週末、2日連続の野球観戦となりました。
前の記事にも記しましたが、本来はこの週末は、花園セントラルスタジアム連戦観戦の予定でしたが、急遽、新日鐵住金広畑対JR四国のオープン戦が入り、8日だけの観戦となりました。
今回も、佐藤薬品スタジアムでのこのカード同様、東京からの戦友「カップル」をゲストに迎えての観戦。しかしようこんな所まで来る気になるなぁ(なととは口が裂けても言ってはいけません)。


この日、花園セントラルスタジアムのある「花園中央公園」周辺では「東大阪市民ふれあいまつり」なるものが行われており、多数ので店で賑わっていました。普段は「多目的広場」として扱われている場所も、駐車場とフリーマーケット会場に。隅っこの方にはプロレスのリングも。

おはようございます花園セントラルスタジアム。周囲に高い建物がないので、周辺は実に長閑。2年前にここを訪れた時は、入場列の付近は未舗装でしたが、今年は綺麗に舗装されていました。


開門予定時刻は11:15。11:00そまでは外野のみ、フリーで練習見学が出来ました。

で、まずは、球場正面に回って、カープ選手の到着待ち。そして10:09、カープ選手を乗せた阪神バスが到着。対バファローズ戦は、明石宿舎で神姫バスのはずですが、尼崎の宿舎だったんでしょうか。到着シーンの後方に写っている生駒山系が白けているのは黄砂の影響。












ちなみにこの日は、試合終了後、ユニフォーム姿のまま京セラドーム大阪に立ち寄って、シャワーを浴びてから帰広と言うスケジュール。ここ花園セントラルスタジアムには、クラブハウス的な設備が一切ないがゆえの苦肉の策。

開門15分前の様子。長蛇の列は多目的広場の横を折り返すようになっていました。



開門3分前の11:12、この日の「ウェルカムハイタッチ」の選手が登場。58角屋龍太、#60赤間謙、#91塚田貴之、#43坂寄晴一の4人。これもまた、週末のバファローズ戦の楽しみ。

さて開門。当初はバックネット裏中断付近に陣取っていたんですが、なぜか最前列のスコアラー席(チーム用)のすぐ横が2つ空いていたので、そこでビデオカメラを構えることに。ただ、、バックネットがあまりにも強固な「金網」の為、動画にはいくつかピントの合わない場面が多数出ています。ご了承のうえご覧下さい(都合により、この画像のみタブレット端末で撮影のモノを使用しています)。


バックネットにかぶりつきで撮影出来たのはほんのわずかな時間でした。

そして、バックネット裏にカープ・岸本秀樹スコアラー、バファローズから佐藤世那が雑用で到着。
スターティングオーダー
先攻:広島東洋カープ
1(右)野間
2(二)庄司
3(三)メヒア
4(左)プライディ
5(中)土生
6(指)廣瀬
7(一)岩本
8(遊)桒原
9(捕)船越
P:久本
ベンチ入りメンバー
投:17 20 29 39 41 57 62 65
捕:32 40 54 68
内:0 45 52 59 145 146
外:00 10 13 26 37 43 50


●カープ先発のひさもっさん。前日の段階で「登板あるよ」と言う風には聞いていたんですが、まさか先発とは思いませんでした。もっとも、この日のベンチ入りメンバーで、先発が出来るピッチャーは今井啓介かひさもっさんくらい。そう言えば日曜日恒例の中村恭平はややずれたもよう。
後攻:オリックスバファローズ
1(二)小島
2(中)武田
3(左)川端
4(三)奥浪
5(捕)伏見
6(指)園部
7(一)ブランコ
8(右)杉本
9(遊)鈴木昂
P:佐野
ベンチ入りメンバー
投:12 43 52 58 60 66 68 69 129
捕:23 37 97 121
内:61 6 40 54 38 124 42
外:46 53 56 61 99


〇バファローズ先発の佐野皓大。ここまで14試合登板、18回1/3で防御率0.98。
審判と公式記録員
球審:山村裕也、一塁:須山佑多、三塁:水口拓弥、
公式記録員:足立大輔
打撃成績
1回表
野間 1-0から球2目を打ってセンターオーバーツーベースヒット


庄司 フルカウントから7球目を打ってセカンドゴロ 野間はサードへ
メヒア 0-1から2球目を打ってサードゴロ 野間ホームイン
バファローズ0-1カープ
プライディ 2-2から5球目を打ってセカンドゴロ
●先頭の野間峻祥はツーベースヒットで出塁のあとは、内野ゴロふたつでしっかり先制点。ヒットヒットをつなぐのがつなぎの野球」じゃない。とくに現在、一軍のチーム打率は高水準を保っていますが、いざ、シーズンが進んで疲れがたまり、率が落ちてきた時に、こういう野球が出来るかどうか。
1回裏
小島 2-2から7球目を見逃し三振
武田 1-2から5球目を打ってキャッチャーファウルフライ
川端 2-0から3球目を打ってピッチャーゴロ
2回表


土生 2-0から3球目を打ってレフト前ヒット
廣瀬 3-1から5球目を選んでフォアボール
岩本 1-0から2球目を打ってライトフライ
次打者桑原の4球目に土生が飛び出しタッチアウト
桒原 2-2から5球目を空振り三振
●せっかくセカンドに進んだ土生翔平。中途半端な走塁でセカンドタッチアウト。どうせアウトになるのなら、サードでタッチアウトになった方がまだ印象はいい。良いヒットを打った後だけにこれでゼロ。
2回裏
奥浪 3-1から5球目を選んでフォアボール
伏見 初球を打ってライト前ヒットとエラー(打球処理ミス)
園部 0-2から3球目を空振り三振
ブランコ ストレートのフォアボール
杉本 1-2から4球目を打ってピッチャー前タイムリー内野安打
バファローズ1-1カープ
鈴木昂 フルカウントから7球目を打ってショートタイムリー内野安打
バファローズ2-1カープ
小島 2-2から8球目を打ってセカンドゴロダブルプレイ
●残念ながら、バックネットの柱の陰になってしまってるので、打球は追ってないんですが、ライト野間峻祥のエラー。ヒット自体は強い打球ではなく、むしろ飛んだコースヒットみたいなもんなんですが、カバー処理があまりにも雑。伏見寅威に二塁に行かれているようではちょっとなー。
〇チャンスで打席の回ってきた杉本裕太郎。ボッテボテの三塁線への打球ながら、これもまた彼の持ち味でもある快足を飛ばしてのタイムリー内野安打。バットに当たれば何かを起こせる。
3回表
船越 2-0から3球目を打ってセカンドゴロ
野間 2-1から4球目を打ってファーストゴロ
庄司 2-2から球6目を打ってライト前ヒット
メヒア 2-0から3球目を打ってレフト前ヒット
プライディ 1-2から4球目を空振り三振
3回裏
武田 0-2から3球目を打ってレフト前ヒット
川端 1-0から2球目を打ってセカンドフライダブルプレイ
奥浪 1-1から3球目を打ってレフト前ヒット
次打者伏見の4球目に奥浪セカンド盗塁失敗
〇川端崇義の打球はどん詰まりのセカンドへのフライと言うかハーフライナーというか。しかし ナニをどうしたのか、武田健吾はファーストに戻れずダブルプレイ。その後奥浪鏡にヒットが出ただけに勿体無い走塁。ここまで互いに走塁ミスひとつづつ。これが今シーズンの両チームを象徴、か。
4回表
土生 0-1から2球目を打ってライト前ヒット
廣瀬 2-0から3球目を打ってショートゴロダブルプレイ
岩本 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
桒原 ストレートのフォアボール
船越 フルカウントから7球目を空振り三振
4回裏
カープ選手交代


ピッチャー久本に代えて今井
伏見 1-0から2球目を打ってセンターフライ
園部 0-1から2球目を打ってセンターオーバーツーベースヒット
ブランコ 1-2から4球目を打ってライトフライ
ファーストランナー園部はサードへ
杉本 初球を打ってファーストファウルフライ
5回表
野間 0-2から3球目を見逃し三振
庄司 0-1から2球目を打ってセカンドゴロ
メヒア 3-1から5球目を選んでフォアボール
プライディ 2-2から5球目を見逃し三振
5回裏
カープ選手交代


ピッチャー今井に代えて永川
ライト野間に代えて高橋大樹
鈴木昂 1-2から4球目を打ってレフト前ヒット
小島 1-1から3球目をファースト前送りバント
武田 1-1から3球目を打ってセンター前ヒット
川端 2-0から3球目を打ってセカンドフライ
奥浪 初球を打ってファーストファウルフライ
●この回からカープのライトは野間峻祥から高橋大樹に交代。事情はわかりませんが推測するに、2回裏のエラーと5回表の打席での、見逃し3球三振が少なからず影響しているものと思われます。
●3回裏に同じツーナッシングから、武田健吾がヒットを放ったのとは好対照。彼自身がどの打順で活路を見出したいと思っているのか分かりませんが、少なくともイニングの先頭バッターとして打席に立つ以上、ファウルで逃げるなり、打席で何らかの工夫が欲しかった。ただ立っているだけでは何の足しにもならない。大卒ドラフト1位入団で、期待するむきも多いと思いますが、まだ役不足。
6回表
バファローズ選手交代
ピッチャー佐野に代えて坂寄
土生 2-2から5球目を見逃し三振
廣瀬 2-2から5球目を打ってショートフライ
岩本の代打バティスタ フルカウントから8球目を見逃し三振
6回裏
カープ選手交代


ピッチャー永川に代えて岡田
代打バティスタがそのまま入りファースト
伏見 2-2から5球目を打ってライトフライ
園部 1-0から2球目を打ってセカンドフライ
ブランコ フルカウントから6球目を選んでフォアボール
次打者杉本の2球目にワイルドピッチ、4球目前にボークでブランコはサードへ
杉本 2-2から5球目をファーストゴロ
〇トニ・ブランコ、フォアボールからサードに進むまですべて「ほぼ徒歩」。
7回表
バファローズ選手交代


ピッチャー坂寄に代えて大山
桒原 1-2から4球目を空振り三振
船越 0-1から2球目を打ってショートゴロ
高橋大 0-1から2球目を打ってセカンドゴロ
7回裏
鈴木昂 1-1から3球目を打ってセカンドゴロ
小島 1-2から4球目を空振り三振
武田 2-1から4球目を打って左中間突破ツーベースヒット
川端 2-2から5球目を打ってセカンドゴロ
8回表
バファローズ選手交代


ピッチャー大山に代えて赤間
キャッチャー伏見に代えて田中
庄司 フルカウントから7球目を打ってライト線ツーベースヒット
メヒア 2-1から4球目を打ってサードゴロ
プライディ 2-2から球目を空振り三振
土生 1-0から2球目を打ってセカンドゴロ
8回裏
奥浪 2-2から5球目を打ってサードゴロ
田中 2-1から4球目を打って右中間突破ツーベースヒット
園部 1-0から2球目を打ってレフト線タイムリーツーベースヒット
バファローズ3-1カープ
代走に吉田雄人
ブランコ 2-2から5球目を打ってセンター前ヒット
代走に堤
杉本 0-1から2球目を打ってレフト前タイムリーヒット
バファローズ4-1カープ
鈴木昂 2-2から7球目を打ってライトファウルフライ
小島 フルカウントから6球目を空振り三振
●3イニング登板2失点で終わった、カープのルーキー岡田明丈。地元東大阪市、お隣の大東市にある大阪商業大学孝行、大阪商業大学の出とあって、言わば凱旋登板となりましたが、厳しい内容。
●大卒ルーキー開幕ローテーション、と言う構図ってのはどこの球団にもあると思います。岡田明丈も大学ナンバーワン右腕として鳴り物入りで入団、開幕ローテーションに入れてはみましたが、ぶっちゃけまだまだ「調整で出場選手登録抹消」とは言い切れない。ここまで言っては言い過ぎかも知れませんが、大学の勢いで投げては見たものの、もうボロが出た、と言ったところかな。
●そもそも、セントラリーグの覇権を争うはずの一軍の戦いの、先発ローテーションにルーキーが2人も入っていることが既にお菓子といえばおかしい。期待するのは悪い事ではないけども、ドラフト1位イコール即戦力、では決してないはず。そして、起用法もこれでよかったのかな、と言う考えも。
9回表
バファローズ選手交代
代走堤がそのまま入りセカンド
セカンド小島がファースト
レフト川端に代えて中村
廣瀬の代打中東 1-0から2球目を打ってセンターフライ
バティスタ フルカウントから9球目を打ってバックスクリーン横へ来日第1号ホームラン
バファローズ4-2カープ
桒原 初球を打ってセンターフライ
船越の代打美間 1-0から2球目を打ってショートゴロ
●昨年の秋季キャンプ以降、その長打力が話題になっていたザビエル・バティスタ。ちょっと期待より遅めの来日第1号ホームランは、バックスクリーンのすぐ横へ。決して急ぐ事はないと思いますが、最低限の守備だけは出来るようになってもらわないと。「守備は目をつぶる」選手はもういらない。
花園セントラルスタジアム 10回戦 オリックス6勝3敗1分
広島 100 000 001 2 H 7 E1
神戸 020 000 02X 4 H13 E0
勝投手:佐野皓大 (15試合1勝0敗) プロ入り初勝利!
S投手:赤間 謙 (6試合0勝0敗1S)
敗投手:久本佑一 (7試合0勝1敗)
本塁打:[広島]バティスタ号(9回表 ソロ 赤間から)
試合時間:3時間
観衆:2195
投手成績
広島東洋カープ
久本 3回 13打者 59球 5被安打 2与四死球 0奪三振 2失点 1自責点
今井 1回 4打者 9球 1被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
永川 1回 5打者 14球 2被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
岡田 3回 15打者 65球 5被安打 1与四死球 1奪三振 2失点 2自責点
オリックスバファローズ
佐野 5回 21打者 86球 5被安打 4与四死球 5奪三振 1失点 1自責点
坂寄 1回 3打者 18球 0被安打 0与四死球 2奪三振 0失点 0自責点
大山 1回 3打者 8球 0被安打 0与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
赤間 2回 8打者 32球 2被安打 0与四死球 1奪三振 1失点 1自責点


試合終了後の「ヒーローインタビュー」は、プロ入り2年目通査32試合目にして初勝利の佐野皓大と、4打数2安打2打点の大活躍の杉本裕太郎。杉本裕太郎などは遠く徳島・阿南市からお母さんが観戦の為来阪。ウエスタンリーグとは言え最高の「母の日のプレゼント」。
振るわないカープ打線ではありましたが、その中で、打率こそ上がらぬものの、相変わらず庄司隼人の状態の良さは目に付きます。進塁打有り、自ら生きるヒットあり。どれだけの数字を上げれば一軍、と言うのはないと思いますが、そして菊池丸に拘るのも悪くないですが、いざという時は絶対に考えておいて方がいい。そして庄司隼人は、いざという時のちからは既に持ち合わせている筈。
もうひとり土生翔平。攻守ともに現在充実しきっているはずなのに、なぜかお呼びがかからない、攻撃という面では、左打者ということで松山竜平とかぶる部分があろうけど、打率も3割台後半をキープできている。もう、シーズン終盤の「お試し」の段階の選手ではないはずだし。
そして、岡田明丈の話の続きにもなりますが、今年のカープは前田健太が抜け、先発ピッチャーの再編が急務とされています。ただ、そこにルーキー2人がうまくはまるか、と言えば決してそうじゃない。はまってるかはまってないか、と言えば明らかにはまってない。同じルーキーの横山弘樹もまだまだ数字を残せているとは言い難いし、前田健太の大穴を埋めるまでには当然至っていない。
毎年のように急務の課題を解決出来ないまま、と言うかほったらかしのままシーズンに臨んでいるように見受けられるカープ。さらに、黒田博樹が右肩痛等で出場選手登録抹消の憂き目に遭い、さらに混沌としている投手事情。打線好調な間に、キャリア関係なしに、思い切った起用をしてみるのも手。
5月3日の阪神甲子園球場での対タイガース戦では、ものの見事な「ブルペンデー」で窮地を乗り切りました。これくらいの柔軟性が一軍にも欲しいんです。いないと言うのは簡単です。けどそれは、刀折れ矢尽きた状態になるまで絶対に口にしてはいけない。まだまだ刀も矢もあるはず。
そしてバファローズ。一時打率が1割にすら届かないというどん底だった杉本裕太郎。ナゴヤ球場ではプロ入り初ホームランも記録し(見たかった)、由宇練習場では右方向へのスリーベースヒットも出るようになり、ここ三週間かそこらで調子も急上昇。この試合の4打数2安打で打率も0.259。
さらにはチーム打率も、2割を切った時期もありましたが、奥浪鏡らの上昇もあり、ようやく2割台半ば近くまで上がってきました。とは言え、ポンと出場選手登録するにはまだ時期尚早な選手が大半。トニ・ブランコなどはこんな所で何やっとるんじゃ状態。まぁ貫禄は見せてくれてますけどね。
しかし、まだまだ両チームベンチ、元気がない。それがそのままチーム状況につながっているようにも。ベンチがさして遠くないにも関わらず、動画にはあまり選手の声ってのが入って来ない。元気があれば何でもできる、とは言うけどまさにそれ。監督の声が一番響いているようではまだまだ。


夕暮れも近づき、試合後のイベントも終わろうとする頃、ライト定位置付近で、宗佑磨、塚田貴之、鈴木優らとともに、親子連れとプラスチックバットを使って「三角ベース」に興じる杉本裕太郎。




最後の「親子対決」で代打に登場して、ライトスタンドへ見事な逆転サヨナラホームランを放ってこのポーズ。そしてホームインしてハイタッチ。早くこの姿を一軍で見たいですねぇ。あ、プロ入り初のサヨナラホームランの記念のボールは、この後直接本人に手渡ししておきました。
そうだそうだと思われる方も、んなわけなかろーがヴォケナス!と思われる方も、とにかくクリック(笑)

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前の記事にも記しましたが、本来はこの週末は、花園セントラルスタジアム連戦観戦の予定でしたが、急遽、新日鐵住金広畑対JR四国のオープン戦が入り、8日だけの観戦となりました。
今回も、佐藤薬品スタジアムでのこのカード同様、東京からの戦友「カップル」をゲストに迎えての観戦。しかしようこんな所まで来る気になるなぁ(なととは口が裂けても言ってはいけません)。




この日、花園セントラルスタジアムのある「花園中央公園」周辺では「東大阪市民ふれあいまつり」なるものが行われており、多数ので店で賑わっていました。普段は「多目的広場」として扱われている場所も、駐車場とフリーマーケット会場に。隅っこの方にはプロレスのリングも。


おはようございます花園セントラルスタジアム。周囲に高い建物がないので、周辺は実に長閑。2年前にここを訪れた時は、入場列の付近は未舗装でしたが、今年は綺麗に舗装されていました。




開門予定時刻は11:15。11:00そまでは外野のみ、フリーで練習見学が出来ました。


で、まずは、球場正面に回って、カープ選手の到着待ち。そして10:09、カープ選手を乗せた阪神バスが到着。対バファローズ戦は、明石宿舎で神姫バスのはずですが、尼崎の宿舎だったんでしょうか。到着シーンの後方に写っている生駒山系が白けているのは黄砂の影響。
























ちなみにこの日は、試合終了後、ユニフォーム姿のまま京セラドーム大阪に立ち寄って、シャワーを浴びてから帰広と言うスケジュール。ここ花園セントラルスタジアムには、クラブハウス的な設備が一切ないがゆえの苦肉の策。


開門15分前の様子。長蛇の列は多目的広場の横を折り返すようになっていました。





開門3分前の11:12、この日の「ウェルカムハイタッチ」の選手が登場。58角屋龍太、#60赤間謙、#91塚田貴之、#43坂寄晴一の4人。これもまた、週末のバファローズ戦の楽しみ。

さて開門。当初はバックネット裏中断付近に陣取っていたんですが、なぜか最前列のスコアラー席(チーム用)のすぐ横が2つ空いていたので、そこでビデオカメラを構えることに。ただ、、バックネットがあまりにも強固な「金網」の為、動画にはいくつかピントの合わない場面が多数出ています。ご了承のうえご覧下さい(都合により、この画像のみタブレット端末で撮影のモノを使用しています)。




バックネットにかぶりつきで撮影出来たのはほんのわずかな時間でした。


そして、バックネット裏にカープ・岸本秀樹スコアラー、バファローズから佐藤世那が雑用で到着。
スターティングオーダー
先攻:広島東洋カープ
1(右)野間
2(二)庄司
3(三)メヒア
4(左)プライディ
5(中)土生
6(指)廣瀬
7(一)岩本
8(遊)桒原
9(捕)船越
P:久本
ベンチ入りメンバー
投:17 20 29 39 41 57 62 65
捕:32 40 54 68
内:0 45 52 59 145 146
外:00 10 13 26 37 43 50




●カープ先発のひさもっさん。前日の段階で「登板あるよ」と言う風には聞いていたんですが、まさか先発とは思いませんでした。もっとも、この日のベンチ入りメンバーで、先発が出来るピッチャーは今井啓介かひさもっさんくらい。そう言えば日曜日恒例の中村恭平はややずれたもよう。
後攻:オリックスバファローズ
1(二)小島
2(中)武田
3(左)川端
4(三)奥浪
5(捕)伏見
6(指)園部
7(一)ブランコ
8(右)杉本
9(遊)鈴木昂
P:佐野
ベンチ入りメンバー
投:12 43 52 58 60 66 68 69 129
捕:23 37 97 121
内:61 6 40 54 38 124 42
外:46 53 56 61 99




〇バファローズ先発の佐野皓大。ここまで14試合登板、18回1/3で防御率0.98。
審判と公式記録員
球審:山村裕也、一塁:須山佑多、三塁:水口拓弥、
公式記録員:足立大輔
打撃成績
1回表
野間 1-0から球2目を打ってセンターオーバーツーベースヒット




庄司 フルカウントから7球目を打ってセカンドゴロ 野間はサードへ
メヒア 0-1から2球目を打ってサードゴロ 野間ホームイン
バファローズ0-1カープ
プライディ 2-2から5球目を打ってセカンドゴロ
●先頭の野間峻祥はツーベースヒットで出塁のあとは、内野ゴロふたつでしっかり先制点。ヒットヒットをつなぐのがつなぎの野球」じゃない。とくに現在、一軍のチーム打率は高水準を保っていますが、いざ、シーズンが進んで疲れがたまり、率が落ちてきた時に、こういう野球が出来るかどうか。
1回裏
小島 2-2から7球目を見逃し三振
武田 1-2から5球目を打ってキャッチャーファウルフライ
川端 2-0から3球目を打ってピッチャーゴロ
2回表




土生 2-0から3球目を打ってレフト前ヒット
廣瀬 3-1から5球目を選んでフォアボール
岩本 1-0から2球目を打ってライトフライ
次打者桑原の4球目に土生が飛び出しタッチアウト
桒原 2-2から5球目を空振り三振
●せっかくセカンドに進んだ土生翔平。中途半端な走塁でセカンドタッチアウト。どうせアウトになるのなら、サードでタッチアウトになった方がまだ印象はいい。良いヒットを打った後だけにこれでゼロ。
2回裏
奥浪 3-1から5球目を選んでフォアボール
伏見 初球を打ってライト前ヒットとエラー(打球処理ミス)
園部 0-2から3球目を空振り三振
ブランコ ストレートのフォアボール
杉本 1-2から4球目を打ってピッチャー前タイムリー内野安打
バファローズ1-1カープ
鈴木昂 フルカウントから7球目を打ってショートタイムリー内野安打
バファローズ2-1カープ
小島 2-2から8球目を打ってセカンドゴロダブルプレイ
●残念ながら、バックネットの柱の陰になってしまってるので、打球は追ってないんですが、ライト野間峻祥のエラー。ヒット自体は強い打球ではなく、むしろ飛んだコースヒットみたいなもんなんですが、カバー処理があまりにも雑。伏見寅威に二塁に行かれているようではちょっとなー。
〇チャンスで打席の回ってきた杉本裕太郎。ボッテボテの三塁線への打球ながら、これもまた彼の持ち味でもある快足を飛ばしてのタイムリー内野安打。バットに当たれば何かを起こせる。
3回表
船越 2-0から3球目を打ってセカンドゴロ
野間 2-1から4球目を打ってファーストゴロ
庄司 2-2から球6目を打ってライト前ヒット
メヒア 2-0から3球目を打ってレフト前ヒット
プライディ 1-2から4球目を空振り三振
3回裏
武田 0-2から3球目を打ってレフト前ヒット
川端 1-0から2球目を打ってセカンドフライダブルプレイ
奥浪 1-1から3球目を打ってレフト前ヒット
次打者伏見の4球目に奥浪セカンド盗塁失敗
〇川端崇義の打球はどん詰まりのセカンドへのフライと言うかハーフライナーというか。しかし ナニをどうしたのか、武田健吾はファーストに戻れずダブルプレイ。その後奥浪鏡にヒットが出ただけに勿体無い走塁。ここまで互いに走塁ミスひとつづつ。これが今シーズンの両チームを象徴、か。
4回表
土生 0-1から2球目を打ってライト前ヒット
廣瀬 2-0から3球目を打ってショートゴロダブルプレイ
岩本 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
桒原 ストレートのフォアボール
船越 フルカウントから7球目を空振り三振
4回裏
カープ選手交代




ピッチャー久本に代えて今井
伏見 1-0から2球目を打ってセンターフライ
園部 0-1から2球目を打ってセンターオーバーツーベースヒット
ブランコ 1-2から4球目を打ってライトフライ
ファーストランナー園部はサードへ
杉本 初球を打ってファーストファウルフライ
5回表
野間 0-2から3球目を見逃し三振
庄司 0-1から2球目を打ってセカンドゴロ
メヒア 3-1から5球目を選んでフォアボール
プライディ 2-2から5球目を見逃し三振
5回裏
カープ選手交代




ピッチャー今井に代えて永川
ライト野間に代えて高橋大樹
鈴木昂 1-2から4球目を打ってレフト前ヒット
小島 1-1から3球目をファースト前送りバント
武田 1-1から3球目を打ってセンター前ヒット
川端 2-0から3球目を打ってセカンドフライ
奥浪 初球を打ってファーストファウルフライ
●この回からカープのライトは野間峻祥から高橋大樹に交代。事情はわかりませんが推測するに、2回裏のエラーと5回表の打席での、見逃し3球三振が少なからず影響しているものと思われます。
●3回裏に同じツーナッシングから、武田健吾がヒットを放ったのとは好対照。彼自身がどの打順で活路を見出したいと思っているのか分かりませんが、少なくともイニングの先頭バッターとして打席に立つ以上、ファウルで逃げるなり、打席で何らかの工夫が欲しかった。ただ立っているだけでは何の足しにもならない。大卒ドラフト1位入団で、期待するむきも多いと思いますが、まだ役不足。
6回表
バファローズ選手交代
ピッチャー佐野に代えて坂寄
土生 2-2から5球目を見逃し三振
廣瀬 2-2から5球目を打ってショートフライ
岩本の代打バティスタ フルカウントから8球目を見逃し三振
6回裏
カープ選手交代




ピッチャー永川に代えて岡田
代打バティスタがそのまま入りファースト
伏見 2-2から5球目を打ってライトフライ
園部 1-0から2球目を打ってセカンドフライ
ブランコ フルカウントから6球目を選んでフォアボール
次打者杉本の2球目にワイルドピッチ、4球目前にボークでブランコはサードへ
杉本 2-2から5球目をファーストゴロ
〇トニ・ブランコ、フォアボールからサードに進むまですべて「ほぼ徒歩」。
7回表
バファローズ選手交代




ピッチャー坂寄に代えて大山
桒原 1-2から4球目を空振り三振
船越 0-1から2球目を打ってショートゴロ
高橋大 0-1から2球目を打ってセカンドゴロ
7回裏
鈴木昂 1-1から3球目を打ってセカンドゴロ
小島 1-2から4球目を空振り三振
武田 2-1から4球目を打って左中間突破ツーベースヒット
川端 2-2から5球目を打ってセカンドゴロ
8回表
バファローズ選手交代




ピッチャー大山に代えて赤間
キャッチャー伏見に代えて田中
庄司 フルカウントから7球目を打ってライト線ツーベースヒット
メヒア 2-1から4球目を打ってサードゴロ
プライディ 2-2から球目を空振り三振
土生 1-0から2球目を打ってセカンドゴロ
8回裏
奥浪 2-2から5球目を打ってサードゴロ
田中 2-1から4球目を打って右中間突破ツーベースヒット
園部 1-0から2球目を打ってレフト線タイムリーツーベースヒット
バファローズ3-1カープ
代走に吉田雄人
ブランコ 2-2から5球目を打ってセンター前ヒット
代走に堤
杉本 0-1から2球目を打ってレフト前タイムリーヒット
バファローズ4-1カープ
鈴木昂 2-2から7球目を打ってライトファウルフライ
小島 フルカウントから6球目を空振り三振
●3イニング登板2失点で終わった、カープのルーキー岡田明丈。地元東大阪市、お隣の大東市にある大阪商業大学孝行、大阪商業大学の出とあって、言わば凱旋登板となりましたが、厳しい内容。
●大卒ルーキー開幕ローテーション、と言う構図ってのはどこの球団にもあると思います。岡田明丈も大学ナンバーワン右腕として鳴り物入りで入団、開幕ローテーションに入れてはみましたが、ぶっちゃけまだまだ「調整で出場選手登録抹消」とは言い切れない。ここまで言っては言い過ぎかも知れませんが、大学の勢いで投げては見たものの、もうボロが出た、と言ったところかな。
●そもそも、セントラリーグの覇権を争うはずの一軍の戦いの、先発ローテーションにルーキーが2人も入っていることが既にお菓子といえばおかしい。期待するのは悪い事ではないけども、ドラフト1位イコール即戦力、では決してないはず。そして、起用法もこれでよかったのかな、と言う考えも。
9回表
バファローズ選手交代
代走堤がそのまま入りセカンド
セカンド小島がファースト
レフト川端に代えて中村
廣瀬の代打中東 1-0から2球目を打ってセンターフライ
バティスタ フルカウントから9球目を打ってバックスクリーン横へ来日第1号ホームラン
バファローズ4-2カープ
桒原 初球を打ってセンターフライ
船越の代打美間 1-0から2球目を打ってショートゴロ
●昨年の秋季キャンプ以降、その長打力が話題になっていたザビエル・バティスタ。ちょっと期待より遅めの来日第1号ホームランは、バックスクリーンのすぐ横へ。決して急ぐ事はないと思いますが、最低限の守備だけは出来るようになってもらわないと。「守備は目をつぶる」選手はもういらない。
花園セントラルスタジアム 10回戦 オリックス6勝3敗1分
広島 100 000 001 2 H 7 E1
神戸 020 000 02X 4 H13 E0
勝投手:佐野皓大 (15試合1勝0敗) プロ入り初勝利!
S投手:赤間 謙 (6試合0勝0敗1S)
敗投手:久本佑一 (7試合0勝1敗)
本塁打:[広島]バティスタ号(9回表 ソロ 赤間から)
試合時間:3時間
観衆:2195
投手成績
広島東洋カープ
久本 3回 13打者 59球 5被安打 2与四死球 0奪三振 2失点 1自責点
今井 1回 4打者 9球 1被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
永川 1回 5打者 14球 2被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
岡田 3回 15打者 65球 5被安打 1与四死球 1奪三振 2失点 2自責点
オリックスバファローズ
佐野 5回 21打者 86球 5被安打 4与四死球 5奪三振 1失点 1自責点
坂寄 1回 3打者 18球 0被安打 0与四死球 2奪三振 0失点 0自責点
大山 1回 3打者 8球 0被安打 0与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
赤間 2回 8打者 32球 2被安打 0与四死球 1奪三振 1失点 1自責点




試合終了後の「ヒーローインタビュー」は、プロ入り2年目通査32試合目にして初勝利の佐野皓大と、4打数2安打2打点の大活躍の杉本裕太郎。杉本裕太郎などは遠く徳島・阿南市からお母さんが観戦の為来阪。ウエスタンリーグとは言え最高の「母の日のプレゼント」。
振るわないカープ打線ではありましたが、その中で、打率こそ上がらぬものの、相変わらず庄司隼人の状態の良さは目に付きます。進塁打有り、自ら生きるヒットあり。どれだけの数字を上げれば一軍、と言うのはないと思いますが、そして菊池丸に拘るのも悪くないですが、いざという時は絶対に考えておいて方がいい。そして庄司隼人は、いざという時のちからは既に持ち合わせている筈。
もうひとり土生翔平。攻守ともに現在充実しきっているはずなのに、なぜかお呼びがかからない、攻撃という面では、左打者ということで松山竜平とかぶる部分があろうけど、打率も3割台後半をキープできている。もう、シーズン終盤の「お試し」の段階の選手ではないはずだし。
そして、岡田明丈の話の続きにもなりますが、今年のカープは前田健太が抜け、先発ピッチャーの再編が急務とされています。ただ、そこにルーキー2人がうまくはまるか、と言えば決してそうじゃない。はまってるかはまってないか、と言えば明らかにはまってない。同じルーキーの横山弘樹もまだまだ数字を残せているとは言い難いし、前田健太の大穴を埋めるまでには当然至っていない。
毎年のように急務の課題を解決出来ないまま、と言うかほったらかしのままシーズンに臨んでいるように見受けられるカープ。さらに、黒田博樹が右肩痛等で出場選手登録抹消の憂き目に遭い、さらに混沌としている投手事情。打線好調な間に、キャリア関係なしに、思い切った起用をしてみるのも手。
5月3日の阪神甲子園球場での対タイガース戦では、ものの見事な「ブルペンデー」で窮地を乗り切りました。これくらいの柔軟性が一軍にも欲しいんです。いないと言うのは簡単です。けどそれは、刀折れ矢尽きた状態になるまで絶対に口にしてはいけない。まだまだ刀も矢もあるはず。
そしてバファローズ。一時打率が1割にすら届かないというどん底だった杉本裕太郎。ナゴヤ球場ではプロ入り初ホームランも記録し(見たかった)、由宇練習場では右方向へのスリーベースヒットも出るようになり、ここ三週間かそこらで調子も急上昇。この試合の4打数2安打で打率も0.259。
さらにはチーム打率も、2割を切った時期もありましたが、奥浪鏡らの上昇もあり、ようやく2割台半ば近くまで上がってきました。とは言え、ポンと出場選手登録するにはまだ時期尚早な選手が大半。トニ・ブランコなどはこんな所で何やっとるんじゃ状態。まぁ貫禄は見せてくれてますけどね。
しかし、まだまだ両チームベンチ、元気がない。それがそのままチーム状況につながっているようにも。ベンチがさして遠くないにも関わらず、動画にはあまり選手の声ってのが入って来ない。元気があれば何でもできる、とは言うけどまさにそれ。監督の声が一番響いているようではまだまだ。




夕暮れも近づき、試合後のイベントも終わろうとする頃、ライト定位置付近で、宗佑磨、塚田貴之、鈴木優らとともに、親子連れとプラスチックバットを使って「三角ベース」に興じる杉本裕太郎。








最後の「親子対決」で代打に登場して、ライトスタンドへ見事な逆転サヨナラホームランを放ってこのポーズ。そしてホームインしてハイタッチ。早くこの姿を一軍で見たいですねぇ。あ、プロ入り初のサヨナラホームランの記念のボールは、この後直接本人に手渡ししておきました。
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2016.05.10 / Top↑
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