
二軍通算成績:63試合出場 16打数3安打 10盗塁 打率0.188
また今年も、カープの育成選手に戦力外通告がなされました。
毎年のようにカープは、育成選手のドラフト会議に参加していますが、未だに満足な結果や成果が得られていない事を、カープ球団としてどう捉えているんだろう、と考えます。特に野手面で。
最近5年間で、育成枠で獲得した選手の「カープでの」出場試合数を調べてみましたが。
中村真崇
2012年:28試合51打席
2013年:15試合18打席
三家一真
2012年:7試合7打席
2013年:5試合2打席
森下宗
2013年:35試合18打席
2015年:28試合8打席
松浦耕大
2015年:5試合3打席
木村聡司
2015年:公式戦出場なし
この試合出場の少なさは何なんだろう。練習漬けにするのも良いとは思うんですが、満足に結果を残す機会すらもらってないように思うんですが如何でしょう。これが育成の球団の実態だとしたら情けない話だし、今後スカウトが「育成選手で」と話を持ちかけても、前払いを食らう可能性もある。
で、森下宗。


2014年は愛媛マンダリンパイレーツに1シーズン「修行」。そこで78試合出場0.272の打率に18盗塁と言う立派な成果を残して帰って来たはずがこの扱い。正直あまりにも酷いですよ。


中村亘佑が以前、徳島に修行に出された際「痩せた」みたいな事を申しておりましたが、同じような苦労を森下宗もしてただろうし、野球の結果だけでなく、メンタル面も鍛えられたはず。
四国アイランドリーグも比較的選手は少ない。そんな所にこちらから選手を送り込んで「1年間使ってね」と言っておいて、いざ広島に戻してみたら満足に起用しない。そりゃ本人も戸惑いますよ。
そもそもカープの育成選手って、どう言う選手にしたくて、どう育てて行きたいか、てのが全く見えてこない。「いい選手だからとりあえず獲得しとこうか」みたいな風にしかみえない。選手育成には幾ばくかの時間はかかるにしても、たった2年やそこらて切ってしまうのはどうなんだ、て話。
事ある毎にホークスを引き合いに出しますが、アソコまできっちり、計画性のある選手育成をしろとは言いませんが、だいたいからして育成選手の意識づけを最初に持ち出したのはカープ球団のはず。それが今や育成選手制度に関しては一番遅れを取っている。関西弁で言うたら「べった」ですよ。


ぶっちゃけ、愛媛マンダリンパイレーツに丸投げした形の森下宗の育成。丸投げして成績を残したまでは良かったですが、カープ球団がその成績にたどり着くまでのノウハウを理解しなかった。
NPB、12球団あれば12通りの選手育成方法があるでしょう。ファイターズのように、育成選手は一切獲得しないのもこれまた方策かも知れません。ホークスはしっかり三軍制度をしき、今シーズンは79もの対外試合(中にはホークス二軍との試合も)を組んで、成果確認の場を設けてます。
方やカープはと言うと、今シーズンのウエスタンリーグ公式戦以外の対外試合は、ホークス三軍と2試合、JABA広島大会が2試合、BCリーグ遠征2試合と寂しい限り。昔はもっとあったのに。
さらには各試合の大半に外国人選手が2人3人と当たり前のように出場。こんなので若手選手の育成なんざままならない。選手育成と調整を上手に混ぜなければならんのに、残念ながら極端に偏ってしまった。支配下登録選手でも遠征帯同がないんだから、育成選手に至っては何を言わんや。
そして、思い切り割りを食ってしまったのが、もしかしたら森下宗なんではないか、と思います。
今後は、四国アイランドリーグも頭に入れながら熟考するとか。燻るモノがまだまだ残っているはずだから、まだまだやり切った感はないはずだから、とことんまで野球にかじりついて欲しいな。
残念ながらカープのユニフォームでプレイする所は殆んど観れませんでしたが、どこかで野球を続けてくれる事を切に願います。プロでなくとも、野球は日本全国どこにでもありますから。
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2015.10.16 / Top↑
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