
中1日で阪神鳴尾浜球場での阪神タイガース対広島東洋カープのウエスタンリーグ公式戦観戦です。翌日はフレッシュオールスーターゲーム。シーズン前半戦最後の試合です



最近鳴尾浜球場で、某月刊誌の中の人とアレヤコレヤ立ち話をする機会があるんですが、その中で「やっぱりこんな事もあるんやね」と思った話がひとつ。



何でも今シーズンから、カープファンからタイガースファンに「宗旨替え」をした方がおられるそうでして。で、その理由が「マツダスタジアムのチケットが取れんから」との事。「そんな程度の事で」と考えるかどうかはその人次第かと思いますが、やはり由々しき問題かと考えます。



今シーズンのマツダスタジアムのチケットも、3月にシーズン全試合を一斉に発売。平日、週末、休日にもよりますが現状、残っているのはビジターパフォーマンスシートと内野自由席くらい、なのかな。もう行く気はないのでチケット情報すら満足に見てないので何とも言えませんが。



よその球団のチケット発売開始日は、全チーム調べるのもアレなので省略しますが、読売ジャイアンツの場合はおおよそ2か月前、阪神タイガースもほぼ同じように思います。最近はコンサート等も早くから発売されるだけにかなり良心的じゃないですかね。仕事の都合も分からん人も多かろうし。



旧広島市民球場と比較するのは酷かも知れませんが、当時は「今日は仕事が早よう終わったし、行ってみるか」と言う方も多くおられたろうし、実際そんなお客さんが弱い頃のカープの支えだった。



インターネットやら何やらで、全国規模で簡単にチケットが取れるようになった21世紀の現在になっても、昭和のままのチケット発売方法を頑ななまでに変えようとしないカープ球団。



松田元オーナーは「考えないと」みないな意向を示してはいましたが、個人的にはホント、根本から考え直していただきたい。優勝が見えなくなった秋口にお客さんが減るのを恐れてるのかも知れませんが、チームを強くするのが最大の集客手段。強いうちに次の手をしっかり打っておかないと。



チーム改革は確実に進んでいると思います。それが現在の成績にも繋がっています。ならば、次にやらなければいかん事は「球団の改革」。いつまでも時代遅れ(とも思われる)の経営方針では、いずれ「ファン離れ」が加速する。しかも、チームの強弱とは全く関係ない所で、ですよ。



松田元オーナーの「考えないと」がどの程度のものなのかは分かりませんが、変えるともなると、生半可なモノで終わってもらっては困る。いくら目新しい座席を作ったところで、入れなければファンも離れる。いっそ「広島市民球場」として5万人規模の球場になってくれればいいんですけどね。
スターティングオーダー
先攻:広島東洋カープ
1(左)堂林
2(三)ペーニャ
3(右)下水流
4(一)メヒア
5(指)小窪
6(二)美間
7(捕)坂倉
8(中)高橋大
9(遊)桒原
投:中村祐
後攻:阪神タイガース
1(中)西岡
2(二)植田
3(左)キャンベル
4(遊)北條
5(一)ロジャース
6(三)今成
7(右)江越
8(捕)長坂
9(投)島本
審判員
球審:水口 一塁:今岡 三塁:梅木
打撃成績
1回表
堂林 1-2から5球目を空振り三振
ペーニャ 1-2から4球目を打ってセカンドゴロ
下水流 2-2から8球目を打ってセカンドゴロ
1回裏
西岡 1-1から3球目を打ってキャッチャーファウルフライ
植田 0-1から2球目がデッドボール
キャンベル 1-0から2球目を打ってファーストファウルフライ
次打者北條の初球にファーストランナー植田セカンド盗塁成功
北條 1-1から3球目を打ってセンター前タイムリーヒット
タイガース1-0カープ
ロジャース 初球を打ってセンターフライ
2回表
メヒア フルカウントから6球目を空振り三振
小窪 2-0から3球目を打ってセカンドゴロ
美間 0-1から2球目を打ってショートゴロ
2回裏
今成 1-0から2球目を打ってセカンドゴロ
江越 フルカウントから7球目を打ってサードファウルフライ
長坂 1-2から5球目を空振り三振
3回表
坂倉 2-2から5球目を見逃し三振
高橋大 1-2から4球目を空振り三振
桒原 初球を打ってセカンドゴロ
3回裏
島本 1-1から3球目を打ってサードゴロ
西岡 3-1から5球目を選んでフォアボール
植田 1-2から4球目を空振り三振 ファーストランナー西岡セカンド盗塁成功
キャンベル 1-0から2球目を打ってファーストファウルフライ
4回表
堂林 2-0から3球目を打ってライトフライ
ペーニャ 3-1から5球目を打ってライトライナー
下水流 初球を打ってライトフライ
4回裏
北條 2-2から5球目を打ってライト前ヒット
ロジャース 1-2から5球目を打ってレフトへツーベースヒット
今成 フルカウントから6球目を空振り三振
江越 2-1から4球目を打ってセカンドフライ
長坂 0-2から3球目を空振り三振
5回表
メヒア 0-1から2球目を打ってセンターフライ
小窪 1-2から4球目を打ってセカンドフライ
美間 2-1から4球目を打ってピッチャーゴロ
5回裏
島本の代打板山 2-2から5球目を打ってサードフライ
西岡 1-0から2球目を打ってファーストゴロ
植田 0-1から2球目を打ってセンターフライ
6回表
阪神タイガース選手交代
センター西岡に代えてピッチャー福永
代打板山がそのまま入りセンター
坂倉 2-2から5球目を打ってレフト前ヒット
高橋大 1-1から3球目をキャッチャー前送りバント
次打者桑原の4球目にワイルドピッチでセカンドランナー坂倉はサードへ
桒原 2-2から球目を空振り三振
堂林 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
ペーニャ 1-2から球目を打ってショートフライ
6回裏
キャンベル フルカウントから6球目を見逃し三振
北條 2-2から5球目を打ってサードゴロ
ロジャース フルカウントから7球目を空振り三振
7回表
阪神タイガース選手交代
ピッチャー福永に代えて守屋
ファーストロジャースに代えて西田
下水流 初球を打ってショートゴロ
メヒア 2-2から5球目を空振り三振
小窪 1-0から2球目を打ってショート内野安打
美間 1-2から4球目を見逃し三振
7回裏
広島東洋カープ選手交代
ピッチャー中村祐に代えて戸田
今成 1-2から4球目を見逃し三振
江越 2-2から7球目を空振り三振
長坂 初球を打ってショートゴロ
8回表
阪神タイガース選手交代
ピッチャー守屋に代えて田面
坂倉 2-1から4球目を打ってピッチャーゴロ
高橋大の代打土生 1-2から4球目を空振り三振
桒原 3-1から5球目を選んでフォアボール
堂林 0-2から3球目を打ってセンターフライ
8回裏
広島東洋カープ選手交代
代打土生がそのまま入りセンター
キャッチャー坂倉に代えて中村亘
板山 フルカウントから6球目を打ってピッチャー強襲内野安打
田面の代打森越 0-1から2球目をピッチャー前送りバント
植田の代打狩野 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
キャンベル 2-1から4球目を打ってサードゴロダブルプレイ
9回表
阪神タイガース選手交代
代打森越がそのまま入りセカンド
代打狩野に代えてピッチャーメンデス
ペーニャ 1-1から3球目を打ってレフトフライ
下水流 3-1から5球目を選んでフォアボール
次打者メヒアの2球目前に牽制悪送球でファーストランナー下水流はセカンドへ(記録はエラー)
メヒア フルカウントから6球目を空振り三振
小窪 2-2から5球目を打ってセンターフライ
阪神鳴尾浜球場 第19回戦 阪神7勝10敗2分
広島 000 000 000 0
阪神 100 000 00X 1
勝投手:島本浩也(23試合3勝3敗)
S投手:ロマン・メンデス(38試合0勝3敗19S)
敗投手:中村祐太(9試合3勝2敗)
試合時間:たぶん2時間38分
観衆:550(入場規制発動)
投手成績
広島東洋カープ
祐太 6回 23人 90球 3被安打 2与四死球 6奪三振 1失点 1自責点
戸田 2回 7人 30球 1被安打 1与四死球 2奪三振 0失点 0自責点
阪神タイガース
島本 5回 15人 57球 0被安打 0与四死球 4奪三振 0失点 0自責点
福永 1回 5人 24球 1被安打 1与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
守屋 1回 4人 12球 1被安打 0与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
田面 1回 4人 16球 0被安打 1与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
メン 1回 4人 19球 0被安打 1与四死球 0奪三振 0失点 0自責点

タイガース先発・島本浩也に対して、ズラリ並べられた上位打線の右バッター。ウエスタンリーグ公式戦は、事前に先発ピッチャーの申し送りがありますが、ここまで極端なのはどうなんかな、とも思います。暫らくウエスタンリーグから離れているうちに、カープは首位に立ったので、これでいいんかな、とは思いますが、手も足もランナーも出ず、5回を完璧なまでに抑えられてしまった。
そもそも、1番・堂林翔太や二番・ラミロ・ペーニャって何か意味があるのかな。ただ単に、打席数を増やしたいだけ、と言うのであれば、こんな試合になって当たり前。球数を投げさせるわけでもなし。勿論こんなオーダーってのは、一軍監督でもある緒方孝市監督の意向も幾らか入っているんだろうけど、左ピッチャーだから右バッター、と言う安直な考えで、果たして今後選手が育つのか。
数年前までは「1番・安部友裕、二番庄司隼人」と、相手ピッチャーの左右関係なく、ほぼ固定されていた時期があった。それを乗り越えて安部友裕は一軍に定着しているんだし、庄司隼人も力をつけてきている。「この頃」に戻さないと、育つ選手も下手したら育たなくなりますよ。
この三連戦、育成選手の木村聡司が帯同していました。しかしながら結局最後まで出番なし。よそに出すよりも自チームで鍛えたほうがよっぽどいい、とは思いますが、何の為に帯同させていたのか。未だ「外国人選手優先」と言う空気が、もしかしたら残っていおるのかも知れんけど、まずこれを徹底的に排除しないと、育つはずの選手も育たなくなる。外国人選手は「助っ人」でしかない。
――――――とまぁ、毎度同じような論調になってしまいましたが、二軍ってのは、育成であると同時に「一軍のサブ」をもしっかり作っておかなければ行けない場所。現状では、誰が一軍の「サブ」になり得るのかちょっと分かりません。もしかしたら「過渡期」にあるんかもとも思いますけどね。
2017.07.14 / Top↑
| Home |