もうそろそろ、年末に向けての動きが活発になろうかと言う11月23日、今年最後の野球観戦を、と言う事で「第2回JABA近畿クラブ会長杯」を観戦しに、有田市民球場へ出掛けました。
和歌山県下での野球観戦は、数年前に「上富田スポーツ公園野球場」に連れて行って貰ったきり。もっとも、観たい試合と休暇その他が重ならないのも事実ですが、いつ以来か覚えてないくらい久しぶりに「祝日」に休暇が貰えたので「ここはひとつ」てんで、2016年、31球場目観戦です。

おはようございます南海高野線初芝駅。何と言っても、第一試合の開始予定時刻が08:30。しかも社会人野球の試合ゆえ、繰り上げスタートは日常茶飯事。どうしても一番電車になります。


三国ヶ丘駅で阪和線下り電車に乗り換え。早朝ではありますが、関西国際空港に向かう人で割りと賑わってます。都合の良い事に、和歌山行普通電車は、223系電車。しばしひと寝入り。

ここで鉄分な話。阪和線内、三国ヶ丘~和歌山間は、南海電鉄との競合の都合上、「特定区間運賃(860円)」が設定されています。この「特定区間」を前提に、途中下車等をする事によって、運賃が安く済む区間も他地区に見られますが、三国ヶ丘~箕島間に関しては、三国ヶ丘~和歌山間が860円、和歌山~箕島間が500円で計1360円。三国ヶ丘~箕島間を一枚の切符で済ますと1320円。つまり、特定区間運賃の恩恵は受けられませんのでご注意ください。天王寺駅からだと肖れます。因みに、目指す箕島駅ではICOCAはまだ使えません(12月17日より)。切符買いました。


終点和歌山駅で「きのくに線(紀勢本線)」06:54発紀伊田辺行普通電車に乗り換え。

今年に入ってすぐ、ホーム上で営業していた駅弁業者が2社とも撤退。ホーム上は寂しくなりました。ちなみに、きのくに線ホーム(4・5番線)には、飲料の自動販売機すらありません。電車に乗る前に買っとけよ、と言われればそれまでですが、ちょっとなー、とは思います。



何年かぶりに下車する、きのくに線箕島駅。前を歩いているのはもちろん、あの「和歌山県立箕島高校」の生徒さん。駅前には何もありません。と言うか駅前はささやかな商店街になっているんですが、「玩具店」とか「文具店」と言った昔ながらのお店が並んでいます。ゆえに、食糧その他は事前に用意しておく事をお薦めします。駅前に飲料の自販機はあります。もっとも、こんな所まで電車で来るヒマジンがどれくらいおられるのか、と言う話にもなりますが。

ここからはタクシーを利用します。公共交通機関としては地元「中紀バス」が運行するデマンドバスもありますが、本数が少ない上、試合に間に合うような都合の良い便がなかなかございません。
タ
クシーに乗車する事約10分たらず(歩けば45分)。目指す「有田市民球場」到着。

和歌山県内で食品スーパーマーケットを展開する「松源」が2007年から10年契約で命名権を取得、現在は「マツゲン有田球場」と言う名称となっています。和歌山県下の高校野球の公式戦や、地元箕島のクラブチーム・和歌山箕島球友会(現在は球場の指定管理者)の練習施設となってます。地元ではとうやら「マツゲン球場」の名前の方が通りが良いようです。

正面玄関。もちろんここは「関係者入口」。その手前には、和歌山箕島球友会を支援する、飲料の自動販売機があります。僅かなお金でも、チームにお金が入るのは良いこと、ではないでしょうか。

階段を昇ります。

階段を昇った所、つまりスタンド下の「コンコース」には喫煙所も設けられています。ここにトイレもあります(洋式あり)。また、空き缶、ペットボトルは正面の自販機横に捨てる事が出来ますが、球場には「ゴミ箱」はありませんので、出たゴミは必ず持ち帰りましょう。これもまた「球場ローカルルール」。

(全試合終了後の画像ですが)グラウンド全景。内野は黒土、外野は、toto助成金を受けて、2011年4月に「和歌山県内初の」人工芝球場になりました。ここは、球場の指定管理者が「特定非営利活動法人・和歌山箕島球友会」だから成せるワザ、なんでしょうか。そして、外野フェンスの向こう側は、わずかな住宅地をはさんですぐ「山」。遠くに来たんだなぁ、と実感。

内野席、バックネット裏から両ベンチ付近までは、背もたれ付きの椅子になっています。座席番号もついているので「内野指定席」も可能。そういう試合があるのかどうか、までは言及出来ません。

バックネット裏席は、中央の通路から上に「屋根」が設けられています。そしてその通路には「タオル(と言うか雑巾)」が置かれていました。この日は天候が怪しかったので、急遽置かれたんでしょう。

ベンチ上付近から両翼ポール際付近まではベンチシートになっています。また、外野席はないようです。収容人員は6322人。地方球場としては立派な部類に当たるんではないでしょうか。

両翼98メートル、センター122メートル。

球場全体は内外野と、かなり高い「防球ネット」に囲まれています。


なお、球場に照明塔はありません、ナイトゲームは不可。しかしながら内野席フェンスの上に「投光器」が設置されています。おそらく和歌山箕島球友会の「練習用」と思われます。この日活躍したのは、決勝戦が終わったあとの閉会式。もっとも、球場周辺は住宅地になっているので、大掛かりな照明塔も設置できないんではないか、とは思います。あればあったでいいんですけどね。

で、肝心かなめのスコアボード。今や珍しくなったとも思える「電光掲示板」になっています。。メンバー表示は9人分しかないので、残念ながら指名打者制には対応していません、で、観に来たのは社会人野球の大会。どうやってメンバーその他を表示したか、と言うと・・。

本来ならチーム名を表示するであろう部分にピッチャーの名前を入れるという荒業。

我が家から乗り換え乗り換えでおおよそ2時間。さすがに08:30からの試合は厳しい(ちなみにこの日の第一試合開始は予定より大幅繰り上げの08:12)ですが、たいして遠くないことが分かったので、また機会があれば訪れてみたいと思います。「海が見える」球場ってのもそうないですからね。
―――――以上、潮風吹きすさぶ「マツゲン有田球場」でした。
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和歌山県下での野球観戦は、数年前に「上富田スポーツ公園野球場」に連れて行って貰ったきり。もっとも、観たい試合と休暇その他が重ならないのも事実ですが、いつ以来か覚えてないくらい久しぶりに「祝日」に休暇が貰えたので「ここはひとつ」てんで、2016年、31球場目観戦です。


おはようございます南海高野線初芝駅。何と言っても、第一試合の開始予定時刻が08:30。しかも社会人野球の試合ゆえ、繰り上げスタートは日常茶飯事。どうしても一番電車になります。




三国ヶ丘駅で阪和線下り電車に乗り換え。早朝ではありますが、関西国際空港に向かう人で割りと賑わってます。都合の良い事に、和歌山行普通電車は、223系電車。しばしひと寝入り。


ここで鉄分な話。阪和線内、三国ヶ丘~和歌山間は、南海電鉄との競合の都合上、「特定区間運賃(860円)」が設定されています。この「特定区間」を前提に、途中下車等をする事によって、運賃が安く済む区間も他地区に見られますが、三国ヶ丘~箕島間に関しては、三国ヶ丘~和歌山間が860円、和歌山~箕島間が500円で計1360円。三国ヶ丘~箕島間を一枚の切符で済ますと1320円。つまり、特定区間運賃の恩恵は受けられませんのでご注意ください。天王寺駅からだと肖れます。因みに、目指す箕島駅ではICOCAはまだ使えません(12月17日より)。切符買いました。




終点和歌山駅で「きのくに線(紀勢本線)」06:54発紀伊田辺行普通電車に乗り換え。


今年に入ってすぐ、ホーム上で営業していた駅弁業者が2社とも撤退。ホーム上は寂しくなりました。ちなみに、きのくに線ホーム(4・5番線)には、飲料の自動販売機すらありません。電車に乗る前に買っとけよ、と言われればそれまでですが、ちょっとなー、とは思います。






何年かぶりに下車する、きのくに線箕島駅。前を歩いているのはもちろん、あの「和歌山県立箕島高校」の生徒さん。駅前には何もありません。と言うか駅前はささやかな商店街になっているんですが、「玩具店」とか「文具店」と言った昔ながらのお店が並んでいます。ゆえに、食糧その他は事前に用意しておく事をお薦めします。駅前に飲料の自販機はあります。もっとも、こんな所まで電車で来るヒマジンがどれくらいおられるのか、と言う話にもなりますが。


ここからはタクシーを利用します。公共交通機関としては地元「中紀バス」が運行するデマンドバスもありますが、本数が少ない上、試合に間に合うような都合の良い便がなかなかございません。
タ

クシーに乗車する事約10分たらず(歩けば45分)。目指す「有田市民球場」到着。

和歌山県内で食品スーパーマーケットを展開する「松源」が2007年から10年契約で命名権を取得、現在は「マツゲン有田球場」と言う名称となっています。和歌山県下の高校野球の公式戦や、地元箕島のクラブチーム・和歌山箕島球友会(現在は球場の指定管理者)の練習施設となってます。地元ではとうやら「マツゲン球場」の名前の方が通りが良いようです。


正面玄関。もちろんここは「関係者入口」。その手前には、和歌山箕島球友会を支援する、飲料の自動販売機があります。僅かなお金でも、チームにお金が入るのは良いこと、ではないでしょうか。


階段を昇ります。


階段を昇った所、つまりスタンド下の「コンコース」には喫煙所も設けられています。ここにトイレもあります(洋式あり)。また、空き缶、ペットボトルは正面の自販機横に捨てる事が出来ますが、球場には「ゴミ箱」はありませんので、出たゴミは必ず持ち帰りましょう。これもまた「球場ローカルルール」。

(全試合終了後の画像ですが)グラウンド全景。内野は黒土、外野は、toto助成金を受けて、2011年4月に「和歌山県内初の」人工芝球場になりました。ここは、球場の指定管理者が「特定非営利活動法人・和歌山箕島球友会」だから成せるワザ、なんでしょうか。そして、外野フェンスの向こう側は、わずかな住宅地をはさんですぐ「山」。遠くに来たんだなぁ、と実感。


内野席、バックネット裏から両ベンチ付近までは、背もたれ付きの椅子になっています。座席番号もついているので「内野指定席」も可能。そういう試合があるのかどうか、までは言及出来ません。


バックネット裏席は、中央の通路から上に「屋根」が設けられています。そしてその通路には「タオル(と言うか雑巾)」が置かれていました。この日は天候が怪しかったので、急遽置かれたんでしょう。


ベンチ上付近から両翼ポール際付近まではベンチシートになっています。また、外野席はないようです。収容人員は6322人。地方球場としては立派な部類に当たるんではないでしょうか。


両翼98メートル、センター122メートル。


球場全体は内外野と、かなり高い「防球ネット」に囲まれています。



なお、球場に照明塔はありません、ナイトゲームは不可。しかしながら内野席フェンスの上に「投光器」が設置されています。おそらく和歌山箕島球友会の「練習用」と思われます。この日活躍したのは、決勝戦が終わったあとの閉会式。もっとも、球場周辺は住宅地になっているので、大掛かりな照明塔も設置できないんではないか、とは思います。あればあったでいいんですけどね。

で、肝心かなめのスコアボード。今や珍しくなったとも思える「電光掲示板」になっています。。メンバー表示は9人分しかないので、残念ながら指名打者制には対応していません、で、観に来たのは社会人野球の大会。どうやってメンバーその他を表示したか、と言うと・・。

本来ならチーム名を表示するであろう部分にピッチャーの名前を入れるという荒業。


我が家から乗り換え乗り換えでおおよそ2時間。さすがに08:30からの試合は厳しい(ちなみにこの日の第一試合開始は予定より大幅繰り上げの08:12)ですが、たいして遠くないことが分かったので、また機会があれば訪れてみたいと思います。「海が見える」球場ってのもそうないですからね。
―――――以上、潮風吹きすさぶ「マツゲン有田球場」でした。
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2016.11.25 / Top↑
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