
一軍通算成績:166試合登板 16勝28敗 防御率5.07
二軍通算成績:152試合登板 15勝13敗 防御率3.53
最後の雁ノ巣球場遠征には帯同はしてなかったので「実績組はお休みかな」などとやや楽観的に考えてたんですが、やはりと言うか当然と言うか、結果は悪い方に転がってしまいました。


今シーズン、どこの球場でもほぼ、姿を見かけました。登板機会があろうがなかろうが、いつも通り若い選手と一緒に汗を流し、時には若い選手の為に飲料の買い出しまでかって出て心底、二軍だけでなくカープ投手陣の支えになっていたと思います。まぁ買い出しは登板予定との兼ね合いかも。


昨年のオープン戦、福山に出掛ける前のショット。そう言えば今村猛が二軍にいる頃、何かと河内貴哉と一緒にいる場面をよく目にしました。何気ない話の中で、何かしら得るものはあったかな。


3球団競合の末のカープ入団。よそに入ってたらどうなったろうな、と言う話は禁物かと思いますが、もしかしたら4年間の空白はなかったかも。その代わり、この年齢まで野球はしてなかったかも知れません。カープだからこそ、面倒を見てもらえたかな。いろんな理由はあるかと思いますが。

肩を負傷、再起をかけてのサイドスロー転向。サウスポーでサイドハンドとなると、どうしても「ワンポイントリリーフ」のイメージが付きまといますが、今シーズンのウエスタンリーグ公式戦では決してそれだけではなかった。


ワンポイントも多かったけど1イニングまるまる任される事もありました。そして見事に抑え切りました。そのピッチングは投の左右打の左右に関係ない「熟練の技」みたいなモノを感じました。


ただ今シーズン、一軍からお呼びはかからなかった。理由はよく分からんけども恐らく「若返り策」の一部のような気がしてなりませんし、それくらいしか理由が思い付かない。リリーフピッチャーは不足し、疲弊していた筈なのに。この辺りが今シーズンのカープ一軍のダメだったところ。


若返りとは言うけどまだ33歳。年齢で言えば中堅の働き盛りのはずなのに。若い選手を礼賛する空気が常にカープを取り巻いてるけど、加藤伸一を自由契約にした辺からずっと違和感はあります。


ウエスタンリーグ公式戦で防御率0.60と言う数字を残しているにも関わらず、出場選手登録されない、てのはどう考えてもおかしい。左腕投手が足りなくて、マイク・ザガースキーまで獲得したのに、一軍と言えば戸田隆矢がワンポイントからロングリリーフ、果ては先発と完全に便利屋状態。


実際、現状のカープ一軍ブルペンのまとめ役と言うか指南役って誰よ、て話。小林幹英投手コーチでもいいんだろうけど、やはり選手の中で一人、取締役的存在がいてもいい。見た目は課長ですが。


通算成績は16勝でしたが、カープがここ10年15年、満足に左腕投手を育て上げられなんだ中で、齋藤悠葵と並んで、数少ない純広島産左腕、と言えるんではないかと思いますが如何でしょう。


戸田隆矢はまだその過程にあろうし。今後は塹江敦哉の育て方にもよりますが、期待をかけ過ぎて、負担をかけ過ぎて、これ以上潰してしまう訳にはいかない。ましてや肩肘の負傷てのは、責任は選手ばっかりに在るわけではないんだし。この辺、カープ球団の選手管理能力が問われると思います。
今後は未定とか。


ドラフト1位入団。新人で一軍マウンドを踏み、オールスターゲームにも出場、大きな怪我もして現役生活の土壇場を迎え、フォーム改造にも成功、そしてまた一軍のマウンド。並大抵の野球人生ではなかったはずだし、これだけの経験をした選手もそうはいないし、もん出してはいけないんだ。
その為にもカープは、何らかの形で彼を球団に残すべきと考えます。ポストは用意出来るし、なければ作ればいい。リハビリ担当コーチてのも存在するくらいなんだし、コーチは何人いてもいい。
ひとまずは、お疲れ様でした。
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2015.10.12 / Top↑
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