神戸からただひたすら西を目指す山陽電鉄。そんな「山電」の唯一の支線でもある網干線への乗換駅、飾磨駅にも立ち食いうどん屋さんがあります。山陽そばで唯一、ホーム上に店があります。

「山陽電気鉄道」とはえらく壮大な会社名ですし、現在では神戸から姫路・網干までの「準大手私鉄」に分類されていますが、その昔は相生、さらには県境を越えて岡山を目指した私鉄です。

特にここ飾磨駅から延びる網干線はその名残と言えば名残。当初の計画通り、岡山県まで延伸してたらどうなってたろうな。今なら近鉄奈良駅から山陽岡山駅までの直通電車が走ったんでしょうか。

ちなみに、山口県にあるバス会社「サンデン交通」の前身は「山陽電気軌道」と言う会社でしたが、何ら関連はありません。また、JR山陽本線の前身「山陽鉄道」はもっと関係ありません。

DSC_2133_20160510033842fd6.jpg DSC_2136_2016051003384257a.jpg
飾磨駅。駅ビルになっています。1階には多種多様な店があります。西側軒下には、雨を避けることが出来るタクシー乗り場もあります。改札口はその奥になります。

DSC_2135_20160510034215a3e.jpg DSC_2134_20160510034215aa2.jpg
左画像。ホームは二面三線。中央2番乗り場は網干線ホーム。左側、阪神電車が停車しているホームは明石方面行3番線ホーム、向かって右側は姫路方面行1番線ホームです。右画像。駅の西側には「飾磨車庫」があります。昔は廃車体を利用した倉庫もあったんですが、解体された模様。

DSC_2127_201605100340224d0.jpg
ホーム明石駅寄りの端っこにある店舗。そもそも2016年現在での私鉄で、ホーム上に立ち食い蕎麦屋さんが店舗を構えている、と言う例もかなり減ってきてるように思いますがいかがでしょう。そう言えば、駅の立ち食いうどんで「のれん」のかかったお店ってもの少なくなったような。

DSC_2139_20160510034519778.jpg DSC_2140_20160510034526926.jpg
店舗なんですが、かつて飾磨駅には「東口改札」と言うのがありまして、店舗の建物はその「遺物」のようです。実際に外から見てみると駅舎そのもの。真横から見ると屋根の形状等、駅舎の雰囲気をよく残しています。ご覧のように駅舎外、駅東側の踏切からも入れますが、通り抜けは出来ません。

DSC_2141_2016051003473480d.jpg DSC_2142_2016051003474022a.jpg
DSC_2143_201605100348216e2.jpg
もう日中は暑くなる時期ゆえ、メニューにも「冷やし」の文字が目立ちますが、山陽そば、とくに飾磨駅店で食べたいのは「ぼっかけうどん」一択。

DSC_2144_201605100351499b4.jpg
「ぼっかけ」とは、牛すじとコンニャクを甘辛く煮たものを、うどんやカレー、ラーメンにトッピングしたものを指します。発祥は神戸市長田区だそうですが、お好み焼きにも乗せることがあるとか。けどやっぱり、この手のモノはうどんにのせて食べたいです。ぼっかけうどん(¥450)。

営業時間:平日・土曜は07:00~19:00/日曜・祝日は10:00~19:00

ごちそうさまでした。


何でや!カープどころか野球すら関係ないやろ!と思われるかも知れませんが、クリック頂ければこれ幸いです。
にほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへ
にほんブログ村
にほんブログ村 地域生活(街) 中国地方ブログへ
にほんブログ村
2016.05.11 / Top↑
TrackBackURL
→http://kugyousou.net/tb.php/2703-132604cf