とある戦友言うところの「由宇原理主義者」な私は、一軍コーチングスタッフよりも、どうしても二軍スタッフの方に目が行ってしまいます。今回の「組閣」では、大幅な担当変更もなく(一軍からの明らかな「降格」はありましたが)、比較的穏やかなものとなったように見えましたが、その中でもまず最初の目玉は、水本勝己二軍バッテリーコーチの「二軍監督就任」ではないかと思っております。

ゆえに、他のコーチは置いといて、水本勝己「新」二軍監督についてアレコレと。

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もちろんこれまでは「バッテリーコーチ」と言う立場でしたから、中村亘佑はじめ、キャッチャー陣の強化に尽力されてました。試合前のキャッチャー練習。親子ほど年の差のある中村亘佑との半ば「掛け合い」は、楽しくも厳しい二軍の練習を垣間見るような思いでした。

コーチングスタッフ、特に二軍のスタッフって、何が求められるか?と言う事をよく考えます。選手としての実績なのか、レギュラーポジションを奪えないまでも経験なのか、それとも人望がなのか。

正直な話、水本勝己新監督には、前2つは全くありません。この点は畝龍実一軍投手コーチと同じかも知れません。松下電器硬式野球部(現在のパナソニック硬式野球部)からテスト入団の後、たった2年で現役引退を余儀なくされ、それ以降はブルペンキャッチャーと言う「裏方稼業」。

しかしながらその中で、佐々岡真司、黒田博樹と言う、カープの歴代エースピッチャーから、絶大なる信頼を得て、2007年からブルペンコーチ補佐(ブルペンキャッチャー兼任)。そして2013年から二軍のバッテリーコーチ。そしてついに来シーズンから二軍監督。こんな人そういませんよ。

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試合前練習を見てると、本当に気配りの人。ツラ構えがツラ構えなだけに、怖い人に見えがちですが、ぶっちゃけバッテリーコーチの枠を越えて、目に入る選手、気になる選手には皆声を掛けてる。時にはチームの枠を越えて、相手チームの選手とも気兼ねなく会話を交わす。

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今年の6月7日、豊中ローズ球場での試合前の一コマ。この当時は堂林翔太が二軍にいましたが、そのスローイングに関してあれこれアドバイス。極端な話「越権行為」になるのかも知れんけど、気にかかる事があるんなら誰が声を掛けてもいいし、やらせてみてもいい。そう言う空気がある。

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話が少しだけ元に戻りますが、二軍スタッフで何が大事かって、選手と一緒になって汗を流せる事じゃないか、と思うんです。同じ練習をしろ、と言う訳ではもちろんないですが、選手と同じように声を出して練習の相手をして、同じように汗をかく。こうやって信頼関係てのが出来るんじゃないかな。

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選手としてより、ブルペンで過ごした時間の方が確実に長かった水本勝己新監督。その中でピッチャーの調子云々だけでなく、人心掌握術、みたいなのも身につけてきたのかな、とも思います。しかしながら、年に一回見られるか見られないかのこの「本職姿」。来シーズンは見られるのかな。

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来シーズンからこうやって、試合前のメンバー表交換で、相手チーム監督を威嚇する水本オジキの姿が毎試合見られると思うと楽しみでなりません(絶対違うぞ)。


水本勝己新監督と言えば、試合中にベンチから飛ぶ、相手チームどころか自チーム選手すらも威嚇する「オラァー!」の野太い声。来シーズンからは、それがさらにエスカレートするんでしょうか。

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オジキ!一生ついていきます! ほんまかいな。


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2015.10.30 / Top↑
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