今シーズンのウエスタンリーグに於けるタイガースは、どうしても一軍と絡めざるをえません。

2016年の阪神タイガースのスローガンは「超変革」。やたらと造語や横文字を並べる傾向のあるプロ野球チームのシーズンスローガンの中に於いて、漢字ばかりのスローガンは際立ってました。

そして、その「超変革」は早くも、セントラルリーグ開幕戦で体現されました。ルーキーの高山俊が1番、そして昨年まで一軍実績ゼロだった横田慎太郎が2番。金本知憲新監督の意図が何処にあったのかまでは分かりませんが、昨年までとは明らかに違う、と言う雰囲気がチームに漂いました。

その中でも際立ったのは、北條史也が100安打越え、そして育成選手だった原口文仁の支配下登録からの駆け上がりっぷり。一軍の成績は決して芳しいモノではありませんでしたが、金本知憲監督、ら掛布雅之二軍監督の「目利き」、超変革に対する意識の結果がこれだったのかも知れません。

この他にも色々とありますが、今シーズンのタイガースは何かと話題の多いシーズンだったように思います。最終的に支配下登録70人のうち、61人が出場選手登録。もちろん、既に戦力外通告が行われているように、その波に乗り遅れた、若しくは乗れなかった選手もいる事はいますけど。

今シーズン開幕前、どこでかは覚えてませんが、金本知憲監督は「今シーズンは我慢して下さい」とのコメントを残しました。それだけ金本知憲監督が、腹を括ってた証拠。ただ、シーズン中のコメントを見てると「我慢ならん」的なモノも散見されますが、それもこれも致し方ない事と思います。

自身が指導者の勉強をしつつ、チームを勝利に導く、と言うのは至難の業。野村謙二郎前カープ監督一年目の「迷走」を知ってる人間としては、多少「荒れた言葉」が出てくるのは仕方ない。それもこれも将来のチーム強化の為には、必要悪なのかも知れません。

今シーズンのウエスタンリーグ、中盤から終盤にかけて、春先から初夏にかけて一軍にいた選手を、阪神鳴尾浜球場でたくさん観ました。その中には横田慎太郎や江越大賀などもいました。

もちろん、二軍に落とされた、と言う事は、一軍の戦力になるにはまだまだ足りない部分がある、からなんですが、一軍から蹴落とされた選手が、結果が出なかったセントラルリーグの戦いの中で、自分が一軍に勝ち残る為に何が足りないのか、を体感して帰って来たんだと思います。

一軍にいた選手は、二軍に落とされても、一軍の様子を二軍の選手に伝える使命を帯びてる、みたいな記事を、新井良太に関する読売新聞夕刊の記事で読みました。なかなか出来る事ではないはず。

一軍監督も二軍監督も「新任」と言うのはなかなかありません。当然これも「超変革」の一環だとは思いますが、一軍二軍、選手だけでなく、監督もコーチも、現場だけでなく球団フロントも含め、阪神タイガース全体でチームを変えていこう、現状打破を行おう、と言う姿勢が感じられました。

多分簡単には結果は出ないと思います。その為の金本知憲監督の複数年契約、かと。チームをイチから耕し、種を蒔いて芽を出させて花を咲かせる、とは申しますが、今年のタイガースは一気に「耕して種を蒔く」所までは出来たように思います。当然、ファンの方の見方は違うかも知れませんけど。

9月末、某ABCラジオで、吉田義男氏(元阪神タイガース監督)と、安仁屋宗八氏(カープOBであり、タイガースOB)の電話対談をやってました。その中で吉田義男氏は「来年の阪神は怖いよ」と言われてました。多くの選手が一軍と二軍を行ったり来たりした事によって、昨年よりもタフになったかも。
今年はそれこそチーム、球団を挙げて「一軍半量産体制」でしたが、それが来シーズン、どのように活かされるか。楽しみでもあり、脅威でもあり。確実に「超変革の第一歩」は成し得たと思います。
そうだそうだと思われる方も、んなわけなかろーがヴォケナス!と思われる方も、とにかくクリック(笑)

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阪神タイガース ウエスタン・リーグ

2016年の阪神タイガースのスローガンは「超変革」。やたらと造語や横文字を並べる傾向のあるプロ野球チームのシーズンスローガンの中に於いて、漢字ばかりのスローガンは際立ってました。


そして、その「超変革」は早くも、セントラルリーグ開幕戦で体現されました。ルーキーの高山俊が1番、そして昨年まで一軍実績ゼロだった横田慎太郎が2番。金本知憲新監督の意図が何処にあったのかまでは分かりませんが、昨年までとは明らかに違う、と言う雰囲気がチームに漂いました。


その中でも際立ったのは、北條史也が100安打越え、そして育成選手だった原口文仁の支配下登録からの駆け上がりっぷり。一軍の成績は決して芳しいモノではありませんでしたが、金本知憲監督、ら掛布雅之二軍監督の「目利き」、超変革に対する意識の結果がこれだったのかも知れません。


この他にも色々とありますが、今シーズンのタイガースは何かと話題の多いシーズンだったように思います。最終的に支配下登録70人のうち、61人が出場選手登録。もちろん、既に戦力外通告が行われているように、その波に乗り遅れた、若しくは乗れなかった選手もいる事はいますけど。


今シーズン開幕前、どこでかは覚えてませんが、金本知憲監督は「今シーズンは我慢して下さい」とのコメントを残しました。それだけ金本知憲監督が、腹を括ってた証拠。ただ、シーズン中のコメントを見てると「我慢ならん」的なモノも散見されますが、それもこれも致し方ない事と思います。


自身が指導者の勉強をしつつ、チームを勝利に導く、と言うのは至難の業。野村謙二郎前カープ監督一年目の「迷走」を知ってる人間としては、多少「荒れた言葉」が出てくるのは仕方ない。それもこれも将来のチーム強化の為には、必要悪なのかも知れません。


今シーズンのウエスタンリーグ、中盤から終盤にかけて、春先から初夏にかけて一軍にいた選手を、阪神鳴尾浜球場でたくさん観ました。その中には横田慎太郎や江越大賀などもいました。


もちろん、二軍に落とされた、と言う事は、一軍の戦力になるにはまだまだ足りない部分がある、からなんですが、一軍から蹴落とされた選手が、結果が出なかったセントラルリーグの戦いの中で、自分が一軍に勝ち残る為に何が足りないのか、を体感して帰って来たんだと思います。


一軍にいた選手は、二軍に落とされても、一軍の様子を二軍の選手に伝える使命を帯びてる、みたいな記事を、新井良太に関する読売新聞夕刊の記事で読みました。なかなか出来る事ではないはず。


一軍監督も二軍監督も「新任」と言うのはなかなかありません。当然これも「超変革」の一環だとは思いますが、一軍二軍、選手だけでなく、監督もコーチも、現場だけでなく球団フロントも含め、阪神タイガース全体でチームを変えていこう、現状打破を行おう、と言う姿勢が感じられました。


多分簡単には結果は出ないと思います。その為の金本知憲監督の複数年契約、かと。チームをイチから耕し、種を蒔いて芽を出させて花を咲かせる、とは申しますが、今年のタイガースは一気に「耕して種を蒔く」所までは出来たように思います。当然、ファンの方の見方は違うかも知れませんけど。


9月末、某ABCラジオで、吉田義男氏(元阪神タイガース監督)と、安仁屋宗八氏(カープOBであり、タイガースOB)の電話対談をやってました。その中で吉田義男氏は「来年の阪神は怖いよ」と言われてました。多くの選手が一軍と二軍を行ったり来たりした事によって、昨年よりもタフになったかも。
今年はそれこそチーム、球団を挙げて「一軍半量産体制」でしたが、それが来シーズン、どのように活かされるか。楽しみでもあり、脅威でもあり。確実に「超変革の第一歩」は成し得たと思います。
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2016.10.11 / Top↑
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