
一軍通算成績:2試合登板 0勝0敗 防御率0.00
二軍通算成績:98試合登板 4勝4敗 防御率4.69
今回の戦力外通告で、一番残念だったのは、池ノ内亮介のそれだったような気がせんでもないです。もちろん、どの選手にも、何かしらの思い入れはあるのは間違いないんですが。
いつか忘れましたが、阪神鳴尾浜球場でしたか。満足に球速表示が出ない(笑)スピードガンで表示されたストレートは145km/h。鳴尾浜の不良中年の皆さんを唸らすには十分なピッチング。
サイドスローはコントロール、と言うイメージを払拭するだけのストレートを投げ込んでました。正直よくぞここまで大きく強くなったもんだと思いましたよ。

思えば、毎年恒例になった、3月初旬の社会人オール広島との交流試合。カープが初めて負けたのは2013年の事。その試合で先発のマウンドに立ち「歴史的敗戦投手」になったのはナニを隠そう、まだ育成選手で背番号も121だった池ノ内亮介でした。
そんな試合をバネにした支配下登録選手でも、結局一軍では、昨年の2試合2イニング登板のみ。
当時の野村謙二郎監督が、彼にどのような期待を寄せて登板させたのか、二軍からどのような推薦があったのは分かりませんが、たった2イニングで見切りをつけなければいかんような内容だったのか。そして今シーズン、何故戦力外通告に至ってしまったのか。正直残念でなりません。


ピッチャーはいくらいてもいい、とは言います。特に「これ」と言うモノを持っていれば尚更ですよ。右のサイドハンドで、時にはストレートが150km/hも出せるピッチャーってどこのチームを見てもそうそういませんよ。何でカープは「使い道」をもっと考えてやれなかったのか。


使い道と言う表現はあまりよくないですが、起用するポイントはいくらでもあったはずだし、人海戦術のうちの一人でも良かったはず。大瀬良大地のリリーフ転向に賛否両論ありましたが、それまでの繋ぎ、と言う形でもいけただろうし、疲れ切ったリリーフ陣を休ませる意味も持たせて良かった。
実績に乏しい選手ってのは、そんな些細な隙すらもチャンスと捉えるだろうけど、それすら与えなかったカープ一軍首脳陣は重罪に値しますよ。使えるはずの戦力を使わなかったんだから。


リリーフが弱い弱いど言われて久しいカープ投手陣。ならば、使えるピッチャーを全員投入してでも、セ・リーグの荒波を乗り切るべきだったのに、場当たり的配置転換で済ませてしまった。
シーズン終盤になって、ようやく形は出来てきたように見受けられましたが、ペナントの行方はもう決まったようなもんだった。この辺り、一軍首脳陣はどうお考えなのか小一時間問い詰めたい。


弱いなら弱いなりに頭数を揃えて挑まなければいけないはずなのに、こいつはこう、と決めてかかった采配と選手起用で沈んでしまった感は否めない。支配下登録選手は69人もおるはずなのに。


9月18日の由宇練習場のブルペン。一番よく見える所でピッチングに励む池ノ内亮介の姿がありました。「8月後半から手応えはあった」のコメント通り、爽やかな表情で一球一球、丁寧に投げ込む姿が印象的でした。まさか二週間もせぬうちに戦力外通告になるとは思っても見ませんでしたが。


ぶっちゃけ、一軍では目立った存在ではないかも知れません。下手したら知らん人もおるかも知れません。けどウエスタンリーグでは、たいがいどこの試合にもいました。登板機会があろうがなかろうが、一生懸命汗をかいていた姿を知ってる人も、私以上にたくさんいるはずです。
今後は12球団合同トライアウトの受験も考慮してるとか。手応えを感じているのであれば参加すればいいと思います。但し今年の場合は、一回しか開催されないので、本当のワンチャンス。
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2015.10.15 / Top↑
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