長らくお世話になった神戸サブ球場での対バファローズ戦も、この日で最後になりました。


ちょっとだけ思い出話。初めて神戸サブ球場に来たのは2007年の春。どこでどうやって情報を入手したのか、三菱重工神戸(現:三菱重工神戸・高砂とのプロアマ交流試合。まだその当時のバファローズ二軍は「サーパス」、本拠地も「あじさいスタジアム北神戸」でした。あれから丸々10シーズン。何回ここに通った事か。まだこの頃は一塁側、三塁側のスタンドは芝生席でした。

おはようございます。来年は来るだろうか神戸市営地下鉄総合運動公園駅。この日もファン倶楽部会員の券売開始時刻が10:00、さらに長蛇の列になると見込んで、前夜は神戸市内一泊。

多分この花道を通るのは最後かな。来年も、雁ノ巣球場同様、試合は行われるかも知れませんが。


おはようございます。多分最後のプロ野球公式戦。神戸サブ球場。ごくたまに、社会人野球やクラブチームの試合をやってたりするので、来る事はある、とは思いますが。

開場時間は10:00のはずなんですが、既にこの入場列。一体皆さん何時に来られたのか。ちなみにアテクシは、しっかり寝てしっかり朝ごはんを食べて、07:15にホテルをチェックアウトしました。

その間、続々と「ご出勤」のバファローズナイン。パット・ミッシュはチャリンコ。前田大輔バッテリーコーチは徒歩。ちなみに田口壮二軍監督も「チャリ出勤」です。

そして、この二日間だけは「フードコート」と称された、通常は入れない「関係者入口」では、ホテルグリーンヒル神戸のスタッフの皆さんが「最終イベント」に向けての準備中。

開門1時間前。バファローズの選手もグラウンドで練習開始。ちょっと気だるい時間が過ぎます。そしてバファローズ各種会員の入場列も「ここ」まで延びました。


そして、会員開門10分前の09:50、カープナインを乗せた神姫バスが到着。


神戸サブ球場最終戦、と言うのもありますが、カープ二軍にとってもこの日がウエスタンリーグ最終戦。セントラルリーグの最終戦は雨天中止で延期になってしまいましたが、今回の遠征に帯同していない選手の動向も気になるところ、ではあります。そんな季節になったんですね・・・・。

そしてAM10:00、バファローズ各種会員の開門時間。ここに陣取るのも最後になりますかね。そして続々とお客さん。いわゆる非会員の「一般入場列」は本当に短かったです。


で、開門直後はカープナインの練習が始まってはいるんですが、それよりも何よりも「フードコート」の営業開始時間を待って、財布を握り締めて突入。めざすは毎度お馴染み「ホテルグリーンヒル神戸 岡本総料理長自慢のカレー(700円)」。そしてここに、今回の三連戦限定?メニューの「塩ホルモンスープ(500円)」。しめて1200円の最後の晩餐ならぬ「最後の昼餐」。

「おかもとカレーっていつ頃からありましたかねぇ。過去の画像を見返すと、2011年頃にはもうあったような。そしていつの間にか、バファローズ主催のウエスタンリーグ公式戦にはなくてはならん「球場メシ」になりました。1年だけ「ラーメン」もありましたが、仕込みその他の問題もあるのか、結局カレーだけに落ち着きました。これまで一体何回食ったか覚えてません。来年は、ないだろうなぁ。

そして、バファローズ主催ゲームの名物と言えばやはりこの人、バファローズファームスタジアムDJのケチャップさん。どっちかと言えば殺風景なウエスタンリーグの試合に華を添えてくれました。本当にありがとうございます。これまでは400~1000人前後の客さんを相手にしての「密室での愉しみ」的な感覚がありましたが、来年は広くなる本拠地球場。果たして彼の立場はどうなるのか。
特にここ3年程、スタジアムDJでもあるケチャップさんの軽妙かつ巧妙な前説やら、なかなかよそのチームでは見られない試合前イベント等で、試合結果とは関係ない所でも楽しませて頂きました。
収容人員の少ない球場ならではの、どっちかっちゅうたらほのぼのするイベントとトークばかり。「場を暖める」と言う言葉がありますが、まさにそれがぴったりでした。心底楽しかったです。
と書けば、まるっきり今年でケチャップさんのスタジアムDJが終わりになるようなアレですが、ここだけは正直微妙やなぁ、と。今年は、週末の地方興行におらなんだ、てな事が多々ありましたからねぇ。出来る事なら続けて頂きたいんですが、これだけはオトナの事情も絡んでくるでしょうし。
そんなこんなが交錯しながら、神戸サブ球場2016年ウエスタンリーグ公式戦、ラストです。
スターティングオーダー
先攻:広島東洋カープ
1(遊)桑原樹
2(中)天谷宗一郎
3(一)堂林翔太
4(左)ジェイソン・プライディ
5(三)アレハンドロ・メヒア
6(指)岩本貴裕
7(右)サミュエル・バティスタ
8(二)庄司隼人
9(捕)船越涼太
P:高橋樹也
ベンチ入り
投:23 29 41 46 47 53 70
捕:54 61 68
内:0 6 7 45 52 69 145 146
外:10 13 38 43 49


カープ試合前の声出しは土生翔平。終わった後、なぜかガッツポーズの上本崇司。
後攻:オリックスバファローズ
1(左)川端
2(中)ブライアン・ボクセビック
3(三)奥浪鏡
4(指)トニ・ブランコ
5(右)中村一生
6(二)原拓也
7(一)縞田拓哉
8(捕)山崎勝己
9(遊)吉田雄人
P:吉田凌
ベンチ入り
投:12 28 35 43 49 58 64 66 69 91 98 125
捕:23 45 62 97 121
内:2 30 33 42 61
外:24 29 46 53 63
審判と公式記録員

球審:須山佑多 一塁:芦原英智 二塁:梅木謙一 三塁:山村裕也
公式記録員:関慎太郎
始球式もありますが、一番斬新だなぁ、と思ったのがこの「スタメンコール」。もちろん慣れた人もいますが、慣れぬ人も「とにかくやってみよう」的な企画はホント、二軍では画期的だったと思います。
打撃成績
1回表
桑原 初球を打ってショートフライ
天谷 2-1から4球目を打ってレフトフライ
堂林 2-2から5球目を空振り三振
1回裏
川端 初球を打ってセンターフライ
ボクセビック 1-2から4球目を空振り三振
奥浪 ストレートのフォアボール
ブランコ 2-1から4球目を打ってセカンドゴロ
2回表
プライディ 0-1から2球目を打ってファーストゴロ
メヒア 1-2から4球目を空振り三振
岩本 1-1から3球目を打ってレフトフライ
2回裏
中村 2-2から7球目を打ってレフトフライ
原 2-0から3球目を打ってレフト前ヒット
縞田 初球を打ってレフト前ヒット
山崎勝 0-1から球2目を打ってピッチャーゴロセカンドフォースアウト
吉田雄 フルカウントから6球目を打ってショートゴロ
3回表
バティスタ 1-2から4球目を空振り三振
庄司 初球を打ってファーストゴロ
船越 2-2から5球目を空振り三振
3回裏
川端 1-1から3球目を打ってセカンドゴロ
ボクセビック 2-2から5球目を打ってサード内野安打
奥浪 フルカウントから7球目を打ってライトフライ
ブランコ 1-2から4球目を打ってレフトへ第7号ツーランホームラン
バファローズ2-0カープ
中村 初球を打って左中間突破ツーベースヒット
原 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
縞田 2-1から4球目を打ってレフトへ第4号スリーランホームラン
バファローズ5-0カープ
山崎勝 初球を打ってセンターフライ
●この時期でなくても、ウエスタンリーグでその年の高卒ルーキーが登板する事はよくありますが、それはある程度の力を持って入団してきた選手のすべき事。カープの高卒ルーキーの場合、ほとんどが「力をつけるために」プロ入りしてくるような選手ばかり。力がないわけではなく、力をつける前に何となく試合に出してるように思えるんですよね。そしてこうやって打ち込まれる。
●いいものを持っている、と思って入団させるのであれば、それを最大限に活かせるようなカラダづくりを先にするべきでは?と思うんですよね。ただ、その指導をする筈の「トレーニングコーチ」が残念ながらカープにはいない。ここ数年で一軍は大きく首脳陣の入れ替えがありましたが、また「イチ」から選手を作り上げるのであれば、何らかの「コーチの血の入れ替え」も必要かな、とも思います。
退団濃厚のオリ・ブランコ 来季も現役 スポニチ 2016年9月26日
〇そして、有終の7号ホームランを放ったトニ・ブランコ。初めて彼のホームランを生で見ました。その飛距離は「まだまだ行ける」を感じさせはしましたが、明らかにオーバーウェイト。それが古傷でもある左膝に影響を与えているのは明白。「もう1回体をつくって」とは言いますが・・・・・。
4回表
桑原 1-0から2球目を打ってセンター前ヒット
天谷 1-2から4球目を打ってショートゴロ捕球エラー
堂林 1-2から4球目を打ってレフトフライ
プライディ 2-0から3球目を打ってライトへ第9号スリーランホームラン
バファローズ5-3カープ
メヒア 1-0から2球目を打ってファーストゴロ
岩本 2-0から3球目を打ってショートフライ
●ついに?89試合目の出場となったジェイソン・プライディ。一時的ながらもウエスタンリーグの規定打席到達を果たした?ものの、そして9号ホームラン(ウエスタンリーグ6位タイ)を放ったものの、今後の起用法はどうなるのか。そして日本シリーズ出場40人枠に入れるつもりなのかどうなのか。現状の成績ならば入れる理由は一つもない、と考えますがいかがでしょう。
4回裏
カープ選手交代
ピッチャー高橋樹也に代えて藤井晧哉
吉田雄 1-0から2球目を打ってセカンドゴロ
川端 1-0から2球目を打ってセンターフライ
ボクセビック 初球を打ってレフト前ヒット
奥浪 フルカウントから6球目を空振り三振
5回表
バティスタ 初球を打ってサードゴロ
庄司 1-1から3球目を打ってセカンドゴロ
船越 0-2から3球目を打ってファーストファウルフライ
5回裏
カープ選手交代
ピッチャー藤井に代えて戸田隆矢
ブランコの代打宮崎祐樹 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
中村 0-1から2球目を打ってサードライナー
原の代打岩崎恭平 0-2から3球目を空振り三振
縞田の代打伏見 3-1から5球目を打ってショートフライ
6回表
バファローズ選手交代
代打岩崎がそのまま入りセカンド
代打伏見がそのまま入りファースト
桑原 1-0から2球目を打ってセカンドゴロ
天谷 1-0から2球目を打ってセンターフライ
堂林 0-2から3球目を空振り三振
6回裏
山崎勝の代打田中 1-2から6球目を打ってライト前ヒット
吉田雄 1-2から4球目を打ってショートゴロダブルプレイ
カープ選手交代
ピッチャー戸田に代えて薮田和樹
川端 1-2から4球目を打ってファーストゴロ
7回表
バファローズ選手交代
代打田中がそのまま入りキャッチャー
ピッチャー吉田凌に代えて坂寄晴一
プライディ 2-2から6球目を打ってファーストゴロ
メヒア フルカウントから7球目を見逃し三振
岩本の代打青木 1-0から2球目を打ってショートゴロ
7回裏
ボクセビック 3-1から5球目を選んでフォアボール
奥浪 1-0から2球目を打ってショートゴロダブルプレイ
カープ選手交代
ピッチャー薮田に代えてデラバー
宮崎 1-1から3球目を打ってライトフライ
8回表
バファローズ選手交代
ピッチャー坂寄に代えて太田阿斗里
バティスタ 2-2から5球目を見逃し三振
庄司 2-1から5球目を打ってセンターフライ
船越の代打土生 2-2から5球目を打ってピッチャーゴロ
8回裏
カープ選手交代
代打土生に代えてキャッチャー中村亘佑
ライトバティスタに代えてレフト赤松
レフトプライディがライトへ
中村 0-2から3球目を打ってセンターフライ
岩崎 初球を打ってレフトへ第1号ソロホームラン
バファローズ6-3カープ
伏見 1-0から2球目を打ってレフトへ第1号ソロホームラン
バファローズ7-3カープ
田中の代打斎藤俊雄 フルカウントから8球目を選んでフォアボール
吉田雄 2-2から6球目を空振り三振
川端 初球を打ってセンターフライ
〇リード面やパンチ力他、キャッチャーとしての素質全てを期待されての入団だったか、とは思いますが、イマイチその力を発揮出来てない伏見寅威。その最大の原因はやっぱりキャッチングだと思うでんすよ。それを補って余りあるバッティングがあれば良いんですが、この試合も途中出場でホームランを打ったものの、そのままファースト守備。最終戦でようやく1号ホームランではちょっとな。
●そして、一軍での「お試し」を経て二軍に帰って来たスティーブ・デラパー。佐々岡真司投手コーチの補正を経て、なんとか使えるようになったかな、と思った矢先にこれ。前日の登板では割とまともなピッチングで終えただけに、この好不調の波はどうにかならぬものか。
9回表
バファローズ選手交代
代打斎藤俊がそのまま入りキャッチャー
ピッチャー太田に代えて比嘉
桑原 1-2から4球目を空振り三振
天谷 0-1から2球目を打ってセカンドゴロ
バファローズ選手交代

ピッチャー比嘉に代えて小松聖
堂林 0-1から2球目を打ってサードライナー
神戸総合運動公園サブ球場 29回戦 オリックス17勝10敗2分(対戦終了)
広島 000 300 000 3
神戸 050 000 02X 7
勝投手:吉田 凌 (12試合2勝2敗)
敗投手:高橋樹也 (9試合1勝5敗)
本塁打:[神戸]トニ・ブランコ9号(2回 2ラン 高橋樹也から)
縞田拓哉4号(8回 3ラン 高橋樹也から)
岩崎恭平1号(8回 ソロ デラバーから)
伏見寅威1号(8回 ソロ デラバーから)
[広島]ジェイソン・プライディ9号(4回 3ラン 吉田凌から)
試合時間:2時間29分
観衆:1017
投手成績
広島東洋カープ
高橋樹 3 回 17打者 64球 6被安打 2与四死球 1奪三振 5失点 5自責点
藤井 1 回 4打者 11球 1被安打 0与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
戸田 1.2回 6打者 26球 1被安打 1与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
薮田 1 回 3打者 11球 0被安打 1与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
デラバ 1.1回 7打者 24球 2被安打 1与四死球 1奪三振 2失点 2自責点
オリックスバファローズ
吉田凌 6 回 21打者 61球 2被安打 0与四死球 4奪三振 3失点 2自責点
坂寄 1 回 3打者 15球 0被安打 0与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
太田 1 回 3打者 15球 0被安打 0与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
比嘉 0.2回 2打者 6球 0被安打 0与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
小松 0.1回 1打者 2球 0被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点

前日は、チームで2安打2四死球と言う、どう考えても攻撃しようのない打線になってしまいましたが、この試合ではとうとう2安打でフォアボールすら選べないと言う絶望的な内容になってしまいました。ジェイソン・プライディのホームランで一矢を報いた形にはなりましたが、今シーズン、如何に外国人に頼っていたか、ってのを如実に表してしまいました。正直、残念な週末になりました。
工夫のない打線、と言ってしまえばそれまでですが、攻撃に関しては完全に尻すぼみ。試合内容にも記しましたし、これまでにも述べていますが、現状のカープ二軍は完全に過渡期。ウエスタンリーグで4位も致し方ないのかも知れませんがこれを「屈辱」と捉えてもう一度選手には奮起していただきたい。この連戦どこからどう見ても意気消沈してしまってるし、心底消化試合になってしまった。
幸いにも?10月から始まるフェニックスリーグ前半は、クライマックスシリーズに出場する一軍選手の調整の場と化す筈。もういっその事、10日間くらいはそれこそ「第一次秋季キャンプ」として、徹底的に打撃練習に充ててみてはどうでしょう。ホント、現状の二軍選手はやらねばいかん事が山積と考えます。球団も、そしてチーム(現場)も本気で底上げに取り組まないとダメだと思います。
そして試合後は、バファローズ・田口壮二軍監督の挨拶を伴った「さよなら神戸サブ球場セレモニー」。そして、今シーズンで引退する小松聖投手の引退セレモニー「予行演習」。じっくり見てください。
今シーズンから「にわか」バファローズファンを自称してました。カープ二軍同様、比較的多めに18試合、観戦させてもらいましたが、ここもまたカープ二軍同様、やらねばいかん事は掃いて捨てるほどあると思います。これは二軍だけでなく、一軍も同様。早々にクライマックスシリーズすら逃してるようでは、各種営業努力も何の意味も成しません。まず野球でどげんかせんといかんはず。

チームは来シーズン、舞洲スポーツアイランドに「居」を構えます。正直、、都会の中の辺境tの地です。野球に没頭する環境は整ったはず。そして、三軍も設けられるそうですが、本気でチームを再構築するような覚悟でないと、阪神タイガースとの「人気格差」は広がるばかり、だと考えます。

そして、神戸総合運動公園サブ球場の、オリックスバファローズ二軍本拠地としての使命は終わりました。グラウンドが天然芝なら行きませんでしたが、最後の最後と思い、初めて神戸サブ球場のフィールドに、バファローズ選手、スタッフ全員による「お見送りハイタッチ」の列に並びました。
列が流れんようになる可能性があるので、各種写真撮影は禁止されていたので、何もありませんが、改めて見上げるバックネット裏スタンドは、本当にグラウンドから近かったです。

来年からは、この小さなちっとブースも、プロ野球ファンの賑わいもなるかるのかな、と思うとちょっと寂しかったです。とは言うものの、セレモニーで田口監督は「勝つ為に、我々は動き続けなければいけません。」と言われました。その最初の第一歩、が舞洲移転でなければいかん、と思います。神戸サブ球場からの移転が、発展的な物である事をお祈りいたします。

そして、いろんな試合を見せていただいた、神戸サブ球場とは、しばしお別れ、かな。

―――――ありがとうございました。
そうだそうだと思われる方も、んなわけなかろーがヴォケナス!と思われる方も、とにかくクリック(笑)

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ちょっとだけ思い出話。初めて神戸サブ球場に来たのは2007年の春。どこでどうやって情報を入手したのか、三菱重工神戸(現:三菱重工神戸・高砂とのプロアマ交流試合。まだその当時のバファローズ二軍は「サーパス」、本拠地も「あじさいスタジアム北神戸」でした。あれから丸々10シーズン。何回ここに通った事か。まだこの頃は一塁側、三塁側のスタンドは芝生席でした。


おはようございます。来年は来るだろうか神戸市営地下鉄総合運動公園駅。この日もファン倶楽部会員の券売開始時刻が10:00、さらに長蛇の列になると見込んで、前夜は神戸市内一泊。


多分この花道を通るのは最後かな。来年も、雁ノ巣球場同様、試合は行われるかも知れませんが。




おはようございます。多分最後のプロ野球公式戦。神戸サブ球場。ごくたまに、社会人野球やクラブチームの試合をやってたりするので、来る事はある、とは思いますが。


開場時間は10:00のはずなんですが、既にこの入場列。一体皆さん何時に来られたのか。ちなみにアテクシは、しっかり寝てしっかり朝ごはんを食べて、07:15にホテルをチェックアウトしました。


その間、続々と「ご出勤」のバファローズナイン。パット・ミッシュはチャリンコ。前田大輔バッテリーコーチは徒歩。ちなみに田口壮二軍監督も「チャリ出勤」です。


そして、この二日間だけは「フードコート」と称された、通常は入れない「関係者入口」では、ホテルグリーンヒル神戸のスタッフの皆さんが「最終イベント」に向けての準備中。


開門1時間前。バファローズの選手もグラウンドで練習開始。ちょっと気だるい時間が過ぎます。そしてバファローズ各種会員の入場列も「ここ」まで延びました。




そして、会員開門10分前の09:50、カープナインを乗せた神姫バスが到着。




神戸サブ球場最終戦、と言うのもありますが、カープ二軍にとってもこの日がウエスタンリーグ最終戦。セントラルリーグの最終戦は雨天中止で延期になってしまいましたが、今回の遠征に帯同していない選手の動向も気になるところ、ではあります。そんな季節になったんですね・・・・。



そしてAM10:00、バファローズ各種会員の開門時間。ここに陣取るのも最後になりますかね。そして続々とお客さん。いわゆる非会員の「一般入場列」は本当に短かったです。




で、開門直後はカープナインの練習が始まってはいるんですが、それよりも何よりも「フードコート」の営業開始時間を待って、財布を握り締めて突入。めざすは毎度お馴染み「ホテルグリーンヒル神戸 岡本総料理長自慢のカレー(700円)」。そしてここに、今回の三連戦限定?メニューの「塩ホルモンスープ(500円)」。しめて1200円の最後の晩餐ならぬ「最後の昼餐」。

「おかもとカレーっていつ頃からありましたかねぇ。過去の画像を見返すと、2011年頃にはもうあったような。そしていつの間にか、バファローズ主催のウエスタンリーグ公式戦にはなくてはならん「球場メシ」になりました。1年だけ「ラーメン」もありましたが、仕込みその他の問題もあるのか、結局カレーだけに落ち着きました。これまで一体何回食ったか覚えてません。来年は、ないだろうなぁ。


そして、バファローズ主催ゲームの名物と言えばやはりこの人、バファローズファームスタジアムDJのケチャップさん。どっちかと言えば殺風景なウエスタンリーグの試合に華を添えてくれました。本当にありがとうございます。これまでは400~1000人前後の客さんを相手にしての「密室での愉しみ」的な感覚がありましたが、来年は広くなる本拠地球場。果たして彼の立場はどうなるのか。
特にここ3年程、スタジアムDJでもあるケチャップさんの軽妙かつ巧妙な前説やら、なかなかよそのチームでは見られない試合前イベント等で、試合結果とは関係ない所でも楽しませて頂きました。
収容人員の少ない球場ならではの、どっちかっちゅうたらほのぼのするイベントとトークばかり。「場を暖める」と言う言葉がありますが、まさにそれがぴったりでした。心底楽しかったです。
と書けば、まるっきり今年でケチャップさんのスタジアムDJが終わりになるようなアレですが、ここだけは正直微妙やなぁ、と。今年は、週末の地方興行におらなんだ、てな事が多々ありましたからねぇ。出来る事なら続けて頂きたいんですが、これだけはオトナの事情も絡んでくるでしょうし。
そんなこんなが交錯しながら、神戸サブ球場2016年ウエスタンリーグ公式戦、ラストです。
スターティングオーダー
先攻:広島東洋カープ
1(遊)桑原樹
2(中)天谷宗一郎
3(一)堂林翔太
4(左)ジェイソン・プライディ
5(三)アレハンドロ・メヒア
6(指)岩本貴裕
7(右)サミュエル・バティスタ
8(二)庄司隼人
9(捕)船越涼太
P:高橋樹也
ベンチ入り
投:23 29 41 46 47 53 70
捕:54 61 68
内:0 6 7 45 52 69 145 146
外:10 13 38 43 49




カープ試合前の声出しは土生翔平。終わった後、なぜかガッツポーズの上本崇司。
後攻:オリックスバファローズ
1(左)川端
2(中)ブライアン・ボクセビック
3(三)奥浪鏡
4(指)トニ・ブランコ
5(右)中村一生
6(二)原拓也
7(一)縞田拓哉
8(捕)山崎勝己
9(遊)吉田雄人
P:吉田凌
ベンチ入り
投:12 28 35 43 49 58 64 66 69 91 98 125
捕:23 45 62 97 121
内:2 30 33 42 61
外:24 29 46 53 63
審判と公式記録員


球審:須山佑多 一塁:芦原英智 二塁:梅木謙一 三塁:山村裕也
公式記録員:関慎太郎
始球式もありますが、一番斬新だなぁ、と思ったのがこの「スタメンコール」。もちろん慣れた人もいますが、慣れぬ人も「とにかくやってみよう」的な企画はホント、二軍では画期的だったと思います。
打撃成績
1回表
桑原 初球を打ってショートフライ
天谷 2-1から4球目を打ってレフトフライ
堂林 2-2から5球目を空振り三振
1回裏
川端 初球を打ってセンターフライ
ボクセビック 1-2から4球目を空振り三振
奥浪 ストレートのフォアボール
ブランコ 2-1から4球目を打ってセカンドゴロ
2回表
プライディ 0-1から2球目を打ってファーストゴロ
メヒア 1-2から4球目を空振り三振
岩本 1-1から3球目を打ってレフトフライ
2回裏
中村 2-2から7球目を打ってレフトフライ
原 2-0から3球目を打ってレフト前ヒット
縞田 初球を打ってレフト前ヒット
山崎勝 0-1から球2目を打ってピッチャーゴロセカンドフォースアウト
吉田雄 フルカウントから6球目を打ってショートゴロ
3回表
バティスタ 1-2から4球目を空振り三振
庄司 初球を打ってファーストゴロ
船越 2-2から5球目を空振り三振
3回裏
川端 1-1から3球目を打ってセカンドゴロ
ボクセビック 2-2から5球目を打ってサード内野安打
奥浪 フルカウントから7球目を打ってライトフライ
ブランコ 1-2から4球目を打ってレフトへ第7号ツーランホームラン
バファローズ2-0カープ
中村 初球を打って左中間突破ツーベースヒット
原 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
縞田 2-1から4球目を打ってレフトへ第4号スリーランホームラン
バファローズ5-0カープ
山崎勝 初球を打ってセンターフライ
●この時期でなくても、ウエスタンリーグでその年の高卒ルーキーが登板する事はよくありますが、それはある程度の力を持って入団してきた選手のすべき事。カープの高卒ルーキーの場合、ほとんどが「力をつけるために」プロ入りしてくるような選手ばかり。力がないわけではなく、力をつける前に何となく試合に出してるように思えるんですよね。そしてこうやって打ち込まれる。
●いいものを持っている、と思って入団させるのであれば、それを最大限に活かせるようなカラダづくりを先にするべきでは?と思うんですよね。ただ、その指導をする筈の「トレーニングコーチ」が残念ながらカープにはいない。ここ数年で一軍は大きく首脳陣の入れ替えがありましたが、また「イチ」から選手を作り上げるのであれば、何らかの「コーチの血の入れ替え」も必要かな、とも思います。
退団濃厚のオリ・ブランコ 来季も現役 スポニチ 2016年9月26日
〇そして、有終の7号ホームランを放ったトニ・ブランコ。初めて彼のホームランを生で見ました。その飛距離は「まだまだ行ける」を感じさせはしましたが、明らかにオーバーウェイト。それが古傷でもある左膝に影響を与えているのは明白。「もう1回体をつくって」とは言いますが・・・・・。
4回表
桑原 1-0から2球目を打ってセンター前ヒット
天谷 1-2から4球目を打ってショートゴロ捕球エラー
堂林 1-2から4球目を打ってレフトフライ
プライディ 2-0から3球目を打ってライトへ第9号スリーランホームラン
バファローズ5-3カープ
メヒア 1-0から2球目を打ってファーストゴロ
岩本 2-0から3球目を打ってショートフライ
●ついに?89試合目の出場となったジェイソン・プライディ。一時的ながらもウエスタンリーグの規定打席到達を果たした?ものの、そして9号ホームラン(ウエスタンリーグ6位タイ)を放ったものの、今後の起用法はどうなるのか。そして日本シリーズ出場40人枠に入れるつもりなのかどうなのか。現状の成績ならば入れる理由は一つもない、と考えますがいかがでしょう。
4回裏
カープ選手交代
ピッチャー高橋樹也に代えて藤井晧哉
吉田雄 1-0から2球目を打ってセカンドゴロ
川端 1-0から2球目を打ってセンターフライ
ボクセビック 初球を打ってレフト前ヒット
奥浪 フルカウントから6球目を空振り三振
5回表
バティスタ 初球を打ってサードゴロ
庄司 1-1から3球目を打ってセカンドゴロ
船越 0-2から3球目を打ってファーストファウルフライ
5回裏
カープ選手交代
ピッチャー藤井に代えて戸田隆矢
ブランコの代打宮崎祐樹 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
中村 0-1から2球目を打ってサードライナー
原の代打岩崎恭平 0-2から3球目を空振り三振
縞田の代打伏見 3-1から5球目を打ってショートフライ
6回表
バファローズ選手交代
代打岩崎がそのまま入りセカンド
代打伏見がそのまま入りファースト
桑原 1-0から2球目を打ってセカンドゴロ
天谷 1-0から2球目を打ってセンターフライ
堂林 0-2から3球目を空振り三振
6回裏
山崎勝の代打田中 1-2から6球目を打ってライト前ヒット
吉田雄 1-2から4球目を打ってショートゴロダブルプレイ
カープ選手交代
ピッチャー戸田に代えて薮田和樹
川端 1-2から4球目を打ってファーストゴロ
7回表
バファローズ選手交代
代打田中がそのまま入りキャッチャー
ピッチャー吉田凌に代えて坂寄晴一
プライディ 2-2から6球目を打ってファーストゴロ
メヒア フルカウントから7球目を見逃し三振
岩本の代打青木 1-0から2球目を打ってショートゴロ
7回裏
ボクセビック 3-1から5球目を選んでフォアボール
奥浪 1-0から2球目を打ってショートゴロダブルプレイ
カープ選手交代
ピッチャー薮田に代えてデラバー
宮崎 1-1から3球目を打ってライトフライ
8回表
バファローズ選手交代
ピッチャー坂寄に代えて太田阿斗里
バティスタ 2-2から5球目を見逃し三振
庄司 2-1から5球目を打ってセンターフライ
船越の代打土生 2-2から5球目を打ってピッチャーゴロ
8回裏
カープ選手交代
代打土生に代えてキャッチャー中村亘佑
ライトバティスタに代えてレフト赤松
レフトプライディがライトへ
中村 0-2から3球目を打ってセンターフライ
岩崎 初球を打ってレフトへ第1号ソロホームラン
バファローズ6-3カープ
伏見 1-0から2球目を打ってレフトへ第1号ソロホームラン
バファローズ7-3カープ
田中の代打斎藤俊雄 フルカウントから8球目を選んでフォアボール
吉田雄 2-2から6球目を空振り三振
川端 初球を打ってセンターフライ
〇リード面やパンチ力他、キャッチャーとしての素質全てを期待されての入団だったか、とは思いますが、イマイチその力を発揮出来てない伏見寅威。その最大の原因はやっぱりキャッチングだと思うでんすよ。それを補って余りあるバッティングがあれば良いんですが、この試合も途中出場でホームランを打ったものの、そのままファースト守備。最終戦でようやく1号ホームランではちょっとな。
●そして、一軍での「お試し」を経て二軍に帰って来たスティーブ・デラパー。佐々岡真司投手コーチの補正を経て、なんとか使えるようになったかな、と思った矢先にこれ。前日の登板では割とまともなピッチングで終えただけに、この好不調の波はどうにかならぬものか。
9回表
バファローズ選手交代
代打斎藤俊がそのまま入りキャッチャー
ピッチャー太田に代えて比嘉
桑原 1-2から4球目を空振り三振
天谷 0-1から2球目を打ってセカンドゴロ
バファローズ選手交代


ピッチャー比嘉に代えて小松聖
堂林 0-1から2球目を打ってサードライナー
神戸総合運動公園サブ球場 29回戦 オリックス17勝10敗2分(対戦終了)
広島 000 300 000 3
神戸 050 000 02X 7
勝投手:吉田 凌 (12試合2勝2敗)
敗投手:高橋樹也 (9試合1勝5敗)
本塁打:[神戸]トニ・ブランコ9号(2回 2ラン 高橋樹也から)
縞田拓哉4号(8回 3ラン 高橋樹也から)
岩崎恭平1号(8回 ソロ デラバーから)
伏見寅威1号(8回 ソロ デラバーから)
[広島]ジェイソン・プライディ9号(4回 3ラン 吉田凌から)
試合時間:2時間29分
観衆:1017
投手成績
広島東洋カープ
高橋樹 3 回 17打者 64球 6被安打 2与四死球 1奪三振 5失点 5自責点
藤井 1 回 4打者 11球 1被安打 0与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
戸田 1.2回 6打者 26球 1被安打 1与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
薮田 1 回 3打者 11球 0被安打 1与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
デラバ 1.1回 7打者 24球 2被安打 1与四死球 1奪三振 2失点 2自責点
オリックスバファローズ
吉田凌 6 回 21打者 61球 2被安打 0与四死球 4奪三振 3失点 2自責点
坂寄 1 回 3打者 15球 0被安打 0与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
太田 1 回 3打者 15球 0被安打 0与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
比嘉 0.2回 2打者 6球 0被安打 0与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
小松 0.1回 1打者 2球 0被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点

前日は、チームで2安打2四死球と言う、どう考えても攻撃しようのない打線になってしまいましたが、この試合ではとうとう2安打でフォアボールすら選べないと言う絶望的な内容になってしまいました。ジェイソン・プライディのホームランで一矢を報いた形にはなりましたが、今シーズン、如何に外国人に頼っていたか、ってのを如実に表してしまいました。正直、残念な週末になりました。
工夫のない打線、と言ってしまえばそれまでですが、攻撃に関しては完全に尻すぼみ。試合内容にも記しましたし、これまでにも述べていますが、現状のカープ二軍は完全に過渡期。ウエスタンリーグで4位も致し方ないのかも知れませんがこれを「屈辱」と捉えてもう一度選手には奮起していただきたい。この連戦どこからどう見ても意気消沈してしまってるし、心底消化試合になってしまった。
幸いにも?10月から始まるフェニックスリーグ前半は、クライマックスシリーズに出場する一軍選手の調整の場と化す筈。もういっその事、10日間くらいはそれこそ「第一次秋季キャンプ」として、徹底的に打撃練習に充ててみてはどうでしょう。ホント、現状の二軍選手はやらねばいかん事が山積と考えます。球団も、そしてチーム(現場)も本気で底上げに取り組まないとダメだと思います。
そして試合後は、バファローズ・田口壮二軍監督の挨拶を伴った「さよなら神戸サブ球場セレモニー」。そして、今シーズンで引退する小松聖投手の引退セレモニー「予行演習」。じっくり見てください。
今シーズンから「にわか」バファローズファンを自称してました。カープ二軍同様、比較的多めに18試合、観戦させてもらいましたが、ここもまたカープ二軍同様、やらねばいかん事は掃いて捨てるほどあると思います。これは二軍だけでなく、一軍も同様。早々にクライマックスシリーズすら逃してるようでは、各種営業努力も何の意味も成しません。まず野球でどげんかせんといかんはず。


チームは来シーズン、舞洲スポーツアイランドに「居」を構えます。正直、、都会の中の辺境tの地です。野球に没頭する環境は整ったはず。そして、三軍も設けられるそうですが、本気でチームを再構築するような覚悟でないと、阪神タイガースとの「人気格差」は広がるばかり、だと考えます。

そして、神戸総合運動公園サブ球場の、オリックスバファローズ二軍本拠地としての使命は終わりました。グラウンドが天然芝なら行きませんでしたが、最後の最後と思い、初めて神戸サブ球場のフィールドに、バファローズ選手、スタッフ全員による「お見送りハイタッチ」の列に並びました。
列が流れんようになる可能性があるので、各種写真撮影は禁止されていたので、何もありませんが、改めて見上げるバックネット裏スタンドは、本当にグラウンドから近かったです。


来年からは、この小さなちっとブースも、プロ野球ファンの賑わいもなるかるのかな、と思うとちょっと寂しかったです。とは言うものの、セレモニーで田口監督は「勝つ為に、我々は動き続けなければいけません。」と言われました。その最初の第一歩、が舞洲移転でなければいかん、と思います。神戸サブ球場からの移転が、発展的な物である事をお祈りいたします。

そして、いろんな試合を見せていただいた、神戸サブ球場とは、しばしお別れ、かな。

―――――ありがとうございました。
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2016.09.27 / Top↑
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