緒方カープ正念場…鬼門交流戦で即難敵
デイリースポーツ 2016年5月31日

昨日5月31日の公示で、広島東洋カープ・土生翔平が「プロ入り初の出場選手登録」となりました。
2012年、初夏の阪神鳴尾浜球場での対タイガース戦。ウエスタンリーグではありますが、プロ入り初ホームランを放ちました。当時からその巧打者っぷりは、鳴尾浜の不良中年のみなさんの間では好評でした。もっとも、目安になるかどうかは知ったこっちゃありませんが(笑)。

ウエスタンリーグでは、その成績はぶっちゃけ、群を抜いていたかと思われます。昨年までの4年間で通算打率は0.272。2014年シーズンは規定打席には及ばなんだものの、0.339と言う高打率をたたき出しています。それでも、一向に「上」からはお呼びがかからなかった。何ででしょうね。
当時の野村謙二郎監督の言葉に「選手の格」と言うのがありました。これは未来永劫、根に持とうと思っていますが。その成績を引っさげて、昨年にでも一軍デビューがあっても良かった。もちろん、緒方孝市監督はそのような言葉は口にはしていませんが、どことなくそんな「気配」はある。
ただ、高卒大卒の選手ってのは、プロ入りしてからフィットするのに時間のかかる選手が多い。もちろん怪我等もありますが、本当に「即戦力」になる選手ってのはごく一部。今シーズン、阪神タイガースで岩貞祐太がエースの働きをしていますが、彼もまたまる二年をかけて階段を昇ってきた

土生翔平がフィットするのに4年かかったか、と言えばけっしてそうじゃない。昨シーズンから一軍でやらせても良かったはず、なんですよね。当然、アレが足りないコレが足りないと言い出せばキリがないし、緒方孝市監督の目指す野球に、もしかしたらそぐわなかったのかも知れませんが。
それでも土生翔平は腐ることなく、ここまで出場40試合で、0.343と言う高打率をたたき出している。本人の中には悲壮感しかなかったと思いますが、そして「3割打てば一軍」みたいな目安はないと思うけど、状態のいい選手は、まず一軍で起用して欲しいんですよね。
カープにありがちなのが、好調な選手を出場選手登録させてはみたけど、野手であれピッチャーであれ、どことなく様子見起用みたいな傾向がある。試合の中で3打席4打席立ち続けて、優秀な成績を残してきたのに、たった1打席で「さぁ結果を残せ」と言うのが本当に顕著だった。
いい加減、この風潮だけは何とかして欲しいんですよ。

選手は試合に出してナンボです。ベンチに置いといても何の役にも立たないし、戦力と見て昇格させたんだから、何らかの形でスターティングメンバーで出場させてやってもいいはずなんですよ。
今シーズンのカープ打線。正直調子はいいです。ただ、打線は水物といいます。この調子がシーズン終盤まで続くか、と言えば誰にも分からない。ならば、今チームの調子が良い間に、次の選手の準備を怠って欲しくない。今は調子のいい選手も、そろそろ暑くなってきて、何かと疲れがたまってくる頃です。それを見極めて「休養」名目でスターティングメンバーから外してもいい。
何も試合に続けて出ることだけが美徳じゃない。「好調を維持させる」のも首脳陣、特に監督の責務のはず。そして、約70人いる選手全てが戦力なんだから、二軍から推薦のあった選手は、一定期間一軍で起用しても見てもいいんですよ。何かあってからでは遅すぎるんですよ。

当然、一軍は「ペナントレースを勝ち抜くこと」を第一に戦っています。しかしながら緒方孝市「一軍」監督の口からはたまに「選手は成長している」と言う言葉が聞かれます。ならば、その期待の目を、もっと二軍に向けてやってもいいはず、と言うか現場の最高責任者なんだから、そうでないと困る。
その先鋒が土生翔平になるはずだし、せんと困る。それを仕事とするのは緒方孝市監督の筈。

そして、昨日の対千葉ロッテマリーンズ戦は録画して「肝心なところだけ」観ました。たいして緊張する風でもなく(内心はそうでもないでしょうけど)、初球からスイングして、3つ振って空振り三振。いいんじゃないですか。これが第一歩ですよ。3つスイングできただけでいいじゃないですか。
土生選手、期待しています。もうウエスタンリーグで、背番号43は見飽きました。
そうだそうだと思われる方も、んなわけなかろーがヴォケナス!と思われる方も、とにかくクリック(笑)

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デイリースポーツ 2016年5月31日


昨日5月31日の公示で、広島東洋カープ・土生翔平が「プロ入り初の出場選手登録」となりました。
2012年、初夏の阪神鳴尾浜球場での対タイガース戦。ウエスタンリーグではありますが、プロ入り初ホームランを放ちました。当時からその巧打者っぷりは、鳴尾浜の不良中年のみなさんの間では好評でした。もっとも、目安になるかどうかは知ったこっちゃありませんが(笑)。


ウエスタンリーグでは、その成績はぶっちゃけ、群を抜いていたかと思われます。昨年までの4年間で通算打率は0.272。2014年シーズンは規定打席には及ばなんだものの、0.339と言う高打率をたたき出しています。それでも、一向に「上」からはお呼びがかからなかった。何ででしょうね。
当時の野村謙二郎監督の言葉に「選手の格」と言うのがありました。これは未来永劫、根に持とうと思っていますが。その成績を引っさげて、昨年にでも一軍デビューがあっても良かった。もちろん、緒方孝市監督はそのような言葉は口にはしていませんが、どことなくそんな「気配」はある。
ただ、高卒大卒の選手ってのは、プロ入りしてからフィットするのに時間のかかる選手が多い。もちろん怪我等もありますが、本当に「即戦力」になる選手ってのはごく一部。今シーズン、阪神タイガースで岩貞祐太がエースの働きをしていますが、彼もまたまる二年をかけて階段を昇ってきた


土生翔平がフィットするのに4年かかったか、と言えばけっしてそうじゃない。昨シーズンから一軍でやらせても良かったはず、なんですよね。当然、アレが足りないコレが足りないと言い出せばキリがないし、緒方孝市監督の目指す野球に、もしかしたらそぐわなかったのかも知れませんが。
それでも土生翔平は腐ることなく、ここまで出場40試合で、0.343と言う高打率をたたき出している。本人の中には悲壮感しかなかったと思いますが、そして「3割打てば一軍」みたいな目安はないと思うけど、状態のいい選手は、まず一軍で起用して欲しいんですよね。
カープにありがちなのが、好調な選手を出場選手登録させてはみたけど、野手であれピッチャーであれ、どことなく様子見起用みたいな傾向がある。試合の中で3打席4打席立ち続けて、優秀な成績を残してきたのに、たった1打席で「さぁ結果を残せ」と言うのが本当に顕著だった。
いい加減、この風潮だけは何とかして欲しいんですよ。


選手は試合に出してナンボです。ベンチに置いといても何の役にも立たないし、戦力と見て昇格させたんだから、何らかの形でスターティングメンバーで出場させてやってもいいはずなんですよ。
今シーズンのカープ打線。正直調子はいいです。ただ、打線は水物といいます。この調子がシーズン終盤まで続くか、と言えば誰にも分からない。ならば、今チームの調子が良い間に、次の選手の準備を怠って欲しくない。今は調子のいい選手も、そろそろ暑くなってきて、何かと疲れがたまってくる頃です。それを見極めて「休養」名目でスターティングメンバーから外してもいい。
何も試合に続けて出ることだけが美徳じゃない。「好調を維持させる」のも首脳陣、特に監督の責務のはず。そして、約70人いる選手全てが戦力なんだから、二軍から推薦のあった選手は、一定期間一軍で起用しても見てもいいんですよ。何かあってからでは遅すぎるんですよ。

当然、一軍は「ペナントレースを勝ち抜くこと」を第一に戦っています。しかしながら緒方孝市「一軍」監督の口からはたまに「選手は成長している」と言う言葉が聞かれます。ならば、その期待の目を、もっと二軍に向けてやってもいいはず、と言うか現場の最高責任者なんだから、そうでないと困る。
その先鋒が土生翔平になるはずだし、せんと困る。それを仕事とするのは緒方孝市監督の筈。

そして、昨日の対千葉ロッテマリーンズ戦は録画して「肝心なところだけ」観ました。たいして緊張する風でもなく(内心はそうでもないでしょうけど)、初球からスイングして、3つ振って空振り三振。いいんじゃないですか。これが第一歩ですよ。3つスイングできただけでいいじゃないですか。
土生選手、期待しています。もうウエスタンリーグで、背番号43は見飽きました。
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2016.06.01 / Top↑