さて、JABA広島大会の予選Bグループ、MSH医療専門学校対四国銀行の試合、であります。

MSH医療専門学校と言えば、昨年のドラフト会議にて、松浦耕大が育成ドラフト1位で入団したのは記憶に新しい所。MSH医療専門学校野球部も、一昨年は全日本クラブ選手権で準決勝進出、昨年はJABA徳山大会優勝等、輝かしい戦歴ゆえ、プロ野球選手の一人出てきてもいいんです。

そんなMSH医療専門学校の初戦は大会初日第2試合、シティライト岡山との対戦でしたが、これが延長12回(10回からは、1アウト満塁でスタートのタイブレーク方式)にまで及ぶと言う大熱戦。最終的には16-9と、ものすごい試合になりましたが、とにかくMSHが「初戦突破」。

対する四国銀行。初戦は昨日の大会三日目第2試合。同じくシティライト岡山との対戦でしたが、1-3で敗戦。こちらは得失点差等での決勝トーナメント進出を目論む為には絶対に落とせぬ試合。

3チーム混戦でポイント差や失点差の戦いになるか、それともMSHがすんなり決めるか。

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第二試合が終わって、選手が引き上げると、グラウンド整備もそこそこに、両チームの選手が「待ちきれぬ」と言わんばかりに飛び出してきました。

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ちょっとだけではありますが、一塁側MSH医療専門学校の選手の、ベンチ前のフィールディング練習を撮らせてもらいました。さすがにみんな高卒1~3年だけに、社会人野球の大会とは言え、若いなぁ。




スターティングオーダー
先攻:MSH医療専門学校
1(遊)來海
2(指)伊藤
3(中)開原
4(捕)中山
5(一)松下
6(二)中尾
7(右)小田
8(三)宮川
9(左)原田
P:中島

後攻:四国銀行
1(捕)小野和
2(一)國澤
3(遊)田中
4(左)相原
5(指)小林
6(右)山中
7(二)平瀬
8(中)平山
9(三)菊池
P:政岡

打撃成績
1回表
來海     1-2から4球目を見逃し三振
伊藤     1-2から5球目を打ってセカンドゴロ
開原     2-1から4球目を打ってファーストゴロ

1回裏
小野和    2-1から4球目を打ってピッチャーゴロ
國澤     2-2から5球目を打ってサードゴロ
田中     2-2から5球目を打ってライト線ツーベースヒット
相原     フルカウントから7球目を打って左中間突破タイムリーツーベースヒット
四国銀行1-0MSH医療専門学校
小林     2-2から5球目を空振り三振

2回表
中山     初球を打ってセカンドゴロ
松下     1-2から4球目を空振り三振
中尾     0-1から2球目を打ってセカンドゴロ

2回裏
山中     3-1から5球目を打ってショートゴロ
平瀬     フルカウントから7球目を選んでフォアボール
平山     初球デッドボール
菊池     1-1から3球目がデッドボール
小野和    2-2から6球目を打ってライトフライ
國澤     1-0から2球目を打ってショートフライ

3回表
小田     1-2から5球目を打ってレフトフライ
宮川     2-2から5球目を打ってセンター前ヒット
原田     2-0から3球目をサード前送りバント
來海     1-0から2球目を打ってセカンドゴロ

3回裏
田中     フルカウントから7球目を選んでフォアボール

MSH医療専門学校選手交代
ピッチャー中島に代えて山根

相原     0-1から2球目を打ってセンター前ヒット
小林     初球をサード前送りバント
山中     0-1から2球目を打ってファーストゴロ、サードランナー生還
四国銀行2-0MSH医療専門学校
平瀬     1-0から2球目を打ってショートゴロタイムリー送球エラー
四国銀行3-0MSH医療専門学校
平山     2-2から5球目を打ってショートゴロ

4回表
伊藤     2-1から4球目を打ってライトフライ
開原     2-2から5球目を打ってセカンドゴロ
中山     1-1から3球目を打ってショートゴロ

4回裏
菊池     0-2から3球目を見逃し三振
小野和    初球を打ってファーストフライ
國澤     0-1から2球目がデッドボール
田中     1-2から4球目を打ってセンターフライ

5回表
松下     3-1から5球目を選んでフォアボール
中尾     初球を打ってライト線ツーベースヒット
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小田     1-1から3球目を打ってセカンドゴロ(上画像)
宮川     フルカウントから6球目を打ってショートゴロ
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原田     0-1から2球目を打ってピッチャーゴロ(上画像)

5回裏
相原     初球を打ってショートゴロ
小林     0-2から4球目を打ってライト線ツーベースヒット
山中     1-1から3球目を打ってショートゴロ
平瀬     ストレートのフォアボール
平山     1-1から3球目を打ってショートゴロ

6回表
來海     0-2から4球目を打ってセンター前ヒット
次打者伊藤の3球目に來海セカンド盗塁失敗
伊藤     2-1から4球目を打ってショートゴロ
開原     0-2から3球目を打ってライトフライ

6回裏
菊池     0-1から2球目を打ってピッチャーゴロ
小野和    2-2から5球目を打ってレフトフライ
國澤     1-1から3球目を打ってライト前ヒット
田中     0-1から3球目を打ってレフト前ヒット
相原     初球を打ってセンターオーバー2点タイムリーツーベースヒット
四国銀行5-0MSH医療専門学校
小林     1-2から4球目を打ってショートゴロ

7回表
四国銀行選手交代
ピッチャー政岡に代えて岸本

中山     2-2から5球目がデッドボール
松下     2-2から5球目を打ってショートフライ
中尾     1-0から2球目をサードファウルフライ
小田     1-0から2球目を打ってレフトオーバータイムリーツーベースヒット
四国銀行5-1MSH医療専門学校
宮川の代打井手 2-0から3球目を打ってファーストゴロ

7回裏
MSH医療専門学校選手交代
代打井手に代えてセカンド美甘
ピッチャー山根に代えて川本

山中     1-2から4球目を打ってショートゴロ
平瀬の代打松田 1-2から4球目を見逃し三振
平山     1-2から4球目を空振り三振

8回表
四国銀行選手交代
代打松田に代えてセカンド谷村
ピッチャー小野哲

原田     3-1から5球目を選んでフォアボール
來海     1-2から4球目を空振り三振
伊藤の代打二寳 0-1から2球目を打ってセンター前ヒット
開原     0-1から2球目を打ってレフト前タイムリーヒット
四国銀行5-2MSH医療専門学校
中山     1-2から4球目がデッドボール(ヨッシャ!の声)
松下の代打松田 1-1から3球目を打って浅いレフトフライ
中尾     1-0から2球目を打ってセンターフライ

8回裏
MSH医療専門学校選手交代
代打松田がそのまま入りレフト
レフト原田がファースト

菊池     初球を打ってセンターフライ
小野和    初球を打ってピッチャーゴロ
國澤     0-1から2球目を打ってライト線ツーベースヒット
田中     1-1から3球目を打ってライトフライ

9回表
四国銀行選手交代
ピッチャー小野哲に代えて亀岡

小田     0-1から2球目を打ってセカンドゴロ
美甘     2-2から5球目を空振り三振
原田の代打山口 フルカウントから8球目を選んでフォアボール
山口の代走に高村
來海     フルカウントから6球目を打ってショートゴロ

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MSH 000 000 110 2
四 銀 102 002 00X 5




予選リーグ最終日。このカードを一番楽しみにしていました。

MSH医療専門学校はその名前の通り「学生さん「」です。しかも3年で卒業。3年生が比較的少ないチームではありますが、このメンバーで公式戦に臨むのはこの大会が最後と聞いています。おりしも夏の甲子園大会の真っ最中。こちらもまた「3年間の集大成」なんですよね。

社会人野球の場合、一旦入部してしまえば、NPB入り等でもない限り、最近は割りと長く活躍する選手が多く見受けられます。10年活躍して、最終的には「社業専念」と言う形でユニフォームを脱ぐ選手もいます。

しかしながら専門学校ともなるとそうも行きません。毎年のように新入生がいて、毎年のように卒業生がいます。毎年のようにチームを作り変えなければいけません。そんな中でいろんな大会に出場して力をつけて、昨年のドラフト会議ではついにNPBへ選手を送り出しました。

そんな最後の大会。5点リードされたときはさすがに「アカン」とは思いましたが、5点差すらも最近はセーフティリードとはなりえない状況が多々あります。ただやはり、高校を卒業して専門学校に入っての野球部と、大半が高校・大学から杯ってキャリアの長い選手のいる社会人とは、こんな事を言ったら怒られるかも知れませんが、ほんのわずか、力の差があったんだろうな、とも思います。

しかしながら力のある選手は必ずいます。リリーフで出て来た川本哲也投手、ホームランかと思わせる大ファウルを2本もかっ飛ばした4番の中山康太選手、184cm90kgの体躯を誇る小田健太選手など、あまり多くはアレコレ言えませんが、この先が楽しみな選手がたくさんいます。

3年間はあっという間かもしれませんが、その中で野球力をつけて、次のステップに進む選手も多く見受けられます。JR西日本野球部にも、三菱重工広島野球部にも、ツネイシ野球部にも、さらには伯和ビクトリーズにも卒業生がいます。言わば「育成のチーム」かも知れませんが、これから先がこんなに楽しみな社会人チームもそうそうないとは思います。

正直広島は遠いです。年に1試合か2試合、観戦出来れば良い方です。しかしながら、出来る限りは時間を見つけて、試合を見たいと思っています。チームと各選手の、今後の発展をお祈りいたします。


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2015.08.19 / Top↑
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