何と、約2か月ぶりの阪神鳴尾浜球場です。えらい空いてしまいました。
今年はほぼ、勤務シフトが固定され、月曜日と水曜日が休暇に充てられていますが、なかなかうまい具合に当たりません。もっともその分、いろんな所に行ってる、と言えば行ってるんですが。
社会人野球も都市対抗野球を終え、大きな大会と言えば近いところでは、大きく日程が変更になったJABA九州大会くらい。後は各チーム、夏休みに入った大学野球部とのオープン戦がある程度。
とは言うものの、盆休みには毎年恒例の「JABA広島大会」もあるんですけどね。
そんな(どんな)夏真っ盛りの、阪神鳴尾浜球場での、タイガースとバファローズの試合です。

夏の甲子園大会の出場校も無事決まり、甲子園練習が始まってます。本大会に入ると、鳴尾浜臨海公園野球場では、甲子園入り直前の学校の練習が行われます。またこの辺も賑やかになります。

この日も、明徳義塾高校と山梨学院高校が練習をしてました。

あっついあっつい阪神鳴尾浜球場がこちら。

そう言えば、阪神鳴尾浜球場で、バファローズ選手の球場入り、と言うのを見たことがありません。とは言うものの、なかなか朝早く起きれないのも事実(笑)。

で、ここからは当然、ビジターチームでもあるバファローズの練習見学なんですが、以前にもどこかで記しましたが、ホント声が出てない。ただ粛々とメニューをこなしているだけ。

個人個人課題を持って試合に臨んでいるだと思いますが、それが練習から伝わってこない。それよりも何よりも、グラウンドで動いている選手があまりにも少ない、ように見えます。

どうしても比較してしまいますが、カープの場合だと、バッティング練習をしている横で、常時2~3人の選手がベースランニングのスタートのの練習をしていたりしてますが、それすらない。

ビジターチームの試合前練習ってのは凡そ10:00から11:30~11:40までの約1時間半程度。本当に限られていますが、その時間を有効に使おうと言う姿勢があまり感じられないのは気のせいか。

チームにはそれぞれ、練習の進め方ってのはある、とは思います。それをシーズン中に大きく変えろ、と言うのはなかなか難しいとは思いますが、何かしらを何とかしよう、と言うのが見られない。

ぶっ倒れるまでガンガンやれ、とは申しませんが、まだまだ走り回っている選手、泥らだけになっている選手が余りにも少ない。こんなんなら、現状の成績も致し方ないかな、と。

試合前の練習を一切公開しないチームもあります、が、阪神鳴尾浜球場はそうも行きません。試合のある日は08:30からお客さんが来ます。常に衆目に晒されている、と言ってもイイでしょう。

そして、練習は見せるものではありませんが、「どないかしよう」と言う姿勢が伝わってこないと、どれだけ環境が整おうが、付いてくる結果は変わらないと思います。

来シーズンからは本拠地球場、その他諸々全てが舞洲ベースボールスタジアムに移転します。いい球場ではありますが、それに見合うだけのチームになるための素地を、今のうちに作っておかないと、半永久的に「上がり目」はないと思います。弱いチームに「区切り」はあるはずがありません。
スターティングオーダー
先攻:オリックスバファローズ
1(遊)堤
2(二)原
3(左)ボグセビック
4(指)クラーク
5(一)園部
6(中)武田
7(三)奥浪
8(右)吉田雄
9(捕)山崎
P:佐藤世那
後攻:阪神タイガース
1(二)上本
2(指)伊藤隼
3(三)陽川
4(中)横田
5(一)今成
6(右)板山
7(遊)坂
8(捕)小宮山
9(左)俊介
P:田面
審判

球審:水口 一塁:山村裕 三塁:梅木
打撃成績
1回表
堤 1-2から6球目を打ってレフトフライ
原 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
ボグセビック 2-2から5球目を見逃し三振
クラーク フルカウントから6球目を空振り三振
1回裏
上本 1-2から5球目を打ってレフト線ヒット
伊藤隼 2-2から6球目を打ってレフト前ヒット
ファーストランナー上本はサードへ
陽川 2-2から6球目を打ってショートゴロダブルプレイ
サードランナー上本ホームイン
タイガース1-0バファローズ
横田 3-1から5球目を打ってライト前ヒット
今成 1-2から5球目を打ってレフト前ヒット
板山 0-1から2球目を打ってキャッチャーファウルフライ
2回表
園部 フルカウントから8球目を打ってファーストゴロ
武田 1-1から3球目を打ってレフトへ第2号ソロホームラン
タイガース1-1バファローズ
奥浪 初球を打ってレフト前ヒット
次打者吉田雄の4球目にワイルドピッチ ファーストランナー奥浪はセカンドへ
吉田雄 3-1から5球目を打ってセカンドゴロ セカンドランナー奥浪サードタッチアウト
山崎 0-1から2球目を打ってセカンドゴロ
2回裏
坂 3-1から5球目を選んでフォアボール
小宮山 フルカウントから6球目を空振り三振 ファーストランナー坂盗塁失敗
俊介 フルカウントから7球目を打ってライトフライ
3回表
堤 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
原 1-0から2球目を打ってショート内野安打
ボグセビック フルカウントから6球目を選んでフォアボール
クラーク 2-0から3球目を打ってショートゴロ
サードランナー堤ホームイン
タイガース1-2バファローズ
園部 3-1から5球目を選んでフォアボール
武田 初球を打ってセンター前タイムリーヒット
タイガース1-4バファローズ
奥浪 0-2から5球目を打ってライトフライ
吉田雄 フルカウントから8球目を空振り三振
3回裏
上本 1-2から4球目を打ってレフト線ヒット
伊藤隼 2-2から6球目を打ってライトフライ
陽川 1-0から2球目を打ってセンターフライ
横田 1-2から5球目を空振り三振
4回表
タイガース選手交代
ピッチャー田面に代えて小島
山崎 2-2から7球目を空振り三振
堤 0-2から3球目を打ってセカンドゴロ
原の代打宗 2-2から5球目を空振り三振
4回裏
バファローズ選手交代
代打宗がそのまま入りショート
ショート堤がセカンドへ
今成 0-2から3球目を空振り三振
板山 1-1から3球目を打ってセンター前ヒット
坂 2-1から4球目を打ってピッチャーゴロダブルプレイ
5回表
ボグセビック 0-1から2球目を打ってピッチャーゴロ
クラーク フルカウントから6球目を打ってレフトフライ
タイガース選手交代
ピッチャー小島に代えて石崎
園部 1-2から5球目を打ってセカンドゴロ
5回裏
小宮山 1-0から2球目を打ってセンターフライ
俊介 2-2から5球目を打ってサードゴロ
上本 2-1から4球目を打ってサードゴロ


試合開始から約2時間23分経過。ようやく5回裏終了。とにかくここまで両チームピッチャー、太字にしてみましたが、フルカウントまで粘られる事が多い。決め球に困っている様子。それ以上に間が長い。
6回表
武田 2-2から5球目を打ってサードゴロ
奥浪 2-0から3球目を打ってセンターオーバー第2号ソロホームラン
タイガース1-5バファローズ
吉田雄 0-1から2球目を打ってセンター前ヒット
山崎 1-1から3球目を打ってショートゴロ捕球エラー
堤 1-2から5球目を打ってショートライナー
宗 2-1から4球目を打ってレフトフライ
6回裏
バファローズ選手交代
ピッチャー佐藤に代えてコーディエ
伊藤隼 3-1から5球目を打ってセンター前ヒット
陽川 ストレートのフォアボール
横田 1-0から2球目を打って左中間へタイムリーヒット
タイガース2-5バファローズ
次打者今成の4球目にワイルドピッチ サードランナー陽川ホームイン
タイガース3-5バファローズ
今成 2-2から5球目を見逃し三振
板山 0-2から3球目を打ってファーストゴロ
サードランナー横田ホームイン
タイガース4-5バファローズ
坂 フルカウントから6球目を打ってセンター前ヒット
坂の代走に植田
バファローズ選手交代
ピッチャーコーディエに代えて塚田
小宮山の代打柴田 0-1から2球目を打ってファーストゴロ
〇とにかく酷かったバファローズ2番手のエリック・コーディエ。156km/hだの157km/hだの、阪神鳴尾浜球場のスピードガンではまず見られない数字をバンバン叩き出すものの、それが全くコントロール出来てない、どころか簡単に弾き返されてしまう。結局、俗に言う「棒球」なんでしょうね。
7回表
タイガース選手交代
ピッチャー石崎に代えて山本
代打柴田に代えてキャッチャー清水
代走植田がそのまま入りショート
ボグセビック 0-2から4球目を打ってセカンドゴロ
クラーク 2-2から5球目を空振り三振
タイガース選手交代
ピッチャー山本に代えて鶴
サード陽川がファーストへ
ファースト今成がサードへ
園部 1-0から2球目を打ってレフト前ヒット
武田 初球を打ってセンター前ヒット
園部の代走に縞田
奥浪 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
吉田雄 1-0から2球目を打ってファーストゴロ
7回裏
バファローズ選手交代
代走縞田がそのまま入りファースト
俊介 2-2から5球目を空振り三振
上本 フルカウントから6球目を空振り三振
伊藤隼 2-1から4球目を打ってセカンドゴロ
8回表
タイガース選手交代
ピッチャー鶴に代えて筒井
山崎 1-0から2球目を打ってショートゴロ
堤 0-1から5球目を打ってレフトフライ
宗 2-1から4球目を打ってレフト前ヒット
ボグセビック ストレートのフォアボール
クラーク 初球を打ってレフトフライ
8回裏

この回が始まる直前、三塁塁審の梅木さんがなぜか突然退場。場内放送では「ケガの治療のため」とありましたが、どうやら「鼻血」を出した模様。予備の審判もおらぬ状態。イニング途中まで、水口さんと山村さんだけと言う、何とも異様な光景が繰り広げられました。
陽川 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
横田 1-2から4球目を打ってショートゴロ送球エラー


※横田慎太郎の打席、打ったファウルボールがライナーでタイガースベンチへ。ずっこける小宮山慎二を尻目に、ダイレクトキャッチを見せてドヤ顔の柴田講平。あんたはライナーはいいからフライをどないか。
次打者今成の2球目(空振り)にセカンドランナー陽川飛び出してタッチアウト
さらに今成の4球目に横田セカンド盗塁成功
今成 フルカウントから7球目を打ってショートゴロ
板山 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
バファローズ選手交代
ピッチャー塚田に代えて高木

ここで三塁塁審梅木さん復帰
植田の代打ペレス 0-2から4球目、背中を掠めるデッドボール
ペレスの代走に森越
清水 1-1から3球目を打ってライトフライ
●塚田貴之、高木伴をいまいち攻めきれないタイガース打線。攻撃時間約25分かけて、これだけ塁上を賑わせておいて1点すら取れないのは如何なものか。その象徴なのが、今成亮太の2球目のバント失敗。空振りでストライクを取られたものとは思いますが、きわどいコースなら何とかカットはして欲しかった。陽川尚将を無駄死にさせてしまった。このギクシャク感は如何ともしがたい。
〇そしてバファローズバッテリーも正直問題。今成亮太の打席。対戦前に一度マウンド上に集まっておいて、牽制球やら何やらあって、1球投げたところでまたマウンドに集まってる。ワンアウト2塁で警戒する気持ちは分かるけど、ちょっと(きつい言い方をすれば)だらけた。ベテランキャッチャーのはずの山崎勝己はどういうつもりだったのか、いったい何をやりたかったのか。
9回表
タイガース選手交代
ピッチャー筒井に代えて福原
代走森越がそのまま入りショート
縞田 0-1から2球目を打ってサードゴロ
武田 2-1から4球目を打ってセンター前ヒット
奥浪 1-2から5球目を空振り三振 しかしファーストランナー武田セカンド盗塁成功
吉田雄 3-1から5球目を選んでフォアボール
山崎 初球を打ってピッチャーライナー
9回裏
バファローズ選手交代
ピッチャー高木に代えて小松
俊介 1-2から4球目を打ってキャッチャーゴロ送球エラー
上本 初球を打ってサードゴロダブルプレイ
伊藤隼 2-2から5球目を打ってセンター前ヒット
陽川 2-2から5球目を空振り三振
阪神鳴尾浜球場 19回戦 阪神12勝6敗1分
神戸 013 001 000 5
阪神 100 003 000 4
勝投手:佐藤世那 (8試合3勝3敗)
S投手:小松 剛 (18試合1勝2敗3セーブ)
敗投手:田面巧二郎 (22試合0勝7敗)
本塁打:[オリ]武田健吾4号(2回表 ソロ 田面から) 奥浪鏡2号(6回表 ソロ 石崎から)
試合時間:多分4時間6分
投手成績
オリックスバファローズ
佐藤世 5 回 19打者 85球 6被安打 1与四死球 3奪三振 1失点 1自責点
コーデ 0.2回 6打者 25球 3被安打 1与四死球 1奪三振 3失点 3自責点
塚田 2 回 8打者 40球 0被安打 2与四死球 2奪三振 0失点 0自責点
高木 0.1回 2打者 7球 0被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
小松 1 回 4打者 15球 1被安打 1与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
阪神タイガース
田面 3 回 17打者 80球 4被安打 4与四死球 3奪三振 4失点 4自責点
小島 1.2回 5打者 23球 0被安打 0与四死球 2奪三振 0失点 0自責点
石崎 1.1回 7打者 27球 2被安打 0与四死球 0奪三振 1失点 1自責点
山本 0.2回 2打者 9球 0被安打 0与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
鶴 0.1回 4打者 11球 2被安打 1与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
筒井 1 回 5打者 16球 1被安打 1与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
福原 1 回 5打者 17球 1被安打 1与四死球 0奪三振 0失点 0自責点

上記の集計のように、両チーム合わせて20安打12四死球の「大乱戦」。間が長い上に策が尽きてマウンド上に集まって、の繰り返し。得点以上に締まりのない試合。長い試合ってのはたいがい、どっちかのチームの打線爆発、が常ですが、5対4の試合でこんなに長くなるとは思いませんでした。

まずバファローズ。経験豊富なキャッチャーのはずなのに、最後まで迷走してた山崎勝己。送球ミスありセービングミスありと、散々な内容。もっとも、だから二軍にいる、と言う考え方も出来ますが、フリーエージェントで補強したはずがここにいるようではちょっとなー、と。それ以上に出てくるピッチャー出てくるピッチャー、尽くコントロールが悪い。もうこれは本気で練習内容の見直しを。
8月下旬には「大阪プロアマトーナメント」が今年も3日間にわたって開催されます。一回戦で対戦するはNTT西日本。あっさり敗退してしまいましたが、今年の都市対抗野球大会出場チームです。下手したら一回戦敗退すらありえる状況。投げる方も打つ方も、赤っ恥かかんようにせんと。
それと、マット・クラーク、ブライアン・ボクセビック、トニ・ブランコと、外国人「助っ人」を3人も帯同させてるけど、今更必要か?って。途中加入のマット・クラークなんか特に。編成部の見極めその他が甘かった、と言ってしまえばそれまでではあるけど、二軍の肥やしをわざわざ来日させたのか。
シーズン序盤、コーチ陣の配置転換で迷走したけど、迷走はコーチ陣だけの話ではなく、球団編成部の問題。これこれこうだから、今年はこれで行く、と言うビジョンが見い出せてない。その結果が現在のチーム全体の体たらくではないでしょうか。ニワカがエラそうに言うな、と言われそうですが。
そして、7月中旬の日刊スポーツの紙面で、バファローズの若手選手が個人練習をやってない、みたいな記事がありました。真偽の程は定かではありませんが、選手から、よっぽどの意識改革をせぬ限り、現状打破は絶対にありえない。指導者経験ゼロのまま、監督に就任した田口壮監督にはちょっと酷かも知れませんが、それこそ「ぶっ壊れる寸前」まで練習するのもありかな、とも。

ピッチャー陣が脆弱なのはタイガースとて同じこと。 入団の頃から制球力が課題だった田面巧二郎。BCリーグ・福井への派遣を経て、再び支配下登録選手に戻ったものの、制球力も再び戻ってしまっている。ここまで来たら投球技術云々以前の問題ではなかろうかなぁ。
この試合を終えて、55回2/3を投げて60被安打33四死球。タイガース入団からの3年半で、なにか進歩があったか、と言われたら「何もない」としか言いようがない。高卒社会人経由の選手なので、若干足りない部分もあったかと思いますが、もう一度時間をかけて鍛え直すのも手。
もっとも、ピッチャー陣だけでなく、野手陣もそう。原口文仁、北條文也が一軍に定着し、この試合にも出場した横田慎太郎、陽川尚将も一軍を経験し、さらに言えば鳥谷敬の連続フルイニング出場も途切れ、チーム全体が新たなステップに向かっているように思います。
今シーズンの開幕前、金本知憲監督が「今年は我慢してください」とか言ったとか言わないとか、がありましたが、その為の3年契約のはず。まだその契約期間は始まったばかり。
思うところいろいろありありの、久しぶりの阪神鳴尾浜球場でした。
そうだそうだと思われる方も、んなわけなかろーがヴォケナス!と思われる方も、とにかくクリック(笑)

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阪神タイガース オリックスバファローズ ウエスタン・リーグ
今年はほぼ、勤務シフトが固定され、月曜日と水曜日が休暇に充てられていますが、なかなかうまい具合に当たりません。もっともその分、いろんな所に行ってる、と言えば行ってるんですが。
社会人野球も都市対抗野球を終え、大きな大会と言えば近いところでは、大きく日程が変更になったJABA九州大会くらい。後は各チーム、夏休みに入った大学野球部とのオープン戦がある程度。
とは言うものの、盆休みには毎年恒例の「JABA広島大会」もあるんですけどね。
そんな(どんな)夏真っ盛りの、阪神鳴尾浜球場での、タイガースとバファローズの試合です。


夏の甲子園大会の出場校も無事決まり、甲子園練習が始まってます。本大会に入ると、鳴尾浜臨海公園野球場では、甲子園入り直前の学校の練習が行われます。またこの辺も賑やかになります。


この日も、明徳義塾高校と山梨学院高校が練習をしてました。


あっついあっつい阪神鳴尾浜球場がこちら。

そう言えば、阪神鳴尾浜球場で、バファローズ選手の球場入り、と言うのを見たことがありません。とは言うものの、なかなか朝早く起きれないのも事実(笑)。


で、ここからは当然、ビジターチームでもあるバファローズの練習見学なんですが、以前にもどこかで記しましたが、ホント声が出てない。ただ粛々とメニューをこなしているだけ。


個人個人課題を持って試合に臨んでいるだと思いますが、それが練習から伝わってこない。それよりも何よりも、グラウンドで動いている選手があまりにも少ない、ように見えます。


どうしても比較してしまいますが、カープの場合だと、バッティング練習をしている横で、常時2~3人の選手がベースランニングのスタートのの練習をしていたりしてますが、それすらない。


ビジターチームの試合前練習ってのは凡そ10:00から11:30~11:40までの約1時間半程度。本当に限られていますが、その時間を有効に使おうと言う姿勢があまり感じられないのは気のせいか。


チームにはそれぞれ、練習の進め方ってのはある、とは思います。それをシーズン中に大きく変えろ、と言うのはなかなか難しいとは思いますが、何かしらを何とかしよう、と言うのが見られない。


ぶっ倒れるまでガンガンやれ、とは申しませんが、まだまだ走り回っている選手、泥らだけになっている選手が余りにも少ない。こんなんなら、現状の成績も致し方ないかな、と。


試合前の練習を一切公開しないチームもあります、が、阪神鳴尾浜球場はそうも行きません。試合のある日は08:30からお客さんが来ます。常に衆目に晒されている、と言ってもイイでしょう。


そして、練習は見せるものではありませんが、「どないかしよう」と言う姿勢が伝わってこないと、どれだけ環境が整おうが、付いてくる結果は変わらないと思います。


来シーズンからは本拠地球場、その他諸々全てが舞洲ベースボールスタジアムに移転します。いい球場ではありますが、それに見合うだけのチームになるための素地を、今のうちに作っておかないと、半永久的に「上がり目」はないと思います。弱いチームに「区切り」はあるはずがありません。
スターティングオーダー
先攻:オリックスバファローズ
1(遊)堤
2(二)原
3(左)ボグセビック
4(指)クラーク
5(一)園部
6(中)武田
7(三)奥浪
8(右)吉田雄
9(捕)山崎
P:佐藤世那
後攻:阪神タイガース
1(二)上本
2(指)伊藤隼
3(三)陽川
4(中)横田
5(一)今成
6(右)板山
7(遊)坂
8(捕)小宮山
9(左)俊介
P:田面
審判


球審:水口 一塁:山村裕 三塁:梅木
打撃成績
1回表
堤 1-2から6球目を打ってレフトフライ
原 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
ボグセビック 2-2から5球目を見逃し三振
クラーク フルカウントから6球目を空振り三振
1回裏
上本 1-2から5球目を打ってレフト線ヒット
伊藤隼 2-2から6球目を打ってレフト前ヒット
ファーストランナー上本はサードへ
陽川 2-2から6球目を打ってショートゴロダブルプレイ
サードランナー上本ホームイン
タイガース1-0バファローズ
横田 3-1から5球目を打ってライト前ヒット
今成 1-2から5球目を打ってレフト前ヒット
板山 0-1から2球目を打ってキャッチャーファウルフライ
2回表
園部 フルカウントから8球目を打ってファーストゴロ
武田 1-1から3球目を打ってレフトへ第2号ソロホームラン
タイガース1-1バファローズ
奥浪 初球を打ってレフト前ヒット
次打者吉田雄の4球目にワイルドピッチ ファーストランナー奥浪はセカンドへ
吉田雄 3-1から5球目を打ってセカンドゴロ セカンドランナー奥浪サードタッチアウト
山崎 0-1から2球目を打ってセカンドゴロ
2回裏
坂 3-1から5球目を選んでフォアボール
小宮山 フルカウントから6球目を空振り三振 ファーストランナー坂盗塁失敗
俊介 フルカウントから7球目を打ってライトフライ
3回表
堤 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
原 1-0から2球目を打ってショート内野安打
ボグセビック フルカウントから6球目を選んでフォアボール
クラーク 2-0から3球目を打ってショートゴロ
サードランナー堤ホームイン
タイガース1-2バファローズ
園部 3-1から5球目を選んでフォアボール
武田 初球を打ってセンター前タイムリーヒット
タイガース1-4バファローズ
奥浪 0-2から5球目を打ってライトフライ
吉田雄 フルカウントから8球目を空振り三振
3回裏
上本 1-2から4球目を打ってレフト線ヒット
伊藤隼 2-2から6球目を打ってライトフライ
陽川 1-0から2球目を打ってセンターフライ
横田 1-2から5球目を空振り三振
4回表
タイガース選手交代
ピッチャー田面に代えて小島
山崎 2-2から7球目を空振り三振
堤 0-2から3球目を打ってセカンドゴロ
原の代打宗 2-2から5球目を空振り三振
4回裏
バファローズ選手交代
代打宗がそのまま入りショート
ショート堤がセカンドへ
今成 0-2から3球目を空振り三振
板山 1-1から3球目を打ってセンター前ヒット
坂 2-1から4球目を打ってピッチャーゴロダブルプレイ
5回表
ボグセビック 0-1から2球目を打ってピッチャーゴロ
クラーク フルカウントから6球目を打ってレフトフライ
タイガース選手交代
ピッチャー小島に代えて石崎
園部 1-2から5球目を打ってセカンドゴロ
5回裏
小宮山 1-0から2球目を打ってセンターフライ
俊介 2-2から5球目を打ってサードゴロ
上本 2-1から4球目を打ってサードゴロ




試合開始から約2時間23分経過。ようやく5回裏終了。とにかくここまで両チームピッチャー、太字にしてみましたが、フルカウントまで粘られる事が多い。決め球に困っている様子。それ以上に間が長い。
6回表
武田 2-2から5球目を打ってサードゴロ
奥浪 2-0から3球目を打ってセンターオーバー第2号ソロホームラン
タイガース1-5バファローズ
吉田雄 0-1から2球目を打ってセンター前ヒット
山崎 1-1から3球目を打ってショートゴロ捕球エラー
堤 1-2から5球目を打ってショートライナー
宗 2-1から4球目を打ってレフトフライ
6回裏
バファローズ選手交代
ピッチャー佐藤に代えてコーディエ
伊藤隼 3-1から5球目を打ってセンター前ヒット
陽川 ストレートのフォアボール
横田 1-0から2球目を打って左中間へタイムリーヒット
タイガース2-5バファローズ
次打者今成の4球目にワイルドピッチ サードランナー陽川ホームイン
タイガース3-5バファローズ
今成 2-2から5球目を見逃し三振
板山 0-2から3球目を打ってファーストゴロ
サードランナー横田ホームイン
タイガース4-5バファローズ
坂 フルカウントから6球目を打ってセンター前ヒット
坂の代走に植田
バファローズ選手交代
ピッチャーコーディエに代えて塚田
小宮山の代打柴田 0-1から2球目を打ってファーストゴロ
〇とにかく酷かったバファローズ2番手のエリック・コーディエ。156km/hだの157km/hだの、阪神鳴尾浜球場のスピードガンではまず見られない数字をバンバン叩き出すものの、それが全くコントロール出来てない、どころか簡単に弾き返されてしまう。結局、俗に言う「棒球」なんでしょうね。
7回表
タイガース選手交代
ピッチャー石崎に代えて山本
代打柴田に代えてキャッチャー清水
代走植田がそのまま入りショート
ボグセビック 0-2から4球目を打ってセカンドゴロ
クラーク 2-2から5球目を空振り三振
タイガース選手交代
ピッチャー山本に代えて鶴
サード陽川がファーストへ
ファースト今成がサードへ
園部 1-0から2球目を打ってレフト前ヒット
武田 初球を打ってセンター前ヒット
園部の代走に縞田
奥浪 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
吉田雄 1-0から2球目を打ってファーストゴロ
7回裏
バファローズ選手交代
代走縞田がそのまま入りファースト
俊介 2-2から5球目を空振り三振
上本 フルカウントから6球目を空振り三振
伊藤隼 2-1から4球目を打ってセカンドゴロ
8回表
タイガース選手交代
ピッチャー鶴に代えて筒井
山崎 1-0から2球目を打ってショートゴロ
堤 0-1から5球目を打ってレフトフライ
宗 2-1から4球目を打ってレフト前ヒット
ボグセビック ストレートのフォアボール
クラーク 初球を打ってレフトフライ
8回裏


この回が始まる直前、三塁塁審の梅木さんがなぜか突然退場。場内放送では「ケガの治療のため」とありましたが、どうやら「鼻血」を出した模様。予備の審判もおらぬ状態。イニング途中まで、水口さんと山村さんだけと言う、何とも異様な光景が繰り広げられました。
陽川 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
横田 1-2から4球目を打ってショートゴロ送球エラー




※横田慎太郎の打席、打ったファウルボールがライナーでタイガースベンチへ。ずっこける小宮山慎二を尻目に、ダイレクトキャッチを見せてドヤ顔の柴田講平。あんたはライナーはいいからフライをどないか。
次打者今成の2球目(空振り)にセカンドランナー陽川飛び出してタッチアウト
さらに今成の4球目に横田セカンド盗塁成功
今成 フルカウントから7球目を打ってショートゴロ
板山 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
バファローズ選手交代
ピッチャー塚田に代えて高木


ここで三塁塁審梅木さん復帰
植田の代打ペレス 0-2から4球目、背中を掠めるデッドボール
ペレスの代走に森越
清水 1-1から3球目を打ってライトフライ
●塚田貴之、高木伴をいまいち攻めきれないタイガース打線。攻撃時間約25分かけて、これだけ塁上を賑わせておいて1点すら取れないのは如何なものか。その象徴なのが、今成亮太の2球目のバント失敗。空振りでストライクを取られたものとは思いますが、きわどいコースなら何とかカットはして欲しかった。陽川尚将を無駄死にさせてしまった。このギクシャク感は如何ともしがたい。
〇そしてバファローズバッテリーも正直問題。今成亮太の打席。対戦前に一度マウンド上に集まっておいて、牽制球やら何やらあって、1球投げたところでまたマウンドに集まってる。ワンアウト2塁で警戒する気持ちは分かるけど、ちょっと(きつい言い方をすれば)だらけた。ベテランキャッチャーのはずの山崎勝己はどういうつもりだったのか、いったい何をやりたかったのか。
9回表
タイガース選手交代
ピッチャー筒井に代えて福原
代走森越がそのまま入りショート
縞田 0-1から2球目を打ってサードゴロ
武田 2-1から4球目を打ってセンター前ヒット
奥浪 1-2から5球目を空振り三振 しかしファーストランナー武田セカンド盗塁成功
吉田雄 3-1から5球目を選んでフォアボール
山崎 初球を打ってピッチャーライナー
9回裏
バファローズ選手交代
ピッチャー高木に代えて小松
俊介 1-2から4球目を打ってキャッチャーゴロ送球エラー
上本 初球を打ってサードゴロダブルプレイ
伊藤隼 2-2から5球目を打ってセンター前ヒット
陽川 2-2から5球目を空振り三振
阪神鳴尾浜球場 19回戦 阪神12勝6敗1分
神戸 013 001 000 5
阪神 100 003 000 4
勝投手:佐藤世那 (8試合3勝3敗)
S投手:小松 剛 (18試合1勝2敗3セーブ)
敗投手:田面巧二郎 (22試合0勝7敗)
本塁打:[オリ]武田健吾4号(2回表 ソロ 田面から) 奥浪鏡2号(6回表 ソロ 石崎から)
試合時間:多分4時間6分
投手成績
オリックスバファローズ
佐藤世 5 回 19打者 85球 6被安打 1与四死球 3奪三振 1失点 1自責点
コーデ 0.2回 6打者 25球 3被安打 1与四死球 1奪三振 3失点 3自責点
塚田 2 回 8打者 40球 0被安打 2与四死球 2奪三振 0失点 0自責点
高木 0.1回 2打者 7球 0被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
小松 1 回 4打者 15球 1被安打 1与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
阪神タイガース
田面 3 回 17打者 80球 4被安打 4与四死球 3奪三振 4失点 4自責点
小島 1.2回 5打者 23球 0被安打 0与四死球 2奪三振 0失点 0自責点
石崎 1.1回 7打者 27球 2被安打 0与四死球 0奪三振 1失点 1自責点
山本 0.2回 2打者 9球 0被安打 0与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
鶴 0.1回 4打者 11球 2被安打 1与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
筒井 1 回 5打者 16球 1被安打 1与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
福原 1 回 5打者 17球 1被安打 1与四死球 0奪三振 0失点 0自責点

上記の集計のように、両チーム合わせて20安打12四死球の「大乱戦」。間が長い上に策が尽きてマウンド上に集まって、の繰り返し。得点以上に締まりのない試合。長い試合ってのはたいがい、どっちかのチームの打線爆発、が常ですが、5対4の試合でこんなに長くなるとは思いませんでした。


まずバファローズ。経験豊富なキャッチャーのはずなのに、最後まで迷走してた山崎勝己。送球ミスありセービングミスありと、散々な内容。もっとも、だから二軍にいる、と言う考え方も出来ますが、フリーエージェントで補強したはずがここにいるようではちょっとなー、と。それ以上に出てくるピッチャー出てくるピッチャー、尽くコントロールが悪い。もうこれは本気で練習内容の見直しを。
8月下旬には「大阪プロアマトーナメント」が今年も3日間にわたって開催されます。一回戦で対戦するはNTT西日本。あっさり敗退してしまいましたが、今年の都市対抗野球大会出場チームです。下手したら一回戦敗退すらありえる状況。投げる方も打つ方も、赤っ恥かかんようにせんと。
それと、マット・クラーク、ブライアン・ボクセビック、トニ・ブランコと、外国人「助っ人」を3人も帯同させてるけど、今更必要か?って。途中加入のマット・クラークなんか特に。編成部の見極めその他が甘かった、と言ってしまえばそれまでではあるけど、二軍の肥やしをわざわざ来日させたのか。
シーズン序盤、コーチ陣の配置転換で迷走したけど、迷走はコーチ陣だけの話ではなく、球団編成部の問題。これこれこうだから、今年はこれで行く、と言うビジョンが見い出せてない。その結果が現在のチーム全体の体たらくではないでしょうか。ニワカがエラそうに言うな、と言われそうですが。
そして、7月中旬の日刊スポーツの紙面で、バファローズの若手選手が個人練習をやってない、みたいな記事がありました。真偽の程は定かではありませんが、選手から、よっぽどの意識改革をせぬ限り、現状打破は絶対にありえない。指導者経験ゼロのまま、監督に就任した田口壮監督にはちょっと酷かも知れませんが、それこそ「ぶっ壊れる寸前」まで練習するのもありかな、とも。


ピッチャー陣が脆弱なのはタイガースとて同じこと。 入団の頃から制球力が課題だった田面巧二郎。BCリーグ・福井への派遣を経て、再び支配下登録選手に戻ったものの、制球力も再び戻ってしまっている。ここまで来たら投球技術云々以前の問題ではなかろうかなぁ。
この試合を終えて、55回2/3を投げて60被安打33四死球。タイガース入団からの3年半で、なにか進歩があったか、と言われたら「何もない」としか言いようがない。高卒社会人経由の選手なので、若干足りない部分もあったかと思いますが、もう一度時間をかけて鍛え直すのも手。
もっとも、ピッチャー陣だけでなく、野手陣もそう。原口文仁、北條文也が一軍に定着し、この試合にも出場した横田慎太郎、陽川尚将も一軍を経験し、さらに言えば鳥谷敬の連続フルイニング出場も途切れ、チーム全体が新たなステップに向かっているように思います。
今シーズンの開幕前、金本知憲監督が「今年は我慢してください」とか言ったとか言わないとか、がありましたが、その為の3年契約のはず。まだその契約期間は始まったばかり。
思うところいろいろありありの、久しぶりの阪神鳴尾浜球場でした。
そうだそうだと思われる方も、んなわけなかろーがヴォケナス!と思われる方も、とにかくクリック(笑)

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2016.08.05 / Top↑
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