引き続き、優勝決定戦です。
勝ち上がってきたのはまずはオリックスバファローズ。
一回戦は大阪商業大学相手に「貫禄の試合」。出場選手登録をされている大城滉二と言う「補強選手」のスリーランホームランで圧勝。大人げないと言ったら失礼ですが、彼はまだルーキー。場数はこなさないといかん立場、そして結果を残して、低迷するバファローズに「活」をもたらさないと。
そして相対するパナソニック。
今年から元阪神タイガースの梶原康司氏が監督に就任。都市対抗野球に続いて、日本選手権への出場を目論みます。来週末、9月1日には社会人野球日本選手権近畿地区予選も始まります。初戦の相手は三菱重工神戸・高砂。この試合で弾みをつけて挑みたいところ、でしょう。
―――――なんですが。

3位決定戦の最終盤から降り出した雨はあっという間に強くなり、大慌てでマウンドとバッターボックス付近にシートが被せられました。左画像から右画像までの時間的間隔は10分程なんですが、全くもって「無駄な抵抗」。これの影響で、優勝決定戦の試合開始予定時刻は14:30に延期。

雨が上がったのは13:50頃。そして一斉に「吸水作業」に入りました。


その間、両チームナインは、比較的被害の少なかったベンチ前や、外野を使ってキャッチボール等のウォーミングアップ。外野の芝の水の含み方が少し気になりましたが、問題はなかったようで。


引き続き、パナソニックの選手は、ベンチ前で軽めのノック。


軽め、とは申しましても、本当によく声が出ています。多少のポロリがあってもお構いなし。距離の短いノックではありますが、たまに左右に振る打球があったり。ここでもまた「実践練習」。


普段から「終日練習」等のあるパナソニック野球部ですが、それでも、短い時間であろうが何だろうが、体を動かす時間は多い方がいい、と言う事なんでしょう。熱のこもった脳が続きました。
スターティングオーダー
先攻:パナソニック
1(二)泉 裕斗 (宇治山田商業高校~東北福祉大学)
2(遊)横田拓也 (沖学園高校~福岡大学)
3(指)宮本秀明 (秀岳館高校)
4(一)井上貴晴 (報徳学園高校~青山学院大学)
5(中)福原健太 (北谷高校~東濃大オホーツク)
6(左)深瀬愛斗 (武相高校~東京農業大学北海道オホーツク)
7(右)藤井 健 (智辯和歌山高校~ 奈良学園大学)
8(捕)三上恭平 (桐生第一高校~上武大学)
9(三)阪口哲也 (市和歌山高~阪神タイガース)
P:藤井聖太 (興国高校~関西国際大学)
〇春先の神戸サブ球場でのこのカードから、大きく変わったスターティングメンバー。もっとも、パナソニックの試合をほとんど観てないので、どんなオーダーがベストなのかは分かりません。
後攻:オリックスバファローズ
1(二)岩崎恭平 (東海大相模高校~東海大学~中日ドラゴンズ)
2(中)後藤駿太 (前橋商業高校)
3(右)中村一生 (東海大学付属浦安高校~国際武道大学~中日ドラゴンズ)
4(遊)宗 佑磨 (横浜隼人高校)
5(捕)赤松幸輔 (瀬戸内高校~名古屋商科大学~香川オリーブガイナーズ)
6(三)堤 裕貴 (龍谷高校)
7(指)奥浪 鏡 (創志学園高校)
8(左)吉田雄人 (北照高校)
9(一)縞田拓哉 (東福岡高校~日本大学~JR東日本)
P:パット・ミッシュ(グレンブルック・ノース高校~ウエスタン・ミシガン大学)
●初戦の対NTT西日本戦に続いての「4番・宗佑磨」前日の対大阪商業大学戦ではホームランも放って大活躍だったようですが、その分?と言うか何と言うか、個人的には宗佑磨以上に、この時期にもっと打席に立たせておかなければいけないはずの園部聡の名前がスターティングメンバーにありません。このあたりのバファローズ二軍首脳陣の意図はどこにあるのか。
審判
球審:土屋 一塁:上野 三塁:芦原
さぁて、優勝決定戦の始まりです。しかしバファローズ、野手が少ないなぁ。

ちなみにスコアボードの表記ですが、当初は左画像のように「パナ」「オリ」と言う表記でしたが、試合開始前になって右画像のように「パナソ」「Bs」に変更されました。
打撃成績
1回表
泉 0-2から3球目を見逃し三振
横田 初球を打ってピッチャーゴロ
宮本 1-2から4球目を見逃し三振
●立ち上がりからテンポよく、そして容赦なくビッシビシ三振を取りに来るパット・ミッシュ。米国では大学生とのオープン戦も頻繁に行われておるようですが、社会人野球部相手に投げる心境や如何に。とは言うものの、助っ人外国人選手が、いかに調整中とは言え、ここで投げててよいもんか。
1回裏
岩崎 0-1から2球目を打ってセカンドゴロ
駿太 2-2から5球目を見逃し三振
中村 0-1から2球目を打ってサードゴロ
〇対するパナソニックの先発、藤井聖太投手もテンポ良いピッチング。締まりの良い試合の予感。
2回表
井上貴 初球を打ってライトへソロホームラン
バファローズ0-1パナソニック
福原 初球を打ってセカンドゴロ
深瀬 初球を打ってレフトフライ
藤井健 3-1から5球目を選んでフォアボール
次打者三上の2球目に藤井健セカンド盗塁失敗
●2イニング目のパット・ミッシュ。先頭の井上貴選手に投じた初球を、ドンピシャのタイミングで振り抜かれた打球は、あっという間にライトスタンド後方へ。決して気を抜いた訳ではなかろうけど、不用意過ぎた気も。この辺りは、初球から積極的に振ってくる社会人野球の波に呑まれたか。
2回裏
宗 1-1から3球目を打ってショートライナー
赤松 1-1から3球目を打ってサードゴロ
堤 1-2から4球目を打ってレフトフライ
3回表
三上 0-2から3球目を打ってピッチャーゴロ
阪口 初球を打ってレフトフライ
泉 2-2から5球目を空振り三振
3回裏
奥浪 2-2から5球目を空振り三振
吉田雄 2-0から3球目を打ってセンターフライ
縞田 2-2から6球目を打ってショートゴロ
4回表


横田 1-0から2球目を打ってセンターフライ


宮本 1-0から2球目を打って右中間突破ツーベースヒット


井上貴 フルカウントから6球目を選んでフォアボール


福原 フルカウントから6球目を空振り三振
さらにセカンドランナー宮本サード盗塁失敗
4回裏


岩崎 2-2から9球目を打ってファーストゴロ


駿太 3-1から5球目を打ってレフト前ヒット
中村 0-1から2球目を打ってピッチャーゴロダブルプレイ
●最近、ビデオカメラを回しっぱなしで、ご覧のように打席での様子を撮影しに行ってるんですが、岩崎恭平の打席途中、私のすぐ横にファウルボールが転がってきて、とりあえずはスタッフの人に渡したんですが、その代わりにもらったのが、バファローズのステッカーでした。しかしながら・・・・。

今年の春季キャンプの余り物でした!
5回表
深瀬 1-0から2球目を打ってキャッチャーゴロ
藤井健 2-0から3球目を打ってセンターオーバーツーベースヒット
三上 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
阪口 初球を打ってライト線タイムリーツーベースヒット
バファローズ0-2パナソニック
泉 1-2から4球目を打ってショートゴロ
横田 0-2から3球目を打ってセカンドゴロ
〇鳴尾浜を離れて2年目の阪口哲也選手。もうそろそろ、パナソニックの水には慣れたでしょうか。
5回裏
宗 初球を打ってライトフライ
赤松 1-0から2球目を打ってサード強襲内野安打
堤 0-2から3球目を打ってピッチャーゴロセカンドフォースアウト
奥浪の代打伏見寅威(東海大付属第四高校~東海大学) 初球を打ってサードゴロ
●何故か、奥浪鏡を引っ込めてしまったバファローズ。代打に伏見寅威がよくない、と言う訳ではなく、ここで奥浪鏡を下げる理由がわからない。胎動させている少ない野手の出場機会を作る為なんだろうけど、常に出場させておかなければいかん選手、と言うのはどこにでもいる。バファローズで言えばその筆頭は奥浪鏡であり、吉田雄人であり園部聡のはずだと思うんですがどうでしょう。
●で、代打で出てきた伏見寅威。出場選手登録をされたはいいものの、キャッチャーやファーストをやったり、果てはサード。そう言う「守備プション」は二軍でやるべき。バッティングを生かすため、と言うのであれば、どこかポジションを固定するべき。ポジションたらい回しだと、絶対に守備の方に頭が行ってしまって、バッティングどころではなくなる。そう言う選手はたくさん見てきたつもりです。
6回表
バファローズ選手交代
ライト中村に代えて武田健吾 (自由ケ丘高校)

宮本 1-1から3球目を打ってショート内野安打


井上貴 0-2から3球目を空振り三振
しかしファーストランナー宮本セカンド盗塁成功

福原 1-2から6球目を打ってレフト前ヒット

深瀬の代打柳田一喜(神港学園高校~立命館大学) 2-1から4球目を打ってセンターへ犠牲フライ
バファローズ0-3パナソニック

藤井健 2-2から5球目を空振り三振
6回裏
パナソニック選手交代
代打柳田に代えてファースト池尻直矢(箕島高校~名古屋商科大学)
ファースト井上貴がライト
キャッチャーに代えて松岡翔馬(享栄高校~愛知工業大学)
吉田雄 1-0から2球目を打ってセンター前ヒット
縞田 2-0から3球目を打ってレフト前ヒット
岩崎 2-2から5球目を打ってサードゴロダブルプレイ

次打者駿太の5球目にワイルドピッチ 岩崎はセカンドへ


駿太 フルカウントから7球目を選んでフォアボール

次打者武田の4球目にワイルドピッチ ランナーそれぞれ進塁


武田 2-2から5球目を打ってセンターフライ
●思い返せば、バファローズにとっては最初で最後のチャンスらしいチャンス。岩崎恭平がサードゴロに倒れて最初の万事休す。その後中軸打線に回ってきたものの、あと一本が出ぬまま。岩崎恭平に送りバントでもさせておけば、とも思いますが、バファローズベンチの意図はどこにあったのか。
●ウエスタンリーグでは低空飛行のままではありますが、こう言う所でそれこそ「勝ちグセ」を付けておかぬことには、来年以降に何も残らない。バットを振るだけがプロの技術ではないはず。
7回表
バファローズ選手交代
ピッチャーミッシュに代えて大田阿斗里(帝京高校~横浜ベイスターズ~横浜DeNAベイスターズ)
松岡 1-2から4球目を空振り三振
阪口 初球を打ってライト前ヒット
泉 3-1から5球目を選んでフォアボール
横田 2-2から8球目を打ってセカンドフライ
バファローズ選手交代
ピッチャー大田に代えて塚田貴之(白鴎大学足利高校~白鴎大学)
宮本 0-2から3球目を見逃し三振
7回裏
パナソニック選手交代
ピッチャー藤井聖に代えて榎本亮(京都学園高校~佛教大学)
宗 0-1から2球目を打ってセンターフライ
赤松 2-1から4球目を打ってサードゴロ
堤 3-1から5球目を選んでフォアボール
伏見 1-0から2球目を打ってピッチャーゴロ
8回表
井上貴 1-2から4球目を空振り三振
福原 2-1から4球目がデッドボール
池尻 フルカウントから6球目を打ってライトへタイムリーツーベースヒット
バファローズ0-4パナソニック
バファローズ選手交代
ピッチャー塚田に代えて高木伴(川口高校~東京農業大学~NTT東日本)
藤井健の代打岩本大祐(智辯学園高校~東北福祉大学) 1-2から5球目を空振り三振
松岡 初球を打ってレフト前ヒット
阪口 1-2から5球目を空振り三振
8回裏
パナソニック選手交代
代打岩本がそのまま入りレフト
吉田雄 1-0から2球目を打ってレフトフライ
縞田 初球を打ってサードゴロ
岩崎 フルカウントから7球目がデッドボール
駿太 2-1から4球目を打ってレフトフライ
9回表
バファローズ選手交代
セカンド岩崎に代えてファースト田中大輔(如水館高校~東洋大学~中日ドラゴンズ)
ファースト縞田がセカンドへ
泉 0-1から2球目を打ってレフト前ヒット
横田 2-2から5球目を打ってショートゴロ捕球エラー
宮本 0-2から3球目を空振り三振
井上貴 2-2から6球目を打ってセンターフライ
セカンドランナー泉はサードへ
福原 1-0から2球目を打ってセンターオーバー2点タイムリーツーベースヒット
バファローズ0-6パナソニック
池尻 初球を打ってショートゴロ
9回裏
パナソニック選手交代
ピッチャー榎本に代えて北出浩喜(小松商業高校~愛知工業大)
武田 0-1から2球目を打ってセンター前ヒット
宗 3-1から5球目を打ってレフトフライ
赤松 0-2から3球目を打ってセンターフライ
堤 1-1から3球目を打ってセカンドゴロ

試合中、何とかかんとか持ちこたえてい天気ですが、試合終了と同時に、どうやらだれかがバケツをひっくり返したようで、挨拶が終わった後は両チームナイン、逃げるがごとくベンチへ。そして10分後、豊中ローズ球場は田んぼになりました。
豊中ローズ球場 優勝決定戦
パナ 010 011 012 6
オリ 000 000 000 0
本塁打:[パナソニック]井上貴
投手成績
パナソニック
藤井聖 6 回 21打者 88球 4被安打 1与四死球 3奪三振 0失点 0自責点
榎本 3 回 12打者 40球 1被安打 2与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
オリックスバファローズ
ミッシュ 6 回 25打者 83球 6被安打 3与四死球 4奪三振 3失点 3自責点
大田 0.2回 4打者 8球 1被安打 1与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
塚田 1 回 4打者 17球 1被安打 1与四死球 2奪三振 1失点 1自責点
高木 1.2回 9打者 30球 3被安打 0与四死球 3奪三振 2失点 1自責点

5安打を放ちながら、11被安打で敗戦のバファローズ。「プロとして負けるわけにはいきませんので」と田口壮監督が意気込んで臨んだ大会ではありましたが、そして一番大々的に宣伝している割には2年連続で準優勝。勝負ですし、強豪相手でもあり、致し方ないにしても、ちょっと情けないなぁ。
選手個々の技量もありますが、ベンチワークも含めたチーム全体でどないかして「勝ちに行く所」を見たかったんですが、それらしい場面はこの試合では全くなし。尤も、スターティングメンバーを見る限り、どう言う意図でこのオーダーになったのかわからなかったし、その通りの結果になってしまった。
そんなバファローズ二軍。来シーズンからは3軍制を採用するそうですが、この大会には2軍選手を出場させるのか、3軍選手を出場させるのか興味のある所。そして3軍スタッフがどのような陣容になるのか、も興味深いです。どこかで「バファローズの若手選手はあまり練習しない」みたいな記事を見かけましたが、あれが本当なのであれば、3軍を設けたところであまり意味はありません。
それこそ「鬼軍曹」みたいなスタッフならまた別かと思いますが、それくらいの首脳陣を置かない限り、現状のオリックスバファローズは変えられない、とすら思います。
この辺り、思う所は多々ありますが、また機会があれば。

そして、パナソニックは、第二回大会とは言え、初出場初優勝。3試合で18得点4失点。もうすぐ始まる日本選手権近畿地区最終予選に向けて、仕上げは上々、と言った所でしょうか。愛知工業大学とのオープン戦をはさんで、9月1日からは日本選手権近畿地区最終予選。皇子山球場で相対するのは三菱重工神戸・高砂。今年最後の大勝負への「最後の第一歩」となります。
パナソニックでよく言われるのが「〇〇しかいない」。最近では「秋吉(亮/東京ヤクルトスワローズ)しかいない」だの「近藤(大亮/オリックスバファローズ)しかいない」だのと言うアレでしたが、今年はどうなんでしょうね。「俺も」と言って北出浩喜投手が名をあげるのか、安部健太投手が先を走るのか。なかなか観には行けませんが、気にしてみようかな、とも思います。
近畿地区最終予選第一、第二代表決定戦は9月7日水曜日。もちろん休暇です。そこでまた観戦出来れば。もっとも、見たいチームがたくさんあるので頭の痛いところではありますが、健闘をお祈りします。
何でや!カープ関係ないやろ!と思われるかも知れませんが、クリック頂ければ幸い。これからの励みになります。

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勝ち上がってきたのはまずはオリックスバファローズ。
一回戦は大阪商業大学相手に「貫禄の試合」。出場選手登録をされている大城滉二と言う「補強選手」のスリーランホームランで圧勝。大人げないと言ったら失礼ですが、彼はまだルーキー。場数はこなさないといかん立場、そして結果を残して、低迷するバファローズに「活」をもたらさないと。
そして相対するパナソニック。
今年から元阪神タイガースの梶原康司氏が監督に就任。都市対抗野球に続いて、日本選手権への出場を目論みます。来週末、9月1日には社会人野球日本選手権近畿地区予選も始まります。初戦の相手は三菱重工神戸・高砂。この試合で弾みをつけて挑みたいところ、でしょう。
―――――なんですが。


3位決定戦の最終盤から降り出した雨はあっという間に強くなり、大慌てでマウンドとバッターボックス付近にシートが被せられました。左画像から右画像までの時間的間隔は10分程なんですが、全くもって「無駄な抵抗」。これの影響で、優勝決定戦の試合開始予定時刻は14:30に延期。


雨が上がったのは13:50頃。そして一斉に「吸水作業」に入りました。




その間、両チームナインは、比較的被害の少なかったベンチ前や、外野を使ってキャッチボール等のウォーミングアップ。外野の芝の水の含み方が少し気になりましたが、問題はなかったようで。




引き続き、パナソニックの選手は、ベンチ前で軽めのノック。




軽め、とは申しましても、本当によく声が出ています。多少のポロリがあってもお構いなし。距離の短いノックではありますが、たまに左右に振る打球があったり。ここでもまた「実践練習」。




普段から「終日練習」等のあるパナソニック野球部ですが、それでも、短い時間であろうが何だろうが、体を動かす時間は多い方がいい、と言う事なんでしょう。熱のこもった脳が続きました。
スターティングオーダー
先攻:パナソニック
1(二)泉 裕斗 (宇治山田商業高校~東北福祉大学)
2(遊)横田拓也 (沖学園高校~福岡大学)
3(指)宮本秀明 (秀岳館高校)
4(一)井上貴晴 (報徳学園高校~青山学院大学)
5(中)福原健太 (北谷高校~東濃大オホーツク)
6(左)深瀬愛斗 (武相高校~東京農業大学北海道オホーツク)
7(右)藤井 健 (智辯和歌山高校~ 奈良学園大学)
8(捕)三上恭平 (桐生第一高校~上武大学)
9(三)阪口哲也 (市和歌山高~阪神タイガース)
P:藤井聖太 (興国高校~関西国際大学)
〇春先の神戸サブ球場でのこのカードから、大きく変わったスターティングメンバー。もっとも、パナソニックの試合をほとんど観てないので、どんなオーダーがベストなのかは分かりません。
後攻:オリックスバファローズ
1(二)岩崎恭平 (東海大相模高校~東海大学~中日ドラゴンズ)
2(中)後藤駿太 (前橋商業高校)
3(右)中村一生 (東海大学付属浦安高校~国際武道大学~中日ドラゴンズ)
4(遊)宗 佑磨 (横浜隼人高校)
5(捕)赤松幸輔 (瀬戸内高校~名古屋商科大学~香川オリーブガイナーズ)
6(三)堤 裕貴 (龍谷高校)
7(指)奥浪 鏡 (創志学園高校)
8(左)吉田雄人 (北照高校)
9(一)縞田拓哉 (東福岡高校~日本大学~JR東日本)
P:パット・ミッシュ(グレンブルック・ノース高校~ウエスタン・ミシガン大学)
●初戦の対NTT西日本戦に続いての「4番・宗佑磨」前日の対大阪商業大学戦ではホームランも放って大活躍だったようですが、その分?と言うか何と言うか、個人的には宗佑磨以上に、この時期にもっと打席に立たせておかなければいけないはずの園部聡の名前がスターティングメンバーにありません。このあたりのバファローズ二軍首脳陣の意図はどこにあるのか。
審判
球審:土屋 一塁:上野 三塁:芦原
さぁて、優勝決定戦の始まりです。しかしバファローズ、野手が少ないなぁ。


ちなみにスコアボードの表記ですが、当初は左画像のように「パナ」「オリ」と言う表記でしたが、試合開始前になって右画像のように「パナソ」「Bs」に変更されました。
打撃成績
1回表
泉 0-2から3球目を見逃し三振
横田 初球を打ってピッチャーゴロ
宮本 1-2から4球目を見逃し三振
●立ち上がりからテンポよく、そして容赦なくビッシビシ三振を取りに来るパット・ミッシュ。米国では大学生とのオープン戦も頻繁に行われておるようですが、社会人野球部相手に投げる心境や如何に。とは言うものの、助っ人外国人選手が、いかに調整中とは言え、ここで投げててよいもんか。
1回裏
岩崎 0-1から2球目を打ってセカンドゴロ
駿太 2-2から5球目を見逃し三振
中村 0-1から2球目を打ってサードゴロ
〇対するパナソニックの先発、藤井聖太投手もテンポ良いピッチング。締まりの良い試合の予感。
2回表
井上貴 初球を打ってライトへソロホームラン
バファローズ0-1パナソニック
福原 初球を打ってセカンドゴロ
深瀬 初球を打ってレフトフライ
藤井健 3-1から5球目を選んでフォアボール
次打者三上の2球目に藤井健セカンド盗塁失敗
●2イニング目のパット・ミッシュ。先頭の井上貴選手に投じた初球を、ドンピシャのタイミングで振り抜かれた打球は、あっという間にライトスタンド後方へ。決して気を抜いた訳ではなかろうけど、不用意過ぎた気も。この辺りは、初球から積極的に振ってくる社会人野球の波に呑まれたか。
2回裏
宗 1-1から3球目を打ってショートライナー
赤松 1-1から3球目を打ってサードゴロ
堤 1-2から4球目を打ってレフトフライ
3回表
三上 0-2から3球目を打ってピッチャーゴロ
阪口 初球を打ってレフトフライ
泉 2-2から5球目を空振り三振
3回裏
奥浪 2-2から5球目を空振り三振
吉田雄 2-0から3球目を打ってセンターフライ
縞田 2-2から6球目を打ってショートゴロ
4回表




横田 1-0から2球目を打ってセンターフライ




宮本 1-0から2球目を打って右中間突破ツーベースヒット




井上貴 フルカウントから6球目を選んでフォアボール




福原 フルカウントから6球目を空振り三振
さらにセカンドランナー宮本サード盗塁失敗
4回裏




岩崎 2-2から9球目を打ってファーストゴロ




駿太 3-1から5球目を打ってレフト前ヒット
中村 0-1から2球目を打ってピッチャーゴロダブルプレイ
●最近、ビデオカメラを回しっぱなしで、ご覧のように打席での様子を撮影しに行ってるんですが、岩崎恭平の打席途中、私のすぐ横にファウルボールが転がってきて、とりあえずはスタッフの人に渡したんですが、その代わりにもらったのが、バファローズのステッカーでした。しかしながら・・・・。

今年の春季キャンプの余り物でした!
5回表
深瀬 1-0から2球目を打ってキャッチャーゴロ
藤井健 2-0から3球目を打ってセンターオーバーツーベースヒット
三上 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
阪口 初球を打ってライト線タイムリーツーベースヒット
バファローズ0-2パナソニック
泉 1-2から4球目を打ってショートゴロ
横田 0-2から3球目を打ってセカンドゴロ
〇鳴尾浜を離れて2年目の阪口哲也選手。もうそろそろ、パナソニックの水には慣れたでしょうか。
5回裏
宗 初球を打ってライトフライ
赤松 1-0から2球目を打ってサード強襲内野安打
堤 0-2から3球目を打ってピッチャーゴロセカンドフォースアウト
奥浪の代打伏見寅威(東海大付属第四高校~東海大学) 初球を打ってサードゴロ
●何故か、奥浪鏡を引っ込めてしまったバファローズ。代打に伏見寅威がよくない、と言う訳ではなく、ここで奥浪鏡を下げる理由がわからない。胎動させている少ない野手の出場機会を作る為なんだろうけど、常に出場させておかなければいかん選手、と言うのはどこにでもいる。バファローズで言えばその筆頭は奥浪鏡であり、吉田雄人であり園部聡のはずだと思うんですがどうでしょう。
●で、代打で出てきた伏見寅威。出場選手登録をされたはいいものの、キャッチャーやファーストをやったり、果てはサード。そう言う「守備プション」は二軍でやるべき。バッティングを生かすため、と言うのであれば、どこかポジションを固定するべき。ポジションたらい回しだと、絶対に守備の方に頭が行ってしまって、バッティングどころではなくなる。そう言う選手はたくさん見てきたつもりです。
6回表
バファローズ選手交代
ライト中村に代えて武田健吾 (自由ケ丘高校)


宮本 1-1から3球目を打ってショート内野安打




井上貴 0-2から3球目を空振り三振
しかしファーストランナー宮本セカンド盗塁成功




福原 1-2から6球目を打ってレフト前ヒット




深瀬の代打柳田一喜(神港学園高校~立命館大学) 2-1から4球目を打ってセンターへ犠牲フライ
バファローズ0-3パナソニック




藤井健 2-2から5球目を空振り三振
6回裏
パナソニック選手交代
代打柳田に代えてファースト池尻直矢(箕島高校~名古屋商科大学)
ファースト井上貴がライト
キャッチャーに代えて松岡翔馬(享栄高校~愛知工業大学)
吉田雄 1-0から2球目を打ってセンター前ヒット
縞田 2-0から3球目を打ってレフト前ヒット
岩崎 2-2から5球目を打ってサードゴロダブルプレイ


次打者駿太の5球目にワイルドピッチ 岩崎はセカンドへ




駿太 フルカウントから7球目を選んでフォアボール


次打者武田の4球目にワイルドピッチ ランナーそれぞれ進塁




武田 2-2から5球目を打ってセンターフライ
●思い返せば、バファローズにとっては最初で最後のチャンスらしいチャンス。岩崎恭平がサードゴロに倒れて最初の万事休す。その後中軸打線に回ってきたものの、あと一本が出ぬまま。岩崎恭平に送りバントでもさせておけば、とも思いますが、バファローズベンチの意図はどこにあったのか。
●ウエスタンリーグでは低空飛行のままではありますが、こう言う所でそれこそ「勝ちグセ」を付けておかぬことには、来年以降に何も残らない。バットを振るだけがプロの技術ではないはず。
7回表
バファローズ選手交代
ピッチャーミッシュに代えて大田阿斗里(帝京高校~横浜ベイスターズ~横浜DeNAベイスターズ)
松岡 1-2から4球目を空振り三振
阪口 初球を打ってライト前ヒット
泉 3-1から5球目を選んでフォアボール
横田 2-2から8球目を打ってセカンドフライ
バファローズ選手交代
ピッチャー大田に代えて塚田貴之(白鴎大学足利高校~白鴎大学)
宮本 0-2から3球目を見逃し三振
7回裏
パナソニック選手交代
ピッチャー藤井聖に代えて榎本亮(京都学園高校~佛教大学)
宗 0-1から2球目を打ってセンターフライ
赤松 2-1から4球目を打ってサードゴロ
堤 3-1から5球目を選んでフォアボール
伏見 1-0から2球目を打ってピッチャーゴロ
8回表
井上貴 1-2から4球目を空振り三振
福原 2-1から4球目がデッドボール
池尻 フルカウントから6球目を打ってライトへタイムリーツーベースヒット
バファローズ0-4パナソニック
バファローズ選手交代
ピッチャー塚田に代えて高木伴(川口高校~東京農業大学~NTT東日本)
藤井健の代打岩本大祐(智辯学園高校~東北福祉大学) 1-2から5球目を空振り三振
松岡 初球を打ってレフト前ヒット
阪口 1-2から5球目を空振り三振
8回裏
パナソニック選手交代
代打岩本がそのまま入りレフト
吉田雄 1-0から2球目を打ってレフトフライ
縞田 初球を打ってサードゴロ
岩崎 フルカウントから7球目がデッドボール
駿太 2-1から4球目を打ってレフトフライ
9回表
バファローズ選手交代
セカンド岩崎に代えてファースト田中大輔(如水館高校~東洋大学~中日ドラゴンズ)
ファースト縞田がセカンドへ
泉 0-1から2球目を打ってレフト前ヒット
横田 2-2から5球目を打ってショートゴロ捕球エラー
宮本 0-2から3球目を空振り三振
井上貴 2-2から6球目を打ってセンターフライ
セカンドランナー泉はサードへ
福原 1-0から2球目を打ってセンターオーバー2点タイムリーツーベースヒット
バファローズ0-6パナソニック
池尻 初球を打ってショートゴロ
9回裏
パナソニック選手交代
ピッチャー榎本に代えて北出浩喜(小松商業高校~愛知工業大)
武田 0-1から2球目を打ってセンター前ヒット
宗 3-1から5球目を打ってレフトフライ
赤松 0-2から3球目を打ってセンターフライ
堤 1-1から3球目を打ってセカンドゴロ


試合中、何とかかんとか持ちこたえてい天気ですが、試合終了と同時に、どうやらだれかがバケツをひっくり返したようで、挨拶が終わった後は両チームナイン、逃げるがごとくベンチへ。そして10分後、豊中ローズ球場は田んぼになりました。
豊中ローズ球場 優勝決定戦
パナ 010 011 012 6
オリ 000 000 000 0
本塁打:[パナソニック]井上貴
投手成績
パナソニック
藤井聖 6 回 21打者 88球 4被安打 1与四死球 3奪三振 0失点 0自責点
榎本 3 回 12打者 40球 1被安打 2与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
オリックスバファローズ
ミッシュ 6 回 25打者 83球 6被安打 3与四死球 4奪三振 3失点 3自責点
大田 0.2回 4打者 8球 1被安打 1与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
塚田 1 回 4打者 17球 1被安打 1与四死球 2奪三振 1失点 1自責点
高木 1.2回 9打者 30球 3被安打 0与四死球 3奪三振 2失点 1自責点

5安打を放ちながら、11被安打で敗戦のバファローズ。「プロとして負けるわけにはいきませんので」と田口壮監督が意気込んで臨んだ大会ではありましたが、そして一番大々的に宣伝している割には2年連続で準優勝。勝負ですし、強豪相手でもあり、致し方ないにしても、ちょっと情けないなぁ。
選手個々の技量もありますが、ベンチワークも含めたチーム全体でどないかして「勝ちに行く所」を見たかったんですが、それらしい場面はこの試合では全くなし。尤も、スターティングメンバーを見る限り、どう言う意図でこのオーダーになったのかわからなかったし、その通りの結果になってしまった。
そんなバファローズ二軍。来シーズンからは3軍制を採用するそうですが、この大会には2軍選手を出場させるのか、3軍選手を出場させるのか興味のある所。そして3軍スタッフがどのような陣容になるのか、も興味深いです。どこかで「バファローズの若手選手はあまり練習しない」みたいな記事を見かけましたが、あれが本当なのであれば、3軍を設けたところであまり意味はありません。
それこそ「鬼軍曹」みたいなスタッフならまた別かと思いますが、それくらいの首脳陣を置かない限り、現状のオリックスバファローズは変えられない、とすら思います。
この辺り、思う所は多々ありますが、また機会があれば。

そして、パナソニックは、第二回大会とは言え、初出場初優勝。3試合で18得点4失点。もうすぐ始まる日本選手権近畿地区最終予選に向けて、仕上げは上々、と言った所でしょうか。愛知工業大学とのオープン戦をはさんで、9月1日からは日本選手権近畿地区最終予選。皇子山球場で相対するのは三菱重工神戸・高砂。今年最後の大勝負への「最後の第一歩」となります。
パナソニックでよく言われるのが「〇〇しかいない」。最近では「秋吉(亮/東京ヤクルトスワローズ)しかいない」だの「近藤(大亮/オリックスバファローズ)しかいない」だのと言うアレでしたが、今年はどうなんでしょうね。「俺も」と言って北出浩喜投手が名をあげるのか、安部健太投手が先を走るのか。なかなか観には行けませんが、気にしてみようかな、とも思います。
近畿地区最終予選第一、第二代表決定戦は9月7日水曜日。もちろん休暇です。そこでまた観戦出来れば。もっとも、見たいチームがたくさんあるので頭の痛いところではありますが、健闘をお祈りします。
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2016.08.26 / Top↑
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