※この記事は、昨年のこの記事のコピペではありません(笑)。


熾烈極まりない、そして苛酷を極めた、第88回都市対抗野球都道府県・地区予選も無事終了し、代表32チームが出揃いました。かく言う私も何やかんやで13試合を観戦させていただきました。

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スタンドで観てるだけでもキリキリするような試合ばかりでしたから、グラウンドで戦う選手の皆さんのプレッシャーはよっぽどだったんではないかと思います。本当にお疲れさまでした。そして、苦闘を勝ち抜いて代表の座を獲得されたチームの皆様、改めて、重ね重ねおめでとうございます。

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その「ガス抜き」と言うわけではないですが、先日14日にマツダスタジアムで、広島東洋カープ対オリックスバファローズの「日本生命」セ・パ交流戦を観戦してきました。プロ野球一軍の試合は、昨年もこの時期のこのカード1試合のみの観戦。何の因果か、ちょうど一年ぶりになります。

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この試合のチケットを確保したのは確か3月2日。一般発売の翌日。どない考えても出遅れ過ぎ、とも思えますが、とにかくどこかの席は確保しておかにゃいかん、どうせ年に一回の観戦。どっちつかずで見るならで一番最初にクリックしたのが昨年同様「正面砂ばかり席三塁寄り(何か違う)」。

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しかしながら、3万人もの人々と同じ試合を観るのも一年ぶり、と言うことで多少なりとも舞い上がってます。今年一番多かったお客さんが、都市対抗野球中国地区第一代表決定戦、ですからね。

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で、ここまでの画像のとおり、もう今年何回目か覚えてませんが、新幹線で広島入り。そして、昨年9月2日に広島駅ビル「ASSE」2階にオープンした「貴家。」にて一枚。本来は本店に行くつもりだったんですが、あまりにも自宅を出るのが遅くなった故。しかし、広島駅、そして駅前も来るたびにどんどん変化していきます。広電電車が駅ビル2階前に発着するようになるのはいつの日か。

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スタンドに到着したのは16:22。グッズショップすら寄らず。もっとも、50前のおっさんの心を揺さぶるようなグッズがなくなってしまったのも事実。事あるごとにTシャツTシャツ。もう飽きました。今所有しているTシャツすらも、着る機会はほとんどなくなりつつあります。

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この日の席は「1階3塁寄り北7通路D列L91番」。バファローズベンチのほぼすぐ横。

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着席してても、選手なりチームOB、またスタッフの表情が撮影出来ます。少しだけ、贅沢を申すなら、フェンスの上の「手すり」をもう少し細くしてくれんかなぁ、と。

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ここでの撮影の楽しみは、とにかく練習の様子。もう最近はあまり撮らなくなりましたが、やっぱり年に一回ともなると、あまりのんびりもしてられんのも事実。とは言うものの、でかいバズーカを持っているわけではないので、撮影範囲はものすごく限られます。これは致し方ないところ。

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カープの練習の最後は、會澤翼へのフライ。ベンチ前での声出しは松山竜平。

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バファローズの先発バッテリーは東明大貴・若月健矢、カープは大瀬良大地・會澤翼。

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両チームのスターティングメンバー。ブラッド・エルドレッド抜きでも違和感のないカープ、相変わらず外国人助っ人頼みのバファローズ。なぜT-岡田が4番ではいかんのか、と言う疑問は今年も解決されていません。いずれは帰国してしまう外国人選手中心のチーム作りでは絶対に強くならないし、その分下でバファローズはしっかり育成出来ているか、と言うのもまた疑問でございます。

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現役引退後、バファローズのコーチやスカウト、ファイターズのヘッドコーチ等を歴任。バファローズ球団からしたら、指導者としての素地は出来た、とも考えての、ヘッドコーチからの昇格だったとは思いますが、ファイターズで就任していた「二軍監督」を勤めてからでも遅くはなかったはず。さらに言えば、森脇浩司前監督を、あまりにも無慈悲に退任に追い込みすぎたかなぁ、とも。

かと言って、カープもまだまだ磐石じゃない、とも思ってます。セットアッパーにはジェイ・ジャクソンがデンと構えていますが、彼が居る間に、日本人選手で「軸」を作っておかなければいけない。中崎翔太が柱になったけどまだまだ足りませんよ。先発をリリーフに回したり、リリーフさせたり先発させたり、ではピッチャーが疲弊してしまう。配置転換はあまりシーズン途中にするもんでもないし。

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まぁそんな戯言は置いといて、試合は2回表にバファローズ・T-岡田、2回裏にカープ・鈴木誠也のホームラン。試合中盤にはカープがタイムリーヒットで突き放せば、8回表にはステファン・ロメロのスリーランホームランで同点(メシ買いに行ってました)。そしてそのまま、2年連続の延長戦に突入。

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9回表終了後の画像。この頃に「あぁ、今年も延長戦やなぁ」と腹をくくりました。この時点で21:18。おみやげを買う事も諦めました。後は「(帰りのバスの出発する、広島駅)新幹線口まで歩いて行ければいいなぁ」程度。昨年はヒーローインタビューが終わって、脇目も振らず全力疾走でした。

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9回裏には先頭バッターにザビエル・バティスタが立ちました。つい先月まで、阪神鳴尾浜球場で危なっかしい守備を見せてましたが、また一人、遠くに行ってしもうたなぁ、と感慨に浸る事しきり。

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個人的意見ですが、粛々と10回、11回は終わりました。代打で準備するブラッド・エルドレッドの姿もありましたが、打席に立たぬまま。出来る事ならサヨナラの一発を見たかったんですが。ただ、広島駅新幹線口から「山陽ドリーム広島号」が出発する23:15まではまだ時間がありました。

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そして延長12回裏。先頭バッターは鈴木誠也。

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バファローズのピッチャーは佐藤達也。

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砂ばかり席だけでなく、球場全体が何となくソワソワザワザワ。昨年のこのカードは、尽く鈴木誠也に「持って行かれた」だけに、バファローズバッテリーの攻めもなかなか厳しいものがありました。これはもう致し方のないところ。2年連続でやられるわけにはいかない。

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そして佐藤達也が投じた4球目。昨年はやや泳がされたような風もありましたが、今年は完璧に手応えがあったんでしょう。打球の行方もあまり確認もすることなくファーストベースに向かう。

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河田コーチとのハイタッチは、2年連続でタイミングが合わず。ここまで来てもワタクシ、目の前でナニが起こってるのか分かってません。得点こそ違えど、あまりにも昨年と同じ展開。手も足も震えてました。

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そして、ホームベース付近では、新井貴浩と會澤翼が「ここ!ここやぞー!しっかり踏めよー!」と言わんばかりに指を差してお出迎えの体勢。

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そしてこの試合のヒーローのフィニッシュホールドはジャンピングフットスタンプ。ジャンピングフットスタンプが決まると同時に今度は、會澤翼のジャンピングヒップアタック炸裂。

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ホームイン後は、これまた昨年同様、丸佳宏の渾身の一投!しかしながら量が多すぎたのか、大きく的を外してしまったのか、ずぶ濡れになった「被害者」は新井貴浩、會澤翼と田中広輔・・・。

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ずぶ濡れになる會澤翼、逃げまどう田中広輔。サヨナラホームランの歓喜の和から一転、ホームベース周辺は阿鼻叫喚の地獄絵図(絶対に違います)。

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よう見たら最後まで撒き散らしてたのは、クリス・ジョンソンの一軍復帰でリリーフに配置転換、12回表を見事なピッチングで締めた九里亜漣。12回表、安達了一をピッチャーゴロに仕留めたチェンジアップは見事でした。これがまた、先発で長いイニングを投げてきた成果、かも知れません。ただ、彼には「前」で成績を残してほしいなぁ、と。いいところまで来てるんだしもったいないですよ。

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なかなか始まらない最後の整列。

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まさか、まさか、2年連続で延長戦に突入して、12回までやって、最後は鈴木誠也のサヨナラホームランで試合が終わるとは思いも寄りませんでした。

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余熱もさめて22:34。お立ち台の設営完了。今日の主役を待つRCC・坂上俊次アナウンサー。

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そして、大歓声に迎えられて登場した今日の主役。今年は手ぶら。しかしながらその歩みは「威風堂々」。そのもの。貫禄さえ感じ取れます。これもまた成長の証、なんだと思います。

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坂上アナウンサーとの問答はほとんど聞いてません。左腕で一度、右腕で二度「さいこ――――――でーす!」。もうこれを聞けただけで十分でございます。

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インタビュー終盤、これみよがしにタンクを運んできた野間峻祥。「すわ(今や死語)、新手のヒットマンか?」と思いきや、お立ち台の傍らにタンクを置いて撤収。

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そして締めは「セルフシャワー」。さくねんはその瞬間を撮り逃しただけに「緊張の一瞬」。

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水も滴るええ男、とはよう言うたもんです。

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ピンクスラィリーとの記念撮影後、スラィリーのユニで顔を拭く・・・・。

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マツダスタジアムでは21:00頃から、コンコース内のモニターテレビで、広島駅からの各方面列車、また臨時列車の発車時刻案内をします。もう時刻は22:42。結構なお客さんが帰路についてしまいましたが(加古川より向こうの戦友も帰られました)、それでもスタンドにご挨拶。

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2年連続「この1試合だけ」と決めてかかって観戦したカープ対バファローズの交流戦、2年連続でバファローズは東明大貴が先発して、2年連続でT-岡田がホームランを打って、2年連続延長12回に突入して、2年連続で鈴木誠也のサヨナラホームラン。術でがまるで昨年の再現フィルムとなりました。

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「野球は筋書きのないドラマ」と昔の人は申しました。しかしながら、丸々一年たって、ほぼ同じ「サヨナラ劇」を見ることになろうとは思いも寄りませんでした。これまでいくつかのサヨナラゲームを見ましたが「中一年」と言うのは初めてです。まさか、来年はない、とは思いますが、来年も「ここ!」と決めてかかって、どこかで「砂ばかり席(だから違うって)を買って、観戦したいと思います。


鬼が笑いますが・・・・・また来年!


2017.06.16 / Top↑
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