
次打者今里の5球目にファーストランナー岩永セカンド盗塁失敗
今里 フルカウントから7球目を打ってセカンドゴロ
内山 3-1から5球目を選んでフォアボール
廣井 1-1から3球目を打ってライトフライ
5回裏
沼谷 2-2から5球目を打ってセカンドライナー
村上 1-0から2球目を打って左中間へスリーベースヒット



横田 1-0から2球目を打ってサードゴロタイムリー捕球エラー
NOMOクラブ3-0大和高田クラブ



小野 2-2から5球目を打ってショートゴロ ファーストランナー横田はセカンドへ
荒木 フルカウントから6球目を打ってセカンドゴロ
6回表 ※動画はありません
竹島 フルカウントから7球目を打ってセカンドゴロ
金井 0-1から2球目を打ってセカンドゴロ
内野 3-1から5球目を選んでフォアボール
恩庄 1-2から4球目を見逃し三振
6回裏
大和高田クラブ選手交代






ピッチャー山本に代えて萬行秀 (市川高校~京都学園大学)
近藤 初球を打ってセカンドゴロ
津門 初球を打ってショートゴロ
坂本 フルカウントから8球目を打ってセカンドゴロ
7回表
杉本の代打村上 フルカウントから9球目を打ってレフト前ヒット
岩永 2-1から4球目を打ってレフトフライ
次打者今里の4球目にワイルドピッチ ファーストランナー村上はサードへ
今里 2-2から5球目を打ってレフトへタイムリーツーベースヒット
NOMOクラブ3-1大和高田クラブ
内山 3-1から5球目を打ってライト前ヒット
廣井 1-0から2球目を打ってセンター前タイムリーヒット
NOMOクラブ3-2大和高田クラブ
竹島 2-1から4球目を打ってサードライナー
ファーストランナー廣井の代走に福山
金井 ストレートのフォアボール
内野 2-1から4球目を打って右中間へ満塁ホームラン
NOMOクラブ3-6大和高田クラブ
恩庄 2-2から5球目を見逃し三振
7回裏
大和高田クラブ選手交代
代打村上がそのまま入りセカンド
セカンド今里がサード
代走福山がそのまま入りファースト
レフト内野に代えてセンター三木
センター岩永がライト
ライト金井がレフト
キャッチャー恩庄に代えて間宮
西河 3-1から5球目を選んでフォアボール
沼谷 初球を打ってピッチャーゴロダブルプレイ
村上 1-0から2球目を打ってレフトフライ
第43回JABA高砂市長杯争奪大会 予選B グループ
大和高田ク 000 000 6 6
野茂野球ク 200 010 X 3
[大和高田ク]山本・萬―恩庄・間宮
[野茂野球ク]小野―西河
【本塁打】内野(大和高田)
試合時間:2時間12分

予想としては、大和高田クラブの「圧勝」としていましたが、根底から覆されました。やはり一日限りの巴戦、何が起こるか判りません。これが「短期決戦」の醍醐味でもあり、怖さでもあり。
とは言うものの、大和高田クラブ先発・山本投手が不調だったわけではなし。NOMOクラブの一球に対する集中力が、試合序盤は上回っただけ、ともなりますが、最終盤まで、このままでは死あるのみ、とも思いましたよ。クラブ選手権準優勝は何だったのか、とも思いました。
それこそ目覚めたのは土壇場7回表。それまで打てなかったわけではないですが、もうひとつ決め手を欠いてた。通常なら9イニングの野球の試合。それが7イニングだと、スイッチの入れどころを少しでも間違えると大変な事になる、と痛感した次第。ホント、えらい事になるところでした。
2017.10.10 / Top↑
| Home |