先週火曜日に開幕したウエスタンリーグ公式戦も、2カード目3カード目を迎えました。今年も相変わらずカープ戦中心になるとは思いますが、この辺りは無理をせず観戦していこうと思ってます。
と言うか、例年ほどカープへの拘りは薄れつつあります。どこのチームにも期待の若手選手はいるし、将来のプロ野球を背負って立つかも知れない選手が、いつどこで飛び出すか分かりませんから。
で、その前に、都合で記事にしなかった話題を4つ。カープの「公式戦」を見るのは今シーズン初ですし、一軍の選手あれこれよりも、話題が豊富っちゅうたら豊富。前振りにしては長くなりますが。
サビエル・バティスタ選手、選手契約締結!
広島東洋カープ公式サイト 2016年3月9日
育成選手を“四国アイランドリーグplus”に派遣!
広島東洋カープ公式サイト 2016年3月11日
アレハンドロ・メヒア選手、選手契約締結!
広島東洋カープ公式サイト 2016年3月12日
独立リーグへ!ドミニカアカデミー選手1名を派遣
広島東洋カープ公式サイト 2016年3月22日
バティスタにしろメヒアにしろ、バッティングを買っての育成契約だとは思いますが、まずはそのバッティングを活かす前に「守備位置」は確実に固定していただきたい。契約したのはいいけどどこで使おうか、ではお話にはなりません。昨年まで在籍したライネル・ロサリオも、来日当初は内野の練習をしていましたが、結局外野に回しました。モノになったかどうかは見た人の判断ですけどね。
フランスアに関してはもう何とも言えませんな。天福球場で見た対セガサミー戦。正直な話、どう言う考えを持って来日させたのかすら分かりませんでした。それこそ「ただ左で投げている」だけのような感じ。高知ファイティングドッグスに派遣する意味合いはあるのかな、とも思います。
そして松浦耕大、木村聡司の派遣。多分「出場機会を作るため」と言う名目もあるかと思いますが、勝手な考えではありますが、自分達でドラフト指名した選手を、えらく簡単に外に出しちゃうなぁ、と。起用機会なんか自分らで幾らでも作れると思うですけどね。練習試合をたくさん組むとかね。
と言うわけで、今年最初のナゴヤ球場へ、青春18きっぷ(これ重要)と共にいざナゴヤ球場へ。

春のウエスタンリーグナゴヤ球場初戦は、露橋公園の桜の散り際の時期でしたが、今年は暖かい日が続いた為に、例年よりも早い開花とか。ちなみに名古屋市の満開予想は3月31日だそうですが、露橋公園ではちょっと早かったかな。「膨らむ」くらいでしょうかね。


おはようございますナゴヤ球場。今年もよろしくお願いします。と言うか、球団創立80周年と言う事で、プロモーションにもかなり力が入っています。
今年のナゴヤ球場の変化と言えば、開門時間の変更。昨年までは通常、11:30開門でしたが、今シーズンは教育リーグより、11:40に変更となりました。これは試合開始までの流れを考えると、ビジターチームのバッティング練習終了後になります。去年までは11:30の開門でも、一塁側三塁側のスタンドへの入場は規制されていましたが、それすらも「廃止」されてしまいました。
警備上、また安全上の観点からの開門時間の変更かと思われますが、試合前の練習すら満足に見学出来ない、そして試合終了後は「終わったんだからさっさと帰れ」と言わぬばかりの追い出し。かつては試合終了後のクールダウン等も見学出来たもんですが、何か良からぬ事があったんでしょうか。
由宇練習場みたいに、入場から試合終了まで、何もかも開けっ広げでフリーダムなのも考えものですが、見せる事で入場料が発生している球場の観戦が一番世知辛い状況、てのは何だかなとは思います。長らくウエスタンリーグを見てると、色々と思う所はあります。ジョイナス。

とにもかくにも開門、そして定位置確保。


で、試合開始前に何がビックリしたかって、これまでは経費節減の意味合いもあったのか、松橋さんはじめ、ブルペンキャッチャーの帯同と言うのがあまりなかったような気がしますが、この遠征にはウチェス君が帯同。おそらくメヒアの面倒を見る役割も担っておるものと思われます。


この日の先発ピッチャーは九里亜蓮。ここしばらく教育リーグから、中村恭平が結果を出し続けているだけに負けられないところ。このダイナミックなピッチングフォーム、大好きです。
スターティングオーダー
先攻:広島東洋カープ
1(中)赤松真人
2(二)桒原樹
3(三)アレハンドロ・メヒア
4(遊)堂林翔太
5(一)美間優槻
6(指)梵英心
7(右)土生翔平
8(左)高橋大樹
9(捕)中村亘佑
P:九里亜蓮
〇やや驚きの声が上がった「ショート・堂林」。しかしルーキーイヤーのオールスター戦明けにショートスタメンがありました。その当時は適性検査的意味合いもあったかと思いますが、今回はおそらく、美間優槻とアレハンドロ・メヒアを同時に出場させたいと言う、堂林将太からすれば消去法的スタメンに思えます。
〇記録を遡ってみると、堂林翔太のスタメンショートは、2011年9月29日の対バファローズ戦以来、となっています。サード、ライト、ファースト、サードと回って「2周目」に入ったのか。

試合開始前の円陣。カープの声出しは美間優槻。
後攻:中日ドラゴンズ
1(二)溝脇隼人
2(遊)三ツ俣大樹
3(左)松井佑介
4(一)福田永将
5(指)森野将彦
6(三)谷哲也
7(右)古本武尊
8(捕)松井雅人
9(中)友永翔太
P:濱田達郎

ドラゴンズ試合開始前の円陣。声出しは谷哲也。
審判と公式記録員

球審:柳内遼平、一塁:今岡諒平、三塁:梅木謙一
公式記録員:宮内利浩
打撃成績
1回表
赤松 フルカウントから6球目を打ってセカンドゴロ
桒原 1-2から4球目を空振り三振
メヒア 3-1から5球目を打ってレフトフライ
〇ドラゴンズ先発濱田達郎。「2イニング×2者連続デッドボール」をナマで観た身としては、その後の活躍には驚かされるばかり。怪我等もあって一時消えたように見えましたが、ぜひ再浮上を。
1回裏
溝脇 2-2から5球目を空振り三振
三ツ俣 0-2から3球目を空振り三振
松井佑 1-2から4球目を打ってサードゴロ


〇立ち上がりの九里亜蓮。球速こそMAX140km/hでしたが、目に付いたのはボールのキレ。だいぶ体も出来てきたように思えるので、このまま二軍のローテーションピッチャーの座を確固たるモノにしたいところ。ブルペンで見てても、逞しさを感じるようになりました。
2回表
堂林 1-2から4球目を見逃し三振
美間 1-2から4球目を振り逃げ三振一塁セーフ 記録は松井雅のエラー
梵 1-0から2球目を打ってライトフライ
土生 0-1から2球目を打ってレフト前ヒット
高橋大 2-0から3球目を打ってセカンドゴロ
〇何気ない、ごく当たり前の三振振り逃げを松井雅人が握り損なったかファーストはセーフ。得点にこそ繋がらなかったものの、正直これはいただけなかった。
2回裏
福田 初球を打ってサードゴロ
森野 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
谷 1-0から2球目を打ってセンターフライ
古本 2-2から5球目を打ってショートゴロ
3回表
中村亘 1-0から2球目を打ってレフト前ヒット
赤松 1-1から3球目を打ってレフトフライ
桒原 初球を打ってライト前ヒット
メヒア フルカウントから7球目を打ってショートゴロ ランナーはそれぞれセカンド、サードへ
堂林 2-2から7球目を打ってショートゴロ 三ツ俣ナイスプレイ
〇濱田達郎はこの回で降板。前日の試合で先発した若松なにが球数60球で降板したところを見ると、ドラゴンズはシーズンに向けてチーム全体で戦闘体勢が出来つつあるな、と感じました。
〇で、ちょっと気になったのが松井雅人のキャッチング。タイミングが合わないのかきゃチングが悪いのか、濱田達郎のボールについていけてないのか、なかなか「パシーン!」と良い音が聞こえてこない。バックネット裏に長く座ってると、そんな事も気になるもんです。
3回裏
松井雅 2-2から6球目を見逃し三振
友永 初球を打ってレフト前ヒット
溝脇 2-2から5球目を見逃し三振
三ツ俣 1-1から3球目を打ってレフト前ヒット
次打者松井佑の5球目にワイルドピッチ
松井佑 フルカウントから6球目を打ってセンターフライ
4回表
ドラゴンズ選手交代
ピッチャー濱田達に代えて岩瀬仁紀
美間 1-1から3球目がデッドボール
梵 3-1から5球目を打ってショートゴロダブルプレイ
土生 1-2から5球目を打ってセカンドライナー


〇場内どよめく岩瀬仁紀の登板。火曜日水曜日はベンチいりすらしていなかったようなので、この日をある程度の目安として仕上げてきたか。ただ、完全復活への道程はまだまだ長そうです。
4回裏
福田 0-1から2球目を打ってレフト前ヒット
森野 1-0から2球目を打ってレフトフライ
谷 初球を打ってセカンドゴロセカンドフォースアウト
古本 0-1から2球目を打ってライト前ヒット
松井雅 0-1から2球目を打ってセンター前タイムリーヒット
ドラゴンズ1-0カープ
友永 1-0から2球目を打ってセカンドゴロ
5回表
ドラゴンズ選手交代
ピッチャー岩瀬に代えて武藤祐太
高橋大 2-2から6球目を打ってファーストゴロ
中村亘 フルカウントから6球目を打ってセカンド内野安打
次打者赤松の初球に中村亘セカンド盗塁失敗
赤松 1-2から5球目を打ってセカンドゴロ
5回裏
溝脇 0-2から3球目を打ってレフト前ヒット
三ツ俣 初球をピッチャー前送りバント
松井佑 1-0から2球目を打ってレフトフライ
福田 初球を打ってキャッチャーファウルフライ
6回表
桒原 0-2から3球目を空振り三振
メヒア 2-2から5球目を見逃し三振
堂林 1-2から4球目を打ってライトフライ
6回裏
カープ選手交代
ピッチャー九里に代えて辻空
森野 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
谷 1-2から4球目を打ってショートゴロダブルプレイ
古本 2-2から6球目を空振り三振 最後は148km/h
7回表
ドラゴンズ選手交代
ピッチャー武藤に代えて金子丈
美間 2-2から6球目を空振り三振
梵 3-1から5球目を打ってセカンドゴロ
土生 3-1から5球目を打って左中間突破ツーベースヒット
次打者代打岩本の4球目と5球目連続ワイルドピッチでセカンドランナー土生ホームイン
ドラゴンズ1-1カープ
高橋大の代打岩本貴裕 フルカウントから7球目を空振り三振
〇ここまで何とかかんとかピッチャー陣をリードしてきた松井雅人ではありますが、そしてピッチャー金子丈の投じたボールもアレですが、打つだのインサイドワークだの言う前に、やっぱりキャッチャーはセービング、ぢゃないですかね。つか、もうキャリアが長いはずなのに何やってんだ。
7回裏
カープ選手交代
代打岩本がそのまま入りレフト
松井雅 フルカウントから8球目を打ってセンター前ヒット
友永 2-0から3球目を打ってサードゴロエラー
溝脇 0-1から2球目をファースト送りバント失敗サードフォースアウト
三ツ俣 フルカウントから9球目を打ってショートフライ
松井佑 初球を打ってレフトフライ
〇ここまでセカンド守備で目を引いた溝脇隼人。しかしタイプ的にきっちり決めておかなければいけないであろう送りバントを失敗。と言うよりこれはカープのファースト美間優槻のチャージが見事。
8回表
ドラゴンズ選手交代
ピッチャー金子に代えて祖父江大輔
中村亘 3-1から5球目を打ってセカンドゴロ
赤松の代打中東直己 1-2から5球目を打ってピッチャーゴロ
桒原 2-1から4球目を打ってショートゴロ
8回裏
カープ選手交代
代打中東がそのまま入りセンター
福田 2-2から6球目を空振り三振
森野 初球を打ってセカンドゴロ
谷 1-2から4球目を空振り三振
9回表
ドラゴンズ手交代
ピッチャー祖父江に代えて三ツ間卓也
メヒア フルカウントから6球目を見逃し三振
堂林 フルカウントから7球目を打ってショートゴロ
美間 初球デッドボール 代走に上本崇司
梵 フルカウントから7球目を打ってサードゴロ
9回裏
カープ選手交代
代走上本がそのまま入りショート
ショート堂林がファースト
ピッチャー辻空に代えて飯田哲矢
古本の代打近藤弘基 フルカウントから10球目を空振り三振
松井雅の代打石川駿 3-1から5球目を選んでフォアボール
友永の代打阿部寿樹 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
石川の代走に加藤匠馬
溝脇の代打木下拓哉 0-1から2球目を打ってファーストフライ
カープ選手交代
ピッチャー飯田に代えて西原圭大
三ツ俣の代打渡辺勝 2-1から4球目を打ってセカンドゴロ
〇何かピリッとせなんだ飯田哲矢。昨年で覚えられた訳ではないとは思いますが、なかなかビシッと仕留められない。ファウルで逃げられているところを見ると、やっぱりボールの切れ味なのかなぁ。


終わったあとはもちろん大反省会。
ナゴヤ球場 3回戦 中日1勝1敗1分
広島 000 000 100 1 H5 E1
中日 000 100 000 1 H7 E1
※規定により引き分け 延長戦なし
試合時間:たぶん3時間2分くらい
観衆:
投手成績
広島東洋カープ
九里 5 回 22打者 66球 6被安打 1与四死球 4奪三振 1失点 1自責点
辻空 3 回 11打者 50球 1被安打 1与四死球 3奪三振 0失点 0自責点
飯田 0.2回 4打者 23球 0被安打 2与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
西原 0.1回 1打者 4球 0被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
中日ドラゴンズ
濱田達 3 回 11打者 49球 3被安打 0与四死球 2奪三振 0失点 0自責点
岩瀬 1 回 3打者 13球 0被安打 1与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
武藤 2 回 6打者 29球 1被安打 0与四死球 2奪三振 0失点 0自責点
金子 1 回 4打者 23球 1被安打 0与四死球 0奪三振 1失点 1自責点
祖父江 1 回 3打者 14球 0被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
三ツ間 1 回 4打者 21球 0被安打 1与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
長い試合の割にロースコアと言う、ナゴヤ球場ではありがちの試合になってしまいました。濱田達郎、九里亜蓮の両先発が投げていた間は良かったんですけどね。なーんでこうなってしまうでしょう。
やっぱりリリーフ陣、なんでしょうね。1イニングたかが3アウトされど3アウト。簡単に取れそうで取れない。岩瀬仁紀みたいに「ゼロで終われればいい」と達観出来るまでにはまだまだ時間がかかるし、それだけの修羅場もくぐっていかなければいけない。今のカープリリーフ陣で、それに当てはまるのんって、長くリリーフを務めた江草仁貴か永川勝浩くらいしかいないと思うんですよね。
若いうちにいろいろ考えるのもいいけど、それで萎縮してしまっては元も子もない。昨シーズンの一時期、ルーキーにも関わらず、リリーフ陣の最年長が飯田哲矢だった時期もありますが、そして昨シーズン、ウエスタンリーグでセーブ王を獲得もしましたが、まだまだ、打たれる事に対してビビっててはいかん、とも思います。フォアボールでの自滅は経験にはならないと考えます。
そしてバッティング。先にも記しましたが、土生翔平は二軍に回された事で、もう一段ギアを上げたほうがいい。同じ左のジェイソン・プライディが開幕一軍を逃しました。今日からの由宇練習場での対タイガース戦で合流するでしょうし、これまでの経験からすると、出場機会は優先されると思います。
ぶっちゃけ、出場機会は減るでしょうけど、減ったなら減った分、濃密な内容を残して欲しいし、残せるだけのポテンシャルはあると思っています。左ピッチャーからも問題なく打てましたしね。
出場選手登録・抹消の都合もあるかと思いますが、庄司隼人、下水流昂、安部知裕と言った、長らく二軍で鍛えてきた選手が開幕出場選手登録の座を得ました。個人的ですが、土生翔平も入団の頃から見てきてます。信憑性はアレですが、鳴尾浜のベテランからも絶賛されてます。

次は、土生翔平の出番だ、と思ってます。牙を剥け!
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。

にほんブログ村

にほんブログ村
広島東洋カープ
中日ドラゴンズ
ウエスタン・リーグ
と言うか、例年ほどカープへの拘りは薄れつつあります。どこのチームにも期待の若手選手はいるし、将来のプロ野球を背負って立つかも知れない選手が、いつどこで飛び出すか分かりませんから。
で、その前に、都合で記事にしなかった話題を4つ。カープの「公式戦」を見るのは今シーズン初ですし、一軍の選手あれこれよりも、話題が豊富っちゅうたら豊富。前振りにしては長くなりますが。
サビエル・バティスタ選手、選手契約締結!
広島東洋カープ公式サイト 2016年3月9日
育成選手を“四国アイランドリーグplus”に派遣!
広島東洋カープ公式サイト 2016年3月11日
アレハンドロ・メヒア選手、選手契約締結!
広島東洋カープ公式サイト 2016年3月12日
独立リーグへ!ドミニカアカデミー選手1名を派遣
広島東洋カープ公式サイト 2016年3月22日
バティスタにしろメヒアにしろ、バッティングを買っての育成契約だとは思いますが、まずはそのバッティングを活かす前に「守備位置」は確実に固定していただきたい。契約したのはいいけどどこで使おうか、ではお話にはなりません。昨年まで在籍したライネル・ロサリオも、来日当初は内野の練習をしていましたが、結局外野に回しました。モノになったかどうかは見た人の判断ですけどね。
フランスアに関してはもう何とも言えませんな。天福球場で見た対セガサミー戦。正直な話、どう言う考えを持って来日させたのかすら分かりませんでした。それこそ「ただ左で投げている」だけのような感じ。高知ファイティングドッグスに派遣する意味合いはあるのかな、とも思います。
そして松浦耕大、木村聡司の派遣。多分「出場機会を作るため」と言う名目もあるかと思いますが、勝手な考えではありますが、自分達でドラフト指名した選手を、えらく簡単に外に出しちゃうなぁ、と。起用機会なんか自分らで幾らでも作れると思うですけどね。練習試合をたくさん組むとかね。
と言うわけで、今年最初のナゴヤ球場へ、青春18きっぷ(これ重要)と共にいざナゴヤ球場へ。


春のウエスタンリーグナゴヤ球場初戦は、露橋公園の桜の散り際の時期でしたが、今年は暖かい日が続いた為に、例年よりも早い開花とか。ちなみに名古屋市の満開予想は3月31日だそうですが、露橋公園ではちょっと早かったかな。「膨らむ」くらいでしょうかね。




おはようございますナゴヤ球場。今年もよろしくお願いします。と言うか、球団創立80周年と言う事で、プロモーションにもかなり力が入っています。
今年のナゴヤ球場の変化と言えば、開門時間の変更。昨年までは通常、11:30開門でしたが、今シーズンは教育リーグより、11:40に変更となりました。これは試合開始までの流れを考えると、ビジターチームのバッティング練習終了後になります。去年までは11:30の開門でも、一塁側三塁側のスタンドへの入場は規制されていましたが、それすらも「廃止」されてしまいました。
警備上、また安全上の観点からの開門時間の変更かと思われますが、試合前の練習すら満足に見学出来ない、そして試合終了後は「終わったんだからさっさと帰れ」と言わぬばかりの追い出し。かつては試合終了後のクールダウン等も見学出来たもんですが、何か良からぬ事があったんでしょうか。
由宇練習場みたいに、入場から試合終了まで、何もかも開けっ広げでフリーダムなのも考えものですが、見せる事で入場料が発生している球場の観戦が一番世知辛い状況、てのは何だかなとは思います。長らくウエスタンリーグを見てると、色々と思う所はあります。ジョイナス。

とにもかくにも開門、そして定位置確保。




で、試合開始前に何がビックリしたかって、これまでは経費節減の意味合いもあったのか、松橋さんはじめ、ブルペンキャッチャーの帯同と言うのがあまりなかったような気がしますが、この遠征にはウチェス君が帯同。おそらくメヒアの面倒を見る役割も担っておるものと思われます。




この日の先発ピッチャーは九里亜蓮。ここしばらく教育リーグから、中村恭平が結果を出し続けているだけに負けられないところ。このダイナミックなピッチングフォーム、大好きです。
スターティングオーダー
先攻:広島東洋カープ
1(中)赤松真人
2(二)桒原樹
3(三)アレハンドロ・メヒア
4(遊)堂林翔太
5(一)美間優槻
6(指)梵英心
7(右)土生翔平
8(左)高橋大樹
9(捕)中村亘佑
P:九里亜蓮
〇やや驚きの声が上がった「ショート・堂林」。しかしルーキーイヤーのオールスター戦明けにショートスタメンがありました。その当時は適性検査的意味合いもあったかと思いますが、今回はおそらく、美間優槻とアレハンドロ・メヒアを同時に出場させたいと言う、堂林将太からすれば消去法的スタメンに思えます。
〇記録を遡ってみると、堂林翔太のスタメンショートは、2011年9月29日の対バファローズ戦以来、となっています。サード、ライト、ファースト、サードと回って「2周目」に入ったのか。


試合開始前の円陣。カープの声出しは美間優槻。
後攻:中日ドラゴンズ
1(二)溝脇隼人
2(遊)三ツ俣大樹
3(左)松井佑介
4(一)福田永将
5(指)森野将彦
6(三)谷哲也
7(右)古本武尊
8(捕)松井雅人
9(中)友永翔太
P:濱田達郎


ドラゴンズ試合開始前の円陣。声出しは谷哲也。
審判と公式記録員


球審:柳内遼平、一塁:今岡諒平、三塁:梅木謙一
公式記録員:宮内利浩
打撃成績
1回表
赤松 フルカウントから6球目を打ってセカンドゴロ
桒原 1-2から4球目を空振り三振
メヒア 3-1から5球目を打ってレフトフライ
〇ドラゴンズ先発濱田達郎。「2イニング×2者連続デッドボール」をナマで観た身としては、その後の活躍には驚かされるばかり。怪我等もあって一時消えたように見えましたが、ぜひ再浮上を。
1回裏
溝脇 2-2から5球目を空振り三振
三ツ俣 0-2から3球目を空振り三振
松井佑 1-2から4球目を打ってサードゴロ




〇立ち上がりの九里亜蓮。球速こそMAX140km/hでしたが、目に付いたのはボールのキレ。だいぶ体も出来てきたように思えるので、このまま二軍のローテーションピッチャーの座を確固たるモノにしたいところ。ブルペンで見てても、逞しさを感じるようになりました。
2回表
堂林 1-2から4球目を見逃し三振
美間 1-2から4球目を振り逃げ三振一塁セーフ 記録は松井雅のエラー
梵 1-0から2球目を打ってライトフライ
土生 0-1から2球目を打ってレフト前ヒット
高橋大 2-0から3球目を打ってセカンドゴロ
〇何気ない、ごく当たり前の三振振り逃げを松井雅人が握り損なったかファーストはセーフ。得点にこそ繋がらなかったものの、正直これはいただけなかった。
2回裏
福田 初球を打ってサードゴロ
森野 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
谷 1-0から2球目を打ってセンターフライ
古本 2-2から5球目を打ってショートゴロ
3回表
中村亘 1-0から2球目を打ってレフト前ヒット
赤松 1-1から3球目を打ってレフトフライ
桒原 初球を打ってライト前ヒット
メヒア フルカウントから7球目を打ってショートゴロ ランナーはそれぞれセカンド、サードへ
堂林 2-2から7球目を打ってショートゴロ 三ツ俣ナイスプレイ
〇濱田達郎はこの回で降板。前日の試合で先発した若松なにが球数60球で降板したところを見ると、ドラゴンズはシーズンに向けてチーム全体で戦闘体勢が出来つつあるな、と感じました。
〇で、ちょっと気になったのが松井雅人のキャッチング。タイミングが合わないのかきゃチングが悪いのか、濱田達郎のボールについていけてないのか、なかなか「パシーン!」と良い音が聞こえてこない。バックネット裏に長く座ってると、そんな事も気になるもんです。
3回裏
松井雅 2-2から6球目を見逃し三振
友永 初球を打ってレフト前ヒット
溝脇 2-2から5球目を見逃し三振
三ツ俣 1-1から3球目を打ってレフト前ヒット
次打者松井佑の5球目にワイルドピッチ
松井佑 フルカウントから6球目を打ってセンターフライ
4回表
ドラゴンズ選手交代
ピッチャー濱田達に代えて岩瀬仁紀
美間 1-1から3球目がデッドボール
梵 3-1から5球目を打ってショートゴロダブルプレイ
土生 1-2から5球目を打ってセカンドライナー




〇場内どよめく岩瀬仁紀の登板。火曜日水曜日はベンチいりすらしていなかったようなので、この日をある程度の目安として仕上げてきたか。ただ、完全復活への道程はまだまだ長そうです。
4回裏
福田 0-1から2球目を打ってレフト前ヒット
森野 1-0から2球目を打ってレフトフライ
谷 初球を打ってセカンドゴロセカンドフォースアウト
古本 0-1から2球目を打ってライト前ヒット
松井雅 0-1から2球目を打ってセンター前タイムリーヒット
ドラゴンズ1-0カープ
友永 1-0から2球目を打ってセカンドゴロ
5回表
ドラゴンズ選手交代
ピッチャー岩瀬に代えて武藤祐太
高橋大 2-2から6球目を打ってファーストゴロ
中村亘 フルカウントから6球目を打ってセカンド内野安打
次打者赤松の初球に中村亘セカンド盗塁失敗
赤松 1-2から5球目を打ってセカンドゴロ
5回裏
溝脇 0-2から3球目を打ってレフト前ヒット
三ツ俣 初球をピッチャー前送りバント
松井佑 1-0から2球目を打ってレフトフライ
福田 初球を打ってキャッチャーファウルフライ
6回表
桒原 0-2から3球目を空振り三振
メヒア 2-2から5球目を見逃し三振
堂林 1-2から4球目を打ってライトフライ
6回裏
カープ選手交代
ピッチャー九里に代えて辻空
森野 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
谷 1-2から4球目を打ってショートゴロダブルプレイ
古本 2-2から6球目を空振り三振 最後は148km/h
7回表
ドラゴンズ選手交代
ピッチャー武藤に代えて金子丈
美間 2-2から6球目を空振り三振
梵 3-1から5球目を打ってセカンドゴロ
土生 3-1から5球目を打って左中間突破ツーベースヒット
次打者代打岩本の4球目と5球目連続ワイルドピッチでセカンドランナー土生ホームイン
ドラゴンズ1-1カープ
高橋大の代打岩本貴裕 フルカウントから7球目を空振り三振
〇ここまで何とかかんとかピッチャー陣をリードしてきた松井雅人ではありますが、そしてピッチャー金子丈の投じたボールもアレですが、打つだのインサイドワークだの言う前に、やっぱりキャッチャーはセービング、ぢゃないですかね。つか、もうキャリアが長いはずなのに何やってんだ。
7回裏
カープ選手交代
代打岩本がそのまま入りレフト
松井雅 フルカウントから8球目を打ってセンター前ヒット
友永 2-0から3球目を打ってサードゴロエラー
溝脇 0-1から2球目をファースト送りバント失敗サードフォースアウト
三ツ俣 フルカウントから9球目を打ってショートフライ
松井佑 初球を打ってレフトフライ
〇ここまでセカンド守備で目を引いた溝脇隼人。しかしタイプ的にきっちり決めておかなければいけないであろう送りバントを失敗。と言うよりこれはカープのファースト美間優槻のチャージが見事。
8回表
ドラゴンズ選手交代
ピッチャー金子に代えて祖父江大輔
中村亘 3-1から5球目を打ってセカンドゴロ
赤松の代打中東直己 1-2から5球目を打ってピッチャーゴロ
桒原 2-1から4球目を打ってショートゴロ
8回裏
カープ選手交代
代打中東がそのまま入りセンター
福田 2-2から6球目を空振り三振
森野 初球を打ってセカンドゴロ
谷 1-2から4球目を空振り三振
9回表
ドラゴンズ手交代
ピッチャー祖父江に代えて三ツ間卓也
メヒア フルカウントから6球目を見逃し三振
堂林 フルカウントから7球目を打ってショートゴロ
美間 初球デッドボール 代走に上本崇司
梵 フルカウントから7球目を打ってサードゴロ
9回裏
カープ選手交代
代走上本がそのまま入りショート
ショート堂林がファースト
ピッチャー辻空に代えて飯田哲矢
古本の代打近藤弘基 フルカウントから10球目を空振り三振
松井雅の代打石川駿 3-1から5球目を選んでフォアボール
友永の代打阿部寿樹 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
石川の代走に加藤匠馬
溝脇の代打木下拓哉 0-1から2球目を打ってファーストフライ
カープ選手交代
ピッチャー飯田に代えて西原圭大
三ツ俣の代打渡辺勝 2-1から4球目を打ってセカンドゴロ
〇何かピリッとせなんだ飯田哲矢。昨年で覚えられた訳ではないとは思いますが、なかなかビシッと仕留められない。ファウルで逃げられているところを見ると、やっぱりボールの切れ味なのかなぁ。




終わったあとはもちろん大反省会。
ナゴヤ球場 3回戦 中日1勝1敗1分
広島 000 000 100 1 H5 E1
中日 000 100 000 1 H7 E1
※規定により引き分け 延長戦なし
試合時間:たぶん3時間2分くらい
観衆:
投手成績
広島東洋カープ
九里 5 回 22打者 66球 6被安打 1与四死球 4奪三振 1失点 1自責点
辻空 3 回 11打者 50球 1被安打 1与四死球 3奪三振 0失点 0自責点
飯田 0.2回 4打者 23球 0被安打 2与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
西原 0.1回 1打者 4球 0被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
中日ドラゴンズ
濱田達 3 回 11打者 49球 3被安打 0与四死球 2奪三振 0失点 0自責点
岩瀬 1 回 3打者 13球 0被安打 1与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
武藤 2 回 6打者 29球 1被安打 0与四死球 2奪三振 0失点 0自責点
金子 1 回 4打者 23球 1被安打 0与四死球 0奪三振 1失点 1自責点
祖父江 1 回 3打者 14球 0被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
三ツ間 1 回 4打者 21球 0被安打 1与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
長い試合の割にロースコアと言う、ナゴヤ球場ではありがちの試合になってしまいました。濱田達郎、九里亜蓮の両先発が投げていた間は良かったんですけどね。なーんでこうなってしまうでしょう。
やっぱりリリーフ陣、なんでしょうね。1イニングたかが3アウトされど3アウト。簡単に取れそうで取れない。岩瀬仁紀みたいに「ゼロで終われればいい」と達観出来るまでにはまだまだ時間がかかるし、それだけの修羅場もくぐっていかなければいけない。今のカープリリーフ陣で、それに当てはまるのんって、長くリリーフを務めた江草仁貴か永川勝浩くらいしかいないと思うんですよね。
若いうちにいろいろ考えるのもいいけど、それで萎縮してしまっては元も子もない。昨シーズンの一時期、ルーキーにも関わらず、リリーフ陣の最年長が飯田哲矢だった時期もありますが、そして昨シーズン、ウエスタンリーグでセーブ王を獲得もしましたが、まだまだ、打たれる事に対してビビっててはいかん、とも思います。フォアボールでの自滅は経験にはならないと考えます。
そしてバッティング。先にも記しましたが、土生翔平は二軍に回された事で、もう一段ギアを上げたほうがいい。同じ左のジェイソン・プライディが開幕一軍を逃しました。今日からの由宇練習場での対タイガース戦で合流するでしょうし、これまでの経験からすると、出場機会は優先されると思います。
ぶっちゃけ、出場機会は減るでしょうけど、減ったなら減った分、濃密な内容を残して欲しいし、残せるだけのポテンシャルはあると思っています。左ピッチャーからも問題なく打てましたしね。
出場選手登録・抹消の都合もあるかと思いますが、庄司隼人、下水流昂、安部知裕と言った、長らく二軍で鍛えてきた選手が開幕出場選手登録の座を得ました。個人的ですが、土生翔平も入団の頃から見てきてます。信憑性はアレですが、鳴尾浜のベテランからも絶賛されてます。


次は、土生翔平の出番だ、と思ってます。牙を剥け!
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。

にほんブログ村

にほんブログ村
広島東洋カープ
中日ドラゴンズ
ウエスタン・リーグ
2016.03.25 / Top↑
| Home |