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25年ぶりのセントラルリーグ優勝に沸くカープ、ではありますが、二軍に関してはパッとする所のないまま、比較的淡々とウエスタンリーグ最終戦を迎えてしまったような印象があります。

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特に最終戦とその前の対バファローズ戦なんか、2試合で4安打と、完全に消化試合。見るべきものがないまま試合終了。神戸サブ球場ラストゲームと言う事でバファローズの「興行」が前面に押し出された試合ではありましたが、一軍の喧騒とは裏腹に、結果も内容もあまりにも寂しすぎた。

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特に今シーズンの場合、一昨年または昨年まで二軍でレギュラーを張っていた安部友裕を初め、松山竜平、下水流昂、そして鈴木誠也らが挙って一軍で足跡を残し、正直二軍は「出涸らし」。

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もちろんその中でも、庄司隼人や土生翔平らが、確固たる数字を残しましたが、ウエスタンリーグを勝ち上がるまでには至らなかった。現状、数年くらい逆戻りしてしまったかな。

ただ、その逆戻りの中で何かしら目を見はるモノがあったか、と言えば残念ながら見つからない。

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ジェイソン・プライディの記事の中でタラタラ述べましたが、外国人助っ人過剰の中で、練習で鍛えつつ試合に出さなければいかんはずの高橋大樹や美間優槻の出番が明らかに削られてしまった。伸び盛りの年齢のはずが、伸ばしてもらえない状況に陥ってしまってた、としか言いようがない。

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その気になれば、指名打者なり何なりで試合に出せるはずなのに、遠征に帯同すらしてない事も多々ありました。。セントラルリーグで優勝したのは良いけれど、次の世代を担わなければいかんはずの選手の成長を妨げてしまった。これはつくづく残念な話。彼らもアレハンドロ・メヒアやサビエル・バティスタくらいの出譲機会があってもいいはずなのに。

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この他にもある。キャッチャーの多田大輔は12打席、青木陸は7打席と、極端に出場試合数が少ない。遠征に帯同させる人数を絞った結果ではあるし、遠征に帯同しない分、広島で練習に励んでいるんだろうけど、これでは支配下登録している意味がないし、ぶっちゃけもったいない。

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今シーズン、木村聡司と松浦耕大が、四国アイランドリーグに「お遍路」に出されましたが、もしかしたら彼らの方がよい経験をしているんではないか、とすら。育成選手と支配下登録選手に格差はないとは思いますが、広島に残したなら残したで、試合には出場させないともったいないですよ。

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練習はしました、けどその結果を見極める場がありません、では、何の為の「選手育成の場で有り、実践の場」のウエスタンリーグなのかわからない。他の選手との兼ね合いもあろうとは思いますが。

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ホント、カープ二軍ってのは実践の場があまりにも少ない。ホークス三軍やジャイアンツ三軍みたいに試合を組め、とは言いませんが、ウエスタンリーグ以外の対外試合が、JABA広島大会だけではちょっと少なすぎやせんかな、と。この辺りをもっと増やせば、出場機会に恵まれない選手も、もっと使ってもらえるだろうに、とは思います。それこそ、お遍路に出さなくても、とも考えます。

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来シーズンのカープは、明らかに周囲の見る目は変わってくるでしょう。球団フロントのスカウト能力を含めた、選手育成能力その他、既にあれこれ語られている部分はあると思いますが、現状のカープ二軍は「小休止」状態。その中から、「我こそは」と成績で名乗りを挙げる選手がどれだけ出てくるか。

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どこのチームでもそうですが、可能性を秘めている選手はたくさんいます。その可能性を埋もれさせてしまわない為にも、もっともっと「鍛錬の場」を設けて欲しい。それこそ「アピールの場」は何試合あっても構わない。そして、もっともっと、上に向かって牙をむいて欲しい、突っかかって欲しい。


毎年のことながら、そう考えます。特に今年は、その思いが強い年でした。


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2016.10.10 / Top↑
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