で、先のプロアマ交流試合を観ながら思った事をダラダラ書き連ねます。
カープの二軍には昨年から、ドミニカカープアカデミーからやって来た、バティスタ、メヒア、フランスア、と言う3人の「練習生」が来日し、紅白戦やら練習試合に出場を重ねています。
野手のバティスタ、メヒアはバファローズとの練習試合でホームランも放ち、一躍注目を集める存在になろうとしています。しかしながら、守備に関しては些か疑問の残るプレイもやらかしています。


2月3日に由宇練習場で、メヒアの内野ノックの様子を観させてもらいましたが、まだまだサード、強いては内野手としてはおっかなびっくりの様子。昨年限りで退団してしまったライネル・ロサリオもサードの練習はしていましたが、腰高が目につき「こりゃ内野ぢゃ無理」と思ったもんです。美間優槻と言う立派なサードの大砲候補もいるってぇのに、これで試合に出す気か?とも思いましたよ。
事実、対セガサミー戦では、途中からサードに入ったメヒアが、6回表にタイムリー捕球エラーで2点を許し、さらには8回裏、砂川哲平選手の盗塁の際に、キャッチャー中村亘佑からの送球をこぼし、緩慢な処理でファーストランナーの本間諒選手のセカンド進塁を許していまう始末。
話は戻りますが、エラー絡みとは言え6回表は、リリーフしたフランスアが大炎上。エラーがあったとは言うものの6失点。四死球3つとはとても褒められたもんぢゃない。ひどいモノを見ましたよ。
現在のプロ野球に「練習生」と言う制度はありません。育成選手制度のさらに下にあるのは「研修生」と言う制度なんですが、これもまた、12球団で採用しているところはありません。
ゆえに「練習生って何ぞ?」と言う疑問がわいてくるんですが。
外国人選手すらも自前で育てよう、と言う事で始められた、ドミニカカープアカデミーではありますが、一時はあるかないかよき分からない状況にも陥りました。在籍しているのがピッチャーが十数人だけとか、アカデミーの存在意義すら疑われるような状態の時もありました。
まともにイチから育てた選手って、誰まで遡りますかね。ロサリオはアカデミーに入る前はマイナーでプレイしてましたし。野手ならアレファンドロ・ケサダ、投手ならディオーニ・ソリアーノかな。
しかし残念ながら、みな短期間でカープを退団してしまってる。成績が思ったように残せない、素行不良の疑いありなど、カープの戦力になってない。もっとも、アカデミー出身者に限らず、カープに入団した外国人選手で、長く戦力になってるのはブラッド・エルドレッドくらいかと思いますが。
功を焦っているのかどうかしらんけど、何となくですが、みな中途半端な状態で試合に出してしまっている。バッティングはいいけど守備がからっきしダメ、練習では大丈夫だけどそれが試合で出来ない。練習生にどのような期待を寄せて来日させてるのか知らんけど、もう少し時間をかけて鍛えてもいいんではないかと考えます。最低限の守備は出来てもらわないと、緻密な野球など程遠い。
例年、秋季キャンプで来日させて、翌年の春季キャンプで実戦、みたいな流れにもなってますが、秋と春の間には「冬」と呼ばれるブランクがあります。ぶっちゃけこれがいかんのぢゃないかな。
逆でもいいと思うんですよ。春に連れてきて、半年間大野練習場や由宇練習場で鍛えて、フェニックスリーグで実戦、みたいな感じ。そりゃあ、冬場はドミニカで練習はしているとは思いますが。
それと、春先に(きつい言い方をすれば)練習生を試合に出して欲しくないのは、この時期が支配下登録選手は開幕一軍に向けて、育成選手は7月末の支配下登録期限に向けてのサバイバルの時期のはず。内心、試合に出して欲しい、何で俺を使ってくれんのや、と思ってる選手がたくさんいる筈。
もちろん練習生も、育成契約選手から、あわよくば支配下登録選手を狙ってるやつもいるかも知れない。どっちを優先すべきか、となると個人差があるやも知れませんが、私は前者なんですよ。
ドミニカであろうがどこであろうが、日本の野球環境に馴染むには時間がかかる。それが練習生レベルともなると尚更。ある程度ポジションを決めてかかっているのならまだしも、ノックを受けさせながら試行錯誤してます、では試合に出場させてはいけないし、出場させて良いわけがない。
そんな状態なら、育成「選手」の出場を優先すべき。ドラフト会議で指名されて、入団してはみたものの、試合出場の機会すらない、では楽しいはずもなかろう。挙げ句に(悪い言い方をすれば)四国アイランドリーグにお遍路に出される。IL側も選手不足の解消にはなろうとは思いますが、NPB側、カープ側からみると正直「選手育成の放棄」にしか見えないんです。
IL派遣後の、カープでの成功例も中村亘佑くらい。どころか四国で確固たる成績を残したにも関わらず、カープでは鳴かず飛ばずのままユニフォームを脱いだ選手もいます。また今シーズンも、とある選手が四国に派遣されると言う話を噂話レベルで聞きましたが、このままでいいんだろうか、とも。
話をさらに飛躍させると、ドラフト会議で毎年毎年選手を入団させていますが、下位指名~育成指名の選手に関しては「こう言う選手に育てたい」と言う明確な目標が果たしてあるのかどうか。
誰の成功例からそうなったのかは定かではありませんが、高校時代は投手だった選手を、野手として指名する例が増えたように思います。野球の一番上手な子がピッチャーをやる、とは言われますが、プロ入りして即対応出来る選手ってのはまずいてません。ポジションも決まらん事も多いし。
野手にしても「こう鍛えれば光る」みたいなモノを、スカウトの皆さんが見いだしてる筈なんですが、それが現場に生かされていないようにも見えます。野球センスはあるのはいいけど体が云々、なのであればまず体力作りに専念させるのも手だと思うんですがいかがでしょう。
毎年入団してくる新人選手。全員が10年15年活躍出来る、とは思いませんが、現状のカープを見ていると、よくて5年くらいの選手しかおらんような気もします。正直カープ球団の、選手個々に対する方針が完璧に整っておるのなら、毎年8人、10人と指名せんでいいと思うんですけどね。
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カープの二軍には昨年から、ドミニカカープアカデミーからやって来た、バティスタ、メヒア、フランスア、と言う3人の「練習生」が来日し、紅白戦やら練習試合に出場を重ねています。
野手のバティスタ、メヒアはバファローズとの練習試合でホームランも放ち、一躍注目を集める存在になろうとしています。しかしながら、守備に関しては些か疑問の残るプレイもやらかしています。




2月3日に由宇練習場で、メヒアの内野ノックの様子を観させてもらいましたが、まだまだサード、強いては内野手としてはおっかなびっくりの様子。昨年限りで退団してしまったライネル・ロサリオもサードの練習はしていましたが、腰高が目につき「こりゃ内野ぢゃ無理」と思ったもんです。美間優槻と言う立派なサードの大砲候補もいるってぇのに、これで試合に出す気か?とも思いましたよ。
事実、対セガサミー戦では、途中からサードに入ったメヒアが、6回表にタイムリー捕球エラーで2点を許し、さらには8回裏、砂川哲平選手の盗塁の際に、キャッチャー中村亘佑からの送球をこぼし、緩慢な処理でファーストランナーの本間諒選手のセカンド進塁を許していまう始末。
話は戻りますが、エラー絡みとは言え6回表は、リリーフしたフランスアが大炎上。エラーがあったとは言うものの6失点。四死球3つとはとても褒められたもんぢゃない。ひどいモノを見ましたよ。
現在のプロ野球に「練習生」と言う制度はありません。育成選手制度のさらに下にあるのは「研修生」と言う制度なんですが、これもまた、12球団で採用しているところはありません。
ゆえに「練習生って何ぞ?」と言う疑問がわいてくるんですが。
外国人選手すらも自前で育てよう、と言う事で始められた、ドミニカカープアカデミーではありますが、一時はあるかないかよき分からない状況にも陥りました。在籍しているのがピッチャーが十数人だけとか、アカデミーの存在意義すら疑われるような状態の時もありました。
まともにイチから育てた選手って、誰まで遡りますかね。ロサリオはアカデミーに入る前はマイナーでプレイしてましたし。野手ならアレファンドロ・ケサダ、投手ならディオーニ・ソリアーノかな。
しかし残念ながら、みな短期間でカープを退団してしまってる。成績が思ったように残せない、素行不良の疑いありなど、カープの戦力になってない。もっとも、アカデミー出身者に限らず、カープに入団した外国人選手で、長く戦力になってるのはブラッド・エルドレッドくらいかと思いますが。
功を焦っているのかどうかしらんけど、何となくですが、みな中途半端な状態で試合に出してしまっている。バッティングはいいけど守備がからっきしダメ、練習では大丈夫だけどそれが試合で出来ない。練習生にどのような期待を寄せて来日させてるのか知らんけど、もう少し時間をかけて鍛えてもいいんではないかと考えます。最低限の守備は出来てもらわないと、緻密な野球など程遠い。
例年、秋季キャンプで来日させて、翌年の春季キャンプで実戦、みたいな流れにもなってますが、秋と春の間には「冬」と呼ばれるブランクがあります。ぶっちゃけこれがいかんのぢゃないかな。
逆でもいいと思うんですよ。春に連れてきて、半年間大野練習場や由宇練習場で鍛えて、フェニックスリーグで実戦、みたいな感じ。そりゃあ、冬場はドミニカで練習はしているとは思いますが。
それと、春先に(きつい言い方をすれば)練習生を試合に出して欲しくないのは、この時期が支配下登録選手は開幕一軍に向けて、育成選手は7月末の支配下登録期限に向けてのサバイバルの時期のはず。内心、試合に出して欲しい、何で俺を使ってくれんのや、と思ってる選手がたくさんいる筈。
もちろん練習生も、育成契約選手から、あわよくば支配下登録選手を狙ってるやつもいるかも知れない。どっちを優先すべきか、となると個人差があるやも知れませんが、私は前者なんですよ。
ドミニカであろうがどこであろうが、日本の野球環境に馴染むには時間がかかる。それが練習生レベルともなると尚更。ある程度ポジションを決めてかかっているのならまだしも、ノックを受けさせながら試行錯誤してます、では試合に出場させてはいけないし、出場させて良いわけがない。
そんな状態なら、育成「選手」の出場を優先すべき。ドラフト会議で指名されて、入団してはみたものの、試合出場の機会すらない、では楽しいはずもなかろう。挙げ句に(悪い言い方をすれば)四国アイランドリーグにお遍路に出される。IL側も選手不足の解消にはなろうとは思いますが、NPB側、カープ側からみると正直「選手育成の放棄」にしか見えないんです。
IL派遣後の、カープでの成功例も中村亘佑くらい。どころか四国で確固たる成績を残したにも関わらず、カープでは鳴かず飛ばずのままユニフォームを脱いだ選手もいます。また今シーズンも、とある選手が四国に派遣されると言う話を噂話レベルで聞きましたが、このままでいいんだろうか、とも。
話をさらに飛躍させると、ドラフト会議で毎年毎年選手を入団させていますが、下位指名~育成指名の選手に関しては「こう言う選手に育てたい」と言う明確な目標が果たしてあるのかどうか。
誰の成功例からそうなったのかは定かではありませんが、高校時代は投手だった選手を、野手として指名する例が増えたように思います。野球の一番上手な子がピッチャーをやる、とは言われますが、プロ入りして即対応出来る選手ってのはまずいてません。ポジションも決まらん事も多いし。
野手にしても「こう鍛えれば光る」みたいなモノを、スカウトの皆さんが見いだしてる筈なんですが、それが現場に生かされていないようにも見えます。野球センスはあるのはいいけど体が云々、なのであればまず体力作りに専念させるのも手だと思うんですがいかがでしょう。
毎年入団してくる新人選手。全員が10年15年活躍出来る、とは思いませんが、現状のカープを見ていると、よくて5年くらいの選手しかおらんような気もします。正直カープ球団の、選手個々に対する方針が完璧に整っておるのなら、毎年8人、10人と指名せんでいいと思うんですけどね。
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2016.02.26 / Top↑
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