※以下、画像はランダムに挿入しています。
第41回社会人野球日本選手権優勝決定戦の「ほとぼり」がようやく覚めました。

ふと自分で「社会人野球を観戦し出して何年になるのか」と思い、過去の画像を漁ってみたところ、どうやら2009年11月14日、第36回社会人野球日本選手権3日目が最初のようです。自分では何でか知りませんが2010年だと思い込んでました。己の記憶ってのは曖昧なもんでして。

「社会人野球」と言うカテゴリは認識はしていましたが、何分にも観戦初心者。この頃は応援席券で入場して、記録を取るわけでもなく動画を撮影するわけでもなく、応援席の隅っこの方でただ漠然と「野球」と言うスポーツを見るだけでした。そして、プロ野球以上に賑やか、そして華やかな応援を目の当たりにして「あぁ、こう言う野球もあるんだな」と思っもんです。

初めて観戦した決勝戦は翌年、第37回大会のトヨタ自動車対JR九州。この頃から何かとJRのチームが気になり出しました。このあたりやはり「鉄ヲタ」なのかなぁと思ったり。この頃から、各社会人野球部の公式サイト等を頻繁に見るようになりました。ただ残念な事に、JR九州野球部の公式サイト(応援団)は更新も滞りがちになり、いつの間にか閉鎖されてしまいましたが。


それ以降、2011年に急遽京セラドーム大阪で行われることになった都市対抗野球大会を含め、この時期の「優勝決定戦」ってのは恒例にしています。カープが日本シリーズに出る気配が一向にないのもありますが、やはり「選手権決勝」ってのは、部外者と言えど身が引き締まります。
社会人野球、そしてその魅力って何でしょうね。

中には、ドラフト会議でNPBのどこからも指名のなかった選手の行く所かも知れません。実際に今年のドラフト会議で指名されなかった選手が、既に某チームへの「就職」を発表しています。発表せないかんものなのかどうかは分かりませんが、そういう話が聞こえて来る時期でもあります。

しかしながら誰もがそうじゃない。プロ野球を目標にすえながらも、そして社業に就きながら好きな野球を続ける事が出来る。それに対する見返り、と言うか大会もある。頂点を、そして一番を目指すことが出来る。プロ野球とはまた違った価値観を見い出せる場、だとも思うんです。

かつて日本生命野球部には、杉浦正則さんと言う投手がいました。社会人野球ベストナイン1回、都市対抗野球大会で橋戸賞を2回受賞、10年連続出場表彰も受けられている方です。たびたびプロ野球だけでなく、メジャーリーグからも誘いがありましたが、プロ野球よりもオリンピックでの日本代表に重きを置き、最後までプロ野球への入団を拒み続けました。

現在では状況も変わり、日本代表には各カテゴリでの代表選手が選出されるようになりましたが、当時はそうではありませんでした。アマチュア野球の「最終目標」がオリンピックだったわけですが。
ただ、社会人野球でも有形無形のプレッシャーに襲われることもあります。

先の社会人野球日本選手権。日本生命が史上3チーム目の、都市対抗野球大会に続く「夏秋連覇」を果たしましたが、その日の夜にこんな記事が毎日新聞のウェブサイトにアップされていました。
社会人野球:危機感を共有 日生、「夏秋連覇」の道に
毎日新聞 2015年11月09日

日本生命野球部と言う所は、原則、大学卒の選手しか入部させません。過去には福留孝介と言う「異例中の異例」もありますが。ゆえにこう言う見方をされても致し方ない所もあります。大会やら春季キャンプやらで、社業から離れる事も多くなります。生活は野球中心になりがちです。会社のシンボルでもありますから。だからと言って決して全てに於いて優遇されてる訳じゃない。

例えば今回の日本選手権に出場した四国銀行。ここにも公式サイトはありますが、選手に一切の優遇措置はなく、週3日、早朝から午前10時半まで練習、午後は通常業務に就いておられるとか。チームの大小あると思いますが、選手は皆、限られた時間を有効活用して練習に取り組まれている。全チームを見たわけではないですが、終日、野球の練習をやってるチームってのはごく僅か。

プロ野球を目指す目指さないに関係なく、皆普段は社業中心の生活を送っておられる。正直な話かなり過酷な条件ではないですかね。そんな中で、トーナメントと言う一発勝負の闘いを日々繰り広げている。野球と言うスポーツと向き合っているのは素晴らしい事ではないかと思うんですよ。

そして、プロ野球とはまた違った別の価値観を持って(と思うんですが)、社業との「両立」をはかりながら、社会人野球で長らく現役を続けておられる選手もいます。Hondaの西郷泰之選手然り、信越硬式野球クラブの江尻勝栄投手(コーチ兼任)然り。他にもおられますが省略しますが。

社会人野球と言うカテゴリは、決して「プロ野球予備軍」ばかりじゃない。野球を長く続ける事によって、別の価値観が見出だせる事もある筈です。スポーツにしろ何にしろ、長く続ける、って事はそう言うもんではないでしょうか。難しい話になるのでこれ以上はよう思い付きませんが。

人によっては「スカウト目線」的に観る人もいますが、私はそこまで出来ません。純粋に、仕事をしながら野球を続けている人を、精一杯分け隔てなく応援したい。そんな中からプロ野球選手が生まれたら、また素晴らしい事です。そして、もっと社会人野球を観る人が増えて欲しい、と思っています。高校野球大学野球と、カテゴリはいろいろありますが、残念ながらまだ扱いは小さいですよ。

日本選手権と互して「プレミア12」が始まりましたが、まだまだ一般新聞の扱いからすると、日本選手権の方が遥かに小さいです。新聞によって扱いも違います。世界と国内の差はありますが、これではとても「野球をもう一度オリンピックへ」などと言えない、とすら思ってます。
これからも社会人野球、陰ながら応援したいと考えてます。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。

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第41回社会人野球日本選手権優勝決定戦の「ほとぼり」がようやく覚めました。


ふと自分で「社会人野球を観戦し出して何年になるのか」と思い、過去の画像を漁ってみたところ、どうやら2009年11月14日、第36回社会人野球日本選手権3日目が最初のようです。自分では何でか知りませんが2010年だと思い込んでました。己の記憶ってのは曖昧なもんでして。


「社会人野球」と言うカテゴリは認識はしていましたが、何分にも観戦初心者。この頃は応援席券で入場して、記録を取るわけでもなく動画を撮影するわけでもなく、応援席の隅っこの方でただ漠然と「野球」と言うスポーツを見るだけでした。そして、プロ野球以上に賑やか、そして華やかな応援を目の当たりにして「あぁ、こう言う野球もあるんだな」と思っもんです。


初めて観戦した決勝戦は翌年、第37回大会のトヨタ自動車対JR九州。この頃から何かとJRのチームが気になり出しました。このあたりやはり「鉄ヲタ」なのかなぁと思ったり。この頃から、各社会人野球部の公式サイト等を頻繁に見るようになりました。ただ残念な事に、JR九州野球部の公式サイト(応援団)は更新も滞りがちになり、いつの間にか閉鎖されてしまいましたが。




それ以降、2011年に急遽京セラドーム大阪で行われることになった都市対抗野球大会を含め、この時期の「優勝決定戦」ってのは恒例にしています。カープが日本シリーズに出る気配が一向にないのもありますが、やはり「選手権決勝」ってのは、部外者と言えど身が引き締まります。
社会人野球、そしてその魅力って何でしょうね。


中には、ドラフト会議でNPBのどこからも指名のなかった選手の行く所かも知れません。実際に今年のドラフト会議で指名されなかった選手が、既に某チームへの「就職」を発表しています。発表せないかんものなのかどうかは分かりませんが、そういう話が聞こえて来る時期でもあります。


しかしながら誰もがそうじゃない。プロ野球を目標にすえながらも、そして社業に就きながら好きな野球を続ける事が出来る。それに対する見返り、と言うか大会もある。頂点を、そして一番を目指すことが出来る。プロ野球とはまた違った価値観を見い出せる場、だとも思うんです。


かつて日本生命野球部には、杉浦正則さんと言う投手がいました。社会人野球ベストナイン1回、都市対抗野球大会で橋戸賞を2回受賞、10年連続出場表彰も受けられている方です。たびたびプロ野球だけでなく、メジャーリーグからも誘いがありましたが、プロ野球よりもオリンピックでの日本代表に重きを置き、最後までプロ野球への入団を拒み続けました。


現在では状況も変わり、日本代表には各カテゴリでの代表選手が選出されるようになりましたが、当時はそうではありませんでした。アマチュア野球の「最終目標」がオリンピックだったわけですが。
ただ、社会人野球でも有形無形のプレッシャーに襲われることもあります。


先の社会人野球日本選手権。日本生命が史上3チーム目の、都市対抗野球大会に続く「夏秋連覇」を果たしましたが、その日の夜にこんな記事が毎日新聞のウェブサイトにアップされていました。
社会人野球:危機感を共有 日生、「夏秋連覇」の道に
毎日新聞 2015年11月09日


日本生命野球部と言う所は、原則、大学卒の選手しか入部させません。過去には福留孝介と言う「異例中の異例」もありますが。ゆえにこう言う見方をされても致し方ない所もあります。大会やら春季キャンプやらで、社業から離れる事も多くなります。生活は野球中心になりがちです。会社のシンボルでもありますから。だからと言って決して全てに於いて優遇されてる訳じゃない。


例えば今回の日本選手権に出場した四国銀行。ここにも公式サイトはありますが、選手に一切の優遇措置はなく、週3日、早朝から午前10時半まで練習、午後は通常業務に就いておられるとか。チームの大小あると思いますが、選手は皆、限られた時間を有効活用して練習に取り組まれている。全チームを見たわけではないですが、終日、野球の練習をやってるチームってのはごく僅か。


プロ野球を目指す目指さないに関係なく、皆普段は社業中心の生活を送っておられる。正直な話かなり過酷な条件ではないですかね。そんな中で、トーナメントと言う一発勝負の闘いを日々繰り広げている。野球と言うスポーツと向き合っているのは素晴らしい事ではないかと思うんですよ。


そして、プロ野球とはまた違った別の価値観を持って(と思うんですが)、社業との「両立」をはかりながら、社会人野球で長らく現役を続けておられる選手もいます。Hondaの西郷泰之選手然り、信越硬式野球クラブの江尻勝栄投手(コーチ兼任)然り。他にもおられますが省略しますが。


社会人野球と言うカテゴリは、決して「プロ野球予備軍」ばかりじゃない。野球を長く続ける事によって、別の価値観が見出だせる事もある筈です。スポーツにしろ何にしろ、長く続ける、って事はそう言うもんではないでしょうか。難しい話になるのでこれ以上はよう思い付きませんが。


人によっては「スカウト目線」的に観る人もいますが、私はそこまで出来ません。純粋に、仕事をしながら野球を続けている人を、精一杯分け隔てなく応援したい。そんな中からプロ野球選手が生まれたら、また素晴らしい事です。そして、もっと社会人野球を観る人が増えて欲しい、と思っています。高校野球大学野球と、カテゴリはいろいろありますが、残念ながらまだ扱いは小さいですよ。


日本選手権と互して「プレミア12」が始まりましたが、まだまだ一般新聞の扱いからすると、日本選手権の方が遥かに小さいです。新聞によって扱いも違います。世界と国内の差はありますが、これではとても「野球をもう一度オリンピックへ」などと言えない、とすら思ってます。
これからも社会人野球、陰ながら応援したいと考えてます。
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2015.11.15 / Top↑
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