さて、社会人オール広島との対戦を終えた広島東洋カープ。翌日は広島市安佐北区、JR西日本総合グラウンド野球場に於いて、JR西日本硬式野球部との交流試合に臨みました。
カープの一軍は、マツダスタジアムでオープン戦に臨んでいますが、こちらはこちらで立派な試合。特にJR西日本野球部の場合は今週末から、今年の日本選手権出場権のかかった「第72回JABA東京スポニチ大会」直前のオープン戦。力試しには絶好の試合、かと思われます。

さて、JR西日本広島総合グラウンド野球場への道。アストラムライン上安駅から「第一タクシー」のバスに乗ります。そのバスにも「カープバス」がありますが、何故か後方に「ALL-IN」の文字。


おはようございますJR西日本広島総合グラウンド野球場。今年のJABA広島大会予選リーグも、ここで行われます。若干不便ではありますが、たくさんの人に来てもらえるといいな、と。急な坂が厳しいですが、頑張って登りましょう。とは言うものの、ここはクルマで来る方がいいとは思いますが。

球場到着は09:50。この時点で観衆は「2」。もっともカープナインは、大野練習場で練習をしてからの球場入り。こんな時間に来るのはよっぽどのモノ好きかヒマ人か野球廃人のいずれか。

左中間に掲示されている、チームスローガンの横断幕。スローガン自体は昨年と変わらぬ「俺がやる!」ですが、そこに「至誠を貫き、頂点へチャレンジ」が追加されています。毎年変えるチームもありますが、2016年はこれで好結果を残したんだから、今年もこれで、と言う事なんだと思います。


チームは試合前の練習中。一度通常練習にお伺いしたいものです。


新入社員選手も、合宿を終え、チームに馴染む頃、かなぁ。まだ顔と名前は一致しませんが。


11:15。バッティング練習も終了。グラウンド整備に入ります。これ以降、画像上に白いモノがチラチラしますが実は「雪」。言うほど寒くはなかったんですが、試合中も降ったり止んだりでした。


11:45。カープナイン球場入り。手に何か持ってる選手もいますが、これは試合前の軽食。パンだったり「むさしのむすび」だったり人それぞれ。ロッカールームがないので、屋内練習場に荷物を搬入。

で、この試合なんですが、JR西日本野球部の本拠地にもかかわらず、カープが後攻ホームユニ、JR西日本が先攻ビジターユニ、となっています。これもおそらく、選手起用の都合かと思われます。故に記事のタイトルも、広島東洋カープを先に表記しています。ご了承ください。

昨年のJR西日本野球部の快進撃を支えたとも言える、全身ブルーの「ビジター」ユニフォーム。今年はこれを何回見ることになるんでしょうか。楽しみです。
スターティングオーダー
先攻:JR西日本
1(左)春原直登 (佐久長聖高~関東学院大学)
2(中)田中勇次 (鳴門工高~明治大学)
3(三)藤澤拓斗 (柳ヶ浦高校~西濃運輸)
4(遊)田村 強 (玉野高~大阪体育大学)
5(右)松野 光 (南陽工高~日本文理大学)
6(指)蔵枡孝宏 (広陵高校~法政大学)
7(一)高木智大 (福岡大大濠高~法政大学)
8(捕)原田廣大 (東大阪大柏原高~近畿大学)
9(二)石嵜健人 (如水館高校~近畿大学工学部)


投:齋藤祐太 (智辯学園和歌山高校)
後攻:広島東洋カープ
1(遊)桒原 樹 (常葉学園菊川高校)
2(捕)磯村嘉孝 (中京大学附属中京高校)
3(指)坂倉将吾 (日本大学第三高校)
4(左)サビエル・バティスタ (サンタ・ルシア中高)
5(右)岩本貴裕 (広島商業高校~亜細亜大学)
6(三)美間優槻 (鳴門渦潮高校)
7(二)庄司隼人 (常葉学園橘高校)
8(中)高橋大樹 (龍谷大学平安高校)
9(一)青木 陸 (山形中央高校)


投:中村恭平 (立正大学淞南高等学校~富士大学)
審判員
球審:佐々木 一塁:曽田 二塁:南波 三塁:黒瀬
打撃成績
1回表
春原 1-0から2球目を打ってライト前ヒット

田中 初球をピッチャー前送りバント
藤澤 初球を打ってレフトフライ
田村 0-1から2球目を打ってレフトフライ
1回裏

桒原 初球を打ってピッチャーゴロ
磯村 1-1から3球目を打ってセンターフライ

坂倉 2-2から5球目を打ってサードゴロ捕球エラー
バティスタ フルカウントから7球目を選んでフォアボール
岩本 初球を打ってファーストゴロ
2回表

松野 初球を打ってセカンドゴロ
蔵枡 0-2から3球目を見逃し三振
高木 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
原田廣 3-1から5球目を打ってセカンドフライ
2回裏

美間 2-2から5球目を打ってセンター前ヒット


庄司 1-1から3球目を打ってセンターフライ


高橋大 0-1から2球目を打ってサード内野安打


青木 3-1から5球目を打ってセンターフライ
桒原 1-0から2球目を打ってセカンドゴロ
3回表
石嵜 0-1から2球目を打ってライト前ヒット

春原 2-2から6球目を打ってセカンドゴロ
田中 フルカウントから8球目を選んでフォアボール

※ここで一旦、間を置くカープ内野陣。
藤澤 1-1から3球目を打ってライトフライ


田村 フルカウントから7球目を打ってショート内野安打


松野 フルカウントから6球目を空振り三振
3回裏

磯村 2-1から4球目を打ってレフト前ヒット


坂倉 1-0から2球目を打ってセンター前ヒット
バティスタ 2-2から5球目を空振り三振
岩本 ストレートのフォアボール

美間 3-1から5球目を打ってセンター横3点タイムリーツーベースヒット

バックホームの間にサードへ
広島東洋カープ3-0JR西日本

庄司 1-0から2球目を打ってセンター前タイムリーヒット
広島東洋カープ4-0JR西日本
JR西日本選手交代


ピッチャー齋藤に代えて前元良太(徳之島高校~日本福祉大学)
次打者高橋大の初球前に牽制悪送球でファーストランナー庄司はセカンドへ
高橋大 2-2から5球目を空振り三振
青木 2-2から6球目を空振り三振
▲全てがほぼ初見のピッチャーだけに、変に待球作戦を取ると絶対に失敗する」社会人野球部との試合。序盤こそ翻弄されたかと思いますが、やはり目が慣れてくると捉えられる。ただ、好球必打は常に心がけていただきたい。ウエスタンリーグ公式戦に突入すると、どこのチームもルーキーが登板する事はよくありますから、変に考えていてはすべてが後手後手に回りますからね。
△昨年春の対カープ戦では好投を見せた齋藤祐太投手。勝負の二年目。打ち込まれはしましたが、昨年から登板機会は多いように感じられます。ただ、この試合は飲まれたかな、と。
4回表


蔵枡 2-2から7球目を打ってセンター前ヒット
高木 1-1から3球目を打ってセンターフライ
原田廣 1-0から2球目を打ってショートゴロダブルプレイ
4回裏
JR西日本選手交代
サード藤澤に代えて林誉之(清峰高校~福岡大学)


桒原 1-2から4球目を見逃し三振
磯村 1-2から4球目を見逃し三振
坂倉 3-1から5球目を選んでフォアボール
バティスタ 1-2から4球目を空振り三振
▲この回から、サードが藤澤拓斗に代えて林誉之主将、はいいんですが、前日の社会人オール広島の試合においても途中交代。なにかアクシデントじゃなければいいんですが。
5回表
広島東洋カープ選手交代
ピッチャー中村恭平に代えてジェロニモ・フランスア
石嵜 3-1から5球目を選んでフォアボール
春原 1-2から4球目を空振り三振
田中 ストレートのフォアボール
林 2-2から5球目を空振り三振
田村 1-2から4球目を見逃し三振
▲昨年の春季キャンプ、対セガサミー戦で大炎上したジェロニモ・フランスア。昨シーズンは高知ファイティングドッグスに「お遍路」に出されていましたが、あまり成長の跡が見られないな、と。時間はかかるとは思いますが、フォアボールか三振か、みたいな開けてビックリみたいなピッチング、では。
5回裏
岩本 2-1から4球目を打ってセカンドゴロ
美間 2-2から5球目を空振り三振
庄司 3-1から5球目を選んでフォアボール
高橋大 初球を打ってレフトフライ
△齋藤祐太投手に続いて出てきたのは前元良太投手。えらい細い兄ちゃんが出てきたなぁ、と思う間もなく、その変則フォームにびっくり。身長がどれくらいあるかはわかりませんが、この手足の長さだけでも十分に武器。プロ野球にはまずいないタイプ。これはまたタイミングが取り辛かろう、と思った通りのピッチング。若干制球難もありましたが、トレーニングその他で身体が大きくなったら面白い存在になりそう。それにしても日本福祉大学は、昨年の西川昇吾投手といい、この前元良太投手といい、なかなか興味深いピッチャーを送り込んでこられます。
6回表
広島東洋カープ選手交代


ピッチャーフランスアに代えて永川
ライト岩本に代えて木村
松野 2-2から5球目を打ってライトフライ落球
蔵枡 0-2から3球目を空振り三振
高木 フルカウントから6球目を打ってセンター前ヒット


原田廣の代打吉澤翔吾(日本大学第三高校~早稲田大学) 2-2から5球目を打ってセンターフライ

石嵜 2-2から5球目を空振り三振
▲木村聡司って、確か内野手登録だったと思うんですが、何故か途中出場でライト守備。そして「代わった所にボールは飛ぶ」の教訓通り、ボールが飛んできたのはいいけど、グラブに当てながらの落球。セカンドには庄司隼人、ショートには桒原樹、サードには美間優槻と、すでに二軍のレギュラーがいるだけに、苦肉の策の外野だとは思いますが、やらすならよそに任せたりせず、今のままチームに置いて、徹底的に鍛えないと中途半端になる。
6回裏
JR西日本選手交代
代打吉澤に代えてキャッチャー西山統麻(智辯学園和歌山高校)


ピッチャー前元に代えて佃勇典(広島商業高~拓殖大学)
青木 2-2から5球目を空振り三振


桒原 初球を打ってセカンドゴロ
磯村 2-0から3球目を打ってピッチャーゴロ
7回表
広島東洋カープ選手交代

ピッチャー永川に代えて江草
キャッチャー磯村に代えて指名打者に中村亘佑
指名打者坂倉がそのままキャッチャー
春原 初球を打ってセンター前ヒット
田中 2-2から5球目を打ってライトフライ

林 0-1から2球目を打ってセンター前ヒット

※ここで再び、内野陣集合。おそらくフォーメーション等の確認、かとは思いますが。

田村 2-1から4球目を打ってライト横タイムリーツーベースヒット
広島東洋カープ4-1JR西日本


松野 1-0から2球目を打ってライト横タイムリーヒット
広島東洋カープ4-2JR西日本

蔵枡の代打佐藤直樹(報徳学園高校) 1-1から3球目を打ってピッチャーゴロ


高木 1-0から2球目を打ってライト前2点タイムリーヒット
広島東洋カープ4-4JR西日本

西山 1-1から3球目を打ってショートゴロ
▲盛大に燃えてしまった江草仁貴。前日の対社会人オール広島戦に続いての「サウスポー炎上」。投の左右にこだわる気はありませんが、やはり目先を変える意味でも左腕投手の存在は必須。しかしながら残念な事に、これと言った左腕リリーフが一向に育って来ないカープの現状。そこに輪をかけた、江草仁貴のある種の「醜態」。この辺り、カープの編成グループの手腕が問われる所。
△早いカウントから打って出たJR西日本。江草仁貴の、いい意味でも悪い意味でもポンポン投げ込んでくるタイミングがあったのか、一気呵成の4得点。藤澤拓斗の様子が気にはなりますが、それ以上に打線が元気。東京スポニチ大会に向けて、いい景気づけになったんではないでしょうか。
△そしてこの回、代打で登場した新入社員の佐藤直樹選手。報徳学園高校時代はキャッチャーでしたが、JR西日本では外野で勝負。とても高卒とは思えない、なかなかしっかりした体躯なので、バッティングを買われての転向でしょうか。
7回裏
坂倉 初球を打ってライト前ヒット
バティスタ 1-2から4球目を空振り三振
木村 初球を打ってセンターフライ
美間 1-2から4球目を打ってサード内野安打
庄司 3-1から5球目を打ってファーストゴロ
8回表
広島東洋カープ選手交代
ピッチャー江草に代えて今井
石嵜 2-1から4球目を打ってセカンドゴロ
春原 1-2から4球目を打ってセカンドゴロ
田中 0-2から3球目を打ってセカンドフライ
8回裏
JR西日本選手交代


ピッチャー佃に代えて西川昇吾(愛知大成高~日本福祉大学)
レフト春原に代えて原田拓実(秀岳館高校)
高橋大 0-1から2球目を打ってライトフライ
青木 フルカウントから6球目を空振り三振
桒原 1-2から4球目を空振り三振
9回表
広島東洋カープ選手交代


ピッチャー今井に代えて小野
林 フルカウントから6球目を打ってショートゴロ
田村 フルカウントから8球目を打ってレフトフライ


松野 1-2から4球目を打ってピッチャーゴロ
9回裏
JR西日本選手交代
サード林に代えて安田直人(明徳義塾高~拓殖大)
中村亘 2-2から5球目を見逃し三振
坂倉 フルカウントから6球目を打ってライト前ヒット
次打者バティスタの4球目がワイルドピッチ
バティスタ 2-2から5球目を打ってセンターフライ
木村 1-2から4球目を空振り三振
国鉄広島支社 000 000 400 4
広島東洋鯉軍 004 000 000 4
試合時間:3時間
観衆:20
投手成績
広島東洋カープ
恭平 4 回 17人 66球 4被安打 2与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
フラ 1 回 5人 22球 0被安打 2与四死球 3奪三振 0失点 0自責点
永川 1 回 5人 24球 1被安打 0与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
江草 1 回 8人 22球 5被安打 0与四死球 0奪三振 4失点 4自責点
今井 1 回 3人 11球 0被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
小野 1 回 3人 18球 0被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
JR西日本
齋藤 2.1回 16人 56球 6被安打 1与四死球 1奪三振 4失点 4自責点
前元 2.2回 10人 43球 0被安打 2与四死球 4奪三振 0失点 0自責点
佃 2 回 8人 24球 2被安打 0与四死球 2奪三振 0失点 0自責点
西川 2 回 7人 32球 1被安打 0与四死球 4奪三振 0失点 0自責点

ドローゲームではありましたが、個人的には期待通りの試合になりました。どうせなら、延長10回から「タイブレーク」でもやってくれたら面白かったんですが、さすがにそれはないでしょうね。

カープで目立ったのは、指名打者でスターティングメンバーだった、高卒ルーキーの坂倉将吾の3安打。キャッチャーとしての入団ではありますが、現状カープのキャッチャー陣、特に二軍は松浦耕大、多田大輔、中村亘祐、船越涼太とキャリア、年代ともに飽和状態。全体を見ても9人。この先どう言った選手に育つのか、また育てたいのか、ちょっと興味深いところ、ではあります。
あと、気になるのは投手陣。登板予定との兼ね合いもあるかとは思いますが、藤井皓哉とか高橋樹也はどないしとるんかな、と。この辺の2年目、3年目あたりのピッチャーを、そろそろどんどん投げさせていかないと勿体ないような。もちろんカープからしたら、この試合は調整の一環だとは思いますが、この時期の試合をもっと増やしていかないと、彼らの成長具合も確かめられない。この点に関しては、試合結果とは関係なくところで残念だったな、と思います。

かたやJR西日本野球部。2017年が始まって、この試合で9試合目(1雨天中止)で7勝2分けの「全勝」。この試合こそ4失点になってしまいましたが、他の試合はいずれも3点以内に抑えての連勝街道。その中には東北楽天ゴールデンイーグルス二軍も含まれています。試合内容の詳細こそ判りませんが、昨年よりも確実にレベルアップしていると思っています。
そして、明日11日からは、今年最初の大一番、社会人野球日本選手権出場のかかった「第72回JABA東京スポニチ大会」が始まります。JR西日本の予選リーグの相手は、新日鉄住金鹿島、東京ガス、パナソニックと、いずれ劣らぬ強豪揃い。決勝トーナメントに進むにしても、侮れぬチームばかりですが、今のチームなら勝ち抜ける、優勝まで5連勝出来る、と確信しています。
――――――健闘をお祈りしています。優勝したら、祝電でも打とうかな。
そうだそうだと思われる方も、んなわけなかろーがヴォケナス!と思われる方も、とにかくクリック(笑)

にほんブログ村

にほんブログ村
カープの一軍は、マツダスタジアムでオープン戦に臨んでいますが、こちらはこちらで立派な試合。特にJR西日本野球部の場合は今週末から、今年の日本選手権出場権のかかった「第72回JABA東京スポニチ大会」直前のオープン戦。力試しには絶好の試合、かと思われます。


さて、JR西日本広島総合グラウンド野球場への道。アストラムライン上安駅から「第一タクシー」のバスに乗ります。そのバスにも「カープバス」がありますが、何故か後方に「ALL-IN」の文字。




おはようございますJR西日本広島総合グラウンド野球場。今年のJABA広島大会予選リーグも、ここで行われます。若干不便ではありますが、たくさんの人に来てもらえるといいな、と。急な坂が厳しいですが、頑張って登りましょう。とは言うものの、ここはクルマで来る方がいいとは思いますが。


球場到着は09:50。この時点で観衆は「2」。もっともカープナインは、大野練習場で練習をしてからの球場入り。こんな時間に来るのはよっぽどのモノ好きかヒマ人か野球廃人のいずれか。

左中間に掲示されている、チームスローガンの横断幕。スローガン自体は昨年と変わらぬ「俺がやる!」ですが、そこに「至誠を貫き、頂点へチャレンジ」が追加されています。毎年変えるチームもありますが、2016年はこれで好結果を残したんだから、今年もこれで、と言う事なんだと思います。




チームは試合前の練習中。一度通常練習にお伺いしたいものです。




新入社員選手も、合宿を終え、チームに馴染む頃、かなぁ。まだ顔と名前は一致しませんが。




11:15。バッティング練習も終了。グラウンド整備に入ります。これ以降、画像上に白いモノがチラチラしますが実は「雪」。言うほど寒くはなかったんですが、試合中も降ったり止んだりでした。




11:45。カープナイン球場入り。手に何か持ってる選手もいますが、これは試合前の軽食。パンだったり「むさしのむすび」だったり人それぞれ。ロッカールームがないので、屋内練習場に荷物を搬入。

で、この試合なんですが、JR西日本野球部の本拠地にもかかわらず、カープが後攻ホームユニ、JR西日本が先攻ビジターユニ、となっています。これもおそらく、選手起用の都合かと思われます。故に記事のタイトルも、広島東洋カープを先に表記しています。ご了承ください。


昨年のJR西日本野球部の快進撃を支えたとも言える、全身ブルーの「ビジター」ユニフォーム。今年はこれを何回見ることになるんでしょうか。楽しみです。
スターティングオーダー
先攻:JR西日本
1(左)春原直登 (佐久長聖高~関東学院大学)
2(中)田中勇次 (鳴門工高~明治大学)
3(三)藤澤拓斗 (柳ヶ浦高校~西濃運輸)
4(遊)田村 強 (玉野高~大阪体育大学)
5(右)松野 光 (南陽工高~日本文理大学)
6(指)蔵枡孝宏 (広陵高校~法政大学)
7(一)高木智大 (福岡大大濠高~法政大学)
8(捕)原田廣大 (東大阪大柏原高~近畿大学)
9(二)石嵜健人 (如水館高校~近畿大学工学部)




投:齋藤祐太 (智辯学園和歌山高校)
後攻:広島東洋カープ
1(遊)桒原 樹 (常葉学園菊川高校)
2(捕)磯村嘉孝 (中京大学附属中京高校)
3(指)坂倉将吾 (日本大学第三高校)
4(左)サビエル・バティスタ (サンタ・ルシア中高)
5(右)岩本貴裕 (広島商業高校~亜細亜大学)
6(三)美間優槻 (鳴門渦潮高校)
7(二)庄司隼人 (常葉学園橘高校)
8(中)高橋大樹 (龍谷大学平安高校)
9(一)青木 陸 (山形中央高校)




投:中村恭平 (立正大学淞南高等学校~富士大学)
審判員
球審:佐々木 一塁:曽田 二塁:南波 三塁:黒瀬
打撃成績
1回表
春原 1-0から2球目を打ってライト前ヒット


田中 初球をピッチャー前送りバント
藤澤 初球を打ってレフトフライ
田村 0-1から2球目を打ってレフトフライ
1回裏


桒原 初球を打ってピッチャーゴロ
磯村 1-1から3球目を打ってセンターフライ


坂倉 2-2から5球目を打ってサードゴロ捕球エラー
バティスタ フルカウントから7球目を選んでフォアボール
岩本 初球を打ってファーストゴロ
2回表


松野 初球を打ってセカンドゴロ
蔵枡 0-2から3球目を見逃し三振
高木 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
原田廣 3-1から5球目を打ってセカンドフライ
2回裏


美間 2-2から5球目を打ってセンター前ヒット




庄司 1-1から3球目を打ってセンターフライ




高橋大 0-1から2球目を打ってサード内野安打




青木 3-1から5球目を打ってセンターフライ
桒原 1-0から2球目を打ってセカンドゴロ
3回表
石嵜 0-1から2球目を打ってライト前ヒット


春原 2-2から6球目を打ってセカンドゴロ
田中 フルカウントから8球目を選んでフォアボール


※ここで一旦、間を置くカープ内野陣。
藤澤 1-1から3球目を打ってライトフライ




田村 フルカウントから7球目を打ってショート内野安打




松野 フルカウントから6球目を空振り三振
3回裏


磯村 2-1から4球目を打ってレフト前ヒット




坂倉 1-0から2球目を打ってセンター前ヒット
バティスタ 2-2から5球目を空振り三振
岩本 ストレートのフォアボール


美間 3-1から5球目を打ってセンター横3点タイムリーツーベースヒット


バックホームの間にサードへ
広島東洋カープ3-0JR西日本


庄司 1-0から2球目を打ってセンター前タイムリーヒット
広島東洋カープ4-0JR西日本
JR西日本選手交代




ピッチャー齋藤に代えて前元良太(徳之島高校~日本福祉大学)
次打者高橋大の初球前に牽制悪送球でファーストランナー庄司はセカンドへ
高橋大 2-2から5球目を空振り三振
青木 2-2から6球目を空振り三振
▲全てがほぼ初見のピッチャーだけに、変に待球作戦を取ると絶対に失敗する」社会人野球部との試合。序盤こそ翻弄されたかと思いますが、やはり目が慣れてくると捉えられる。ただ、好球必打は常に心がけていただきたい。ウエスタンリーグ公式戦に突入すると、どこのチームもルーキーが登板する事はよくありますから、変に考えていてはすべてが後手後手に回りますからね。
△昨年春の対カープ戦では好投を見せた齋藤祐太投手。勝負の二年目。打ち込まれはしましたが、昨年から登板機会は多いように感じられます。ただ、この試合は飲まれたかな、と。
4回表




蔵枡 2-2から7球目を打ってセンター前ヒット
高木 1-1から3球目を打ってセンターフライ
原田廣 1-0から2球目を打ってショートゴロダブルプレイ
4回裏
JR西日本選手交代
サード藤澤に代えて林誉之(清峰高校~福岡大学)




桒原 1-2から4球目を見逃し三振
磯村 1-2から4球目を見逃し三振
坂倉 3-1から5球目を選んでフォアボール
バティスタ 1-2から4球目を空振り三振
▲この回から、サードが藤澤拓斗に代えて林誉之主将、はいいんですが、前日の社会人オール広島の試合においても途中交代。なにかアクシデントじゃなければいいんですが。
5回表
広島東洋カープ選手交代
ピッチャー中村恭平に代えてジェロニモ・フランスア
石嵜 3-1から5球目を選んでフォアボール
春原 1-2から4球目を空振り三振
田中 ストレートのフォアボール
林 2-2から5球目を空振り三振
田村 1-2から4球目を見逃し三振
▲昨年の春季キャンプ、対セガサミー戦で大炎上したジェロニモ・フランスア。昨シーズンは高知ファイティングドッグスに「お遍路」に出されていましたが、あまり成長の跡が見られないな、と。時間はかかるとは思いますが、フォアボールか三振か、みたいな開けてビックリみたいなピッチング、では。
5回裏
岩本 2-1から4球目を打ってセカンドゴロ
美間 2-2から5球目を空振り三振
庄司 3-1から5球目を選んでフォアボール
高橋大 初球を打ってレフトフライ
△齋藤祐太投手に続いて出てきたのは前元良太投手。えらい細い兄ちゃんが出てきたなぁ、と思う間もなく、その変則フォームにびっくり。身長がどれくらいあるかはわかりませんが、この手足の長さだけでも十分に武器。プロ野球にはまずいないタイプ。これはまたタイミングが取り辛かろう、と思った通りのピッチング。若干制球難もありましたが、トレーニングその他で身体が大きくなったら面白い存在になりそう。それにしても日本福祉大学は、昨年の西川昇吾投手といい、この前元良太投手といい、なかなか興味深いピッチャーを送り込んでこられます。
6回表
広島東洋カープ選手交代




ピッチャーフランスアに代えて永川
ライト岩本に代えて木村
松野 2-2から5球目を打ってライトフライ落球
蔵枡 0-2から3球目を空振り三振
高木 フルカウントから6球目を打ってセンター前ヒット




原田廣の代打吉澤翔吾(日本大学第三高校~早稲田大学) 2-2から5球目を打ってセンターフライ


石嵜 2-2から5球目を空振り三振
▲木村聡司って、確か内野手登録だったと思うんですが、何故か途中出場でライト守備。そして「代わった所にボールは飛ぶ」の教訓通り、ボールが飛んできたのはいいけど、グラブに当てながらの落球。セカンドには庄司隼人、ショートには桒原樹、サードには美間優槻と、すでに二軍のレギュラーがいるだけに、苦肉の策の外野だとは思いますが、やらすならよそに任せたりせず、今のままチームに置いて、徹底的に鍛えないと中途半端になる。
6回裏
JR西日本選手交代
代打吉澤に代えてキャッチャー西山統麻(智辯学園和歌山高校)




ピッチャー前元に代えて佃勇典(広島商業高~拓殖大学)
青木 2-2から5球目を空振り三振




桒原 初球を打ってセカンドゴロ
磯村 2-0から3球目を打ってピッチャーゴロ
7回表
広島東洋カープ選手交代


ピッチャー永川に代えて江草
キャッチャー磯村に代えて指名打者に中村亘佑
指名打者坂倉がそのままキャッチャー
春原 初球を打ってセンター前ヒット
田中 2-2から5球目を打ってライトフライ


林 0-1から2球目を打ってセンター前ヒット


※ここで再び、内野陣集合。おそらくフォーメーション等の確認、かとは思いますが。


田村 2-1から4球目を打ってライト横タイムリーツーベースヒット
広島東洋カープ4-1JR西日本




松野 1-0から2球目を打ってライト横タイムリーヒット
広島東洋カープ4-2JR西日本


蔵枡の代打佐藤直樹(報徳学園高校) 1-1から3球目を打ってピッチャーゴロ




高木 1-0から2球目を打ってライト前2点タイムリーヒット
広島東洋カープ4-4JR西日本


西山 1-1から3球目を打ってショートゴロ
▲盛大に燃えてしまった江草仁貴。前日の対社会人オール広島戦に続いての「サウスポー炎上」。投の左右にこだわる気はありませんが、やはり目先を変える意味でも左腕投手の存在は必須。しかしながら残念な事に、これと言った左腕リリーフが一向に育って来ないカープの現状。そこに輪をかけた、江草仁貴のある種の「醜態」。この辺り、カープの編成グループの手腕が問われる所。
△早いカウントから打って出たJR西日本。江草仁貴の、いい意味でも悪い意味でもポンポン投げ込んでくるタイミングがあったのか、一気呵成の4得点。藤澤拓斗の様子が気にはなりますが、それ以上に打線が元気。東京スポニチ大会に向けて、いい景気づけになったんではないでしょうか。
△そしてこの回、代打で登場した新入社員の佐藤直樹選手。報徳学園高校時代はキャッチャーでしたが、JR西日本では外野で勝負。とても高卒とは思えない、なかなかしっかりした体躯なので、バッティングを買われての転向でしょうか。
7回裏
坂倉 初球を打ってライト前ヒット
バティスタ 1-2から4球目を空振り三振
木村 初球を打ってセンターフライ
美間 1-2から4球目を打ってサード内野安打
庄司 3-1から5球目を打ってファーストゴロ
8回表
広島東洋カープ選手交代
ピッチャー江草に代えて今井
石嵜 2-1から4球目を打ってセカンドゴロ
春原 1-2から4球目を打ってセカンドゴロ
田中 0-2から3球目を打ってセカンドフライ
8回裏
JR西日本選手交代




ピッチャー佃に代えて西川昇吾(愛知大成高~日本福祉大学)
レフト春原に代えて原田拓実(秀岳館高校)
高橋大 0-1から2球目を打ってライトフライ
青木 フルカウントから6球目を空振り三振
桒原 1-2から4球目を空振り三振
9回表
広島東洋カープ選手交代




ピッチャー今井に代えて小野
林 フルカウントから6球目を打ってショートゴロ
田村 フルカウントから8球目を打ってレフトフライ




松野 1-2から4球目を打ってピッチャーゴロ
9回裏
JR西日本選手交代
サード林に代えて安田直人(明徳義塾高~拓殖大)
中村亘 2-2から5球目を見逃し三振
坂倉 フルカウントから6球目を打ってライト前ヒット
次打者バティスタの4球目がワイルドピッチ
バティスタ 2-2から5球目を打ってセンターフライ
木村 1-2から4球目を空振り三振
国鉄広島支社 000 000 400 4
広島東洋鯉軍 004 000 000 4
試合時間:3時間
観衆:20
投手成績
広島東洋カープ
恭平 4 回 17人 66球 4被安打 2与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
フラ 1 回 5人 22球 0被安打 2与四死球 3奪三振 0失点 0自責点
永川 1 回 5人 24球 1被安打 0与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
江草 1 回 8人 22球 5被安打 0与四死球 0奪三振 4失点 4自責点
今井 1 回 3人 11球 0被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
小野 1 回 3人 18球 0被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
JR西日本
齋藤 2.1回 16人 56球 6被安打 1与四死球 1奪三振 4失点 4自責点
前元 2.2回 10人 43球 0被安打 2与四死球 4奪三振 0失点 0自責点
佃 2 回 8人 24球 2被安打 0与四死球 2奪三振 0失点 0自責点
西川 2 回 7人 32球 1被安打 0与四死球 4奪三振 0失点 0自責点

ドローゲームではありましたが、個人的には期待通りの試合になりました。どうせなら、延長10回から「タイブレーク」でもやってくれたら面白かったんですが、さすがにそれはないでしょうね。

カープで目立ったのは、指名打者でスターティングメンバーだった、高卒ルーキーの坂倉将吾の3安打。キャッチャーとしての入団ではありますが、現状カープのキャッチャー陣、特に二軍は松浦耕大、多田大輔、中村亘祐、船越涼太とキャリア、年代ともに飽和状態。全体を見ても9人。この先どう言った選手に育つのか、また育てたいのか、ちょっと興味深いところ、ではあります。
あと、気になるのは投手陣。登板予定との兼ね合いもあるかとは思いますが、藤井皓哉とか高橋樹也はどないしとるんかな、と。この辺の2年目、3年目あたりのピッチャーを、そろそろどんどん投げさせていかないと勿体ないような。もちろんカープからしたら、この試合は調整の一環だとは思いますが、この時期の試合をもっと増やしていかないと、彼らの成長具合も確かめられない。この点に関しては、試合結果とは関係なくところで残念だったな、と思います。

かたやJR西日本野球部。2017年が始まって、この試合で9試合目(1雨天中止)で7勝2分けの「全勝」。この試合こそ4失点になってしまいましたが、他の試合はいずれも3点以内に抑えての連勝街道。その中には東北楽天ゴールデンイーグルス二軍も含まれています。試合内容の詳細こそ判りませんが、昨年よりも確実にレベルアップしていると思っています。
そして、明日11日からは、今年最初の大一番、社会人野球日本選手権出場のかかった「第72回JABA東京スポニチ大会」が始まります。JR西日本の予選リーグの相手は、新日鉄住金鹿島、東京ガス、パナソニックと、いずれ劣らぬ強豪揃い。決勝トーナメントに進むにしても、侮れぬチームばかりですが、今のチームなら勝ち抜ける、優勝まで5連勝出来る、と確信しています。
――――――健闘をお祈りしています。優勝したら、祝電でも打とうかな。
そうだそうだと思われる方も、んなわけなかろーがヴォケナス!と思われる方も、とにかくクリック(笑)

にほんブログ村

にほんブログ村
2017.03.10 / Top↑
| Home |