今年も、これの季節がやってまいりました。

NPB12球団合同トライアウト
例年、と言うかこれまでは、東西2球場での開催でしたが、今年からは1か所のみでの開催。しかも何かと曰く因縁付の「静岡・草薙球場」。ぶっちゃけ「またここかよ」とは思いますけどね。
一昨年(第1回)は降雨で途中中断、屋内練習場での開催に切り替わり。昨年(も第1回)は、同じく降雨で一度は屋内練習場での開催に切り替わったものの、天候回復で急遽メイン球場での実施に切り替わるなど、2年連続でのいわゆるドタバタ劇。今年は、満足に出来るのかどうか。
で、今年は一回きりの開催ながらも、公式戦さながらに予備日が設けられているんですが、この辺りに「イベント感」が漂います。開門直前に、広告が思い切り入った「参加者名簿」を配ったり。
かつて静岡草薙球場では、パ・リーグ東西対抗等が行われていましたが、いつの間にかそれもなくなってしまい、静岡県としては何かと「プロ野球を招致したい」と言う考えがあるんでしょうね。
とは言っても、戦力外選手の再起の場を、イベント感満載にしようとする姿勢はどうなんか、と。
私みたいに見学しにいく人間がいる限りは、やたらと盛り上げたがる人間も出てくるのは分かりますが、過去のトライアウトを見る限り、正直盛り上げようはない。見に来てる人は声を掛けれど、悲痛な思いが先行してるのが見て取れる。そんな所に一切の装飾は必要ないんですよね。
で、トライアウト本編。
近年は年末の番組のネタになる、てんでテレビ局も来てたりします。また、参加する選手の中には、事前にどこかの球団から話が来てる選手もいるかも知れません。しかしながら大半の選手は、来年の生活を賭けての参加。下手したらシーズン中の公式戦よりも緊張感があるやも知れません。
これもまた、ひとつの戦いです。

社会人野球日本選手権の観戦を終えたその足で乗車した(予約はしてましたよ)ウィラーエクスプレス浜松・東静岡・沼津・三島行。しかしさすがにきつかったです。綿密に精査した段取りがあまりちもキチキチ過ぎて、休息する暇すらなし。これぞまさに自業自得の極み。

午前8時から、東静岡駅から草薙球場まで「シャトルバス」の運行があったんですが、そんなもんを待ってられないので、約25分の早朝散歩。しかし毎度の事ながら雲行きが怪しいのなんの。

前述のように3年連続での草薙球場開催となったトライアウトですが、一昨年は降雨中断の後屋内練習場移行、昨年は一旦屋内練習場での開催を決定しておきながら一転、メイングラウンドで開催。静岡市がトライアウトをどう捉えているのかは分かりませんが、ちょっと判断力にかけるなぁ、と。

しかしながら7時を過ぎた辺りから上空からは日が差すようになら、ほっと一安心。



8時半頃から選手が続々球場入り。

午前9時、予定通り粛々と開門。

しかしここで大問題。3ブロックあるバックネット裏席なんですが、真ん中のブロックが球団関係者席。それはいいんですが、前後ブロックを分ける通路が通行禁止。場内係員氏曰く「スタンド下のコンコースを使って三塁側へお回りください」との事でしたが、これじゃあ、一塁側と三塁側の行き来が出来ない。

またそれに関する案内の貼り紙もない。案の定、開場からしばらくは、一塁側と三塁側で空席数に大きな差。結局うやむやになりましたが、これはまずかった。スタンド通路に出る前に案内スタッフなりを立たせるなりして欲しかったな。おかげで中盤までは、中段通路は結構混雑しました。


平日開催ということで見学する人も昨年一昨年に比べて格段に少なかったので、珍しく外野までウォーミングアップの様子を見に行きました。もちろん、中村憲中心ではありますが。

誰かの号令があるわけでもなく、笛が鳴り響くわけでもなく、ただ黙々と。



そして、バックネット裏の「関係者席」には、一発勝負のトライアウトゆえ、いろんな顔ぶれがありました。左上から東京ヤクルトスワローズ・小川淳司シニアディレクター。その後ろに写っているのは埼玉西武ライオンズのホセ・オーティズ編成部国際業務担当。そしてスワローズ・角富士夫編成担当。石川ミリオンスターズり取締役の佐野慈紀氏、UUNDER ARMOURの齊藤悠葵氏、垣内哲也・埼玉西武ライオンズGM付関東地区担当調査役 、そして今オフに引退した中日ドラゴンズ・朝倉健太スカウト。この他にも井上一樹氏や岩村明憲氏の姿もありました。
打撃/投手成績
前バファローズ・中山慎也は直前になって不参加となりました
第1グループ
投:菊池和正(元YB)
田上(前T) フルカウントから6球目を空振り三振
林崎(前L) 1-0から2球目を打ってライト前ヒット
佐藤貴(元Ys) フルカウントから9球目を打ってセンターオーバーツーベースヒット
第2グループ
投:上園啓史(前E)
山本(前Bs) 2-2から6球目を打ってショートゴロエラー
渡邉(元G) 2-2から6球目を打ってサードゴロ
三家(元C) 1-0から2球目を打ってファーストゴロ
第3グループ
投:加藤康介(前T)
藤澤(前D) 0-2から3球目を見逃し三振
田上(前T) 1-2から4球目を打ってセカンドゴロ
林崎(前L) 初球を打ってセンターフライ
第4グループ
投:正田樹(元Ys)
佐藤貴 1-2から5球目を打ってピッチャーゴロ
山本 1-2から5球目を空振り三振
渡邉 1-2から4球目を見逃し三振
第5グループ
投:榊原諒(前Bs)
三家 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
藤澤 1-2から4球目を打ってセンターフライ
田上 2-0から3球目を打ってセカンドゴロ
前オリ榊原 無安打投球も「自分のボール投げられなかった」
スポニチ 2015年11月10日
第6グループ
投:森内壽春(前F)
林崎 1-2から4球目を空振り三振
佐藤貴 初球を打ってセンター前ヒット
山本 2-1から4球目を打ってライトオーバーツーベースヒット
第7グループ
投:山内壮馬(前D)
渡邉 1-1から3球目を打ってピッチャーゴロ
三家 2-1から4球目を打ってセンターフライ
藤澤 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
山内が無安打投球、楽天テストへ「もうちょっとやりたい」
スポニチ 2015年11月10日
第8グループ
投:玉置隆(前T)
佐藤賢(前F) 1-2から5球目を空振り三振
原(前Bs) 初球を打ってサードゴロ
中村(前C) 3-1から5球目を打ってセカンドゴロ
第9グループ
投:藤江均(前E)
白根(前H) 1-0から2球目を打って左中間ツーベースヒット
角(元M) 1-2から5球目を空振り三振
鵜久森(前F) 2-2から5球目を打ってセンターフライ
第10グループ
投:前田祐二(前Bs)
大平(元F) 1-1から3球目を打ってセカンドゴロ
佐藤賢 2-2から6球目を見逃し三振
原 初球を打ってレフトフライ
第11グループ
投:江村将也(前Ys)
中村 1-2から4球目を空振り三振
白根 1-1から3球目を打ってライトフライ
角 1-0から2球目を打ってファーストフライ
第12グループ
投:西村憲(元T)
鵜久森 1-0から2球目を打ってファーストフライ
大平 2-2から6球目を空振り三振
佐藤賢 1-2から6球目を空振り三振
第13グループ
投:上野大樹(前M)
原 1-2から4球目を打ってレフト前ヒット
中村 2-2から5球目を打ってライト前ヒット
白根 2-1から4球目を打って右中間突破スリーベースヒット
「島根のジャイアン」白根が長打力アピール、いきなり二塁打
スポニチ 2015年11月10日
取り立てて「目玉選手」のいないような今回の一発勝負トライアウトですが、そんな中でしっかり結果を残したのは白根尚貴かなぁ。シングルヒットにツーベースヒットスリーベースヒット。トライアウトでサイクルヒット、ってのもまずないとは思いますが、持って生まれたパワーは未だ健在、といったところかなぁ。
第14グループ
投:雨宮敬(元G)
角 3-1から5球目を選んでフォアボール
鵜久森 1-1から3球目を打ってライト前ヒット
大平 初球を打って左中間ツーベースヒット
第15グループ
投:田中靖洋(前L)
田上 2-2から8球目を打ってショートゴロ
林崎 1-1から3球目を打ってファーストゴロ
佐藤貴 1-0から2球目を打ってレフトオーバーツーベースヒット
前西武・田中が最速146キロ
スポニチ 2015年11月10日
第16グループ
投:加賀美希昇(前YB)
山本 初球を打ってセンターフライ
渡邉 1-2から5球目を空振り三振
三家 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
第17グループ
投:河野秀数(前F)
藤澤 フルカウントから6球目を打ってセカンドゴロ
雨天中断約7分間
田上 1-2から4球目を空振り三振
林崎 2-1から4球目を打ってレフトフライ
第15グループの頃から「とうとう」降り出した」雨でついに中断。しかしながら通り雨だったので、若干のグラウンド整備の時間を入れての再開。やはり「トライアウトと雨」は切り離せませんでした。
第18グループ
投:矢地健人(前M)
佐藤貴 1-1から3球目を打ってセンター前ポテンツーベースヒット
山本 初球を打ってサードゴロ
渡邉 1-2から4球目を打ってレフト前ヒット
第19グループ
投:藤原正典(前T)
三家 2-2から6球目を空振り三振
藤澤 2-2から5球目を打ってライトフライ
田上 2-2から5球目を空振り三振
第20グループ
投:池ノ内亮介(前C)
林崎 0-2から3球目を打ってライトオーバーツーベースヒット
佐藤貴 3-1から球5目を打ってセカンドゴロ
山本 1-0から2球目を打ってレフト前ヒット
池ノ内亮介。ちょっと期待はしてたんですが、自慢でもあるストレートが140km/h出ない、と言うか出なくなってた。トライアウト参加に迷いがあったのかも知れませんが、残念な結果に終わってしまいました。
第21グループ
投:大田阿斗里(前YB)
渡邉 0-2から3球目を空振り三振
三家 初球を打ってレフトフライ
藤澤 1-2から5球目を見逃し三振
第22グループ
投:大場達也(前Ys)
佐藤賢 1-0から2球目を打ってレフトフライ
原 3-1から5球目を選んでフォアボール
中村 2-2から6球目を空振り三振
第23グループ
投:金伏ウーゴ(元Ys)
白根 1-0から2球目を打ってライトフライ
角 0-1から2球目を打ってセカンドゴロ
鵜久森 1-0から2球目を打ってレフトフライ
第24グループ
投:中後悠平(前H)
大平 1-0から2球目がデッドボール
佐藤賢 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
原 3-1から5球目を選んでフォアボール
スパーッと言ってしまっては何ですが、デッドボールにフォアボール2つって、結局誰も損しないけど得もしない。正直もったいない。もちろんここに向けて練習なり調整はしてきたんでしょうけどね。
第25グループ
投:柴田健斗(前Bs)
中村 初球を打ってピッチャーゴロ
白根 1-1から3球目を打ってショートゴロ
角 2-2から5球目を空振り三振
第26グループ
投:塚田晃平(元C)
鵜久森 1-2から4球目を空振り三振
大平 0-2から3球目を空振り三振
佐藤賢 2-2から5球目を見逃し三振
第27グループ
投:中村恵吾(前H)
原 フルカウントから8球目がデッドボール
中村 2-2から5球目を打ってショートフライ
白根 2-1から4球目を打ってセンター前ヒット
第28グループ
投:甲斐拓哉(元Bs)
角 2-0から3球目を打ってセンターオーバーツーベースヒット
鵜久森 初球を打って左中間ツーベースヒット
大平 3-0から4球目を打ってセンターフライ
日本ハム鵜久森が長打力披露「待つだけ」吉報願う
日刊スポーツ2015年11月10日
第29グループ
投:日高亮(前H)
林崎 3-1から5球目を選んでフォアボール
佐藤貴 1-1から3球目を打ってセカンドゴロ
山本 2-1から4球目を打ってショートゴロエラー
第30グループ
投:土屋健二(前YB)
渡邉 2-2から6球目を打ってショートゴロ
三家 1-2から4球目を打ってレフトフライ
鵜久森 1-0から2球目を打ってセカンドゴロ
第31グループ
投:伊藤拓郎(前YB)
藤澤 1-2から4球目を空振り三振
佐藤 0-1から2球目を打ってライトフライ
原 フルカウントから6球目を打ってサードゴロ
第32グループ
投:北方悠誠(前H)
中村 フルカウントから6球目を選んでフォアボール(146km)
白根 2-2から5球目を打ってセンターフライ
角 2-1から4球目を打ってライト前ヒット
ぶっちゃけ、昨年のトライアウトの再現のような本番前のピッチング練習。結果的にはある程度整ったように思いますが、育成に熱心なホークスが1年で手放したのが何となくわかるような内容でした。146km/h出でも、それをコントロール出来んのであればもうどうしよもないなぁ。
第33グループ
投:今井金太(前YB)
大平 1-2から4球目を打ってピッチャーゴロ
田上 1-1から3球目を打ってセンター前ヒット
林崎 2-2から6球目を空振り三振
打撃成績まとめ
田上健一 7打席 1安打 2三振
林崎 遼 7打席 2安打 2三振 1四死球
佐藤貴規 7打席 4安打
山本和作 7打席 2安打 1三振
渡辺貴洋 7打席 1安打 3三振
三家和真 7打席 1三振 2四死球
藤澤拓斗 7打席 3三振 1四死球
佐藤賢治 7打席 4三振 1四死球
原 大輝 7打席 1安打 4四死球
中村 憲 7打席 1安打 2三振 1四死球
白根尚貴 7打席 3安打
角 晃多 7打席 2安打 2三振 1四死球
鵜久森淳志 7打席 2安打 1三振 1四死球
大平成一 7打席 1安打 2三振 1四死球
今年の「一発勝負」のトライアウトがなんとか終わりました。
既に獲得の意思を示している球団もあったりしますが、そんな中でみな、思い通りの結果は出たでしょうか出なかったでしょうか。特にグループごとの感想はあまり入れてません、イースタンリーグの選手もいますし。見たことない選手をアレコレ言うのもなんですしね。動画を見ていただいた方が、それぞれ感想を持って頂ければ結構です。そのつもりで毎度毎度動画を撮影してますし。
漠然とした素人考えですが、現在二段階で行われている戦力外通告を一回にして、その選手を集めてチームを結成し、フェニックスリーグや各チームの秋季練習の相手に仕立ててみてはどうでしょう。
ここまで言ってしまってはアレですが、ダメなもの同士でやっても結果は知れています。一定の基準みたいなものが見えないと、獲得していいものかどうか、と言うのも分かりませんし。特に今回は、守備に就く選手が殆どいませんでした。バッテリー以外の野手は全員スタッフ、と言うこともままありました。らしいといえばそれまでなんですが、それがトライアウトの基準でいいのか、とも思います。
野手が足りないのはしゃーないとして、練習試合なんだから相手から借りればいいし、それ位の柔軟性があっていい。投げる打つばかりではなく「守る」「走る」が得意の選手もいますし。主催球団(今回はベイスターズ)のブルペン捕手の方がキャッチャーをされていますが、走塁の基準にはおそらく程遠いし、そうなれば脚を披露する機会もない。才能が埋もれたままになってしまうのは勿体無い。
まだまだ時間はありますが、少しでも多くの選手に「声がかかる事」を期待します。

それと、いい加減「11月10日開催」を変えてください。3年連続雨天は辛いです。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。

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NPB12球団合同トライアウト
例年、と言うかこれまでは、東西2球場での開催でしたが、今年からは1か所のみでの開催。しかも何かと曰く因縁付の「静岡・草薙球場」。ぶっちゃけ「またここかよ」とは思いますけどね。
一昨年(第1回)は降雨で途中中断、屋内練習場での開催に切り替わり。昨年(も第1回)は、同じく降雨で一度は屋内練習場での開催に切り替わったものの、天候回復で急遽メイン球場での実施に切り替わるなど、2年連続でのいわゆるドタバタ劇。今年は、満足に出来るのかどうか。
で、今年は一回きりの開催ながらも、公式戦さながらに予備日が設けられているんですが、この辺りに「イベント感」が漂います。開門直前に、広告が思い切り入った「参加者名簿」を配ったり。
かつて静岡草薙球場では、パ・リーグ東西対抗等が行われていましたが、いつの間にかそれもなくなってしまい、静岡県としては何かと「プロ野球を招致したい」と言う考えがあるんでしょうね。
とは言っても、戦力外選手の再起の場を、イベント感満載にしようとする姿勢はどうなんか、と。
私みたいに見学しにいく人間がいる限りは、やたらと盛り上げたがる人間も出てくるのは分かりますが、過去のトライアウトを見る限り、正直盛り上げようはない。見に来てる人は声を掛けれど、悲痛な思いが先行してるのが見て取れる。そんな所に一切の装飾は必要ないんですよね。
で、トライアウト本編。
近年は年末の番組のネタになる、てんでテレビ局も来てたりします。また、参加する選手の中には、事前にどこかの球団から話が来てる選手もいるかも知れません。しかしながら大半の選手は、来年の生活を賭けての参加。下手したらシーズン中の公式戦よりも緊張感があるやも知れません。
これもまた、ひとつの戦いです。


社会人野球日本選手権の観戦を終えたその足で乗車した(予約はしてましたよ)ウィラーエクスプレス浜松・東静岡・沼津・三島行。しかしさすがにきつかったです。綿密に精査した段取りがあまりちもキチキチ過ぎて、休息する暇すらなし。これぞまさに自業自得の極み。


午前8時から、東静岡駅から草薙球場まで「シャトルバス」の運行があったんですが、そんなもんを待ってられないので、約25分の早朝散歩。しかし毎度の事ながら雲行きが怪しいのなんの。


前述のように3年連続での草薙球場開催となったトライアウトですが、一昨年は降雨中断の後屋内練習場移行、昨年は一旦屋内練習場での開催を決定しておきながら一転、メイングラウンドで開催。静岡市がトライアウトをどう捉えているのかは分かりませんが、ちょっと判断力にかけるなぁ、と。


しかしながら7時を過ぎた辺りから上空からは日が差すようになら、ほっと一安心。






8時半頃から選手が続々球場入り。

午前9時、予定通り粛々と開門。


しかしここで大問題。3ブロックあるバックネット裏席なんですが、真ん中のブロックが球団関係者席。それはいいんですが、前後ブロックを分ける通路が通行禁止。場内係員氏曰く「スタンド下のコンコースを使って三塁側へお回りください」との事でしたが、これじゃあ、一塁側と三塁側の行き来が出来ない。


またそれに関する案内の貼り紙もない。案の定、開場からしばらくは、一塁側と三塁側で空席数に大きな差。結局うやむやになりましたが、これはまずかった。スタンド通路に出る前に案内スタッフなりを立たせるなりして欲しかったな。おかげで中盤までは、中段通路は結構混雑しました。




平日開催ということで見学する人も昨年一昨年に比べて格段に少なかったので、珍しく外野までウォーミングアップの様子を見に行きました。もちろん、中村憲中心ではありますが。


誰かの号令があるわけでもなく、笛が鳴り響くわけでもなく、ただ黙々と。






そして、バックネット裏の「関係者席」には、一発勝負のトライアウトゆえ、いろんな顔ぶれがありました。左上から東京ヤクルトスワローズ・小川淳司シニアディレクター。その後ろに写っているのは埼玉西武ライオンズのホセ・オーティズ編成部国際業務担当。そしてスワローズ・角富士夫編成担当。石川ミリオンスターズり取締役の佐野慈紀氏、UUNDER ARMOURの齊藤悠葵氏、垣内哲也・埼玉西武ライオンズGM付関東地区担当調査役 、そして今オフに引退した中日ドラゴンズ・朝倉健太スカウト。この他にも井上一樹氏や岩村明憲氏の姿もありました。
打撃/投手成績
前バファローズ・中山慎也は直前になって不参加となりました
第1グループ
投:菊池和正(元YB)
田上(前T) フルカウントから6球目を空振り三振
林崎(前L) 1-0から2球目を打ってライト前ヒット
佐藤貴(元Ys) フルカウントから9球目を打ってセンターオーバーツーベースヒット
第2グループ
投:上園啓史(前E)
山本(前Bs) 2-2から6球目を打ってショートゴロエラー
渡邉(元G) 2-2から6球目を打ってサードゴロ
三家(元C) 1-0から2球目を打ってファーストゴロ
第3グループ
投:加藤康介(前T)
藤澤(前D) 0-2から3球目を見逃し三振
田上(前T) 1-2から4球目を打ってセカンドゴロ
林崎(前L) 初球を打ってセンターフライ
第4グループ
投:正田樹(元Ys)
佐藤貴 1-2から5球目を打ってピッチャーゴロ
山本 1-2から5球目を空振り三振
渡邉 1-2から4球目を見逃し三振
第5グループ
投:榊原諒(前Bs)
三家 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
藤澤 1-2から4球目を打ってセンターフライ
田上 2-0から3球目を打ってセカンドゴロ
前オリ榊原 無安打投球も「自分のボール投げられなかった」
スポニチ 2015年11月10日
第6グループ
投:森内壽春(前F)
林崎 1-2から4球目を空振り三振
佐藤貴 初球を打ってセンター前ヒット
山本 2-1から4球目を打ってライトオーバーツーベースヒット
第7グループ
投:山内壮馬(前D)
渡邉 1-1から3球目を打ってピッチャーゴロ
三家 2-1から4球目を打ってセンターフライ
藤澤 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
山内が無安打投球、楽天テストへ「もうちょっとやりたい」
スポニチ 2015年11月10日
第8グループ
投:玉置隆(前T)
佐藤賢(前F) 1-2から5球目を空振り三振
原(前Bs) 初球を打ってサードゴロ
中村(前C) 3-1から5球目を打ってセカンドゴロ
第9グループ
投:藤江均(前E)
白根(前H) 1-0から2球目を打って左中間ツーベースヒット
角(元M) 1-2から5球目を空振り三振
鵜久森(前F) 2-2から5球目を打ってセンターフライ
第10グループ
投:前田祐二(前Bs)
大平(元F) 1-1から3球目を打ってセカンドゴロ
佐藤賢 2-2から6球目を見逃し三振
原 初球を打ってレフトフライ
第11グループ
投:江村将也(前Ys)
中村 1-2から4球目を空振り三振
白根 1-1から3球目を打ってライトフライ
角 1-0から2球目を打ってファーストフライ
第12グループ
投:西村憲(元T)
鵜久森 1-0から2球目を打ってファーストフライ
大平 2-2から6球目を空振り三振
佐藤賢 1-2から6球目を空振り三振
第13グループ
投:上野大樹(前M)
原 1-2から4球目を打ってレフト前ヒット
中村 2-2から5球目を打ってライト前ヒット
白根 2-1から4球目を打って右中間突破スリーベースヒット
「島根のジャイアン」白根が長打力アピール、いきなり二塁打
スポニチ 2015年11月10日
取り立てて「目玉選手」のいないような今回の一発勝負トライアウトですが、そんな中でしっかり結果を残したのは白根尚貴かなぁ。シングルヒットにツーベースヒットスリーベースヒット。トライアウトでサイクルヒット、ってのもまずないとは思いますが、持って生まれたパワーは未だ健在、といったところかなぁ。
第14グループ
投:雨宮敬(元G)
角 3-1から5球目を選んでフォアボール
鵜久森 1-1から3球目を打ってライト前ヒット
大平 初球を打って左中間ツーベースヒット
第15グループ
投:田中靖洋(前L)
田上 2-2から8球目を打ってショートゴロ
林崎 1-1から3球目を打ってファーストゴロ
佐藤貴 1-0から2球目を打ってレフトオーバーツーベースヒット
前西武・田中が最速146キロ
スポニチ 2015年11月10日
第16グループ
投:加賀美希昇(前YB)
山本 初球を打ってセンターフライ
渡邉 1-2から5球目を空振り三振
三家 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
第17グループ
投:河野秀数(前F)
藤澤 フルカウントから6球目を打ってセカンドゴロ
雨天中断約7分間
田上 1-2から4球目を空振り三振
林崎 2-1から4球目を打ってレフトフライ
第15グループの頃から「とうとう」降り出した」雨でついに中断。しかしながら通り雨だったので、若干のグラウンド整備の時間を入れての再開。やはり「トライアウトと雨」は切り離せませんでした。
第18グループ
投:矢地健人(前M)
佐藤貴 1-1から3球目を打ってセンター前ポテンツーベースヒット
山本 初球を打ってサードゴロ
渡邉 1-2から4球目を打ってレフト前ヒット
第19グループ
投:藤原正典(前T)
三家 2-2から6球目を空振り三振
藤澤 2-2から5球目を打ってライトフライ
田上 2-2から5球目を空振り三振
第20グループ
投:池ノ内亮介(前C)
林崎 0-2から3球目を打ってライトオーバーツーベースヒット
佐藤貴 3-1から球5目を打ってセカンドゴロ
山本 1-0から2球目を打ってレフト前ヒット
池ノ内亮介。ちょっと期待はしてたんですが、自慢でもあるストレートが140km/h出ない、と言うか出なくなってた。トライアウト参加に迷いがあったのかも知れませんが、残念な結果に終わってしまいました。
第21グループ
投:大田阿斗里(前YB)
渡邉 0-2から3球目を空振り三振
三家 初球を打ってレフトフライ
藤澤 1-2から5球目を見逃し三振
第22グループ
投:大場達也(前Ys)
佐藤賢 1-0から2球目を打ってレフトフライ
原 3-1から5球目を選んでフォアボール
中村 2-2から6球目を空振り三振
第23グループ
投:金伏ウーゴ(元Ys)
白根 1-0から2球目を打ってライトフライ
角 0-1から2球目を打ってセカンドゴロ
鵜久森 1-0から2球目を打ってレフトフライ
第24グループ
投:中後悠平(前H)
大平 1-0から2球目がデッドボール
佐藤賢 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
原 3-1から5球目を選んでフォアボール
スパーッと言ってしまっては何ですが、デッドボールにフォアボール2つって、結局誰も損しないけど得もしない。正直もったいない。もちろんここに向けて練習なり調整はしてきたんでしょうけどね。
第25グループ
投:柴田健斗(前Bs)
中村 初球を打ってピッチャーゴロ
白根 1-1から3球目を打ってショートゴロ
角 2-2から5球目を空振り三振
第26グループ
投:塚田晃平(元C)
鵜久森 1-2から4球目を空振り三振
大平 0-2から3球目を空振り三振
佐藤賢 2-2から5球目を見逃し三振
第27グループ
投:中村恵吾(前H)
原 フルカウントから8球目がデッドボール
中村 2-2から5球目を打ってショートフライ
白根 2-1から4球目を打ってセンター前ヒット
第28グループ
投:甲斐拓哉(元Bs)
角 2-0から3球目を打ってセンターオーバーツーベースヒット
鵜久森 初球を打って左中間ツーベースヒット
大平 3-0から4球目を打ってセンターフライ
日本ハム鵜久森が長打力披露「待つだけ」吉報願う
日刊スポーツ2015年11月10日
第29グループ
投:日高亮(前H)
林崎 3-1から5球目を選んでフォアボール
佐藤貴 1-1から3球目を打ってセカンドゴロ
山本 2-1から4球目を打ってショートゴロエラー
第30グループ
投:土屋健二(前YB)
渡邉 2-2から6球目を打ってショートゴロ
三家 1-2から4球目を打ってレフトフライ
鵜久森 1-0から2球目を打ってセカンドゴロ
第31グループ
投:伊藤拓郎(前YB)
藤澤 1-2から4球目を空振り三振
佐藤 0-1から2球目を打ってライトフライ
原 フルカウントから6球目を打ってサードゴロ
第32グループ
投:北方悠誠(前H)
中村 フルカウントから6球目を選んでフォアボール(146km)
白根 2-2から5球目を打ってセンターフライ
角 2-1から4球目を打ってライト前ヒット
ぶっちゃけ、昨年のトライアウトの再現のような本番前のピッチング練習。結果的にはある程度整ったように思いますが、育成に熱心なホークスが1年で手放したのが何となくわかるような内容でした。146km/h出でも、それをコントロール出来んのであればもうどうしよもないなぁ。
第33グループ
投:今井金太(前YB)
大平 1-2から4球目を打ってピッチャーゴロ
田上 1-1から3球目を打ってセンター前ヒット
林崎 2-2から6球目を空振り三振
打撃成績まとめ
田上健一 7打席 1安打 2三振
林崎 遼 7打席 2安打 2三振 1四死球
佐藤貴規 7打席 4安打
山本和作 7打席 2安打 1三振
渡辺貴洋 7打席 1安打 3三振
三家和真 7打席 1三振 2四死球
藤澤拓斗 7打席 3三振 1四死球
佐藤賢治 7打席 4三振 1四死球
原 大輝 7打席 1安打 4四死球
中村 憲 7打席 1安打 2三振 1四死球
白根尚貴 7打席 3安打
角 晃多 7打席 2安打 2三振 1四死球
鵜久森淳志 7打席 2安打 1三振 1四死球
大平成一 7打席 1安打 2三振 1四死球
今年の「一発勝負」のトライアウトがなんとか終わりました。
既に獲得の意思を示している球団もあったりしますが、そんな中でみな、思い通りの結果は出たでしょうか出なかったでしょうか。特にグループごとの感想はあまり入れてません、イースタンリーグの選手もいますし。見たことない選手をアレコレ言うのもなんですしね。動画を見ていただいた方が、それぞれ感想を持って頂ければ結構です。そのつもりで毎度毎度動画を撮影してますし。
漠然とした素人考えですが、現在二段階で行われている戦力外通告を一回にして、その選手を集めてチームを結成し、フェニックスリーグや各チームの秋季練習の相手に仕立ててみてはどうでしょう。
ここまで言ってしまってはアレですが、ダメなもの同士でやっても結果は知れています。一定の基準みたいなものが見えないと、獲得していいものかどうか、と言うのも分かりませんし。特に今回は、守備に就く選手が殆どいませんでした。バッテリー以外の野手は全員スタッフ、と言うこともままありました。らしいといえばそれまでなんですが、それがトライアウトの基準でいいのか、とも思います。
野手が足りないのはしゃーないとして、練習試合なんだから相手から借りればいいし、それ位の柔軟性があっていい。投げる打つばかりではなく「守る」「走る」が得意の選手もいますし。主催球団(今回はベイスターズ)のブルペン捕手の方がキャッチャーをされていますが、走塁の基準にはおそらく程遠いし、そうなれば脚を披露する機会もない。才能が埋もれたままになってしまうのは勿体無い。
まだまだ時間はありますが、少しでも多くの選手に「声がかかる事」を期待します。


それと、いい加減「11月10日開催」を変えてください。3年連続雨天は辛いです。
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2015.11.11 / Top↑
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