さて、2日連続で第1試合の観戦です。前日は観戦後、日付が変わる頃まで仕事だったんですが、やはり野球、しかも日本選手権ともなると朝しっかり起きれます。実に不思議なもんです。
でもって、個人的には「1回戦2試合目のハイライト」となりました。
FedEx(北信越地区代表 2大会連続2回目)
対
JR西日本(中国地区第二代表 2大会ぶり5回目)


とうとうこの試合で、2016年のJR西日本野球部の試合観戦も14試合目になりました。その中にはもちろん、今後のJR西日本野球部の歴史の中でも確実に大きな足跡になるであろう、都市対抗野球大会も含まれています。我ながらよくもまぁこれだけ観戦出来たな、とは思いますが。


ただやはり、何かと思い入れの出来たチーム。広島東洋カープ、強いてはプロ野球とはまた違う、野球の楽しみ方、感情の高ぶらせ方を学ばせてくれたのがJR西日本野球部でした。そしてこうやっていろんな球場で、いろんな試合をたくさん観戦出来たのも何かの縁、と勝手に思っています。

そして、中国地区から出場の3チーム、ブロックが分かれました。あわよくばこの3チームで準決勝、そして優勝決定戦を争っていただきたいな、とも思っています。みな力のあるチームですから。


相対するフェデックス野球部。公式サイトがないので「グランドスラム」その他でしか情報は仕入れる事が出来ません。さらには全く初見のチームゆえ、アレコレ言わずに観れるかなぁ、とも。

この日の京セラドーム大阪周辺。10月30日と言うことで「第6回大阪マラソン」が行われていました。京セラドーム大阪の前を走る「大正通」はそのコースにあたっており、ちょうど車いすマラソンの先頭の方が通過していきました。ちなみにこの周辺は「給水所」になっていました。

大阪ドーム前交差点に立っていた係の人にお願いして1枚撮らせて頂きました。こう言う案内が、スタジアム前でなく、交差点の時点で出ておる、と言う事は相当の動員をかけているんだろうな、と。

時間にして09:30。当日券(特別自由席と言う名のバックネット裏)購入前に、まずは「応援受付」の様子を見に行ったんですが、既にチーム券その他の配布が始まっており、思わず貰ってしまいました。メンバー表とスティックバルーン、そして都市対抗野球大会同様、大会名入りのマフラータオル。

応援席に行こうかどうしようか、実は前日も結構考えていたんですが、やっぱり好きなものは近くで見たい。と言う事で定位置確保。一旦ここの席に慣れてしまうと、なかなか抜け出せません。プロ野球公式戦でも、おいそれと座れる席ではないですし、この時期の「楽しみ」でもありますから。

で、応援席の様子。試合開始前で既にこれ。「関係者」の肩のお話では、予定では1万人動員予定だったとか。実際どの程度来場されたのかまでは分かりませんが、試合中の公式発表では「イチマンナンボ」と聞こえました。応援に参加したい欲求を抑えつつ、試合開始です。
そして、再起動して2年目に出場した、一昨年の社会人野球日本選手権。日本生命に粉砕された新生チームでの日本選手権初勝利をめざして、いざ試合開始です。
スターティングオーダー
先攻:JR西日本
1(指)春原直登 (佐久長聖高校~ 関東学院大学/横川駅)
2(二)石嵜健人 (如水館高校~近畿大学工学部/広島支社運用車両課)
3(三)藤澤拓斗 (柳ヶ浦高~中日ドラゴンズ/広島支社企画課)
4(遊)田村 強 (玉野高~大阪体育大/広島支社経理課)
5(左)蔵枡孝宏 (広陵高~法政大/広島支社企画課)
6(一)高木智大 (福岡大学附属大濠高校~法政大学/東広島駅)
7(中)松野 光 (南陽工高~日本文理大/広島駅)
8(捕)原田廣大 (東大阪大柏原高校~近畿大学/広島車掌区)
9(右)亀井優輝 (東洋大姫路高校~ 関西国際大学/五日市駅)


投:加賀美希昇(桐蔭学園高校~法政大学~横浜DeNAベイスターズ/広島支社経理課)
後攻:FedEx
1(右)板倉皓太 (聖光学院高校~神奈川工科大学)
2(二)伊達直紀 (横浜高校~立正大学)
3(一)北沢篤史 (東亜学園高校~東京経済大学)
4(左)小田晋太郎(向上高校~東洋大学)
5(中)徳永慎太郎(武南高校~獨協大学)
6(捕)丸山陵司 (山梨学院大学付属高校~杏林大学)
7(三)城之内隆世(東京学館高校~東洋大学)
8(指)井上椋介 (宮崎第一高校~国士舘大学)
9(遊)馬頭一平 (遊学館高校~大阪商業大学~日本ウェルネススポーツ専門学校北九州校)


投:久保田啓介 (橋本高校~杏林大学)
審判員
球審:黒羽庸一 一塁:善積重文 二塁:内山隆雄 三塁:山田義明
打撃成績
1回表
春原 2-2から5球目を空振り三振
石嵜 2-1から4球目を打ってファースト内野安打
藤澤 ストレートのフォアボール
田村 1-1から3球目を打ってレフト前ヒット
蔵桝 1-2から5球目を打ってセカンドゴロダブルプレイ

試合中、突如現れたカモノハシのバケモノ(笑)。
1回裏
板倉 2-2から5球目を打ってレフトフライ
伊達 1-2から4球目を空振り三振
北沢 0-1から2球目を打ってセンター前ヒット
小田 0-2から3球目を空振り三振
2回表
高木 2-2から8球目を打ってレフト前ヒット
松野 0-2から3球目を空振り三振
原田 1-2から4球目を空振り三振
亀井 1-2から7球目を空振り三振
2回裏
徳永 1-2から4球目を打ってライトへツーベースヒット
丸山 初球をピッチャー前送りバント
城之内 2-1から4球目を打ってセンターへ犠牲フライ
FedEx1-0JR西日本
井上 1-2から4球目を打ってファーストゴロ
3回表
春原 1-2から4球目を打ってサードライナー
石嵜 フルカウントから6球目を空振り三振
藤澤 フルカウントから6球目を打ってファーストゴロ
3回裏
先頭打者馬頭の7球目のファウルをサード藤澤が捕れず記録エラー
馬頭 フルカウントから9球目を打ってセカンドフライ
板倉 初球を打ってサードゴロ
伊達 初球を打ってセンター前ヒット
北沢 3-1から5球目を選んでフォアボール
小田 2-2から6球目を打ってセンターフライ
4回表
田村 1-1から3球目を打ってレフト前ヒット
蔵桝 1-2から4球目をスリーバント失敗三振
高木 初球を打ってライト前ヒット
松野 1-0から2球目を打ってファーストゴロセカンドフォースアウト
原田 1-0から2球目を打ってピッチャーゴロ
4回裏
徳永 0-2から3球目を空振り三振
丸山 1-0から2球目を打ってショートゴロ
城之内 フルカウントから6球目を空振り三振
5回表
亀井 フルカウントから6球目を打ってセカンドゴロ
春原 0-1から2球目を打ってショート内野安打
石嵜 初球を打ってセンター前ヒット
ファーストランナー春原はサードへ
藤澤 1-0から2球目を打ってレフトへ犠牲フライ
FedEx1-1JR西日本
次打者田村の2球目に石嵜セカンド盗塁成功
田村 3-1から5球目を選んでフォアボール
蔵桝 3-1から5球目を選んでフォアボール
高木 1-2から6球目を打ってライトファウルフライ
5回裏
井上 3-1から5球目を打ってセカンドゴロ
馬頭 1-2から4球目を空振り三振
板倉 1-2から4球目を打ってショートフライ
6回表
松野 0-1から2球目を打ってファーストゴロ
原田 フルカウントから6球目を打ってセカンドゴロ
亀井 2-2から9球目を空振り三振
6回裏
伊達 2-2から5球目を空振り三振
北沢 フルカウントから6球目を打ってセカンドゴロ
小田 2-2から5球目を空振り三振
7回表
春原 初球を打ってセンター前ヒット
石嵜 0-1から2球目を打ってファースト前送りバント
藤澤 1-2から5球目を打ってレフト前ヒット
田村 フルカウントから6球目を空振り三振
蔵桝 初球を打ってセンターフライ

7回表の「社歌斉唱」には「カンセンジャー」も登場。
7回裏
徳永 0-2から3球目を空振り三振
丸山 1-2から4球目を空振り三振
城之内 2-2から5球目を打ってセカンドゴロ
8回表
高木 初球を打ってレフトフライ
松野 1-2から4球目を打ってセカンドゴロ
原田 初球を打ってセカンドゴロ
8回裏
井上 フルカウントから8球目を打って左中間へヒット
馬頭 初球を送りバント失敗サードファウルフライ
板倉 フルカウントから10球目を選んでフォアボール
JR西日本選手交代


ピッチャー加賀美に代えて齋藤祐太(智辯学園和歌山高校)
伊達 フルカウントから6球目を空振り三振
北沢 0-2から3球目を打ってセカンドゴロ
〇4回裏から7回裏まで、一人のランナーも許さないまま投げてきた加賀美投手。120球を迎えたところで、そして左バッターが4人続くところで、新入社員サウスポーの齋藤祐太投手にスイッチ。
〇そしてその齋藤投手がこれまた素晴らしかった。春先の対カープ戦で見たときは、まだまだ線が細いなぁ、とは思ったもんですが、入社半年を迎えて若干身体も大きくなったように見受けました。都市対抗野球大会では出番がなかったので、これが全国大会デビュー戦。そしてその内容も上々。
9回表
亀井 ストレートのフォアボール
代走に井上直也(倉敷工業高校)
春原 1-1から3球目をキャッチャー前送りバント
石嵜 初球を打ってショートゴロ
藤澤 0-2から3球目を打ってセンターフライ
9回裏
JR西日本選手交代
代走井上に代えてセンター田中勇次(鳴門工業高校~明治大学)
センター松野がライト
小田 1-0から2球目を打ってセンター前ヒット
徳永 1-0から2球目を打ってサード前送りバント
JR西日本選手交代


ピッチャー齋藤に代えて湧川雄貴(中部商業高校~愛知産業大学)
丸山 0-2から4球目を打ってライトフライ セカンドランナー小田はサードへ
城之内 2-1から4球目を打ってセカンドゴロ
10回表
田村 1-1から3球目を打ってセンターフライ
蔵桝 0-1から2球目を打ってレフトフライ
高木 3-0から4球目を打ってファーストゴロ
10回裏
井上の代打別府圭司(拓殖大学付属紅陵高校) 初球を打ってファーストゴロ
馬頭 初球を打ってピッチャーゴロ
板倉 0-1から2球目を打ってファーストゴロ
11回表
松野 0-1から2球目を打ってサードゴロ
原田 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
田中 初球をファースト前送りバント
セカンドランナー原田の代走に今井雄大(鎮西高校~東京国際大学)


春原 1-1から3球目を打ってファーストタイムリー内野安打


FedEx1-2JR西日本
次打者石嵜の5球目に春原セカンド盗塁成功
石嵜 フルカウントから6球目を打ってライトオーバータイムリーツーベースヒット
FedEx1-3JR西日本
藤澤 フルカウントから7球目を打ってセンター前ヒット
FedEx選手交代
ピッチャー久保田に代えて出羽祐平(伊奈学園総合高校~立正大学)
田村 1-0から2球目を打ってショートゴロ
〇春原選手の内野安打。正直ボッテボテ。しかしながら人工芝特有の高いバウンドでセーフ。それ以上に素晴らしかったのが、代走で出てきた今井雄大選手の「超・好走塁」。動画では既に、リードを取っていた状態なのでフレームアウトしていますが、春原選手の打球を見るやいなやスタート。そして脇目も振らず、スピードを落とすことなくサードを回って一気にホームイン。
父親譲りの脚で貢献 JR西日本・今井
毎日新聞 2016年10月30日
〇今年から「コリジョンルール」が採用され、キャッチャーのブロックがなくなったお陰で、サードランナーは打球が転がると迷う事無くホームへ、と言う傾向が見られましたが、セカンドランナーがホームへ、と言うシーンはあまりお目にかかってません。それだけ今井選手の走塁が凄かった。
〇ここ暫くスタメンに名前を連ねるどころか、試合出場もままらない状態だったように見受けますが、タイブレーク突入前にどうしても1点取っておきたいと言う、花本輝雄監督の絶妙采配、そしてそれに見事に応えた春原選手のバッティングと今井選手の走塁、そして躊躇なく右腕を回し続けたサードコーチ(中川さんかな?)の判断。全てがはまったナイスな勝ち越し点だったと思います。
●そしてここまで、一人で投げ抜いてきたフェデックス・久保田投手。150球を越えても衰えないストレートは素晴らしかった、とは思いますが、ここに来てほんの僅かながら緊張の糸が切れたか。
183球の力投 フェデックス新人・久保田
毎日新聞 2016年10月30日
●ただ、プロアマ問わず投手が分業制になった昨今、180球以上を投げる事が出来るピッチャーと言うのも稀有な存在。先に行われた伊勢・松阪大会には、NPB球団のスカウトも何人か視察に訪れていたとか。将来はどうあれ、そのスタミナ十分のピッチングには惚れ惚れしました。
11回裏
JR西日本選手交代
代走今井に代えてキャッチャー石畑桂佑 (広陵高校~明治大学)
伊達 初球を打ってレフトフライ
北沢 0-2から3球目を打ってセカンドゴロ
小田 0-2から3球目を空振り三振

JR西日本野球部、日本選手権、2004年以来の初戦突破!
とは言いますが、選手はみな出場2回目か初出場、実質「初めて」ですよね。
京セラドーム大阪 第42回社会人野球日本選手権1回戦
JRW 000 010 000 02 3
FED 010 000 000 00 1
試合時間:2時間56分
投手成績
JR西日本
加賀美 7.1回 28打者 120球 4被安打 2与四死球 8奪三振 1失点 1自責点
齋藤 1 回 4打者 13球 1被安打 0与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
湧川 2.2回 8打者 19球 0被安打 0与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
FedEx
久保田 10.2回 48打者 183球 12被安打 5与四死球 8奪三振 3失点 3自責点
出羽 0.1回 1打者 2球 0被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点

試合終了後のエール交換。ここにもカンセンジャーは参加しました。

そして、JR西日本・来島達夫社長の挨拶を神妙に聞くカンセンジャー。応援団の皆さん、素晴らしい「後押し」をありがとうございました。

JR西日本粘り勝ち 延長でフェデックス降す
毎日新聞 2016年10月30日

粘り勝ち、と毎日新聞は書いてくれてますが、正直粘ったのはFedExの方。先発の久保田投手は被安打12安打5四死球のまさに粘投。北信越地区のチームってのは、見る機会は全国大会しかありませんが、昨年のこの大会で、信越硬式野球クラブの高橋雄輝投手が、日本新薬を相手に6回ワンアウトまでパーフェクトを演じましたが、どこの地区が弱い、ってのは絶対にありえない。

一方のJR西日本。やはり加賀美希昇投手の加入は大きかった、と言わざるをえません。とにかく新チーム発足以来、投げ続けてきた湧川投手、そして納富投手の負担がかなり軽減されてきてるはず。そして今年から加入の齋藤祐太投手の力投。投手陣にかなり厚みが増したと思います。

あとは打線の方かなぁ。とは言うものの、1番打者の春原選手が元気なのが二重丸。これで都市対抗野球大会を含めた全国大会での成績は、24打席18打数9安打2四死球9得点。核弾頭がこれだけしっかりしてるんだから、中軸打線さえ奮起してくれれば、花本輝雄監督曰く「ベスト8」よりもさらに上を目指せるはずだし、それだけの力を持っているチームだと思っています。

今大会は都合により、この試合以降、JR西日本野球部の試合は現地観戦出来ません。ただ、Jスポーツで準々決勝以降は生中継してくれます。あと一つ勝てば「テレビ出演」が待っています。もちろん決勝戦は満を持して観戦に行きます。ベスト8と言わず、優勝を目指して頑張ってください・・・。
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でもって、個人的には「1回戦2試合目のハイライト」となりました。
FedEx(北信越地区代表 2大会連続2回目)
対
JR西日本(中国地区第二代表 2大会ぶり5回目)




とうとうこの試合で、2016年のJR西日本野球部の試合観戦も14試合目になりました。その中にはもちろん、今後のJR西日本野球部の歴史の中でも確実に大きな足跡になるであろう、都市対抗野球大会も含まれています。我ながらよくもまぁこれだけ観戦出来たな、とは思いますが。




ただやはり、何かと思い入れの出来たチーム。広島東洋カープ、強いてはプロ野球とはまた違う、野球の楽しみ方、感情の高ぶらせ方を学ばせてくれたのがJR西日本野球部でした。そしてこうやっていろんな球場で、いろんな試合をたくさん観戦出来たのも何かの縁、と勝手に思っています。


そして、中国地区から出場の3チーム、ブロックが分かれました。あわよくばこの3チームで準決勝、そして優勝決定戦を争っていただきたいな、とも思っています。みな力のあるチームですから。




相対するフェデックス野球部。公式サイトがないので「グランドスラム」その他でしか情報は仕入れる事が出来ません。さらには全く初見のチームゆえ、アレコレ言わずに観れるかなぁ、とも。


この日の京セラドーム大阪周辺。10月30日と言うことで「第6回大阪マラソン」が行われていました。京セラドーム大阪の前を走る「大正通」はそのコースにあたっており、ちょうど車いすマラソンの先頭の方が通過していきました。ちなみにこの周辺は「給水所」になっていました。


大阪ドーム前交差点に立っていた係の人にお願いして1枚撮らせて頂きました。こう言う案内が、スタジアム前でなく、交差点の時点で出ておる、と言う事は相当の動員をかけているんだろうな、と。


時間にして09:30。当日券(特別自由席と言う名のバックネット裏)購入前に、まずは「応援受付」の様子を見に行ったんですが、既にチーム券その他の配布が始まっており、思わず貰ってしまいました。メンバー表とスティックバルーン、そして都市対抗野球大会同様、大会名入りのマフラータオル。

応援席に行こうかどうしようか、実は前日も結構考えていたんですが、やっぱり好きなものは近くで見たい。と言う事で定位置確保。一旦ここの席に慣れてしまうと、なかなか抜け出せません。プロ野球公式戦でも、おいそれと座れる席ではないですし、この時期の「楽しみ」でもありますから。


で、応援席の様子。試合開始前で既にこれ。「関係者」の肩のお話では、予定では1万人動員予定だったとか。実際どの程度来場されたのかまでは分かりませんが、試合中の公式発表では「イチマンナンボ」と聞こえました。応援に参加したい欲求を抑えつつ、試合開始です。
そして、再起動して2年目に出場した、一昨年の社会人野球日本選手権。日本生命に粉砕された新生チームでの日本選手権初勝利をめざして、いざ試合開始です。
スターティングオーダー
先攻:JR西日本
1(指)春原直登 (佐久長聖高校~ 関東学院大学/横川駅)
2(二)石嵜健人 (如水館高校~近畿大学工学部/広島支社運用車両課)
3(三)藤澤拓斗 (柳ヶ浦高~中日ドラゴンズ/広島支社企画課)
4(遊)田村 強 (玉野高~大阪体育大/広島支社経理課)
5(左)蔵枡孝宏 (広陵高~法政大/広島支社企画課)
6(一)高木智大 (福岡大学附属大濠高校~法政大学/東広島駅)
7(中)松野 光 (南陽工高~日本文理大/広島駅)
8(捕)原田廣大 (東大阪大柏原高校~近畿大学/広島車掌区)
9(右)亀井優輝 (東洋大姫路高校~ 関西国際大学/五日市駅)




投:加賀美希昇(桐蔭学園高校~法政大学~横浜DeNAベイスターズ/広島支社経理課)
後攻:FedEx
1(右)板倉皓太 (聖光学院高校~神奈川工科大学)
2(二)伊達直紀 (横浜高校~立正大学)
3(一)北沢篤史 (東亜学園高校~東京経済大学)
4(左)小田晋太郎(向上高校~東洋大学)
5(中)徳永慎太郎(武南高校~獨協大学)
6(捕)丸山陵司 (山梨学院大学付属高校~杏林大学)
7(三)城之内隆世(東京学館高校~東洋大学)
8(指)井上椋介 (宮崎第一高校~国士舘大学)
9(遊)馬頭一平 (遊学館高校~大阪商業大学~日本ウェルネススポーツ専門学校北九州校)




投:久保田啓介 (橋本高校~杏林大学)
審判員
球審:黒羽庸一 一塁:善積重文 二塁:内山隆雄 三塁:山田義明
打撃成績
1回表
春原 2-2から5球目を空振り三振
石嵜 2-1から4球目を打ってファースト内野安打
藤澤 ストレートのフォアボール
田村 1-1から3球目を打ってレフト前ヒット
蔵桝 1-2から5球目を打ってセカンドゴロダブルプレイ


試合中、突如現れたカモノハシのバケモノ(笑)。
1回裏
板倉 2-2から5球目を打ってレフトフライ
伊達 1-2から4球目を空振り三振
北沢 0-1から2球目を打ってセンター前ヒット
小田 0-2から3球目を空振り三振
2回表
高木 2-2から8球目を打ってレフト前ヒット
松野 0-2から3球目を空振り三振
原田 1-2から4球目を空振り三振
亀井 1-2から7球目を空振り三振
2回裏
徳永 1-2から4球目を打ってライトへツーベースヒット
丸山 初球をピッチャー前送りバント
城之内 2-1から4球目を打ってセンターへ犠牲フライ
FedEx1-0JR西日本
井上 1-2から4球目を打ってファーストゴロ
3回表
春原 1-2から4球目を打ってサードライナー
石嵜 フルカウントから6球目を空振り三振
藤澤 フルカウントから6球目を打ってファーストゴロ
3回裏
先頭打者馬頭の7球目のファウルをサード藤澤が捕れず記録エラー
馬頭 フルカウントから9球目を打ってセカンドフライ
板倉 初球を打ってサードゴロ
伊達 初球を打ってセンター前ヒット
北沢 3-1から5球目を選んでフォアボール
小田 2-2から6球目を打ってセンターフライ
4回表
田村 1-1から3球目を打ってレフト前ヒット
蔵桝 1-2から4球目をスリーバント失敗三振
高木 初球を打ってライト前ヒット
松野 1-0から2球目を打ってファーストゴロセカンドフォースアウト
原田 1-0から2球目を打ってピッチャーゴロ
4回裏
徳永 0-2から3球目を空振り三振
丸山 1-0から2球目を打ってショートゴロ
城之内 フルカウントから6球目を空振り三振
5回表
亀井 フルカウントから6球目を打ってセカンドゴロ
春原 0-1から2球目を打ってショート内野安打
石嵜 初球を打ってセンター前ヒット
ファーストランナー春原はサードへ
藤澤 1-0から2球目を打ってレフトへ犠牲フライ
FedEx1-1JR西日本
次打者田村の2球目に石嵜セカンド盗塁成功
田村 3-1から5球目を選んでフォアボール
蔵桝 3-1から5球目を選んでフォアボール
高木 1-2から6球目を打ってライトファウルフライ
5回裏
井上 3-1から5球目を打ってセカンドゴロ
馬頭 1-2から4球目を空振り三振
板倉 1-2から4球目を打ってショートフライ
6回表
松野 0-1から2球目を打ってファーストゴロ
原田 フルカウントから6球目を打ってセカンドゴロ
亀井 2-2から9球目を空振り三振
6回裏
伊達 2-2から5球目を空振り三振
北沢 フルカウントから6球目を打ってセカンドゴロ
小田 2-2から5球目を空振り三振
7回表
春原 初球を打ってセンター前ヒット
石嵜 0-1から2球目を打ってファースト前送りバント
藤澤 1-2から5球目を打ってレフト前ヒット
田村 フルカウントから6球目を空振り三振
蔵桝 初球を打ってセンターフライ


7回表の「社歌斉唱」には「カンセンジャー」も登場。
7回裏
徳永 0-2から3球目を空振り三振
丸山 1-2から4球目を空振り三振
城之内 2-2から5球目を打ってセカンドゴロ
8回表
高木 初球を打ってレフトフライ
松野 1-2から4球目を打ってセカンドゴロ
原田 初球を打ってセカンドゴロ
8回裏
井上 フルカウントから8球目を打って左中間へヒット
馬頭 初球を送りバント失敗サードファウルフライ
板倉 フルカウントから10球目を選んでフォアボール
JR西日本選手交代




ピッチャー加賀美に代えて齋藤祐太(智辯学園和歌山高校)
伊達 フルカウントから6球目を空振り三振
北沢 0-2から3球目を打ってセカンドゴロ
〇4回裏から7回裏まで、一人のランナーも許さないまま投げてきた加賀美投手。120球を迎えたところで、そして左バッターが4人続くところで、新入社員サウスポーの齋藤祐太投手にスイッチ。
〇そしてその齋藤投手がこれまた素晴らしかった。春先の対カープ戦で見たときは、まだまだ線が細いなぁ、とは思ったもんですが、入社半年を迎えて若干身体も大きくなったように見受けました。都市対抗野球大会では出番がなかったので、これが全国大会デビュー戦。そしてその内容も上々。
9回表
亀井 ストレートのフォアボール
代走に井上直也(倉敷工業高校)
春原 1-1から3球目をキャッチャー前送りバント
石嵜 初球を打ってショートゴロ
藤澤 0-2から3球目を打ってセンターフライ
9回裏
JR西日本選手交代
代走井上に代えてセンター田中勇次(鳴門工業高校~明治大学)
センター松野がライト
小田 1-0から2球目を打ってセンター前ヒット
徳永 1-0から2球目を打ってサード前送りバント
JR西日本選手交代




ピッチャー齋藤に代えて湧川雄貴(中部商業高校~愛知産業大学)
丸山 0-2から4球目を打ってライトフライ セカンドランナー小田はサードへ
城之内 2-1から4球目を打ってセカンドゴロ
10回表
田村 1-1から3球目を打ってセンターフライ
蔵桝 0-1から2球目を打ってレフトフライ
高木 3-0から4球目を打ってファーストゴロ
10回裏
井上の代打別府圭司(拓殖大学付属紅陵高校) 初球を打ってファーストゴロ
馬頭 初球を打ってピッチャーゴロ
板倉 0-1から2球目を打ってファーストゴロ
11回表
松野 0-1から2球目を打ってサードゴロ
原田 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
田中 初球をファースト前送りバント
セカンドランナー原田の代走に今井雄大(鎮西高校~東京国際大学)




春原 1-1から3球目を打ってファーストタイムリー内野安打




FedEx1-2JR西日本
次打者石嵜の5球目に春原セカンド盗塁成功
石嵜 フルカウントから6球目を打ってライトオーバータイムリーツーベースヒット
FedEx1-3JR西日本
藤澤 フルカウントから7球目を打ってセンター前ヒット
FedEx選手交代
ピッチャー久保田に代えて出羽祐平(伊奈学園総合高校~立正大学)
田村 1-0から2球目を打ってショートゴロ
〇春原選手の内野安打。正直ボッテボテ。しかしながら人工芝特有の高いバウンドでセーフ。それ以上に素晴らしかったのが、代走で出てきた今井雄大選手の「超・好走塁」。動画では既に、リードを取っていた状態なのでフレームアウトしていますが、春原選手の打球を見るやいなやスタート。そして脇目も振らず、スピードを落とすことなくサードを回って一気にホームイン。
父親譲りの脚で貢献 JR西日本・今井
毎日新聞 2016年10月30日
〇今年から「コリジョンルール」が採用され、キャッチャーのブロックがなくなったお陰で、サードランナーは打球が転がると迷う事無くホームへ、と言う傾向が見られましたが、セカンドランナーがホームへ、と言うシーンはあまりお目にかかってません。それだけ今井選手の走塁が凄かった。
〇ここ暫くスタメンに名前を連ねるどころか、試合出場もままらない状態だったように見受けますが、タイブレーク突入前にどうしても1点取っておきたいと言う、花本輝雄監督の絶妙采配、そしてそれに見事に応えた春原選手のバッティングと今井選手の走塁、そして躊躇なく右腕を回し続けたサードコーチ(中川さんかな?)の判断。全てがはまったナイスな勝ち越し点だったと思います。
●そしてここまで、一人で投げ抜いてきたフェデックス・久保田投手。150球を越えても衰えないストレートは素晴らしかった、とは思いますが、ここに来てほんの僅かながら緊張の糸が切れたか。
183球の力投 フェデックス新人・久保田
毎日新聞 2016年10月30日
●ただ、プロアマ問わず投手が分業制になった昨今、180球以上を投げる事が出来るピッチャーと言うのも稀有な存在。先に行われた伊勢・松阪大会には、NPB球団のスカウトも何人か視察に訪れていたとか。将来はどうあれ、そのスタミナ十分のピッチングには惚れ惚れしました。
11回裏
JR西日本選手交代
代走今井に代えてキャッチャー石畑桂佑 (広陵高校~明治大学)
伊達 初球を打ってレフトフライ
北沢 0-2から3球目を打ってセカンドゴロ
小田 0-2から3球目を空振り三振



JR西日本野球部、日本選手権、2004年以来の初戦突破!
とは言いますが、選手はみな出場2回目か初出場、実質「初めて」ですよね。
京セラドーム大阪 第42回社会人野球日本選手権1回戦
JRW 000 010 000 02 3
FED 010 000 000 00 1
試合時間:2時間56分
投手成績
JR西日本
加賀美 7.1回 28打者 120球 4被安打 2与四死球 8奪三振 1失点 1自責点
齋藤 1 回 4打者 13球 1被安打 0与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
湧川 2.2回 8打者 19球 0被安打 0与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
FedEx
久保田 10.2回 48打者 183球 12被安打 5与四死球 8奪三振 3失点 3自責点
出羽 0.1回 1打者 2球 0被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点


試合終了後のエール交換。ここにもカンセンジャーは参加しました。


そして、JR西日本・来島達夫社長の挨拶を神妙に聞くカンセンジャー。応援団の皆さん、素晴らしい「後押し」をありがとうございました。

JR西日本粘り勝ち 延長でフェデックス降す
毎日新聞 2016年10月30日

粘り勝ち、と毎日新聞は書いてくれてますが、正直粘ったのはFedExの方。先発の久保田投手は被安打12安打5四死球のまさに粘投。北信越地区のチームってのは、見る機会は全国大会しかありませんが、昨年のこの大会で、信越硬式野球クラブの高橋雄輝投手が、日本新薬を相手に6回ワンアウトまでパーフェクトを演じましたが、どこの地区が弱い、ってのは絶対にありえない。

一方のJR西日本。やはり加賀美希昇投手の加入は大きかった、と言わざるをえません。とにかく新チーム発足以来、投げ続けてきた湧川投手、そして納富投手の負担がかなり軽減されてきてるはず。そして今年から加入の齋藤祐太投手の力投。投手陣にかなり厚みが増したと思います。


あとは打線の方かなぁ。とは言うものの、1番打者の春原選手が元気なのが二重丸。これで都市対抗野球大会を含めた全国大会での成績は、24打席18打数9安打2四死球9得点。核弾頭がこれだけしっかりしてるんだから、中軸打線さえ奮起してくれれば、花本輝雄監督曰く「ベスト8」よりもさらに上を目指せるはずだし、それだけの力を持っているチームだと思っています。


今大会は都合により、この試合以降、JR西日本野球部の試合は現地観戦出来ません。ただ、Jスポーツで準々決勝以降は生中継してくれます。あと一つ勝てば「テレビ出演」が待っています。もちろん決勝戦は満を持して観戦に行きます。ベスト8と言わず、優勝を目指して頑張ってください・・・。
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2016.11.01 / Top↑
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