今年に限った事ではないんですが、カープへの興味同様、他球団にも関心が拡がりつつあります。
どこのチームにも「期待の新入団選手や若手選手」と言うのは必ずいます。近年で言えばタイガースの原口文仁とか。今シーズンに入って育成選手から支配下登録、背番号94のユニフォームが間に合わぬまま出場選手登録されて大活躍。いつの間にか普通に、そして立派に戦力になっています。

他にも岡崎太一、北條史也、横田慎太郎、陽川尚将、岩貞祐太ら、鳴尾浜球場で見慣れた面々が一軍で実績を積み重ねています。それもこれも、阪神タイガースの今年のキャッチフレーズ「超変革」に対する、金本知憲監督はじめ、タイガースの意識の表れと思いますが、現状一軍と二軍がうまく回転しているのはタイガースと、ウエスタンリーグで首位を走る中日ドラゴンズではないでしょうか。
そして、先に挙げた選手に続く選手を探す楽しみ。ルーキーの高山俊がトップバッターを打ち、2年目の江越大賀がクリーンアップをつとめたりしましたが、それに負けじと続く選手が出てくるか。
もちろんそれはタイガースだけでなく、バファローズにも言える事。長らくパシフィックリーグ優勝から遠ざかってはいますが、この停滞感を打破する選手がいつ、どう言った形で出現するのか。種蒔きは出来ていると思いますがなかなか芽が出ない。このイライラわずらわしさを誰が打ち破るか。

そんなこんなを含んだ、約2か月ぶりの阪神鳴尾浜球場です。

まぁ2か月も空くとは思いませんでした。おはようございます阪神鳴尾浜球場。前日10日はほぼ一日、天下の阪神園芸さんもひれ伏すほどの天気。この日も朝早い時間帯までは雨降りでしたが、そこは「土の全てを知り尽くした」阪神園芸さん。見事に再生してくれました。

球場に到着したのは10:20頃。少し前に一度グラウンド整備が入った直後だった模様。

そして、内野部分を使ってのバッティング練習、および守備練習は行われないまま。

ぞして通常なら両チームのバッティング練習が終わる時間でもある11:25頃、再び動きが。

いつもなら車両を入れてまずはひと慣らしするところですが、それをやるとまたグラウンドに水が浮いてくるのか、5人ほどが出てきて人力でブラシがけ。そして粛々と描かれる見事な円。これを見てるだけでも十分。阪神園芸さんの「奥の深さ」を見たような気がしました。動画撮っとけばよかったなー。


両チームの選手が実際にグラウンドで体を動かしたのは12:00も回った頃、スターティングメンバー発表直前。ベンチ前での軽いウォーミングアップだけで終了。タイガースの面々の中には、この日指名打者で出場予定の西岡剛の姿も。つか、最後までいるのかな?


バファローズの面々。そう言えばバファローズのビジターユニフォームってあまり見たことがありません。そして現在のユニフォームになってからは初。

ウォーミングアップのあとは珍しく。ベンチ前で円陣と声出し。中心は奥浪鏡。長らくバファローズは「挨拶」だけだったのでちょっと新鮮でした。現状を打破するには良い機会かもしれません。
スターティングオーダー
先攻:オリックスバファローズ
1(中)武田
2(遊)鈴木昂
3(指)ボクセビック
4(三)奥浪
5(一)園部
6(左)小田
7(右)杉本
8(捕)若月
9(二)堤
P:佐藤峻


●バファローズ先発の佐藤峻一
トニ・ブランコと入れ替わる形で出場選手登録を抹消されたブライアン・ボグセビックがスターティングメンバーに。どこのチームでも半ば当たり前になってきましたが、助っ人外国人選手過剰は否めない。調整の場でもあるウエスタンリーグ(イースタンリーグ)ですが、若手選手の鍛錬の場でもある。煽りを受けて出場機会を貰えぬ選手の事を考えると、チームの勝負とは別の所でまた複雑。
後攻:阪神タイガース
1(指)西岡
2(左)緒方
3(一)ヘイグ
4(右)横田
5(三)今成
6(中)江越
7(遊)坂
8(捕)岡崎
9(二)荒木
P:岩崎


〇タイガース先発の岩崎優。
西岡11日に実戦復帰 2軍オリックス戦でDH スポニチ 2016年5月11日
予定通り、 西岡剛が「1番・指名打者」でスターティングメンバー。ただタイガースの現状を見る限り「今すぐ必要」と言う戦力でもなさそうに思うのは、それだけ選手が充実している、と言う事なんでしょうか。その他にも横田慎太郎、江越大賀など、開幕一軍からひと段落着いたメンバーがずらり。
審判員


球審:梅木謙一、一塁:山村裕也、二塁:芦原英智、三塁:今岡諒平
打撃成績
1回表
武田 1-2から9球目を打ってセンターフライ
鈴木昂 1-2から4球目を空振り三振
ボクセビック 1-2から5球目を見逃し三振
1回裏
西岡 2-2から6球目を打ってセカンドゴロ
緒方 3-1から5球目を打ってライト線ツーベースヒット
ヘイグ 3-1から5球目を選んでフォアボール
横田 0-2から3球目を打ってライトフライ
緒方はタッチアップでサードへ
今成 フルカウントから6球目を打ってレフト前タイムリーヒット
タイガース1-0バファローズ
江越 初球を打ってレフトへ第2号スリーランホームラン
タイガース4-0バファローズ
坂 0-2から3球目を打ってライト前ヒット
次打者岡崎の5球目に坂セカンド盗塁成功
岡崎 フルカウントから7球目を打ってショートゴロ
〇バファローズ佐藤峻一のピッチング云々よりも、開幕一軍も果たし、一時は3番打者まで務めた江越大賀への期待度と、それに相応するだけの結果を残すだけの能力に脱帽。
2回表
奥浪 1-0から2球目を打ってライトフライ
園部 1-2から球4目を打ってレフト前ヒット
小田 0-2から3球目がデッドボール
杉本 1-0から2球目を打ってサードフライ
若月 フルカウントから6球目を見逃し三振
2回裏
荒木 初球を打ってレフト前ヒット
西岡 2-1から4球目を打ってセカンドゴロダブルプレイ
緒方 0-2から3球目を空振り三振
3回表
堤 3-1から5球目を選んでフォアボール
武田 1-0から2球目を打ってショート内野安打
鈴木昂 初球をピッチャー前送りバント
ボクセビック 2-2から5球目を空振り三振
奥浪 3-1から5球目を選んでフォアボール
園部 1-1から3球目を打ってセカンドフライ
3回裏
ヘイグ 1-1から3球目を打ってライトフライ
横田 2-1から4球目を打ってレフトファウルフライ
今成 0-1から2球目を打ってセカンドフライ
4回表
小田 1-0から2球目を打ってファーストゴロ
杉本 0-2から3球目を見逃し三振
若月 1-0から2球目を打ってショートゴロ
4回裏
江越 2-2から5球目を打ってサードゴロ捕球エラー
次打者坂の2球目に江越セカンド盗塁成功
坂 フルカウントから6球目を打ってピッチャー強襲ゴロ
岡崎 0-1から2球目を打ってセンター前タイムリーヒット
タイガース5-0バファローズ
荒木 0-1から2球目を打ってセンター前ヒット
西岡 フルカウントから9球目を打ってレフトフライダブルプレイ
〇プロ入り12年目で初の開幕一軍どころか、開幕戦のスターティングメンバーに名を連ねた岡崎太一も、江越大賀に負けじとしっかり結果を残しました。
5回表
堤 フルカウントから8球目を空振り三振
武田 1-1から3球目を打ってセンターフライ
鈴木昂 2-2から5球目を打ってセカンドゴロ
5回裏
バファローズ選手交代
ピッチャー佐藤に代えて角屋
緒方 フルカウントから8球目を選んでフォアボール
ヘイグ ストレートのフォアボール
横田 1-0から2球目を打ってセカンドゴロダブルプレイ
今成 1-2から4球目を打って左中間突破タイムリーツーベースヒット
タイガース6-0バファローズ
江越 2-0から3球目を打ってセンター前ヒット
バファローズ選手交代
ピッチャー角屋に代えて坂寄
次打者坂の初球に江越セカンド盗塁成功
坂 2-1から4球目を打ってセンターフライ
6回表
タイガース選手交代
サード今成に代えて森越
ショート坂に代えて植田
ボクセビック 2-2から5球目を空振り三振
奥浪 0-1から2球目を打ってセカンドフライ
園部 0-1から2球目を打ってライトフライ
6回裏
バファローズ選手交代
ピッチャー坂寄に代えて比嘉
岡崎 1-2から5球目を打ってライトフライ
荒木 1-0から2球目を打ってサードファウルフライ
西岡の代打柴田 1-1から3球目を打ってショートゴロ
7回表
小田 1-0から2球目を打ってセカンド前セーフティバント内野安打
杉本 2-1から4球目を打ってショートゴロダブルプレイ
若月 2-2から8球目を空振り三振
7回裏
バファローズ選手交代
ピッチャー比嘉に代えてコーディエ
緒方 1-0から2球目がデッドボール
ヘイグ 3-1から5球目を選んでフォアボール
ヘイグの代走に西田
横田 初球を打ってライト前タイムリーヒット
タイガース7-0バファローズ
森越 フルカウントから6球目を空振り三振
江越 1-2から4球目を空振り三振
植田 2-2から6球目を空振り三振
〇江越大賀、岡崎太一とともに、開幕一軍、そしてスターティングメンバーを勝ち取った横田慎太郎。このメンバーで「4番」はいささか荷が重いかと思いましたが、やはい一軍から持ち帰ったモノは多かったのか、バットをへし折られながらもライト前へタイムリーヒット。
●そして、とにかく神経質だったエリック・コーディエ。マウンドに上がってから投球練習そっちのけで足場固め。通常なら6球程度投げられるところを、しびれを切らした梅木謙一球審が結局2球で「強制終了」。
8回表
タイガース選手交代
ピッチャー岩崎に代えて歳内
代走西田がそのまま入りファースト
キャッチャー岡崎に代えて小宮山
堤 1-1から3球目を打ってファーストゴロ
武田 2-2から6球目を空振り三振
鈴木昂 1-0から2球目を打ってレフト線ツーベースヒット
ボクセビック 1-1から3球目を打ってセカンドゴロ
8回裏
小宮山 フルカウントから7球目を打ってショートゴロ
荒木 フルカウントから6球目を空振り三振
柴田 3-1から5球目を選んでフォアボール
緒方 2-2から5球目を空振り三振
●とにかく球速はあるエリック・コーディエ。その勢いでウエスタンリーグでは三振は取れるものの、コントロールが定まらない。これではせっかくの156km/hのストレートもまったく意味がない。これでウエスタンリーグで11試合登板12イニング9与四球14奪三振。防御率こそ2・25と悪くないものの、1イニングを3人でスカッと終われないようでは、クローザーなど任せられない。
9回表
タイガース選手交代
ピッチャー歳内に代えて青柳
奥浪 1-1から3球目を打ってライト前ヒット
園部 フルカウントから6球目を打ってショートゴロダブルプレイ
小田 0-1から2球目を打ってレフトフライ
阪神鳴尾浜球場 9回戦 阪神6勝3敗
神戸 000 000 000 0
阪神 400 110 10X 7
勝投手:岩崎 優 (6試合2勝2敗)
敗投手:佐藤峻一 (4試合0勝3敗)
本塁打:[阪神]江越大賀2号(1回裏 3ラン 佐藤峻一から)
投手成績
オリックスバファローズ
佐藤峻 4 回 19打者 77球 7被安打 1与四死球 1奪三振 6失点 5自責点
角屋 0.2回 5打者 21球 1被安打 2与四死球 0奪三振 1失点 1自責点
坂寄 0.1回 1打者 4球 0被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
比嘉 1 回 3打者 10球 0被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
コーデ 2 回 10打者 47球 1被安打 3与四死球 5奪三振 1失点 1自責点
阪神タイガース
岩崎 7 回 26打者 102球 3被安打 3与四死球 8奪三振 0失点 0自責点
歳内 1 回 4打者 14球 1被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
青柳 1 回 3打者 11球 1被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
春季キャンプで背中を痛め、以降二軍でのトレーニングが続いている岩崎優。この試合前まで防御率4.25と、冴えない数字ではありましたが、この試合では102球(手許集計)で被安打3の毎回8奪三振。サウスポーと言うポジションには現状、岩貞祐太がいますが、ようやく彼も上げてきたかなと。
出場選手登録と抹消を繰り返しながらではありますが、一昨年昨年と計32試合の先発マウンドに立った岩崎優。いずれ彼の出番はどこかであると思います。怪我の再発だけには気をつけて。
そして活発なタイガース打線。

数週間前に、読売新聞関西版の夕刊に、タイガースの二軍についての記事がありました。中心は新井良太でしたが、とにかく一軍二軍を頻繁に入れ替えることによって、そして一軍で実績のある選手を二軍に置く事によって、実績のない選手に一軍の取り組み方などを伝える、みたいな記事でした。
その役割が今シーズン序盤は、横田慎太郎であり江越大賀であり、岡崎太一。いずれ原口文仁も、何らかの形で出場選手登録抹消になるやも知れません。ただ、一軍で成績を残そうとするならどうすればいいか、それが選手だけでなく、コーチ、監督、チーム全体に浸透している風にみえる。
4月末にこんな記事がありました。
【阪神】金本監督「1、2軍合わせての勝利」
スポーツ報知 2016年4月30日
その中の 「前も言いましたが、2軍でしっかり指導を受けてね。掛布さんを始めスタッフがきちんと指導して送り出してくれるので、僕も自信を持って使ってます。1、2軍合わせての勝利だと思います」。残念ですが、カープの一軍監督からはこんな声がまったく聞こえてこない。
タイガースのスターティングメンバーを見ると、どの打順も何らかの形で入れ替えがある。寧ろこの時期は試行錯誤でいい。春季キャンプやオープン戦で「ベストメンバー」など決められるわけがない。指導者歴の全くない新人監督ですから、ペナントレースと言う実際の戦いの中で、あれこれ使ってみて、選手同士の切磋琢磨を促しているではないでしょうか。非常に良いチームの空気だと思います。
そしてバファローズ。

ペナントレースが開幕してもう2か月近くになりますが、いまだにコーチの配置転換が続いてます。すべてはチーム成績が上がらないせいではありますが、そしてバッテリー周辺のことではありますが、これでは選手が困惑するだけではないかな、と。選手の入れ替えはまぁいいとしても、指導者の立場でもあるコーチ陣をコロコロ入れ替えていては「行く先」が全く見えなくなるんではないか。

と言うか、このままではぶっちゃけ「どうせまた配置転換に」ってんで、無責任なコーチが出やせんかな。極端な話になれば「選手が悪い」と言い出すコーチが出ないとも限らない。フロントやチーム首脳陣が方向性を見いだせない限り、選手は路頭に迷うばかり。これじゃ勝てるもんも勝てん。
投手陣だけの話ではありませんが、そしてこの試合に限った事ではないですが、相変わらずバファローズの試合後の「反省会」は長いです。全体でやった後はポジション毎に担当コーチを囲んで、さらに反省会は続きます。しかしこの「輪の中心の人」をそんなに代えてしまっていいのかなぁ。
上にタイガースの記事のリンクを貼っていますが、ちょっとだめだから(ちょっとではないんですが)ってんであまり弄らない方が今後の為になる。こんな事を言ったら怒られるでしょうけど、どうせ弱いんだからドンと腰を据えて「わしらはこれで行く」みたいなのを見せていただきたい。その為には、コーチではなく選手をもっと動かすべきじゃないかなぁ。とはニワカバファローズファンの考えですが。

いずれにしろ、両チームの今シーズンを象徴するような試合でした。
何でや!カープ関係ないやろ!と思われるかも知れませんが、クリック頂ければ幸い。これからの励みになります。

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阪神タイガース 中日ドラゴンズ
どこのチームにも「期待の新入団選手や若手選手」と言うのは必ずいます。近年で言えばタイガースの原口文仁とか。今シーズンに入って育成選手から支配下登録、背番号94のユニフォームが間に合わぬまま出場選手登録されて大活躍。いつの間にか普通に、そして立派に戦力になっています。

他にも岡崎太一、北條史也、横田慎太郎、陽川尚将、岩貞祐太ら、鳴尾浜球場で見慣れた面々が一軍で実績を積み重ねています。それもこれも、阪神タイガースの今年のキャッチフレーズ「超変革」に対する、金本知憲監督はじめ、タイガースの意識の表れと思いますが、現状一軍と二軍がうまく回転しているのはタイガースと、ウエスタンリーグで首位を走る中日ドラゴンズではないでしょうか。
そして、先に挙げた選手に続く選手を探す楽しみ。ルーキーの高山俊がトップバッターを打ち、2年目の江越大賀がクリーンアップをつとめたりしましたが、それに負けじと続く選手が出てくるか。
もちろんそれはタイガースだけでなく、バファローズにも言える事。長らくパシフィックリーグ優勝から遠ざかってはいますが、この停滞感を打破する選手がいつ、どう言った形で出現するのか。種蒔きは出来ていると思いますがなかなか芽が出ない。このイライラわずらわしさを誰が打ち破るか。


そんなこんなを含んだ、約2か月ぶりの阪神鳴尾浜球場です。


まぁ2か月も空くとは思いませんでした。おはようございます阪神鳴尾浜球場。前日10日はほぼ一日、天下の阪神園芸さんもひれ伏すほどの天気。この日も朝早い時間帯までは雨降りでしたが、そこは「土の全てを知り尽くした」阪神園芸さん。見事に再生してくれました。


球場に到着したのは10:20頃。少し前に一度グラウンド整備が入った直後だった模様。


そして、内野部分を使ってのバッティング練習、および守備練習は行われないまま。

ぞして通常なら両チームのバッティング練習が終わる時間でもある11:25頃、再び動きが。


いつもなら車両を入れてまずはひと慣らしするところですが、それをやるとまたグラウンドに水が浮いてくるのか、5人ほどが出てきて人力でブラシがけ。そして粛々と描かれる見事な円。これを見てるだけでも十分。阪神園芸さんの「奥の深さ」を見たような気がしました。動画撮っとけばよかったなー。




両チームの選手が実際にグラウンドで体を動かしたのは12:00も回った頃、スターティングメンバー発表直前。ベンチ前での軽いウォーミングアップだけで終了。タイガースの面々の中には、この日指名打者で出場予定の西岡剛の姿も。つか、最後までいるのかな?




バファローズの面々。そう言えばバファローズのビジターユニフォームってあまり見たことがありません。そして現在のユニフォームになってからは初。


ウォーミングアップのあとは珍しく。ベンチ前で円陣と声出し。中心は奥浪鏡。長らくバファローズは「挨拶」だけだったのでちょっと新鮮でした。現状を打破するには良い機会かもしれません。
スターティングオーダー
先攻:オリックスバファローズ
1(中)武田
2(遊)鈴木昂
3(指)ボクセビック
4(三)奥浪
5(一)園部
6(左)小田
7(右)杉本
8(捕)若月
9(二)堤
P:佐藤峻




●バファローズ先発の佐藤峻一
トニ・ブランコと入れ替わる形で出場選手登録を抹消されたブライアン・ボグセビックがスターティングメンバーに。どこのチームでも半ば当たり前になってきましたが、助っ人外国人選手過剰は否めない。調整の場でもあるウエスタンリーグ(イースタンリーグ)ですが、若手選手の鍛錬の場でもある。煽りを受けて出場機会を貰えぬ選手の事を考えると、チームの勝負とは別の所でまた複雑。
後攻:阪神タイガース
1(指)西岡
2(左)緒方
3(一)ヘイグ
4(右)横田
5(三)今成
6(中)江越
7(遊)坂
8(捕)岡崎
9(二)荒木
P:岩崎




〇タイガース先発の岩崎優。
西岡11日に実戦復帰 2軍オリックス戦でDH スポニチ 2016年5月11日
予定通り、 西岡剛が「1番・指名打者」でスターティングメンバー。ただタイガースの現状を見る限り「今すぐ必要」と言う戦力でもなさそうに思うのは、それだけ選手が充実している、と言う事なんでしょうか。その他にも横田慎太郎、江越大賀など、開幕一軍からひと段落着いたメンバーがずらり。
審判員




球審:梅木謙一、一塁:山村裕也、二塁:芦原英智、三塁:今岡諒平
打撃成績
1回表
武田 1-2から9球目を打ってセンターフライ
鈴木昂 1-2から4球目を空振り三振
ボクセビック 1-2から5球目を見逃し三振
1回裏
西岡 2-2から6球目を打ってセカンドゴロ
緒方 3-1から5球目を打ってライト線ツーベースヒット
ヘイグ 3-1から5球目を選んでフォアボール
横田 0-2から3球目を打ってライトフライ
緒方はタッチアップでサードへ
今成 フルカウントから6球目を打ってレフト前タイムリーヒット
タイガース1-0バファローズ
江越 初球を打ってレフトへ第2号スリーランホームラン
タイガース4-0バファローズ
坂 0-2から3球目を打ってライト前ヒット
次打者岡崎の5球目に坂セカンド盗塁成功
岡崎 フルカウントから7球目を打ってショートゴロ
〇バファローズ佐藤峻一のピッチング云々よりも、開幕一軍も果たし、一時は3番打者まで務めた江越大賀への期待度と、それに相応するだけの結果を残すだけの能力に脱帽。
2回表
奥浪 1-0から2球目を打ってライトフライ
園部 1-2から球4目を打ってレフト前ヒット
小田 0-2から3球目がデッドボール
杉本 1-0から2球目を打ってサードフライ
若月 フルカウントから6球目を見逃し三振
2回裏
荒木 初球を打ってレフト前ヒット
西岡 2-1から4球目を打ってセカンドゴロダブルプレイ
緒方 0-2から3球目を空振り三振
3回表
堤 3-1から5球目を選んでフォアボール
武田 1-0から2球目を打ってショート内野安打
鈴木昂 初球をピッチャー前送りバント
ボクセビック 2-2から5球目を空振り三振
奥浪 3-1から5球目を選んでフォアボール
園部 1-1から3球目を打ってセカンドフライ
3回裏
ヘイグ 1-1から3球目を打ってライトフライ
横田 2-1から4球目を打ってレフトファウルフライ
今成 0-1から2球目を打ってセカンドフライ
4回表
小田 1-0から2球目を打ってファーストゴロ
杉本 0-2から3球目を見逃し三振
若月 1-0から2球目を打ってショートゴロ
4回裏
江越 2-2から5球目を打ってサードゴロ捕球エラー
次打者坂の2球目に江越セカンド盗塁成功
坂 フルカウントから6球目を打ってピッチャー強襲ゴロ
岡崎 0-1から2球目を打ってセンター前タイムリーヒット
タイガース5-0バファローズ
荒木 0-1から2球目を打ってセンター前ヒット
西岡 フルカウントから9球目を打ってレフトフライダブルプレイ
〇プロ入り12年目で初の開幕一軍どころか、開幕戦のスターティングメンバーに名を連ねた岡崎太一も、江越大賀に負けじとしっかり結果を残しました。
5回表
堤 フルカウントから8球目を空振り三振
武田 1-1から3球目を打ってセンターフライ
鈴木昂 2-2から5球目を打ってセカンドゴロ
5回裏
バファローズ選手交代
ピッチャー佐藤に代えて角屋
緒方 フルカウントから8球目を選んでフォアボール
ヘイグ ストレートのフォアボール
横田 1-0から2球目を打ってセカンドゴロダブルプレイ
今成 1-2から4球目を打って左中間突破タイムリーツーベースヒット
タイガース6-0バファローズ
江越 2-0から3球目を打ってセンター前ヒット
バファローズ選手交代
ピッチャー角屋に代えて坂寄
次打者坂の初球に江越セカンド盗塁成功
坂 2-1から4球目を打ってセンターフライ
6回表
タイガース選手交代
サード今成に代えて森越
ショート坂に代えて植田
ボクセビック 2-2から5球目を空振り三振
奥浪 0-1から2球目を打ってセカンドフライ
園部 0-1から2球目を打ってライトフライ
6回裏
バファローズ選手交代
ピッチャー坂寄に代えて比嘉
岡崎 1-2から5球目を打ってライトフライ
荒木 1-0から2球目を打ってサードファウルフライ
西岡の代打柴田 1-1から3球目を打ってショートゴロ
7回表
小田 1-0から2球目を打ってセカンド前セーフティバント内野安打
杉本 2-1から4球目を打ってショートゴロダブルプレイ
若月 2-2から8球目を空振り三振
7回裏
バファローズ選手交代
ピッチャー比嘉に代えてコーディエ
緒方 1-0から2球目がデッドボール
ヘイグ 3-1から5球目を選んでフォアボール
ヘイグの代走に西田
横田 初球を打ってライト前タイムリーヒット
タイガース7-0バファローズ
森越 フルカウントから6球目を空振り三振
江越 1-2から4球目を空振り三振
植田 2-2から6球目を空振り三振
〇江越大賀、岡崎太一とともに、開幕一軍、そしてスターティングメンバーを勝ち取った横田慎太郎。このメンバーで「4番」はいささか荷が重いかと思いましたが、やはい一軍から持ち帰ったモノは多かったのか、バットをへし折られながらもライト前へタイムリーヒット。
●そして、とにかく神経質だったエリック・コーディエ。マウンドに上がってから投球練習そっちのけで足場固め。通常なら6球程度投げられるところを、しびれを切らした梅木謙一球審が結局2球で「強制終了」。
8回表
タイガース選手交代
ピッチャー岩崎に代えて歳内
代走西田がそのまま入りファースト
キャッチャー岡崎に代えて小宮山
堤 1-1から3球目を打ってファーストゴロ
武田 2-2から6球目を空振り三振
鈴木昂 1-0から2球目を打ってレフト線ツーベースヒット
ボクセビック 1-1から3球目を打ってセカンドゴロ
8回裏
小宮山 フルカウントから7球目を打ってショートゴロ
荒木 フルカウントから6球目を空振り三振
柴田 3-1から5球目を選んでフォアボール
緒方 2-2から5球目を空振り三振
●とにかく球速はあるエリック・コーディエ。その勢いでウエスタンリーグでは三振は取れるものの、コントロールが定まらない。これではせっかくの156km/hのストレートもまったく意味がない。これでウエスタンリーグで11試合登板12イニング9与四球14奪三振。防御率こそ2・25と悪くないものの、1イニングを3人でスカッと終われないようでは、クローザーなど任せられない。
9回表
タイガース選手交代
ピッチャー歳内に代えて青柳
奥浪 1-1から3球目を打ってライト前ヒット
園部 フルカウントから6球目を打ってショートゴロダブルプレイ
小田 0-1から2球目を打ってレフトフライ
阪神鳴尾浜球場 9回戦 阪神6勝3敗
神戸 000 000 000 0
阪神 400 110 10X 7
勝投手:岩崎 優 (6試合2勝2敗)
敗投手:佐藤峻一 (4試合0勝3敗)
本塁打:[阪神]江越大賀2号(1回裏 3ラン 佐藤峻一から)
投手成績
オリックスバファローズ
佐藤峻 4 回 19打者 77球 7被安打 1与四死球 1奪三振 6失点 5自責点
角屋 0.2回 5打者 21球 1被安打 2与四死球 0奪三振 1失点 1自責点
坂寄 0.1回 1打者 4球 0被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
比嘉 1 回 3打者 10球 0被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
コーデ 2 回 10打者 47球 1被安打 3与四死球 5奪三振 1失点 1自責点
阪神タイガース
岩崎 7 回 26打者 102球 3被安打 3与四死球 8奪三振 0失点 0自責点
歳内 1 回 4打者 14球 1被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
青柳 1 回 3打者 11球 1被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
春季キャンプで背中を痛め、以降二軍でのトレーニングが続いている岩崎優。この試合前まで防御率4.25と、冴えない数字ではありましたが、この試合では102球(手許集計)で被安打3の毎回8奪三振。サウスポーと言うポジションには現状、岩貞祐太がいますが、ようやく彼も上げてきたかなと。
出場選手登録と抹消を繰り返しながらではありますが、一昨年昨年と計32試合の先発マウンドに立った岩崎優。いずれ彼の出番はどこかであると思います。怪我の再発だけには気をつけて。
そして活発なタイガース打線。


数週間前に、読売新聞関西版の夕刊に、タイガースの二軍についての記事がありました。中心は新井良太でしたが、とにかく一軍二軍を頻繁に入れ替えることによって、そして一軍で実績のある選手を二軍に置く事によって、実績のない選手に一軍の取り組み方などを伝える、みたいな記事でした。
その役割が今シーズン序盤は、横田慎太郎であり江越大賀であり、岡崎太一。いずれ原口文仁も、何らかの形で出場選手登録抹消になるやも知れません。ただ、一軍で成績を残そうとするならどうすればいいか、それが選手だけでなく、コーチ、監督、チーム全体に浸透している風にみえる。
4月末にこんな記事がありました。
【阪神】金本監督「1、2軍合わせての勝利」
スポーツ報知 2016年4月30日
その中の 「前も言いましたが、2軍でしっかり指導を受けてね。掛布さんを始めスタッフがきちんと指導して送り出してくれるので、僕も自信を持って使ってます。1、2軍合わせての勝利だと思います」。残念ですが、カープの一軍監督からはこんな声がまったく聞こえてこない。
タイガースのスターティングメンバーを見ると、どの打順も何らかの形で入れ替えがある。寧ろこの時期は試行錯誤でいい。春季キャンプやオープン戦で「ベストメンバー」など決められるわけがない。指導者歴の全くない新人監督ですから、ペナントレースと言う実際の戦いの中で、あれこれ使ってみて、選手同士の切磋琢磨を促しているではないでしょうか。非常に良いチームの空気だと思います。
そしてバファローズ。


ペナントレースが開幕してもう2か月近くになりますが、いまだにコーチの配置転換が続いてます。すべてはチーム成績が上がらないせいではありますが、そしてバッテリー周辺のことではありますが、これでは選手が困惑するだけではないかな、と。選手の入れ替えはまぁいいとしても、指導者の立場でもあるコーチ陣をコロコロ入れ替えていては「行く先」が全く見えなくなるんではないか。


と言うか、このままではぶっちゃけ「どうせまた配置転換に」ってんで、無責任なコーチが出やせんかな。極端な話になれば「選手が悪い」と言い出すコーチが出ないとも限らない。フロントやチーム首脳陣が方向性を見いだせない限り、選手は路頭に迷うばかり。これじゃ勝てるもんも勝てん。
投手陣だけの話ではありませんが、そしてこの試合に限った事ではないですが、相変わらずバファローズの試合後の「反省会」は長いです。全体でやった後はポジション毎に担当コーチを囲んで、さらに反省会は続きます。しかしこの「輪の中心の人」をそんなに代えてしまっていいのかなぁ。
上にタイガースの記事のリンクを貼っていますが、ちょっとだめだから(ちょっとではないんですが)ってんであまり弄らない方が今後の為になる。こんな事を言ったら怒られるでしょうけど、どうせ弱いんだからドンと腰を据えて「わしらはこれで行く」みたいなのを見せていただきたい。その為には、コーチではなく選手をもっと動かすべきじゃないかなぁ。とはニワカバファローズファンの考えですが。

いずれにしろ、両チームの今シーズンを象徴するような試合でした。
何でや!カープ関係ないやろ!と思われるかも知れませんが、クリック頂ければ幸い。これからの励みになります。

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2016.05.13 / Top↑
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