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第88回都市対抗野球大会も無事終了し、約2か月半ぶりになる、舞洲サブ球場でのウエスタンリーグ観戦となりました。色々折り重なりましたが、よくもまぁここまで空いたな、とは思いますが。

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あまりにも久しぶりなので今回は珍しく、10:30から45分間行われている「練習見学会」から行ってみました。終了後は一旦退出、と言う面倒もありますが、これくらいはあっても良いかな、とは思います。いろいろな事情はありましょうが、神戸サブ球場でもやってましたからね。

で、その前に。これはもう実体験となりますが、この日のように思い切り好天の場合、熱中症対策は万全に整えて行かれることをお勧めします。私の場合、10:15の球場到着から、16:45の完全退出までに、スポーツ飲料他を都合2リットル消費しました。塩分タブレット等もあればよろしいかと。観戦中のスタンドでの日傘は迷惑になるかと思いますが、帽子その他日除けも必須です。

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ただ、バックネットに異常なまでに太い素材が使用されているため「抜く」のがこれまた大変でして。もっとも、練習「見学」会ですから、黙って見てろと言われればそれまでですが、最前列で見ててもかなり気になります。これが来シーズン以降、改善されればなぁ、とも思ってます。

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何か煮え切らぬまま一旦退出。そして11:40頃に、「ウェルカムハイタッチ」担当の選手が登場。この日の担当は、青山大紀と山田修義。ささやかながらこれだけは継続して欲しいなぁ。

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11:45。バファローズの各種ファンクラブ会員先行入場。もちろん先行入場の方が多いんですが、ぶっちゃけ会員であることにあまり旨みは感じられんようになりましたねぇ。

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入場後、12:15から、一塁側ベンチ横にある「ファンサービスゾーン」が解放されます。ここではもう「撮る」のみ。ネットの一部もか開けられて、撮影し放題。これはこの球場での「ヒット」かな。

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ただ、週末とか休日には大混雑しそうですけどね。

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12:35から、ファンサービスゾーンで、10分足らずの短い時間ではありますが、バファローズ選手のトォクショウやってます。この日のゲストは、ルーキーの榊原翼投手。


せっかくなのでその様子をば。



スターティングオーダー
先攻:中日ドラゴンズ
1(右)近藤
2(二)岩崎
3(中)遠藤
4(一)石川
5(三)高橋周
6(指)ウルヘエス
7(遊)阿部
8(左)赤坂
9(捕)杉山
投:若松

後攻:オリックスバファローズ
1(二)岩崎
2(右)吉田雄
3(指)宮崎
4(一)ジョージ
5(三)モレル
6(左)川端
7(中)小田
8(捕)赤松
9(遊)岡崎
投:齋藤綱

審判員
球審:山村 一塁:水口 三塁:梅木

打撃成績
1回表
近藤     2-2から6球目を打ってセンター前ヒット
次打者岩崎の5球目にワイルドピッチでファーストランナー岩崎はセカンドへ
岩崎     フルカウントから6球目を打ってセンター前ヒット
内野への送球が乱れる間にセカンドランナー近藤ホームイン
バファローズ0-1ドラゴンズ
バッターランナー岩崎はセカンドへ
遠藤     初球を打ってファーストゴロ
石川     1-0から2球目を打ってセンター前タイムリーヒット
バファローズ0-2ドラゴンズ
次打者高橋周の3球目にワイルドピッチでセカンドランナー岩崎はサード、ファーストランナー石川はセカンドへ
高橋周    2-1から4球目を打ってセカンドライナーダブルプレイ

1回裏
岩崎     1-2から5球目を打ってセカンドゴロ
吉田雄    1-2から4球目を見逃し三振
宮崎     初球を打ってレフトオーバー第2号ソロホームラン
バファローズ1-2ドラゴンズ
ジョージ   3-1から5球目を打ってセンターフライ

2回表
ウルヘエス 1-0から2球目を打ってセカンドフライ
阿部     0-1から2球目を打って左中間突破ツーベースヒット
赤坂     0-2から3球目を打ってレフト前ヒット
杉山     2-2から5球目を空振り三振
近藤     1-0から2球目がデッドボール
岩崎     2-1から4球目を打ってセンターフライ

2回裏
モレル    2-2から5球目を打ってセンターオーバーツーベースヒット
川端     1-1から3球目を打ってライトフライ
小田     フルカウントから6球目を打ってショートライナー
赤松     1-0から2球目を打ってセカンドゴロ

3回表
遠藤     0-1から2球目を打ってショートゴロ
石川     1-1から3球目を打ってショート内野安打
高橋周    初球を打ってセカンドゴロエラー
ウルヘエス 2-2から5球目を打ってサードゴロセカンドフォースアウト
次打者阿部の2球目にファーストランナー高橋周セカンド盗塁失敗

3回裏
岡崎     0-2から3球目を打ってセカンドゴロ
岩崎     3-1から5球目を打ってピッチャーゴロ
吉田雄    0-2から3球目を空振り三振

4回表
阿部     2-1から4球目を打ってファーストファウルフライ
赤坂     1-0から2球目を打ってファーストフライ
杉山     1-1から3球目を打ってショートフライ

4回裏
宮崎     1-2から4球目を打ってレフトライナー
ジョージ   0-1から2球目を打ってレフト前ヒット
次打者モレルの初球がワイルドピッチでファーストランナージョージはセカンドへ
モレル    フルカウントから6球目を選んでフォアボール
川端     1-0から2球目を打ってサードゴロダブルプレイ

5回表
近藤     2-0から3球目を打ってレフトフライ
岩崎達    フルカウントから6球目を選んでフォアボール
遠藤     0-1から2球目を打ってセンターフライ
石川     初球を打ってファーストフライ

5回裏
小田     3-1から5球目を選んでフォアボール
赤松     1-1から3球目を打ってショートゴロ捕球エラー
赤松の代走に飯田
岡崎     0-1から2球目をピッチャー前送りバント
岩崎     1-0から2球目を打ってセンター前タイムリーヒット
バファローズ2-2ドラゴンズ
吉田雄    2-0から3球目を打ってファーストゴロ
サードランナー三本間に挟まれタッチアウト
宮崎     2-2から5球目を見逃し三振

●エラーで出塁したところで代走を出され、試合途中での交代となった赤松幸輔、ではありますが、バッティングの内容はともかくとして、キャッチング、セービングの面に関しては酷かった。ワイルドピッチがピッチャーとキャッチャー、どちらの責任になるか、と言う話になりますが、ここまでの2つのワイルドピッチは、明らかにキャッチャー側の責任、のように感じました。

●キャッチ出来ないのは致し方ないにしても、横に弾いてしまうのはやはり、横の動きのフットワークの悪さに起因するのかな。前にこぼすだけならランナーの進塁は防げますが、弾き方の大小問わず、横もしくは斜め後ろに弾いてしまったら絶対に走られる。それがモロに出てしまった。しかも失点にも繋がってしまってる。

●昨年までのバファローズは、神戸サブ球場のベンチ前付近の人工芝の上でセービングの練習をしてました。案の定、伏見寅威あたりはセービングの技術は全くと言っていいほど向上せぬまま。そして今年から移転した舞洲サブ球場の内野は全面土。キャッチングの練習には最適の環境となったと思われます。赤松幸輔ももう一度、ここで徹底的にセービングの練習をするべき、だろうなぁ。

●ただひとつ気になるのは、練習見学で、キャッチング練習を遠目から少しだけ見させてもらいましたが、コーチからの送球がえらい緩かった事。あれで果たして練習になるかな、とは思いました。

6回表
バファローズ選手交代

代走飯田がそのまま入りキャッチャー
サードモレルに代えて宗
ピッチャー齋藤綱に代えて高木

高橋周    2-2から5球目を打ってライト前ヒット
ウルヘエス  1-1から3球目を打ってセンターライナー
阿部     1-1から3球目を打ってセンターフライ
赤坂の代打井領 2-2から5球目を打ってレフトオーバータイムリーツーベースヒット
バファローズ2-3ドラゴンズ
杉山     1-2から4球目を打ってピッチャーゴロ

6回裏
ドラゴンズ選手交代

代打井領がそのまま入りレフト

ジョージ   1-1から3球目を打ってレフト前ヒット
宗      0-1から2球目をキャッチャー前送りバント捕球エラー
川端     1-0から2球目をキャッチャー前送りバント失敗サードフォースアウト
小田     初球を打ってピッチャーゴロダブルプレイ

7回表
バファローズ選手交代

ピッチャー高木に代えてウエスト
レフト川端に代えて張

近藤     フルカウントから8球目を打って左中間へツーベースヒット
次打者岩崎の3球目にワイルドピッチでセカンドランナー近藤はサードへ
岩崎     1-2から4球目を打ってファーストゴロ
遠藤     3-1から5球目を選んでフォアボール
石川     0-1から2球目を打って浅いライトフライ
高橋周    初球を打ってファーストフライ

7回裏
飯田     2-2から5球目を見逃し三振
岡崎     0-1から2球目を打ってライトフライ

ドラゴンズ選手交代
ピッチャー若松に代えて小川

岩崎     1-2から6球目を空振り三振

8回表
バファローズ選手交代

ピッチャーウエストに代えて海田

ウルヘエス  初球を打ってサードゴロ
阿部     0-2から3球目を打ってセンターフライ
井領     2-1から4球目を打ってレフト前ヒット
杉山     2-2から5球目を打ってライト前ヒット
近藤     0-2から3球目を打ってセンターフライ

8回裏
ドラゴンズ選手交代

ピッチャー小川に代えて浅尾

吉田雄の代打杉本 2-2から6球目を打ってレフト前ヒット
宮崎     1-2から4球目を空振り三振
ジョージ   1-1から3球目を打ってファーストゴロ ファーストランナー杉本はセカンドへ
宗      ストレートのフォアボール
張      2-2から5球目を空振り三振

9回表
バファローズ選手交代

代打杉本がそのまま入りライト
ピッチャー海田に代えて澤田

岩崎     1-2から5球目を打ってセンターフライ
遠藤     0-1から2球目を打ってレフト前ヒット
石川     初球頭部デッドボール 代走に石岡
ピッチャー澤田は危険球退場

バファローズ選手交代
ピッチャー澤田に代えて鈴木

高橋周    1-0から2球目を打って右中間突破タイムリースリーベースヒット
バファローズ2-5ドラゴンズ
ウルヘエスの代打渡辺 1-0から2球目を打ってセンターへ犠牲フライ
バファローズ2-6ドラゴンズ
阿部     初球を打ってセカンドゴロ

9回裏
ドラゴンズ選手交代

代走石岡がそのまま入りファースト
ピッチャー浅尾に代えて祖父江

小田     2-2から6球目を空振り三振
飯田の代打根本 2-2から5球目を空振り三振
岡崎の代打園部 2-0から3球目を打ってサードゴロ捕球エラー
岩崎     初球を打ってショートゴロ

舞洲サブ球場 18回戦 オリックス7勝10敗1分
竜さんチーム 200 001 003 6
牛さんチーム 100 010 000 2

勝利投手:若松駿太(7試合2勝2敗)
敗戦投手:高木伴(8試合1勝1敗)
本塁打:[オリックス]宮崎祐樹2号(1回裏 ソロ 若松から)
観衆:143
試合時間:3時間11分くらい

投手成績
中日ドラゴンズ
若松    6.2回 27人 93球 5被安打 2与四死球 4奪三振 2失点 1自責点
小川    0.1回  1人  6球 0被安打 0与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
浅尾    1  回  5人 22球 1被安打 1与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
祖父江  1  回  4人 15球 0被安打 0与四死球 2奪三振 0失点 0自責点

オリックスバファローズ
齋藤綱  5  回 22人 71球 6被安打 2与四死球 1奪三振 2失点 1自責点
高木    1  回  5人 20球 2被安打 0与四死球 0奪三振 1失点 1自責点
ウエスト  1  回  5人 20球 1被安打 1与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
海田    1  回  5人 16球 2被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
澤田    0.2回  3人  8球 1被安打 1与四死球 0奪三振 2失点 2自責点
鈴木    0.1回  3人  5球 1被安打 0与四死球 0奪三振 1失点 1自責点



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この試合の結果はともかく。

一軍での成績が一向に上向かない両チーム。思うところは山のようにあります。

とにかく両チームとも元気がない、元気が感じ取れない。ドッカンドッカンブラスバンドの演奏が鳴り響く中でも、ベンチからの選手の声が聞こえた都市対抗野球大会観戦の後だから、と言う訳ではないですが、このベンチの静かさが今の両チームの一軍の現状にも繋がってるんではないか?とも。

その「声の出てなさ」が、そのままグラウンドでの内外野の声の連携に影響を及ぼしてる。フライを捕りに行くにしても、声は出てないわジェスチャーはないわ、いつ野手の間に落ちるか分かりゃせん。お客さんの少ないウエスタンリーグの試合ならこれで良いかも知れませんが、これが満員の京セラドーム大阪やナゴヤドームやったら、トランペットや声援で聞こえんようになるぞ、て話。

普段から声を出すクセをつけておかぬ事には、いざとなったら大量失点にも繋がりかねない。そう言う場面設定を頭の中で作っておいて、通常の練習からでもしっかり声は出しておかないと。

それと、バファローズとドラゴンズ。チーム編成を外国人助っ人に頼り過ぎなんじゃあないかな。

外国人選手って、ぶっちゃけその場しのぎにはなるかも知れません。が、本当にチーム全体の底上げには絶対に繋がらない、と考えます。ましてやシーズン途中に加入させる選手は、絶対に失敗は許されない。安くはない契約金や年俸で、獲って来たはいいけど、使い道すらないような選手ばかり。

日本人選手で、いい選手はたくさんいます。けど、何を期待して獲って来たか分からん外国人選手に出場機会を奪われているような気がせんでもないんです。どこの球団でも、幾らか外国人助っ人に頼らざる部分はあるかも知れませんが、その「助っ人」が二軍で不様な姿を見せてるのは情けない。

現在セ・リーグでは、広島東洋カープが独走しています。阪神タイガースも大健闘しています。パ・リーグではやはり福岡ソフトバンクホークスが上位にいます。この3チームに共通しているのは、あくまでも野手に関して、ではありますが、日本人選手だけでも十分に戦えている事。

いずれもまだまだ精査の余地はあると思いますが、我慢して選手を鍛えて試合に出して、成績を残す機会を作って、一軍で起用している。二軍は一軍選手の準備の場でもありますが、外国人選手にそれを求めているばっかりに、本来の目的でもある「選手育成」が疎かになってやせんか、と。

両チームとも、新築のスタジアムや立派な屋内練習施設。折角選手育成の環境が整ってるんです。本気度は見えます。慌てて外国人選手を獲って来る必要はない。球団首脳もチーム首脳も、数年は腹を括って腰を据えて、あと3年は捨てる覚悟で、本気でチーム強化をしてみては如何でしょう。

にっちもさっちも行かなんだ「カープの暗黒時代」を見てきただけに、よけいにそう思います。


2017.07.27 / Top↑
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