2月1日、NPB12球団一斉に、春季キャンプに突入しました。長い自主トレーニングの期間中は己との戦いでしたが、それに加え、いよいよ選手同士、そして他チームに向かっての戦いです。
CS放送やインターネット中継等で、各球団のキャンプの様子は伝わっては来ますが、残念ながら二軍に関しては情報はありません。尤も練習ですから、個々がしっかり鍛えておればいいんですが。
で、春季キャンプともなると各球団、九州・沖縄地方に腰を据える事が当たり前になりましたが、ただ1球団、その流れに背を向けるように、山口県の山奥で第一クールを過ごすチームがあります。
広島東洋カープ
何で一軍二軍を同時に日南でスタートさせぬのか理由は定かではありませんが、例年カープ二軍は2月1日から数日間だけ、山口県岩国市の、広島東洋カープ由宇練習場で「キャンプ」を行います。
おいそれと宮崎県まで行く事はさすがに叶いませんが、由宇練習場なら何とか行けぬ事もない。広島東洋カープ公式サイトによると、練習開始時刻は10:00。終了時間までは簡単には予測出来ませんが、大野寮までの移動時間を鑑みると16:00までには終わるだろうし、それくらいなら自宅から充分日帰り可能だろう、と言う事で、かなり強行軍ですが、日帰り「視察」してきました。
何ちゅうても出掛けたのが水曜日ですから(笑)。


早朝の東海道・山陽新幹線新大阪駅。上り一番の「のぞみ」に乗ると東京駅到着は08:23。下り一番の「みずほ」に乗ると博多駅到着は08:29。こんな時間でも以外に慌ただしいです。


岡山駅で遅れていた赤穂線の接続待ちをした関係で、定刻07:26よりやや遅れて07:28広島駅到着。ここからプチダッシュで山陽本線下り電車に乗り換え。実はここから少々難儀なのです。


新幹線回数券の「乗車券」の有効区間は「大阪市内→広島市内」。つまりここ五日市駅まで有効。そして五日市駅から改めて由宇駅までの乗車券を購入。この方が僅かながら安上がりになります。



08:59山陽本線由宇駅到着。ここからはいつも通り「岩国市営由宇地区バス」のお世話になります。球場へは「なるべく」公共交通機関を利用しましょう。とは言うものの、由宇練習場は別格。しかしこの「広島東洋ノーフ」前田健太マネーで何とかならんもんでしょうか。

定刻09:33より約5分早く、終点「笠塚カープ練習場前」到着。そもそも出発時点で客4人。しかもそのうち3人が1か所で一斉に下車、以降誰も乗ってこないんだからこうなりますわな。


坂道をダラダラ昇ります。そしてまず最初にびっくりしたのが一般駐車場。これまで未舗装だったのが全面アスファルト舗装に。だからと言ってバスやタクシーを使う側にはあまり関係ないですが。

おはようございます広島東洋カープ由宇練習場。まだ年が明けて1か月ちょっとなのに、早くも今年3球場目。丁度「カープトラック」が到着したところ。助手席からは赤松真人が降りてきました。そしてコーチ陣と共に森下、小川の両トレーナーも到着。いそいそと練習準備開始。


で、バックネット裏なんですが、何やら建物が建設中。下のトイレも工事の関係で封鎖中。バックんネット裏の建造物はどうやらトイレでして。2月28日まで新築工事中。一塁側と三塁側の行き来は出来ませんでした。使えるトイレは外野のバックスクリーン裏だけでした。これはちょっと楽しみ。


09:50カープ選手到着。1日からここで練習していたのでみな比較的軽装。ここから先はいちいち練習メニューやらを書いてたら無駄に長くなるので、画像でダイジェスト風にお送りします。

荷物を降ろしながらアクビを一発かます桑原樹。そしてあくびはしてないですが久本祐一。ちなみにこの日が由宇練習場での最終日。翌4日は日南鮎っ発前と言う事で、大野練習場での調整でした。

ドミニカからの練習生にとっては、野球の練習云々の前に、由宇練習場の気候、日本の気候に如何にして順応するかが重要課題。尤もみな、去年から居てるから大丈夫だとは思いますが。
なお、参加選手・スタッフに関しては、以下のリンクをご覧いただければ幸いです。また廣瀬純ですが、第一クールは大野練習場で「マイペース調整」だったとか。
また、動画もアレコレ撮影していますが、既にアップロードは終わっておりますので、以下をご覧ください。ただ、手ブレがひどいのと、諸般の事情により音声がミュートされているものがあります。ご了承ください。
さて、本題です。


三塁ベンチに一旦全員集合の後、投手陣は外野で、松本高明サブマネージャーから発表される今日明日の予定と、佐々岡真司コーチの指示に耳を傾けています。予定では15:30まで練習。

三塁ベンチ前にいた野手陣も合流して、5分ほどランニング。


引き続き、レフト定位置付近でストレッチ。水本勝己「新」二軍監督は、選手の輪には入らず、コーチの頃よりも何歩か退いた感じで「この時点では」静かに練習を見守っていました。

その頃、岸本秀樹スコアラーは、サブグラウンドにてライン引き。相変わらず覚束無い手つき。

10:30頃の様子。最終的には100人くらいの「観衆」。


レフト定位置付近でのストレッチとランニング中心のメニュー。そしてその後は野手陣は三塁ベンチ前でもう一度ダッシュ中心のウォーミングアップ、投手陣はサブグラウンドへ。


野手陣キャッチボールの様子。


そして私はサブグラウンドへ移動。キャッチボールの見学。


キャッチボールの後、江草仁貴と永川勝浩がブルペン投球。割と軽め。


再びメイングラウンドに戻りました。野手陣は内野と外野に分かれて守備練習の真っ最中。




とにかく行ったり来たりで忙しいんですが(笑)、再びブルペンに移動。今度は辻空、今村猛が松浦耕大、多田大輔を相手にして、OBの安仁屋宗八氏が見守る中ピッチング。安仁屋氏はアレコレ指導するわけでもなく、終始「見守る」だけでした。


サブグラウンドでは投手陣の守備練習。このあたりまでは通常、試合が行われるメニューとほとんど一緒でした。時間にして12:30頃。全員集合して動作確認をしている中、投球練習を終えた今村猛がその輪の中に加わろうとするも、タイミングを見計らっているのかどうなのか、なぜかモゾモゾ。


再度メイングラウンドに戻ります。レフト定位置付近では、4か所にマークを置いての往復ランニング。しかもタイムを測っているとあってみんな真剣そのもの、。しかしながらゴールすると皆ぶっ倒れる始末。


4人ひと組で行っていたのはいいんですが、なぜ余ってしまった松浦耕大。水本勝己監督の「鶴の一声(だったと思います)」で、森下拓実トレーナーが走らされる羽目に。そして案の定昏倒(笑)。

12:40頃から30分程度の「ランチタイム」。




午後から投手陣は、サブグラウンドにて体幹トレーニング。もう投げる人は投げ終わったので、終始リラックスムード。最後まで表情が硬かったのはルーキーの高橋樹也だけ。まぁこれだけは致し方ない(笑)。



そして、メイングラウンドのメニューの最後は、野手陣全員でのロングトスバッティング。みんな身体の許す限り、向かいの外野スタンドに向けてのフルスイング。終始三塁側で撮影していますが、上記の工事の理由で一塁側に回るのがかなり難儀なのでご容赦を。


練習終了は15:02。みんな揃って飛ばしまくったボールを片付けておしまいです。

練習終了後は移動前に「サイン会」。ではないんですが、まぁ公式戦に突入したらおそらくこうはいきませんでしょうしね。その輪の中で、かなり多めにサインしていたのは岩本貴裕。


15:20、大野練習場に向かって出発。
以上、都合3日間だけ行われた由宇練習場一次キャンプ最終日の様子でした。

ものすごく個人的な考えだとは思いますが、一軍は24年間、セントラルリーグ優勝を経験していません。その中で試行錯誤はしていると思うんですが、先のような結果に終わっています。そんなチームが、他チームと同じように、春季キャンプを一軍。二軍と分ける必要性があるのかどうか。

本当に「競争」を煽るのであれば、施設の規模の問題もあるとは思いますが、日南天福球場・東光寺球場で一斉スタートでもいいと思うんです。全員を徹底的に鍛え上げるのもアリだと思うんです。
勝ててないのなら、これまでと同じプレシーズンの過ごし方では絶対によくない。かつて大野豊投手が湯布院で自主トレーニングを行った際に「寒いところで一度気を引き締めて」と言われたことがあります。精神論になるかも知れませんが、今一度そんな「原点」に帰るのもありではないでしょうか。
シーズン開幕まであと2か月弱、長いようで短いです。濃密な時間を過ごしていただきたいです。
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CS放送やインターネット中継等で、各球団のキャンプの様子は伝わっては来ますが、残念ながら二軍に関しては情報はありません。尤も練習ですから、個々がしっかり鍛えておればいいんですが。
で、春季キャンプともなると各球団、九州・沖縄地方に腰を据える事が当たり前になりましたが、ただ1球団、その流れに背を向けるように、山口県の山奥で第一クールを過ごすチームがあります。
広島東洋カープ
何で一軍二軍を同時に日南でスタートさせぬのか理由は定かではありませんが、例年カープ二軍は2月1日から数日間だけ、山口県岩国市の、広島東洋カープ由宇練習場で「キャンプ」を行います。
おいそれと宮崎県まで行く事はさすがに叶いませんが、由宇練習場なら何とか行けぬ事もない。広島東洋カープ公式サイトによると、練習開始時刻は10:00。終了時間までは簡単には予測出来ませんが、大野寮までの移動時間を鑑みると16:00までには終わるだろうし、それくらいなら自宅から充分日帰り可能だろう、と言う事で、かなり強行軍ですが、日帰り「視察」してきました。
何ちゅうても出掛けたのが水曜日ですから(笑)。




早朝の東海道・山陽新幹線新大阪駅。上り一番の「のぞみ」に乗ると東京駅到着は08:23。下り一番の「みずほ」に乗ると博多駅到着は08:29。こんな時間でも以外に慌ただしいです。




岡山駅で遅れていた赤穂線の接続待ちをした関係で、定刻07:26よりやや遅れて07:28広島駅到着。ここからプチダッシュで山陽本線下り電車に乗り換え。実はここから少々難儀なのです。




新幹線回数券の「乗車券」の有効区間は「大阪市内→広島市内」。つまりここ五日市駅まで有効。そして五日市駅から改めて由宇駅までの乗車券を購入。この方が僅かながら安上がりになります。






08:59山陽本線由宇駅到着。ここからはいつも通り「岩国市営由宇地区バス」のお世話になります。球場へは「なるべく」公共交通機関を利用しましょう。とは言うものの、由宇練習場は別格。しかしこの「広島東洋ノーフ」前田健太マネーで何とかならんもんでしょうか。


定刻09:33より約5分早く、終点「笠塚カープ練習場前」到着。そもそも出発時点で客4人。しかもそのうち3人が1か所で一斉に下車、以降誰も乗ってこないんだからこうなりますわな。




坂道をダラダラ昇ります。そしてまず最初にびっくりしたのが一般駐車場。これまで未舗装だったのが全面アスファルト舗装に。だからと言ってバスやタクシーを使う側にはあまり関係ないですが。


おはようございます広島東洋カープ由宇練習場。まだ年が明けて1か月ちょっとなのに、早くも今年3球場目。丁度「カープトラック」が到着したところ。助手席からは赤松真人が降りてきました。そしてコーチ陣と共に森下、小川の両トレーナーも到着。いそいそと練習準備開始。




で、バックネット裏なんですが、何やら建物が建設中。下のトイレも工事の関係で封鎖中。バックんネット裏の建造物はどうやらトイレでして。2月28日まで新築工事中。一塁側と三塁側の行き来は出来ませんでした。使えるトイレは外野のバックスクリーン裏だけでした。これはちょっと楽しみ。




09:50カープ選手到着。1日からここで練習していたのでみな比較的軽装。ここから先はいちいち練習メニューやらを書いてたら無駄に長くなるので、画像でダイジェスト風にお送りします。


荷物を降ろしながらアクビを一発かます桑原樹。そしてあくびはしてないですが久本祐一。ちなみにこの日が由宇練習場での最終日。翌4日は日南鮎っ発前と言う事で、大野練習場での調整でした。


ドミニカからの練習生にとっては、野球の練習云々の前に、由宇練習場の気候、日本の気候に如何にして順応するかが重要課題。尤もみな、去年から居てるから大丈夫だとは思いますが。
なお、参加選手・スタッフに関しては、以下のリンクをご覧いただければ幸いです。また廣瀬純ですが、第一クールは大野練習場で「マイペース調整」だったとか。
また、動画もアレコレ撮影していますが、既にアップロードは終わっておりますので、以下をご覧ください。ただ、手ブレがひどいのと、諸般の事情により音声がミュートされているものがあります。ご了承ください。
さて、本題です。




三塁ベンチに一旦全員集合の後、投手陣は外野で、松本高明サブマネージャーから発表される今日明日の予定と、佐々岡真司コーチの指示に耳を傾けています。予定では15:30まで練習。


三塁ベンチ前にいた野手陣も合流して、5分ほどランニング。




引き続き、レフト定位置付近でストレッチ。水本勝己「新」二軍監督は、選手の輪には入らず、コーチの頃よりも何歩か退いた感じで「この時点では」静かに練習を見守っていました。


その頃、岸本秀樹スコアラーは、サブグラウンドにてライン引き。相変わらず覚束無い手つき。


10:30頃の様子。最終的には100人くらいの「観衆」。




レフト定位置付近でのストレッチとランニング中心のメニュー。そしてその後は野手陣は三塁ベンチ前でもう一度ダッシュ中心のウォーミングアップ、投手陣はサブグラウンドへ。




野手陣キャッチボールの様子。




そして私はサブグラウンドへ移動。キャッチボールの見学。




キャッチボールの後、江草仁貴と永川勝浩がブルペン投球。割と軽め。




再びメイングラウンドに戻りました。野手陣は内野と外野に分かれて守備練習の真っ最中。








とにかく行ったり来たりで忙しいんですが(笑)、再びブルペンに移動。今度は辻空、今村猛が松浦耕大、多田大輔を相手にして、OBの安仁屋宗八氏が見守る中ピッチング。安仁屋氏はアレコレ指導するわけでもなく、終始「見守る」だけでした。




サブグラウンドでは投手陣の守備練習。このあたりまでは通常、試合が行われるメニューとほとんど一緒でした。時間にして12:30頃。全員集合して動作確認をしている中、投球練習を終えた今村猛がその輪の中に加わろうとするも、タイミングを見計らっているのかどうなのか、なぜかモゾモゾ。




再度メイングラウンドに戻ります。レフト定位置付近では、4か所にマークを置いての往復ランニング。しかもタイムを測っているとあってみんな真剣そのもの、。しかしながらゴールすると皆ぶっ倒れる始末。




4人ひと組で行っていたのはいいんですが、なぜ余ってしまった松浦耕大。水本勝己監督の「鶴の一声(だったと思います)」で、森下拓実トレーナーが走らされる羽目に。そして案の定昏倒(笑)。


12:40頃から30分程度の「ランチタイム」。








午後から投手陣は、サブグラウンドにて体幹トレーニング。もう投げる人は投げ終わったので、終始リラックスムード。最後まで表情が硬かったのはルーキーの高橋樹也だけ。まぁこれだけは致し方ない(笑)。






そして、メイングラウンドのメニューの最後は、野手陣全員でのロングトスバッティング。みんな身体の許す限り、向かいの外野スタンドに向けてのフルスイング。終始三塁側で撮影していますが、上記の工事の理由で一塁側に回るのがかなり難儀なのでご容赦を。




練習終了は15:02。みんな揃って飛ばしまくったボールを片付けておしまいです。


練習終了後は移動前に「サイン会」。ではないんですが、まぁ公式戦に突入したらおそらくこうはいきませんでしょうしね。その輪の中で、かなり多めにサインしていたのは岩本貴裕。




15:20、大野練習場に向かって出発。
以上、都合3日間だけ行われた由宇練習場一次キャンプ最終日の様子でした。


ものすごく個人的な考えだとは思いますが、一軍は24年間、セントラルリーグ優勝を経験していません。その中で試行錯誤はしていると思うんですが、先のような結果に終わっています。そんなチームが、他チームと同じように、春季キャンプを一軍。二軍と分ける必要性があるのかどうか。


本当に「競争」を煽るのであれば、施設の規模の問題もあるとは思いますが、日南天福球場・東光寺球場で一斉スタートでもいいと思うんです。全員を徹底的に鍛え上げるのもアリだと思うんです。
勝ててないのなら、これまでと同じプレシーズンの過ごし方では絶対によくない。かつて大野豊投手が湯布院で自主トレーニングを行った際に「寒いところで一度気を引き締めて」と言われたことがあります。精神論になるかも知れませんが、今一度そんな「原点」に帰るのもありではないでしょうか。
シーズン開幕まであと2か月弱、長いようで短いです。濃密な時間を過ごしていただきたいです。
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2016.02.05 / Top↑
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