今年、と言うか今シーズンに突入して、私の休暇はまず水曜日、となっています。
しかし20日水曜日は残念ながらウエスタンリーグの公式戦が近隣でやってない。タイガースは由宇でカープとの試合、何とか出掛けれない事もないドラゴンズはタマスタ筑後でのホークス戦。
で、言い方は悪いですが日程上余ってるバファローズ。試合がないかと探してみたところ何と、社会人野球日本選手権出場を決めている日本新薬野球部とのプロアマ交流試合。これは是非とも行っておかないと、と言う無駄な使命感に駆られ、神戸サブ球場まて出掛けてきました。
前日19日は、観に行けませんでしたが関メディベースボール学院との試合だったそうで。
JABA日本野球連盟公式サイトに「プロ野球との交流試合」と言うページがありますが、ここに「広島東洋カープ」の文字が並ぶのは本当に稀。今年は特に、対バファローズ、タイガース、ホークスの試合が多く見受けられます。イースタンリーグではジャイアンツ、ベイスターズ等々。
いずれも所属チーム数が奇数なので、どうしても公式戦がないチームが出てきますが、どこも何とかして試合を組んで、実戦の場を設けようとしています。決して悪い事ではないと思います。
社会人野球部も、そろそろ都市対抗野球大会の一次予選に突入する頃。そんな中で二軍とは言え、プロ野球チーム相手にどれだけの力を発揮出来るか。プロもアマも、春季キャンプの最中ではないだけに、生半可な試合にはならないはず。プロが敗けたら「何やっとんなら?」ともなりますしね。
特にバファローズは一軍も二軍も、イマイチ波に乗り遅れているような状態。ここで敗けるような事があれば、今年の上がり目すら見えなくなるようなチーム状況。ちょっと大袈裟ではありますが。

ほっともっとフィールド神戸。バファローズファンになってからまだ来てませんが。


毎度おなじみ神戸サブ球場へのアプローチ。当然もう桜は散ってしまってますが、その代わりにツツジが咲きつつあります。そう言えば今年は、桜の時期に来れなかったなぁ。

おはようございます神戸サブ球場。これだけ晴れ渡ってる神戸サブ球場もうそうありません。

入有情無料なので、チケット売り場は閉まってます。

定位置確保!と行きたいところではありますが、今回はバックネットの構造その他の都合で、動画はここから1ブロック三塁寄りからの撮影としています。


神戸サブ球場ですが、今シーズンからバックネットが柔らかい材質のモノに変更になった為、ファウルボールが大きくスタンド側に来る事があります。よって、ネット際の立ち見観戦は禁止になりました。この日はお客さんも少なく、大目に見てもらえた所もありましたが、くれぐれもご注意ください。


開門は10:30。球場に到着したのは10:40頃。既にバファローズのバッティング練習は終了し、日本新薬野球部のバッティング練習開始前。そんな中、バファローズは伊藤光が練習中。一軍で実績があるとは言え、出場選手登録を抹消されている以上は、二軍と同じ練習メニューは当たり前。

今シーズンからバファローズの打撃投手に転身した古川秀一。プロ野球には何かとイケメンの裏方さんが増えつつありますが、彼もまたそれらの仲間入りを果たすんでしょうか。



11:30頃、バッティング練習もおしまい。このあたり「山の上」のファミリーマートまで買い物に行ってたので、取り立てて画像はありません。戻ってきた頃に始まった、バファローズ選手のウォーミングアップ。そしてなぜかいる(まぁ一軍にいないから、ですが)トニ・ブランコ。まさか試合に出すのか。


ベンチ前でキャッチボールを始める頃、日本新薬はグラウンドに散ってノックの開始。



ただの試合前のノックと思うなかれ、やってることは試合と同じ。最後のバックホームまでも、左右に振られること二度三度。試合が始まる前からユニフォームは真っ黒。画像は新入社員の濱田竜之祐選手。こんなのを目の当たりにすると、プロの試合前のノックってユルいなぁ、と思いますよ。

動画撮っとけばよかったなー、と思ったんですが、何をするにもホントに声の出ている日本新薬野球部。精神論を優先する気はありませんが、強いチームはこう言う所からも違うのかな。


それでも抑えきれないのか、そう言う試合前のルーティンワークなのか、バファローズのノックを見ながらも、板倉健人選手の先導で、ベンチ脇でもも上げとダッシュの繰り返し。
スターティングオーダー
先攻:日本新薬
1(左)高橋直樹 (国士舘高校~創価大学)
2(二)吉野翔太 (奈良商業高校~東亜大学
3(中)福田泰平 (玉野光南高校~立命館大学
4(指)中 稔真 (須磨翔風高校~上武大学)
5(一)岡 亮次 (日高中津分校~東北福祉大学)
6(右)黒川卓也 (九州国際高校~日本文理大学)
7(三)濱田竜之祐 (鹿児島実業高校~専修大学)
8(捕)千葉義浩 (東陵高校〜東北福祉大学)
9(遊)板倉健人 (静岡高校~立正大学)
P:榎田宏樹 (小林西高校~日本文理大学)
後攻:オリックスバファローズ
1(左)川端崇義 (東海大相模高~国際武道大~JR東日本)
2(二)鈴木昂平 (東海大菅生高~東海大~三菱重工名古屋)
3(一)岡田貴弘 (履正社高校)
4(指)トニ・ブランコ (サン・アグスティン高~MLB~中日~横浜)
5(中)中村一生 (東海大附浦安高校~国際武道大学~中日)
6(捕)斎藤俊雄 (豊田大谷高校~三菱自動車岡崎~横浜~千葉ロッテ)
7(三)奥浪 鏡 (創志学園高校)
8(右)杉本裕太郎 (徳島商業高校~青山学院大学~JR西日本)
9(遊)大城滉二 (興南高校~立教大学)
P:青山大紀 (智弁学園高~トヨタ自動車)
※どうせなので、経歴を入れてみました。
審判
球審:小林(JABA)、一塁:須山(NPB)、二塁:渡辺(JABA)、三塁:水口(NPB)
打撃成績
1回表
高橋 初球を打ってセカンドゴロ
吉野 初球を打ってセンター前ヒット
次打者福田の3球目に吉野セカンド盗塁成功
福田 1-2から4球目を空振り三振
中 1-1から3球目を打ってレフト前タイムリーヒット
バファローズ0-1日本新薬
岡 2-0から3球目を打ってファーストゴロ
1回裏
川端 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
鈴木昂 フルカウントから6球目を打ってショートゴロ
T岡田 1-0から2球目を打ってセンター前ヒット
ブランコ フルカウントから7球目を打ってサードゴロ 川端生還
バファローズ1-1日本新薬
中村 1-1から3球目を打ってセンターフライ
2回表
黒川 1-0から2球目を打ってファーストファウルフライ
濱田 0-1から2球目を打ってショートゴロ
千葉 初球を打ってサードゴロ捕球エラー
板倉 2-2から5球目を打ってセカンドゴロ
2回裏
齋藤俊 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
奥浪 初球を打ってライト前ヒット
杉本 1-0から2球目を打ってレフト前ヒット
大城 2-2から5球目を打ってショートフライ


川端 1-2から5球目を打ってレフト前タイムリーヒット
バファローズ2-1日本新薬


鈴木昂 初球を打ってセカンドゴロダブルプレイ
3回表
高橋 1-0から2球目を打ってセカンドゴロ
吉野 1-2から4球目を打ってライト前ヒット
福田 2-2から6球目を打ってセカンドゴロセカンドフォースアウト
中 1-0から2球目を打ってサードファウルフライ
3回裏
T岡田 初球を打ってセンターフライ


ブランコ 0-2から3球目を打ってセンター前ヒット
代走に田中大輔(如水館高校~東洋大学~中日ドラゴンズ)
中村 1-1から3球目を打ってライトフライ
齋藤俊 0-2から3球目を空振り三振
4回表
バファローズ選手交代
ピッチャー青山に代えて赤間謙(東海大山形高-東海大-鷺宮製作所)
岡 0-1から2球目を打ってファーストゴロ
黒川 0-1から2球目を打ってセカンドゴロ
濱田 2-1から4球目を打ってレフト前ヒット
千葉 1-2から4球目を空振り三振

キャッチャーがイニングのラストバッターだとそらもう大変です。3人がかり4人がかりで「装着」。「あ、ここもうちょっと上にして締めてくれへん?」みたいな光景も。
4回裏


※奥浪鏡の初球のファウル。セカンドの吉野選手がスライディングキャッチを試みるも及ばず。
奥浪 1-1から3球目を打ってサードゴロ
杉本 1-0から2球目を打ってショートゴロ
大城 2-1から4球目を打ってライトフライ
5回表
板倉 1-0から2球目を打ってライトフライ
高橋 1-2から4球目を空振り三振
吉野 初球を打ってピッチャーゴロ
5回裏
日本新薬選手交代
ファースト岡に代えて植田弘樹(関西高校~明治大学)
川端 1-2から6球目を打ってショートゴロ
鈴木昂 1-2から4球目を打ってライトフライ


T岡田 1-2から4球目を空振り三振
6回表
バファローズ選手交代
セカンド鈴木昂に代えて堤裕貴(佐賀龍谷高校)
レフト川端に代えて小島脩平(桐生第一高校~東洋大学~住友金属鹿島)
福田 0-1から2球目を打ってショートゴロ


中 1-2から4球目を打って左中間突破ツーベースヒット
植田 初球を打ってレフト前ヒット


黒川 初球を打ってライト前タイムリーヒット
バファローズ2-2日本新薬


濱田 1-0から2球目を打ってキャッチャーファウルフライ
千葉 2-1から4球目を打ってサードゴロ
6回裏


田中 0-1から2球目を打ってサードゴロ
中村 0-2から3球目を打ってファーストファウルフライ
齋藤俊 0-1から2球目を打ってショートゴロ
7回表
バファローズ選手交代
ピッチャー赤間に代えて白仁田寛和(県立糸島高~福岡大~阪神)
キャッチャー齋藤俊に代えて赤松幸輔(瀬戸内高校~名古屋商科大学~香川オリーブガイナーズ)
センター中村に代えて吉田雄人(北照高校)


板倉 0-1から2球目を打ってセンター前ヒット


高橋の代打沖野哲也(広島工業高校〜東京国際大学) 初球をピッチャー前送りバント
吉野 フルカウントから6球目を空振り三振
福田 0-2から3球目を打ってセカンドゴロ
7回裏
日本新薬選手交代
ピッチャー榎田に代えて三木昂(三島高校~関西国際大学)
代打沖野がそのまま入りレフト


奥浪 2-0から3球目を打ってセンター前ヒット
杉本 1-2から5球目を空振り三振
大城 3-1から5球目を選んでフォアボール
小島 2-1から4球目を打ってセンターフライ
堤 2-1から4球目を打って左中間突破タイムリーツーベースヒット
バファローズ4-2日本新薬
T岡田 0-2から3球目を打ってライト前タイムリーヒット
バファローズ5-2日本新薬
田中 2-2から5球目を打ってセカンドフライ
8回表
バファローズ選手交代
ファーストT岡田に代えて園部聡(聖光学院高校)
中 0-2から3球目を打ってショートゴロ
植田 1-0から2球目を打ってファーストゴロ
黒川 2-2から5球目を打ってファースト強襲内野安打
濱田の代打正木健太郎 (履正社高校〜創価大学) 初球を打ってセンター前ヒット
千葉の代打森川欽太(大産大附属高校~近畿大学) 1-2から4球目を振り逃げ三振一塁セーフ
代走に田中一八(福知山成美高校~九州共立大学)


板倉 0-2から3球目を空振り三振
8回裏
日本新薬選手交代
代打正木がそのまま入りサード
代走田中に代えてキャッチャー中園洋輔(いなべ総合高校~法政大学)
吉田雄 1-0から2球目を打ってセンターフライ
赤松 0-1から2球目を打ってサードゴロ
奥浪 2-2から5球目を打ってショートフライ
9回表
バファローズ選手交代
ピッチャー白仁田に代えて比嘉幹貴(コザ高~国際武道大~日立製作所)
沖野 初球を打ってレフト前ヒット
吉野 0-1から2球目を打ってレフト前ヒット
福田の代打仲間貴紀(宜野座高校~名桜大学) 1-2から6球目を打ってライト線タイムリースリーベースヒット
バファローズ5-4日本新薬
中 0-1から2球目を打ってファーストゴロ
植田 初球を打ってサードゴロ落球もファーストアウト サードランナー生還
バファローズ5-5日本新薬
黒川 1-2から4球目を空振り三振
△この回のみ、昨年の右肩の関節唇修復手術からの復帰を目指す比嘉幹貴が「今シーズン登板」。結果は惨憺たる数字に終わりましたが、形はどうあれ「投げられた」と言うだけでも十分かな。
△序盤から目立った奥浪鏡の動きの悪さ。吉野選手のレフト前ヒットも、もう一歩飛び込めなかったか。そしてこの回の落球。ランナーサードで、ホームのタッチアウトを焦ったのか、ちょっとつまらないミスだったなぁ。その前に、少し体重を落とした方がいいんでは、と思った次第。動ける体重はあると思うけど、明らかに昨年よりも太ったように見えました。それが鍛えた結果ならいいんですが。
9回裏
日本新薬選手交代
代打仲間がそのまま入りセンター
杉本 2-2から5球目を打ってファーストゴロ
大城 2-2から6球目を見逃し三振
小島 初球を打ってレフト前ヒット
次打者堤の初球に小島セカンド盗塁成功
堤 ストレートのフォアボール
園部 2-2から5球目を打ってライトファウルフライ
神戸総合運動公園サブ球場 プロアマ交流試合
京都市 100 001 003 5 H13 E0
神戸市 110 000 300 5 H9 E1
※都市対抗野球予選も近い事ですし、チーム名も都市対抗野球風に
試合時間:2時間33分
観衆:約100人くらい
投手成績
日本新薬
榎田 6回 24打者 90球 5被安打 2与四死球 2奪三振 2失点 2自責点
三木 3回 15打者 59球 4被安打 2与四死球 2奪三振 3失点 3自責点
オリックスバファローズ
青山 3回 13打者 36球 3被安打 0与四死球 1奪三振 1失点 1自責点
赤間 2回 13打者 33球 4被安打 0与四死球 2奪三振 1失点 1自責点
白仁田 2回 10打者 30球 3被安打 0与四死球 3奪三振 0失点 0自責点
比嘉 1回 6打者 16球 3被安打 0与四死球 1奪三振 3失点 3自責点

9回表を抜きにすれば、正直互角の勝負。プロの貫禄を見せることなく終わったような試合でした。こう言う試合を「試合勘を維持するための試合」とするか「実力を存分に発揮すべき試合」とするかは個人差あると思いますが、今のバファローズ全体の様子を考えると、絶対に調整では済まされない。

対戦相手チームのピッチャーの情報を仕入れているのかい無いのかまでは知り得ませんが、プロアマ関係なく野球選手がよく口にする「来た球を打つ」事に関しては絶好の機会。これは日本新薬野球部にも言えることですが、この試合に関しては、日本新薬の方が明らかに上回りました。


バファローズからしたら「よく負けなかったな」と言う試合。当然のことながら、試合後の反省会はかなり長かったです。コーチ陣も渋い顔。もっとも、これがバファローズの現状、ですが。

田口壮氏が二軍監督に就任して、確かにバファローズ二軍ベンチは変わったように思いました。ただやはり、社会人チームと比べると、まだまだ元気が足りないですよ。アマチュアと比べるのはどうかと思いますが、どの選手も通ってきた道のはず。バファローズのスターティングメンバーに経歴を併記しましたが、アマチュアで出来てた事がなぜプロになると出来なくなるのかしなくなるのか。
変わるか変わらないか、と言うよりも、チームを変えるのは選手自身。正直な話、恥ずかしいと思ったら負け。もうチーム成績で十分恥ずかしい(言い過ぎか)なんだから、もう多少の恥を晒したところで笑われるのは怖くないハズ。カラ元気でもいいんですよ。いっぺん思い切って声を枯らしてみては。
社会人野球の見過ぎで、頭の中がアマチュアよりになってしまってますが、プロ野球はアマチュア野球の延長線上にあるものだと思ってます。やってる事は何ら変わらないんですから「これは」と思ったものはどんどん取り入れて見ていい。それがなにかのキッカケになると思ってます。


試合終了後の練習。伊藤光は育成選手の赤松幸輔と同じメニューを黙々とこなしてました。これもまたある種の「原点回帰」。そしてこれもまた現状打破のキッカケになるんではないでしょうか。


日が傾きつつある中、ボールを追いかける武田健吾と杉本裕太郎。

借りたものは、自分たちで整備して返す。これもまた社会人野球。

ご覧いただき、ありがとうございました・・・・。
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しかし20日水曜日は残念ながらウエスタンリーグの公式戦が近隣でやってない。タイガースは由宇でカープとの試合、何とか出掛けれない事もないドラゴンズはタマスタ筑後でのホークス戦。
で、言い方は悪いですが日程上余ってるバファローズ。試合がないかと探してみたところ何と、社会人野球日本選手権出場を決めている日本新薬野球部とのプロアマ交流試合。これは是非とも行っておかないと、と言う無駄な使命感に駆られ、神戸サブ球場まて出掛けてきました。
前日19日は、観に行けませんでしたが関メディベースボール学院との試合だったそうで。
JABA日本野球連盟公式サイトに「プロ野球との交流試合」と言うページがありますが、ここに「広島東洋カープ」の文字が並ぶのは本当に稀。今年は特に、対バファローズ、タイガース、ホークスの試合が多く見受けられます。イースタンリーグではジャイアンツ、ベイスターズ等々。
いずれも所属チーム数が奇数なので、どうしても公式戦がないチームが出てきますが、どこも何とかして試合を組んで、実戦の場を設けようとしています。決して悪い事ではないと思います。
社会人野球部も、そろそろ都市対抗野球大会の一次予選に突入する頃。そんな中で二軍とは言え、プロ野球チーム相手にどれだけの力を発揮出来るか。プロもアマも、春季キャンプの最中ではないだけに、生半可な試合にはならないはず。プロが敗けたら「何やっとんなら?」ともなりますしね。
特にバファローズは一軍も二軍も、イマイチ波に乗り遅れているような状態。ここで敗けるような事があれば、今年の上がり目すら見えなくなるようなチーム状況。ちょっと大袈裟ではありますが。

ほっともっとフィールド神戸。バファローズファンになってからまだ来てませんが。




毎度おなじみ神戸サブ球場へのアプローチ。当然もう桜は散ってしまってますが、その代わりにツツジが咲きつつあります。そう言えば今年は、桜の時期に来れなかったなぁ。

おはようございます神戸サブ球場。これだけ晴れ渡ってる神戸サブ球場もうそうありません。


入有情無料なので、チケット売り場は閉まってます。

定位置確保!と行きたいところではありますが、今回はバックネットの構造その他の都合で、動画はここから1ブロック三塁寄りからの撮影としています。




神戸サブ球場ですが、今シーズンからバックネットが柔らかい材質のモノに変更になった為、ファウルボールが大きくスタンド側に来る事があります。よって、ネット際の立ち見観戦は禁止になりました。この日はお客さんも少なく、大目に見てもらえた所もありましたが、くれぐれもご注意ください。




開門は10:30。球場に到着したのは10:40頃。既にバファローズのバッティング練習は終了し、日本新薬野球部のバッティング練習開始前。そんな中、バファローズは伊藤光が練習中。一軍で実績があるとは言え、出場選手登録を抹消されている以上は、二軍と同じ練習メニューは当たり前。


今シーズンからバファローズの打撃投手に転身した古川秀一。プロ野球には何かとイケメンの裏方さんが増えつつありますが、彼もまたそれらの仲間入りを果たすんでしょうか。






11:30頃、バッティング練習もおしまい。このあたり「山の上」のファミリーマートまで買い物に行ってたので、取り立てて画像はありません。戻ってきた頃に始まった、バファローズ選手のウォーミングアップ。そしてなぜかいる(まぁ一軍にいないから、ですが)トニ・ブランコ。まさか試合に出すのか。




ベンチ前でキャッチボールを始める頃、日本新薬はグラウンドに散ってノックの開始。






ただの試合前のノックと思うなかれ、やってることは試合と同じ。最後のバックホームまでも、左右に振られること二度三度。試合が始まる前からユニフォームは真っ黒。画像は新入社員の濱田竜之祐選手。こんなのを目の当たりにすると、プロの試合前のノックってユルいなぁ、と思いますよ。


動画撮っとけばよかったなー、と思ったんですが、何をするにもホントに声の出ている日本新薬野球部。精神論を優先する気はありませんが、強いチームはこう言う所からも違うのかな。




それでも抑えきれないのか、そう言う試合前のルーティンワークなのか、バファローズのノックを見ながらも、板倉健人選手の先導で、ベンチ脇でもも上げとダッシュの繰り返し。
スターティングオーダー
先攻:日本新薬
1(左)高橋直樹 (国士舘高校~創価大学)
2(二)吉野翔太 (奈良商業高校~東亜大学
3(中)福田泰平 (玉野光南高校~立命館大学
4(指)中 稔真 (須磨翔風高校~上武大学)
5(一)岡 亮次 (日高中津分校~東北福祉大学)
6(右)黒川卓也 (九州国際高校~日本文理大学)
7(三)濱田竜之祐 (鹿児島実業高校~専修大学)
8(捕)千葉義浩 (東陵高校〜東北福祉大学)
9(遊)板倉健人 (静岡高校~立正大学)
P:榎田宏樹 (小林西高校~日本文理大学)
後攻:オリックスバファローズ
1(左)川端崇義 (東海大相模高~国際武道大~JR東日本)
2(二)鈴木昂平 (東海大菅生高~東海大~三菱重工名古屋)
3(一)岡田貴弘 (履正社高校)
4(指)トニ・ブランコ (サン・アグスティン高~MLB~中日~横浜)
5(中)中村一生 (東海大附浦安高校~国際武道大学~中日)
6(捕)斎藤俊雄 (豊田大谷高校~三菱自動車岡崎~横浜~千葉ロッテ)
7(三)奥浪 鏡 (創志学園高校)
8(右)杉本裕太郎 (徳島商業高校~青山学院大学~JR西日本)
9(遊)大城滉二 (興南高校~立教大学)
P:青山大紀 (智弁学園高~トヨタ自動車)
※どうせなので、経歴を入れてみました。
審判
球審:小林(JABA)、一塁:須山(NPB)、二塁:渡辺(JABA)、三塁:水口(NPB)
打撃成績
1回表
高橋 初球を打ってセカンドゴロ
吉野 初球を打ってセンター前ヒット
次打者福田の3球目に吉野セカンド盗塁成功
福田 1-2から4球目を空振り三振
中 1-1から3球目を打ってレフト前タイムリーヒット
バファローズ0-1日本新薬
岡 2-0から3球目を打ってファーストゴロ
1回裏
川端 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
鈴木昂 フルカウントから6球目を打ってショートゴロ
T岡田 1-0から2球目を打ってセンター前ヒット
ブランコ フルカウントから7球目を打ってサードゴロ 川端生還
バファローズ1-1日本新薬
中村 1-1から3球目を打ってセンターフライ
2回表
黒川 1-0から2球目を打ってファーストファウルフライ
濱田 0-1から2球目を打ってショートゴロ
千葉 初球を打ってサードゴロ捕球エラー
板倉 2-2から5球目を打ってセカンドゴロ
2回裏
齋藤俊 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
奥浪 初球を打ってライト前ヒット
杉本 1-0から2球目を打ってレフト前ヒット
大城 2-2から5球目を打ってショートフライ




川端 1-2から5球目を打ってレフト前タイムリーヒット
バファローズ2-1日本新薬




鈴木昂 初球を打ってセカンドゴロダブルプレイ
3回表
高橋 1-0から2球目を打ってセカンドゴロ
吉野 1-2から4球目を打ってライト前ヒット
福田 2-2から6球目を打ってセカンドゴロセカンドフォースアウト
中 1-0から2球目を打ってサードファウルフライ
3回裏
T岡田 初球を打ってセンターフライ




ブランコ 0-2から3球目を打ってセンター前ヒット
代走に田中大輔(如水館高校~東洋大学~中日ドラゴンズ)
中村 1-1から3球目を打ってライトフライ
齋藤俊 0-2から3球目を空振り三振
4回表
バファローズ選手交代
ピッチャー青山に代えて赤間謙(東海大山形高-東海大-鷺宮製作所)
岡 0-1から2球目を打ってファーストゴロ
黒川 0-1から2球目を打ってセカンドゴロ
濱田 2-1から4球目を打ってレフト前ヒット
千葉 1-2から4球目を空振り三振


キャッチャーがイニングのラストバッターだとそらもう大変です。3人がかり4人がかりで「装着」。「あ、ここもうちょっと上にして締めてくれへん?」みたいな光景も。
4回裏




※奥浪鏡の初球のファウル。セカンドの吉野選手がスライディングキャッチを試みるも及ばず。
奥浪 1-1から3球目を打ってサードゴロ
杉本 1-0から2球目を打ってショートゴロ
大城 2-1から4球目を打ってライトフライ
5回表
板倉 1-0から2球目を打ってライトフライ
高橋 1-2から4球目を空振り三振
吉野 初球を打ってピッチャーゴロ
5回裏
日本新薬選手交代
ファースト岡に代えて植田弘樹(関西高校~明治大学)
川端 1-2から6球目を打ってショートゴロ
鈴木昂 1-2から4球目を打ってライトフライ




T岡田 1-2から4球目を空振り三振
6回表
バファローズ選手交代
セカンド鈴木昂に代えて堤裕貴(佐賀龍谷高校)
レフト川端に代えて小島脩平(桐生第一高校~東洋大学~住友金属鹿島)
福田 0-1から2球目を打ってショートゴロ




中 1-2から4球目を打って左中間突破ツーベースヒット
植田 初球を打ってレフト前ヒット




黒川 初球を打ってライト前タイムリーヒット
バファローズ2-2日本新薬




濱田 1-0から2球目を打ってキャッチャーファウルフライ
千葉 2-1から4球目を打ってサードゴロ
6回裏




田中 0-1から2球目を打ってサードゴロ
中村 0-2から3球目を打ってファーストファウルフライ
齋藤俊 0-1から2球目を打ってショートゴロ
7回表
バファローズ選手交代
ピッチャー赤間に代えて白仁田寛和(県立糸島高~福岡大~阪神)
キャッチャー齋藤俊に代えて赤松幸輔(瀬戸内高校~名古屋商科大学~香川オリーブガイナーズ)
センター中村に代えて吉田雄人(北照高校)




板倉 0-1から2球目を打ってセンター前ヒット




高橋の代打沖野哲也(広島工業高校〜東京国際大学) 初球をピッチャー前送りバント
吉野 フルカウントから6球目を空振り三振
福田 0-2から3球目を打ってセカンドゴロ
7回裏
日本新薬選手交代
ピッチャー榎田に代えて三木昂(三島高校~関西国際大学)
代打沖野がそのまま入りレフト




奥浪 2-0から3球目を打ってセンター前ヒット
杉本 1-2から5球目を空振り三振
大城 3-1から5球目を選んでフォアボール
小島 2-1から4球目を打ってセンターフライ
堤 2-1から4球目を打って左中間突破タイムリーツーベースヒット
バファローズ4-2日本新薬
T岡田 0-2から3球目を打ってライト前タイムリーヒット
バファローズ5-2日本新薬
田中 2-2から5球目を打ってセカンドフライ
8回表
バファローズ選手交代
ファーストT岡田に代えて園部聡(聖光学院高校)
中 0-2から3球目を打ってショートゴロ
植田 1-0から2球目を打ってファーストゴロ
黒川 2-2から5球目を打ってファースト強襲内野安打
濱田の代打正木健太郎 (履正社高校〜創価大学) 初球を打ってセンター前ヒット
千葉の代打森川欽太(大産大附属高校~近畿大学) 1-2から4球目を振り逃げ三振一塁セーフ
代走に田中一八(福知山成美高校~九州共立大学)




板倉 0-2から3球目を空振り三振
8回裏
日本新薬選手交代
代打正木がそのまま入りサード
代走田中に代えてキャッチャー中園洋輔(いなべ総合高校~法政大学)
吉田雄 1-0から2球目を打ってセンターフライ
赤松 0-1から2球目を打ってサードゴロ
奥浪 2-2から5球目を打ってショートフライ
9回表
バファローズ選手交代
ピッチャー白仁田に代えて比嘉幹貴(コザ高~国際武道大~日立製作所)
沖野 初球を打ってレフト前ヒット
吉野 0-1から2球目を打ってレフト前ヒット
福田の代打仲間貴紀(宜野座高校~名桜大学) 1-2から6球目を打ってライト線タイムリースリーベースヒット
バファローズ5-4日本新薬
中 0-1から2球目を打ってファーストゴロ
植田 初球を打ってサードゴロ落球もファーストアウト サードランナー生還
バファローズ5-5日本新薬
黒川 1-2から4球目を空振り三振
△この回のみ、昨年の右肩の関節唇修復手術からの復帰を目指す比嘉幹貴が「今シーズン登板」。結果は惨憺たる数字に終わりましたが、形はどうあれ「投げられた」と言うだけでも十分かな。
△序盤から目立った奥浪鏡の動きの悪さ。吉野選手のレフト前ヒットも、もう一歩飛び込めなかったか。そしてこの回の落球。ランナーサードで、ホームのタッチアウトを焦ったのか、ちょっとつまらないミスだったなぁ。その前に、少し体重を落とした方がいいんでは、と思った次第。動ける体重はあると思うけど、明らかに昨年よりも太ったように見えました。それが鍛えた結果ならいいんですが。
9回裏
日本新薬選手交代
代打仲間がそのまま入りセンター
杉本 2-2から5球目を打ってファーストゴロ
大城 2-2から6球目を見逃し三振
小島 初球を打ってレフト前ヒット
次打者堤の初球に小島セカンド盗塁成功
堤 ストレートのフォアボール
園部 2-2から5球目を打ってライトファウルフライ
神戸総合運動公園サブ球場 プロアマ交流試合
京都市 100 001 003 5 H13 E0
神戸市 110 000 300 5 H9 E1
※都市対抗野球予選も近い事ですし、チーム名も都市対抗野球風に
試合時間:2時間33分
観衆:約100人くらい
投手成績
日本新薬
榎田 6回 24打者 90球 5被安打 2与四死球 2奪三振 2失点 2自責点
三木 3回 15打者 59球 4被安打 2与四死球 2奪三振 3失点 3自責点
オリックスバファローズ
青山 3回 13打者 36球 3被安打 0与四死球 1奪三振 1失点 1自責点
赤間 2回 13打者 33球 4被安打 0与四死球 2奪三振 1失点 1自責点
白仁田 2回 10打者 30球 3被安打 0与四死球 3奪三振 0失点 0自責点
比嘉 1回 6打者 16球 3被安打 0与四死球 1奪三振 3失点 3自責点

9回表を抜きにすれば、正直互角の勝負。プロの貫禄を見せることなく終わったような試合でした。こう言う試合を「試合勘を維持するための試合」とするか「実力を存分に発揮すべき試合」とするかは個人差あると思いますが、今のバファローズ全体の様子を考えると、絶対に調整では済まされない。


対戦相手チームのピッチャーの情報を仕入れているのかい無いのかまでは知り得ませんが、プロアマ関係なく野球選手がよく口にする「来た球を打つ」事に関しては絶好の機会。これは日本新薬野球部にも言えることですが、この試合に関しては、日本新薬の方が明らかに上回りました。




バファローズからしたら「よく負けなかったな」と言う試合。当然のことながら、試合後の反省会はかなり長かったです。コーチ陣も渋い顔。もっとも、これがバファローズの現状、ですが。


田口壮氏が二軍監督に就任して、確かにバファローズ二軍ベンチは変わったように思いました。ただやはり、社会人チームと比べると、まだまだ元気が足りないですよ。アマチュアと比べるのはどうかと思いますが、どの選手も通ってきた道のはず。バファローズのスターティングメンバーに経歴を併記しましたが、アマチュアで出来てた事がなぜプロになると出来なくなるのかしなくなるのか。
変わるか変わらないか、と言うよりも、チームを変えるのは選手自身。正直な話、恥ずかしいと思ったら負け。もうチーム成績で十分恥ずかしい(言い過ぎか)なんだから、もう多少の恥を晒したところで笑われるのは怖くないハズ。カラ元気でもいいんですよ。いっぺん思い切って声を枯らしてみては。
社会人野球の見過ぎで、頭の中がアマチュアよりになってしまってますが、プロ野球はアマチュア野球の延長線上にあるものだと思ってます。やってる事は何ら変わらないんですから「これは」と思ったものはどんどん取り入れて見ていい。それがなにかのキッカケになると思ってます。




試合終了後の練習。伊藤光は育成選手の赤松幸輔と同じメニューを黙々とこなしてました。これもまたある種の「原点回帰」。そしてこれもまた現状打破のキッカケになるんではないでしょうか。




日が傾きつつある中、ボールを追いかける武田健吾と杉本裕太郎。


借りたものは、自分たちで整備して返す。これもまた社会人野球。

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2016.04.21 / Top↑
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