
91試合332打席(リーグ10位タイ)274打数71安打4本塁打29打点36四球(リーグ6位タイ)18犠打(リーグ1位タイ)


シーズン序盤から終盤にかけてはセカンド、最終盤はサードでの出場でしたが、いずれにしろ91試合出場と言うのは、もう完全に二軍ではレギュラーポジションを掴んだも同然でしょう。
今シーズンの彼の打席で目に付いたのは、打てるボールが来るまでは我慢が出来てた事。
それと同時に、打てるボールであれば積極的に初球からしっかり振れた事、ではないかな。


結果、フォアボールの数は昨シーズンの16個から倍以上の36個。打率に目立った数字は残りませんでしたが、送りバントの数も9から倍増の18。2番打者としての地位も確立出来たかなとも。


けっして無理に打ちにいくような打席や、不細工なスイングの空振りは少なかった。ストレートのフォアボールもよく見ましたが、余裕を持って打席に立てているようにも見受けられました。打数は昨年よりも71増えましたが、三振は7増えただけ。これだけでも大きな進歩、成長ですよ。


しかしながら一軍からはお呼びがかからず。緒方孝市監督曰く「菊地涼介が怪我でもせん限り起用しない」とか。こんなのがまかり通ってしまうんだから、今シーズンのカープが勝てなかった理由てのは明白ですよ。二軍を何だと思っとるんかねあのシトは。


まだ一軍では1打席しか立たせてもらってません。鍛練に鍛練を重ねた守備の機会もありません。正直不遇をかこっているようにも見えますが、迷走を繰り返している同期生の堂林翔太よりは、地に足を付けた成長をしていると思います。期待度は違いますが。


来年でプロ入り7年目を迎えます。キャリア的にはまだ一介の若手の域を脱しないとは思いますし、まだまだプロ野球選手としては成長期かとは思いますが、そろそろ由宇の澄んだ空気を、カープ一軍に持ち込んで頂きたい。そして澱んだ空気を一掃して欲しい。


一軍ベンチのメンバーを固定するのはけっして悪い事ではないと思います。けど二軍にいる選手のみんながみんな、一軍選手の怪我を待っているわけではない。いつでも、の準備はしている。


守備面で菊池涼介に劣る所はあるでしょうが、菊池涼介とて守備は10割ではない。超人的な守備範囲は誇ってるけど、全てが完璧ではない。事実今シーズンは送りバントこそ決めましたが、その他攻撃面で、数字を落としましたし。明らかに2番打者のバッティングではないシーンも見られたし。


もう二軍ではやる事は残ってない、とは断言出来ませんが逆に「二軍でやり直して鯉」と思える選手も一軍にいる事は確か。そう言う選手をどんどん入れ替えてこそチームの活性化に繋がるはずだし、まだまだ弱いチームなんだから「こう」と決める必要もない。取れる手段はみな取るべきなんだ。


9月18日の試合終了後、美間優槻とともに泥んこになりながらノックを受けている庄司隼人の姿がありました。上本崇司がセカンドのポジション。今後はサードでの可能性も拓きつつあります。


どのポジションでも競争はあると思いますが、そろそろ彼にも大輪の花を咲かせる場を与えてやってもいいはずだし、それだけの努力をし、汗をかいてきてるし、そろそろ答が欲しいはず。


そう言えばファイターズスタジアムでの試合前、とあるカープファンが「東出(輝裕)に似てきたなぁ」と溢してました。今シーズンは何かと、東出輝裕が面倒を見てたようにも見受けられました。

奇しくも今シーズンで、その東出輝裕は現役を引退、来季はコーチ専任。背番号2が空席になります。長らく見慣れた背番号52ではありますが、思い切って50マイナスしてみてはどうでしょう。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。

にほんブログ村

にほんブログ村
2015.10.26 / Top↑
| Home |