※折を見て、この手の記事は入れていきます。

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一軍通算成績:なし
二軍通算成績:89試合出場 261打数60安打 40打点 9本塁打 打率0.230 7盗塁


広島プライディが退団へ、今季1軍出場せず
日刊スポーツ 2016年9月27日

来日前年、アメリカ3Aにて0・310、20本塁打、89打点の成績を残し、鳴り物入りで入団したはずのジェイソン・プライディ。結局、1試合も出場選手登録される事もないまま、アメリカに帰国してしまいました。タイトルにもしましたが、カープ球団は彼を一体どうしたかったのか。

年俸約5700万円。ブラッド・エルドレッドの「サポート」にしては若干お高い買い物。しかし今シーズンに関しては、来日した年が悪かった、としか言い様のないタイミング、でしたねぇ。

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同じ左打者の松山竜平が一軍に定着。ブラッド・エルドレッドが出場選手登録抹消の際にも呼ばれず、下水流昂らがそれなりの存在感を示し、外野手としても、鈴木誠也が予想以上の大活躍。

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中軸打者としても、ベテラン新井貴浩が100打点越えの活躍。日本人選手のレベルアップの波についていけなかったのが残念と言えば残念。まぁこれは球団フロントが目測を誤った、としか。

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当の本人も、ウエスタンリーグ序盤戦では目を見張る数字を叩き出したものの、モチベーションが維持出来なんだか、打率もみるみる急降下。ウエスタンリーグの規定打席に到達しながら、すぐ上の選手に2分以上の差をつけられての2割2分台と言う惨憺たる数字。これでは呼ばれるはずもない。

例え数試合でも出場選手登録されておれば、また結果は違ったとは思いますが、ついぞ一軍出場なしに終わり、セントラルリーグに於いては「未知なる強豪」で終わってしまった。

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離日にあたっての記事を見る限り、決して悪くはなかったとは思います。この辺りはカープ駐米スカウト陣の見極めが確かだったんでしょうけど、外国人選手過多の影響をモロに被ってしまった。

何かしらの覚悟と、そして期待と不安を抱えながらの来日だったとは思いますが、見かけ「失敗」に終わってしまったのは、やはりカープ球団フロントの失態としか言い様がないように思います。

少し前の記事にも記しましたが、外国人選手を次々に獲得するのは決して良い事ばかりではない。むしろ不幸な結果を招いてしまう場合もある。一昨年に在籍していたザック・フィリップスしかり、昨年在籍して、今シーズン途中からベイスターズにいたマイク・ザガースキーしかり。

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外国人選手ってのはあくまでも「助っ人」です。少し足りない部分を補う為の最終手段に過ぎないと考えてます。しかしながらその助っ人に、さらに助っ人を呼んでくる、と言う傾向は、絶対にチーム編成と選手育成に歪みを生んでしまう。特にここ数年のカープはそれの繰り返しのような気も。

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将来の中軸打者として、今頃はガンガン試合に出場されなければいかんはずの高橋大樹や美間優槻あたりの出場機会が目に見えて減らされた。これでは将来的に「カープ黄金時代」など築けない。育成も大事、チームの勝利も大事。どちらを優先課題にするか頭の痛いところではありますが、二軍に関しては、まずは選手育成にチカラを入れなければいけなかったのに、本末転倒になった。

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ウエスタンリーグは、出場選手登録されない外国人選手の調整の場ではない。助っ人ってのは常にチームに何かしらの影響を与えてなければいけないポジション。それなのにジェイソン・プライディの場合は、言い方は悪いですがチーム育成の「障害」にすらなってしまったように思います。


日本での野球生活、最後の試合になった、9月25日のウエスタンリーグ最終戦の対バファローズ戦、「最後までみんなとプレイしたい(上記リンクより」の思いを象徴するかの如く、ライトへ9号ホームランを放ちました。奇しくも「サヨナラの一発」になってしまいましたが。

繰り返しにかりますが、決して悪い選手ではなかったはず。ただ、それをお披露目する場がなかったのが悔やまれます。彼の中に「無念」はあるとは思いますが、家族も来日させて、思う所も賭ける所もあったとは思いますが、それらはマツダスタジアムに届く事はないまま帰国してしまいました。

これを見てるかどうかは分かりませんが(見とらんだろうな)どうかカープ球団フロントの皆さん、これ以上、ジェイソン・プライディのような「曖昧な立場」の外国人選手を増やさないで下さい。決して「いい人だから」てんで連れて来ないで下さい。外国人選手が増えれば増えるほど、こんな選手が後を絶ちません。数ばかり増やした所でいい事なんかこれっぽっちもありはしません。

約5700万円。決して安い額ではないです。マツダスタジアムになってお客さんも増えて、潤ってるとは思いますが、もっともっと、選手、強いては現場への投資は熟考すべきではないでしょうか。


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