先の日曜日、タイガース対カープのウエスタンリーグ公式戦を観戦に、姫路まで出かけました。
普段の「姫路」ってのは、新快速電車から山陽本線下り電車に乗り換える、そしその際に「姫路駅そば」を食べる、言わば西に向かう際の個人的には「関所」みたいなもんですが、その姫路にある「姫路市立姫路球場」への道でございます。まぁ近畿圏内なので、大した内容ではありませんが。
シリーズ化してます。

で、まだまだ期間中と言う事もあり、今回も三国ヶ丘駅から青春18きっぷ。朝早く降り立つと、たまに変わった行き先の電車を見る事が出来ます。こんな所まで223系電車やらが走るようになったんですな。

大阪駅からはもちろん新快速電車。土曜休日はたいがいの新快速電車が12両編成で運転されます。どうしても着席されたい方は、1号車まで歩くことをおすすめします。

姫路駅到着。ここで絶対に外せないのは、駅構内にある「まねき」の姫路駅そば。ちょっと濃いめの和風だしに、黄色いそばと言うアバンギャルドな取り合わせ。夏期限定で「冷やし」もあります。

さてここからは本格的に姫路球場へ移動。交通手段としては、姫路駅南口の神姫バスターミナルから15系統もしくは97系統で「中央体育館・姫路球場前」が便利、ではありますが、往復バスを使うくらいならこっちの方が安い、てんで、姫路駅北口を出て、高架沿いに西へ歩いたところにある「駅リンくん」を利用することに。まる一日24時間借りても310円(要身分証明証)。
で、ここで当初の予定では、自転車に固定したビデオカメラで撮影した「車載カメラ動画」を入れる予定だったんですが、車道ならびに歩道の舗装状態があまり良くなく、ブレが酷すぎるので断念。

ルートは色々あると思いますが、とにもかくにも姫路駅から約10分。目的地の「姫路市立姫路球場」到着。ネーミングライツのスポンサーを募った結果、地元の「姫路ケーブルテレビ」が4年9か月の契約で買い取り「ウインク球場(局の愛称だそうでして)」と言う名前になりました。

球場自体は1959年オープンと言うかなり古手の球場ですが、2011年冬から2015年2月と言う長期間にわたり、約23億円をかけて二層式だったメインスタンドを一層に改修、グラウンドを拡張するなどのかなり大規模な工事が行われたそうです。早速ですが中に入ってみましょう。

内野席は全面に渡って独立した座席になっています。座席の前後もさして狭いわけではなく、むりろ地方球場としては広い方ではないでしょうか。収容は約8000人。ただ、一部の座席では、座席ごとにずれてないので、前に座高の高い人が座ったら少し見にくくなる、という難点があります。

さらに、内野席ベンチ上付近上段は、大きな屋根に覆われています。それこそ「白鷺」をイメージしたものなのでしょうか。中央にはボールカウント表示もあります。この日は命名権を取得した「姫路ケーブルテレビ」で生放送があり、放送席が設けられていました。

スコアボードは磁気反転式。球速表示も付いています。

外野は、センター120m、両翼100m。少し写っていますが、外野席は芝生。収容は約4000人。
とまぁ姫路球場自体はこんな感じなんですが、今回はソフト面で多々感じる事がありました。
まず開門前。前売り券を買って行ったんですが、その券面には「10:30開場予定」とあるんです。「予定」ですから繰り上げ等もあります。案の定、10:00に繰り上げになったんですが、その案内放送が、場外に向けて流されている「六甲下ろし」にかき消されて満足に聞こえてない。
さらには、開門前にもかかわらず、入場列先頭の方で、なんとチケットの半券のもぎりが始まる始末。50人くらいで終わったようですが、いったい何のためにわざわざテントを張って入場ゲートを設けているのか、これでは意味をなさないし、何のために要員を配置しているのか分からない。
そしてその入場ゲート。通路が2つあるんですが、チケットのもぎりの通路と、手荷物検査の通路いn分かれてました。通常は手前で手荷物検査をしてさらにその奥でチケットもぎり、が当たり前だと思うんですが、これで入場ゲート付近で若干混乱をきたしていました。
入場後もあまりよろしくなかった。
カープのバッティング練習が始まって中盤。とある選手が放った打球がバックネットを直撃。バックネットに携帯電話のカメラをベタ付けにして写真撮影をしていた女性が大怪我。とりあえずスタッフの人を呼んではみましたが、とにかくどこにいるか分からない。正直これは大声を出すしかなかった。
←事故後の現場画像。モザイク処理してます。
最近は携帯電話やスマホのカメラも高性能にはなりましたが、やはりネットが邪魔なのか、ネットにカメラをベタ付けして撮影している人を多数見かけます。しかしながらここは野球場。グラウンドからいつどう言う形で「硬球」が飛んで来るか分かりません。頭に当たったら骨折するだけお破壊力を持つ「凶器」です。金網相手だと、指の一本や二本、吹っ飛んでも不思議じゃありません。

で、場内スタッフの人。する事があるのかないのか、それとも試合が始まるまでする事がないのか、スタンドに座ってチケットを買って来場してる友人とおぼしき人と談笑、またバックネットにへばりついて選手の練習を見てる、などなどおおよそスタッフとは思えない行動。さらには上の画像のように、スタッフの人も「黄色いTシャツ」を着てるんだから、タイガースファンの人と区別がつかない。
上記の事故後の対応もまずい。「事故」が起きているにも拘らず、バックネット前に群がる子供さんを排除しようともしない。大の大人ですら大怪我をするんだから、子供さんともなるとどうなるか。
思い余って試合途中、子供さんの排除に出ました。そしてその旨をスタッフの方にも申し出ましたが、実際にスタッフが動き出したのは6回表あたりから。場内整理の人員まで考慮してなかったんでしょうか。不慮の事故、と言えばそれまでではあるけど、野球場であればどこでも起こり得る事故のはず。
ただこれは、スタッフの方々だけの問題じゃない。
バックネット前にかぶりついている子供さんの中には、野球教室参加か、ユニフォーム姿の子供さんもおられました。また、手すりにぶら下がる子、通路の端っこに腰掛けて、通路とバックネットの隙間に足を投げ出す子など、一歩間違えば指裂傷ですまなくなる事故寸前の様相でした。地方球場ではよくある微笑ましい光景、と言ってしまえばそれまでですが、姫路球場では特に酷かったです。
球場に来て、選手の練習風景や試合の様子を間近で見学出来ます。夏休み最後の日曜日ですから、いい思い出にもなるし、今後の財産になるとは思いますが、外に出ている以上は最低限のルールはあるし、何をやったら危ないのか、を大人がしっかり教えてあげないとダメだと思います。
親御さんやチームの監督さんも、気が大きくなるのもわかりますが、連れて出ている以上は、引率している大人が「指定管理者」だと思うんです。球場に入ったら全ての責任は球場にある、訳ではない。怪我しても、球場で応急処置はしれくれますが、それ以上のことはやってはくれません。
半分以上、関係ないない内容になってしまいましたが、つまらない事故やケガやらで、楽しいはずの野球観戦がつまらないものにならぬよう願います。

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普段の「姫路」ってのは、新快速電車から山陽本線下り電車に乗り換える、そしその際に「姫路駅そば」を食べる、言わば西に向かう際の個人的には「関所」みたいなもんですが、その姫路にある「姫路市立姫路球場」への道でございます。まぁ近畿圏内なので、大した内容ではありませんが。
シリーズ化してます。


で、まだまだ期間中と言う事もあり、今回も三国ヶ丘駅から青春18きっぷ。朝早く降り立つと、たまに変わった行き先の電車を見る事が出来ます。こんな所まで223系電車やらが走るようになったんですな。


大阪駅からはもちろん新快速電車。土曜休日はたいがいの新快速電車が12両編成で運転されます。どうしても着席されたい方は、1号車まで歩くことをおすすめします。



姫路駅到着。ここで絶対に外せないのは、駅構内にある「まねき」の姫路駅そば。ちょっと濃いめの和風だしに、黄色いそばと言うアバンギャルドな取り合わせ。夏期限定で「冷やし」もあります。

さてここからは本格的に姫路球場へ移動。交通手段としては、姫路駅南口の神姫バスターミナルから15系統もしくは97系統で「中央体育館・姫路球場前」が便利、ではありますが、往復バスを使うくらいならこっちの方が安い、てんで、姫路駅北口を出て、高架沿いに西へ歩いたところにある「駅リンくん」を利用することに。まる一日24時間借りても310円(要身分証明証)。
で、ここで当初の予定では、自転車に固定したビデオカメラで撮影した「車載カメラ動画」を入れる予定だったんですが、車道ならびに歩道の舗装状態があまり良くなく、ブレが酷すぎるので断念。

ルートは色々あると思いますが、とにもかくにも姫路駅から約10分。目的地の「姫路市立姫路球場」到着。ネーミングライツのスポンサーを募った結果、地元の「姫路ケーブルテレビ」が4年9か月の契約で買い取り「ウインク球場(局の愛称だそうでして)」と言う名前になりました。

球場自体は1959年オープンと言うかなり古手の球場ですが、2011年冬から2015年2月と言う長期間にわたり、約23億円をかけて二層式だったメインスタンドを一層に改修、グラウンドを拡張するなどのかなり大規模な工事が行われたそうです。早速ですが中に入ってみましょう。


内野席は全面に渡って独立した座席になっています。座席の前後もさして狭いわけではなく、むりろ地方球場としては広い方ではないでしょうか。収容は約8000人。ただ、一部の座席では、座席ごとにずれてないので、前に座高の高い人が座ったら少し見にくくなる、という難点があります。



さらに、内野席ベンチ上付近上段は、大きな屋根に覆われています。それこそ「白鷺」をイメージしたものなのでしょうか。中央にはボールカウント表示もあります。この日は命名権を取得した「姫路ケーブルテレビ」で生放送があり、放送席が設けられていました。

スコアボードは磁気反転式。球速表示も付いています。



外野は、センター120m、両翼100m。少し写っていますが、外野席は芝生。収容は約4000人。
とまぁ姫路球場自体はこんな感じなんですが、今回はソフト面で多々感じる事がありました。
まず開門前。前売り券を買って行ったんですが、その券面には「10:30開場予定」とあるんです。「予定」ですから繰り上げ等もあります。案の定、10:00に繰り上げになったんですが、その案内放送が、場外に向けて流されている「六甲下ろし」にかき消されて満足に聞こえてない。
さらには、開門前にもかかわらず、入場列先頭の方で、なんとチケットの半券のもぎりが始まる始末。50人くらいで終わったようですが、いったい何のためにわざわざテントを張って入場ゲートを設けているのか、これでは意味をなさないし、何のために要員を配置しているのか分からない。
そしてその入場ゲート。通路が2つあるんですが、チケットのもぎりの通路と、手荷物検査の通路いn分かれてました。通常は手前で手荷物検査をしてさらにその奥でチケットもぎり、が当たり前だと思うんですが、これで入場ゲート付近で若干混乱をきたしていました。
入場後もあまりよろしくなかった。
カープのバッティング練習が始まって中盤。とある選手が放った打球がバックネットを直撃。バックネットに携帯電話のカメラをベタ付けにして写真撮影をしていた女性が大怪我。とりあえずスタッフの人を呼んではみましたが、とにかくどこにいるか分からない。正直これは大声を出すしかなかった。

最近は携帯電話やスマホのカメラも高性能にはなりましたが、やはりネットが邪魔なのか、ネットにカメラをベタ付けして撮影している人を多数見かけます。しかしながらここは野球場。グラウンドからいつどう言う形で「硬球」が飛んで来るか分かりません。頭に当たったら骨折するだけお破壊力を持つ「凶器」です。金網相手だと、指の一本や二本、吹っ飛んでも不思議じゃありません。

で、場内スタッフの人。する事があるのかないのか、それとも試合が始まるまでする事がないのか、スタンドに座ってチケットを買って来場してる友人とおぼしき人と談笑、またバックネットにへばりついて選手の練習を見てる、などなどおおよそスタッフとは思えない行動。さらには上の画像のように、スタッフの人も「黄色いTシャツ」を着てるんだから、タイガースファンの人と区別がつかない。
上記の事故後の対応もまずい。「事故」が起きているにも拘らず、バックネット前に群がる子供さんを排除しようともしない。大の大人ですら大怪我をするんだから、子供さんともなるとどうなるか。
思い余って試合途中、子供さんの排除に出ました。そしてその旨をスタッフの方にも申し出ましたが、実際にスタッフが動き出したのは6回表あたりから。場内整理の人員まで考慮してなかったんでしょうか。不慮の事故、と言えばそれまでではあるけど、野球場であればどこでも起こり得る事故のはず。
ただこれは、スタッフの方々だけの問題じゃない。
バックネット前にかぶりついている子供さんの中には、野球教室参加か、ユニフォーム姿の子供さんもおられました。また、手すりにぶら下がる子、通路の端っこに腰掛けて、通路とバックネットの隙間に足を投げ出す子など、一歩間違えば指裂傷ですまなくなる事故寸前の様相でした。地方球場ではよくある微笑ましい光景、と言ってしまえばそれまでですが、姫路球場では特に酷かったです。
球場に来て、選手の練習風景や試合の様子を間近で見学出来ます。夏休み最後の日曜日ですから、いい思い出にもなるし、今後の財産になるとは思いますが、外に出ている以上は最低限のルールはあるし、何をやったら危ないのか、を大人がしっかり教えてあげないとダメだと思います。
親御さんやチームの監督さんも、気が大きくなるのもわかりますが、連れて出ている以上は、引率している大人が「指定管理者」だと思うんです。球場に入ったら全ての責任は球場にある、訳ではない。怪我しても、球場で応急処置はしれくれますが、それ以上のことはやってはくれません。
半分以上、関係ないない内容になってしまいましたが、つまらない事故やケガやらで、楽しいはずの野球観戦がつまらないものにならぬよう願います。

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2015.09.01 / Top↑
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