広島東洋カープ二軍の鎌ヶ谷遠征二日目、であります。
前日は内容、雰囲気とも本当に酷い試合になってしまいました。雰囲気に関しては後日、として。
2試合続けて同じタイトルになりましたが、チケットを買って以降「まさかGAORAで生中継やるんとちゃうか」などと思ってました。しかしながら土曜日はタイガース対ベイスターズ、日曜日はATPテニスと予定が埋まってた模様。まぁその分観戦に来ればいいだけの話なんんですけどね。
熱心に観てる訳ではないですが、GAORAやスカイAは頻繁に、ファームの試合を生中継しています。JスポーツやFOXスポーツも一時期よく放送してましたが、採算性の問題なのか短期間で終了。ノウハウが確立出来なんだのかも知れませんが、もう少し続けて欲しかったな、とも思います。
カープ二軍も、地元のCATV局が数試合生中継をやったようですが評判はどうだったか気になるところ。ちなみに私が加入しているJ:COMでは7月から、広島で放送されているダイジェスト版の放送が始まるとか始まらんとか。近畿圏内でやってくれるのかな、と言う心配もなきにしも非ず。
で、この試合。当日になって知ったんですが、インターネット『無料』配信があったようです。まぁどの程度観れたのかは知ったこっちゃないですが、んなもんがあろうがなかろうが、やはり現地の熱気までは体感出来ませんし。インターネットがいくら発達しても、空気は配信出来ませんからね。
そんなこんなで、関東遠征最終日。

一晩お世話になりました、ホテル東横イン柏駅西口。チェックインの際「同好の士」が若干名。数日前までは傘マークが出ていた天気予報も、前日と打って変わっていい天気になりました。

東武鉄道野田線(アーバンパークライン)柏駅。ホームを間違うとえらいことになります。

朝食に時間をかけたので、スタジアム到着は開門予定時刻11:00の約20分前。とにかく売店が混雑していたので、試合前や試合中に食事を取るのは無理、と判断したがゆえ。

スタジアム内外は、新旧あいまみえたカープのレプリカユニフォームが氾濫。現役選手だけでなくOB選手、自由契約になった外国人選手や育成契約選手、さながらファッションショウの様相。

11:00開門。前日は2列目62番。この日は1列目60番。ただこの球場、バックネットがシルバーどころか「白い網」なので撮影その他は結構苦労しました。まぁそんな事配慮に入っとらんでしょうけど、何かと難儀だったのは事実。指定席が前の方、までは良かったんですが(笑)。


自分の座席を確認下あとは早速「いつもおのお仕事」。一塁側三塁側の前ブロック、そしてバックネット裏は指定席だったので、お客さんの出足も鈍く、いつも通り。ただ試合が終わったあと一斉にワッと人が群がったのには辟易しましたけどね。よう事故にならなんだな、とも思いました。


すっかり出番のなくなってしまった白濱裕太。豊中ローズ球場でも途中出場のみ。中心は磯村義孝、その次が中村亘佑といった風情。このまま終わっていいのかなぁ。心なしか、佇まいにも覇気が感じられなくなった。一番動ける年齢のはずなのに、どことなくオジン臭く見えるのは気のせいか。
スターティングオーダー
先攻:広島東洋カープ
1(中)天谷
2(遊)安部
3(三)堂林
4(左)下水流
5(指)グスマン
6(一)岩本
7(右)土生
8(二)庄司
9(捕)磯村
P:小野


カープ先発の小野淳平(試合中の画像です)。
後攻:鎌ヶ谷日本ハムファイターズ
1(右)岸里
2(遊)渡邉
3(左)佐藤賢
4(中)陽岱鋼
5(三)高濱
6(一)森本
7(二)太田
8(捕)石川亮
9(指)清水
P:高橋
●この試合から「左手舟状骨剥離骨折」で出場選手登録を抹消されていた陽岱鋼が復帰。
審判と公式記録員


球審:長川真也、一塁:原信一朗、三塁:岩下健吾、公式記録員:小熊陽介

○第一打席に入る前、腕を撫す天谷宗一郎。
打撃成績
1回表
天谷 1-2から4球目を打ってセンターオーバーツーベースヒット
安部 フルカウントから6球目を打ってセンターフライ
堂林 フルカウントから7球目を打ってピッチャーゴロ
下水流 1-2から4球目を打ってセンターフライ
1回裏
岸里 初球を打ってサードファウルフライ
渡邉 2-2から5球目を空振り三振
佐藤賢 2-1から4球目を打ってセンター前ヒット
陽岱鋼 1-2から4球目を打ってファーストゴロ送球エラー
高濱 0-1から2球目を打ってレフト線タイムリーツーベースヒット
ファイターズ1-0カープ
森本 2-2から6球目を空振り三振
2回表
グスマン フルカウントから7球目を選んでフォアボール
岩本 1-0から2球目を打ってセンターフライ
土生 0-2から3球目を打ってレフトフライ
庄司 1-2から4球目を打ってライトフライ
2回裏
太田 1-2から4球目を空振り三振
石川亮 2-2から5球目を空振り三振
清水 初球を打ってライトフライ
3回表
磯村 2-1から4球目を打ってセンターフライ
天谷 フルカウントから6球目を打ってサードファウルフライ
安部 1-1から3球目を打ってファーストゴロ
3回裏
岸里 1-1から3球目を打ってライトライナー
渡邉 初球を打ってショートゴロ送球エラー
佐藤賢 1-0から2球目を打ってレフトフライ
陽岱鋼 初球を打ってライトへ第3号ツーランホームラン
ファイターズ3-0カープ
高濱 0-2から3球目を空振り三振
●パシフィックリーグの選手、特に東のチームをナマで見ることのない私にとって、陽岱鋼のスタメンはありがたく、そしてホームランまで見れたことは正直、大変喜ばしく思っております。
4回表
ファイターズ選手交代
センター陽岱鋼に代えてライト鵜久森
ライト岸里がセンター
堂林 1-1から3球目を打ってファーストフライ
下水流 1-2から4球目を打ってレフト前ヒット
グスマン 1-0から2球目を打ってレフト前ヒット
岩本 1-1から3球目を打ってセカンドゴロ捕球エラー
土生 1-1から3球目を打ってピッチャー横タイムリー内野安打
ファイターズ3-1カープ
庄司 1-0から2球目を打って右中間突破2点タイムリーツーベースヒット
ファイターズ3-3カープ
磯村 1-2から4球目を空振り三振
天谷 2-0から3球目を打ってセンター前2点タイムリーヒット
ファイターズ3-5カープ
安部 0-1から2球目を打ってセカンドゴロ
○土生翔平の「タイムリー内野安打」。もう完全に当たり損ねなんですがピッチャーとファーストの連携がうまく行かず結果的に内野安打。そこから畳み掛けるように庄司隼人、天谷宗一郎のタイムリーヒット。「これが今年の宮島打線」と言う所を存分に見せてくれました。これまでも3点差4点差をひっくり返してきた宮島打線、ようやくここで爆発してくれました。これが今年の二軍の強み、ではないかと。
○特に最近目立つのが、庄司隼人の活躍。ピッチャーの左右関係なくスタメンで出場しています。そして打席でも、見送るべきボールはしっかり見送り、打てるボールはしっかり叩いてる。小柄だからといって決して撫でたバッティングにはなってない。ほんといい状態で来ていると思います。
4回裏
森本 2-1から4球目を打ってセカンドフライ
太田 2-2から6球目を打ってセカンドゴロ
石川亮 1-2から4球目を空振り三振
5回表
堂林 0-2から3球目を打ってショートゴロ
下水流 3-1から5球目を選んでフォアボール


グスマン 1-2から4球目を打ってライトスタンドへツーランホームラン
ファイターズ3-7カープ
岩本 フルカウントから8球目を打ってセカンドゴロ
土生 1-0から2球目を打ってライト線ツーベースヒット
次打者庄司の2球目の投球で高橋が転倒、土生はサードへ
庄司 2-2から5球目を打ってライトライナー
5回裏
清水 1-1から3球目を打ってレフト前ヒット
岸里 2-0から3球目を打ってセンター前ヒット
渡邉 1-0から2球目を打ってセンター前ヒット
佐藤賢 フルカウントから6球目を打ってライト前2点タイムリーヒット
ファイターズ5-7カープ
カープ選手交代
ピッチャー小野に代えて一岡
鵜久森 0-2から3球目を打ってピッチャーゴロセカンド封殺、サードランナーホームイン
ファイターズ6-7カープ
高濱 1-1から3球目を打ってファーストライナー
次打者森本の3球目にワイルドピッチ
森本 1-2から5球目を空振り三振
○武内久士とともにここまで二軍の先発ローテーションを守ってきた小野淳平ですが、最近やや疲れが出ているのか、捕まることも多くなっています。今後の起用方針はどうなっているのか分かりませんが、一度休ませてみてはどうでしょう。大学選抜相手に塹江敦哉も登板ましたし、そろそろピッチャーのメンバーのn入れ替えを考えても良い頃、かと思います。試合に勝っては欲しいですが。
○代わって出てきた一岡竜司は連投。これも何らかのテストの一環でしょうか。ただやはり、出てくると盛り上がりますよねぇ。たあ、あんまり関係ないですが「一岡ユニ」を思ったよりも見なかったです。
6回表
ファイターズ選手交代


ピッチャー高橋に代えて武田久
磯村 1-1から3球目を打ってピッチャーゴロ
天谷 2-2から6球目を空振り三振
安部 1-2から5球目を見逃し三振
●いくら「パはよう知らん」とは言っても、武田久くらいは知ってます。低い位置からそれこそグイッと投げるような、足腰の強そうあピッチングフォーム、実は大好きです。どんな鍛え方をしてるんでしょうか。そして、こういうピッチャーのフォームこそ前してほしいなぁ、とも考えます。
6回裏
カープ選手交代
ピッチャー一岡に代えて今村
太田 3-1から5球目を打ってファーストゴロ
石川亮 3-1から5球目を打ってレフトスタンドへホームラン
ファイターズ7-7カープ
清水 1-0から2球目を打ってショートゴロ
岸里 2-2から7球目を打ってファーストゴロ
7回表
ファイターズ選手交代


ピッチャー武田久に代えてガラテ
堂林 フルカウントから8球目を打ってセンターフライ
下水流 2-1から4球目を打って左中間スタンドへ第9号ソロホームラン
ファイターズ7-8カープ
グスマン 3-1から5球目を選んでフォアボール
岩本の代打美間 2-2から5球目を打ってファーストファウルフライ
土生の代打鈴木将 1-0から2球目を打って右中間へツーベースヒット
庄司 0-2から3球目を見逃し三振
○下水流昂の逆転(結果的に決勝)ホームラン。最近の彼のホームランは打った後、一歩踏み出す際、ポンと弾んでますが、ソレがなかったところを見ると、スタンドインするとは思ってなかったんでしょう。しかしながらこの時の上空はライトからレフトへのかなり強い風。場内の反応を聞いて頂いても分かる通り、まさかまさかのホームラン。ただ、あそこまで運べるってのは「チカラ」でしょう。

○そして、2試合続けて代打からの出場になった鈴木将光(画像は打席に入る前)ですが、打率こそなかなか上がらないものの、調子と集中力は悪くないと思います。ここまでスリーベースヒット3本、ホームラン1本を記録していましたが、この回の打席ではツーベースヒット。これが何と「今シーズン初ツーベースヒット」。彼の脚力がこんな所にも表れてます。活かす手はないもんなんでしょうか。
●ビクター・ガラテ。もちろん初見のピッチャーですが、ものすごい変則フォーム。画像はかなり斜め位置からの撮影なんですが、まるでこっちに向かって投げてくるようなフォーム。
7回裏
カープ選手交代
代打鈴木将がそのまま入りセンター
センター天谷がレフト
レフト下水流がライト
代打美間がそのまま入りサード
サード堂林がファースト
渡邉 1-2から5球目を打ってセンター前ヒット
佐藤賢 0-2から3球目を打ってショートゴロセカンド封殺
鵜久森 初球を打ってレフト前ヒット
高濱 0-1から2球目を打ってライトフライ
森本 初球を打ってファーストファウルフライ
8回表
ファイターズ選手交代

ピッチャーガラテに代えて森内
磯村 2-2から5球目を打ってレフト線ツーベースヒット
天谷 フルカウントから6球目を打ってライトフライ
安部 2-2から8球目を打ってレフトフライ
堂林 0-1から2球目を打ってライト前ヒット
下水流 1-2から4球目を打ってサードゴロ
●2011年ドラフト会議直前の都市対抗野球大会で、当時の三菱重工横浜相手に、史上2人目の完全試合を成し遂げた、JR東日本東北の森内壽春。1年目こそ56試合登板でリリーフの核となりかけましたがその後は泣かず飛ばす。昨年はいわゆるトミージョン手術。今年で30歳。花咲くか。
8回裏
カープ選手交代


ピッチャー今村に代えてザガースキー(渡邉諒を打ち取った直後、グラブをひとつ叩く)
太田の代打代打荒張 0-2から3球目を打ってセンター前ヒット
石川亮 2-2から7球目を打ってショートゴロセカンド封殺
清水 0-2から3球目を見逃し三振
岸里 0-2から3球目を空振り三振振り逃げ
渡邉 1-2から4球目を見逃し三振
9回表
ファイターズ選手交代
代打荒張がそのまま入りファースト
ファースト森本がセカンド
ピッチャー森内に代えて新垣
グスマン 2-2から5球目を空振り三振
美間 3-1から5球目を打ってライトフライ
鈴木将 1-0から2球目を打ってライトフライ
9回裏
カープ選手交代


ピッチャーザガースキーに代えて河内
佐藤賢 2-2から5球目を空振り三振
カープ選手交代


ピッチャー河内に代えて永川
鵜久森 2-1から4球目を打ってレフト前ヒット
高濱 2-0から3球目を打ってライトフライ
森本の代打大嶋 1-1から3球目を打ってライト前ヒット
荒張 1-2から4球目を空振り三振
○もうこの回のカープはまるで一軍の投手リレーの様相。もちろん当場女帝等もあったかと思いますが、河内貴哉くぉワンポイントに挟んでの「必勝リレー」。高信二監督の執念が垣間見えました。

○選手整列、そしてご挨拶。多分ビジターでは初めて。よそでもやって欲しいなぁ。
○ヒーローインタビューありました。呼ばれたのは、決勝ホームランの下水流昂。鎌ヶ谷スタジアムの印象を聞かれて「よく飛ぶ!」その裏で、山田和利コーチにお説教を食らう安部友裕の姿も。
鎌ヶ谷ファイターズスタジアム 第2回戦 鎌ヶ谷日本ハム1勝1敗
由宇練 000 520 100 8
鎌ヶ谷 102 031 000 7
勝投手:今村猛(12試合1勝0敗2S)
S投手:永川勝浩(9試合1勝1敗1S)
敗投手:ガラテ(6試合1勝1敗)
本塁打:
[鎌ヶ谷]陽岱鋼3号(3回裏 2ラン 小野から) 石川亮1号(5回裏 から)
[由宇練]グスマン6号(5回表 2ラン 高橋から) 下水流9号(7回表 ソロ ガラテから)
試合時間:3時間30分
観衆:3156
投手成績
広島東洋カープ
小野 3.0回 17打者 68球 8被安打 0与四死球 4奪三振 6失点 5自責点
一岡 1 回 3打者 11球 0被安打 0与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
今村 2 回 8打者 30球 3被安打 0与四死球 0奪三振 1失点 1自責点
ザガ 1 回 5打者 20球 1被安打 0与四死球 3奪三振 0失点 0自責点
河内 0.1回 1打者 5球 0被安打 0与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
永川 0.2回 4打者 14球 2被安打 0与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
鎌ヶ谷日本ハムファイターズ
高橋 5 回 26打者 101球 8被安打 2与四死球 0奪三振 7失点 6自責点
武田久 1 回 3打者 14球 0被安打 0与四死球 2奪三振 0失点 0自責点
ガラテ 1 回 6打者 27球 2被安打 1与四死球 0奪三振 1失点 1自責点
森内 1 回 5打者 25球 2被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
新垣 1 回 3打者 12球 0被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
前日借りたものは返してから広島に帰ります、と言わんばかりの逆転勝鯉。お見事でした。
ツイッターのフォロワーさんから数字を頂いたんですが、これで今シーズンのカープ二軍の1点差ゲームの勝敗は「18勝3敗」とか。欲しい時に1点だけ取れる、そして逃げ切る野球が出来ている証拠ではないかと思います。それもこれも選手が皆、試合に向けていい準備が出来ている証拠。
今回の遠征に出場した選手、けっして皆が皆「若鯉」とは言えないかも知れません。二軍ってのは育成の場でもありますが、一軍で活躍する為の準備段階のでもあるはず。以前にも記しましたが、みんなが「ここにいてはいけない選手」ばかりです。それを分かっているのは選手本人のはず。
選手さえ育てば試合に負けてもいい時代はもうとうに過ぎたと思います。負けて覚える野球もありますが、やはり選手ここがしっかり結果を残していけば、チームとしてもそれこそ底上げにもなるし、戦力の充実にも繋がります。それはリーグ戦の成績にも表されないはずがない。
極端な話、勝って勝って勝ちまくって「カープの二軍には、まだまだこれだけ凄い選手が控えてるんだぞ。いつでも一軍で出場出来るんだぞ」と言う所を見せていただきたい。心底そう思います。今回の遠征に帯同した選手(ヘスス・グスマンは除きますが)は特にそうではないでしょうか。
二日間続けての関東・鎌ケ谷ファイターズスタジアム遠征。どうしようもなく弱いカープ二軍、そして粘り強く勝つカープ二軍。今シーズン前半戦を象徴する試合を見たような気もしました。

試合終了後、いつものように「クロネコヤマトのカープトラック」を見送りました。いつものようにいつもの如く「広島ナンバー」。この先何時間かけて広島に帰るんでしょうか。お疲れ様です。
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前日は内容、雰囲気とも本当に酷い試合になってしまいました。雰囲気に関しては後日、として。
2試合続けて同じタイトルになりましたが、チケットを買って以降「まさかGAORAで生中継やるんとちゃうか」などと思ってました。しかしながら土曜日はタイガース対ベイスターズ、日曜日はATPテニスと予定が埋まってた模様。まぁその分観戦に来ればいいだけの話なんんですけどね。
熱心に観てる訳ではないですが、GAORAやスカイAは頻繁に、ファームの試合を生中継しています。JスポーツやFOXスポーツも一時期よく放送してましたが、採算性の問題なのか短期間で終了。ノウハウが確立出来なんだのかも知れませんが、もう少し続けて欲しかったな、とも思います。
カープ二軍も、地元のCATV局が数試合生中継をやったようですが評判はどうだったか気になるところ。ちなみに私が加入しているJ:COMでは7月から、広島で放送されているダイジェスト版の放送が始まるとか始まらんとか。近畿圏内でやってくれるのかな、と言う心配もなきにしも非ず。
で、この試合。当日になって知ったんですが、インターネット『無料』配信があったようです。まぁどの程度観れたのかは知ったこっちゃないですが、んなもんがあろうがなかろうが、やはり現地の熱気までは体感出来ませんし。インターネットがいくら発達しても、空気は配信出来ませんからね。
そんなこんなで、関東遠征最終日。


一晩お世話になりました、ホテル東横イン柏駅西口。チェックインの際「同好の士」が若干名。数日前までは傘マークが出ていた天気予報も、前日と打って変わっていい天気になりました。


東武鉄道野田線(アーバンパークライン)柏駅。ホームを間違うとえらいことになります。


朝食に時間をかけたので、スタジアム到着は開門予定時刻11:00の約20分前。とにかく売店が混雑していたので、試合前や試合中に食事を取るのは無理、と判断したがゆえ。


スタジアム内外は、新旧あいまみえたカープのレプリカユニフォームが氾濫。現役選手だけでなくOB選手、自由契約になった外国人選手や育成契約選手、さながらファッションショウの様相。

11:00開門。前日は2列目62番。この日は1列目60番。ただこの球場、バックネットがシルバーどころか「白い網」なので撮影その他は結構苦労しました。まぁそんな事配慮に入っとらんでしょうけど、何かと難儀だったのは事実。指定席が前の方、までは良かったんですが(笑)。




自分の座席を確認下あとは早速「いつもおのお仕事」。一塁側三塁側の前ブロック、そしてバックネット裏は指定席だったので、お客さんの出足も鈍く、いつも通り。ただ試合が終わったあと一斉にワッと人が群がったのには辟易しましたけどね。よう事故にならなんだな、とも思いました。




すっかり出番のなくなってしまった白濱裕太。豊中ローズ球場でも途中出場のみ。中心は磯村義孝、その次が中村亘佑といった風情。このまま終わっていいのかなぁ。心なしか、佇まいにも覇気が感じられなくなった。一番動ける年齢のはずなのに、どことなくオジン臭く見えるのは気のせいか。
スターティングオーダー
先攻:広島東洋カープ
1(中)天谷
2(遊)安部
3(三)堂林
4(左)下水流
5(指)グスマン
6(一)岩本
7(右)土生
8(二)庄司
9(捕)磯村
P:小野




カープ先発の小野淳平(試合中の画像です)。
後攻:鎌ヶ谷日本ハムファイターズ
1(右)岸里
2(遊)渡邉
3(左)佐藤賢
4(中)陽岱鋼
5(三)高濱
6(一)森本
7(二)太田
8(捕)石川亮
9(指)清水
P:高橋
●この試合から「左手舟状骨剥離骨折」で出場選手登録を抹消されていた陽岱鋼が復帰。
審判と公式記録員




球審:長川真也、一塁:原信一朗、三塁:岩下健吾、公式記録員:小熊陽介


○第一打席に入る前、腕を撫す天谷宗一郎。
打撃成績
1回表
天谷 1-2から4球目を打ってセンターオーバーツーベースヒット
安部 フルカウントから6球目を打ってセンターフライ
堂林 フルカウントから7球目を打ってピッチャーゴロ
下水流 1-2から4球目を打ってセンターフライ
1回裏
岸里 初球を打ってサードファウルフライ
渡邉 2-2から5球目を空振り三振
佐藤賢 2-1から4球目を打ってセンター前ヒット
陽岱鋼 1-2から4球目を打ってファーストゴロ送球エラー
高濱 0-1から2球目を打ってレフト線タイムリーツーベースヒット
ファイターズ1-0カープ
森本 2-2から6球目を空振り三振
2回表
グスマン フルカウントから7球目を選んでフォアボール
岩本 1-0から2球目を打ってセンターフライ
土生 0-2から3球目を打ってレフトフライ
庄司 1-2から4球目を打ってライトフライ
2回裏
太田 1-2から4球目を空振り三振
石川亮 2-2から5球目を空振り三振
清水 初球を打ってライトフライ
3回表
磯村 2-1から4球目を打ってセンターフライ
天谷 フルカウントから6球目を打ってサードファウルフライ
安部 1-1から3球目を打ってファーストゴロ
3回裏
岸里 1-1から3球目を打ってライトライナー
渡邉 初球を打ってショートゴロ送球エラー
佐藤賢 1-0から2球目を打ってレフトフライ
陽岱鋼 初球を打ってライトへ第3号ツーランホームラン
ファイターズ3-0カープ
高濱 0-2から3球目を空振り三振
●パシフィックリーグの選手、特に東のチームをナマで見ることのない私にとって、陽岱鋼のスタメンはありがたく、そしてホームランまで見れたことは正直、大変喜ばしく思っております。
4回表
ファイターズ選手交代
センター陽岱鋼に代えてライト鵜久森
ライト岸里がセンター
堂林 1-1から3球目を打ってファーストフライ
下水流 1-2から4球目を打ってレフト前ヒット
グスマン 1-0から2球目を打ってレフト前ヒット
岩本 1-1から3球目を打ってセカンドゴロ捕球エラー
土生 1-1から3球目を打ってピッチャー横タイムリー内野安打
ファイターズ3-1カープ
庄司 1-0から2球目を打って右中間突破2点タイムリーツーベースヒット
ファイターズ3-3カープ
磯村 1-2から4球目を空振り三振
天谷 2-0から3球目を打ってセンター前2点タイムリーヒット
ファイターズ3-5カープ
安部 0-1から2球目を打ってセカンドゴロ
○土生翔平の「タイムリー内野安打」。もう完全に当たり損ねなんですがピッチャーとファーストの連携がうまく行かず結果的に内野安打。そこから畳み掛けるように庄司隼人、天谷宗一郎のタイムリーヒット。「これが今年の宮島打線」と言う所を存分に見せてくれました。これまでも3点差4点差をひっくり返してきた宮島打線、ようやくここで爆発してくれました。これが今年の二軍の強み、ではないかと。
○特に最近目立つのが、庄司隼人の活躍。ピッチャーの左右関係なくスタメンで出場しています。そして打席でも、見送るべきボールはしっかり見送り、打てるボールはしっかり叩いてる。小柄だからといって決して撫でたバッティングにはなってない。ほんといい状態で来ていると思います。
4回裏
森本 2-1から4球目を打ってセカンドフライ
太田 2-2から6球目を打ってセカンドゴロ
石川亮 1-2から4球目を空振り三振
5回表
堂林 0-2から3球目を打ってショートゴロ
下水流 3-1から5球目を選んでフォアボール




グスマン 1-2から4球目を打ってライトスタンドへツーランホームラン
ファイターズ3-7カープ
岩本 フルカウントから8球目を打ってセカンドゴロ
土生 1-0から2球目を打ってライト線ツーベースヒット
次打者庄司の2球目の投球で高橋が転倒、土生はサードへ
庄司 2-2から5球目を打ってライトライナー
5回裏
清水 1-1から3球目を打ってレフト前ヒット
岸里 2-0から3球目を打ってセンター前ヒット
渡邉 1-0から2球目を打ってセンター前ヒット
佐藤賢 フルカウントから6球目を打ってライト前2点タイムリーヒット
ファイターズ5-7カープ
カープ選手交代
ピッチャー小野に代えて一岡
鵜久森 0-2から3球目を打ってピッチャーゴロセカンド封殺、サードランナーホームイン
ファイターズ6-7カープ
高濱 1-1から3球目を打ってファーストライナー
次打者森本の3球目にワイルドピッチ
森本 1-2から5球目を空振り三振
○武内久士とともにここまで二軍の先発ローテーションを守ってきた小野淳平ですが、最近やや疲れが出ているのか、捕まることも多くなっています。今後の起用方針はどうなっているのか分かりませんが、一度休ませてみてはどうでしょう。大学選抜相手に塹江敦哉も登板ましたし、そろそろピッチャーのメンバーのn入れ替えを考えても良い頃、かと思います。試合に勝っては欲しいですが。
○代わって出てきた一岡竜司は連投。これも何らかのテストの一環でしょうか。ただやはり、出てくると盛り上がりますよねぇ。たあ、あんまり関係ないですが「一岡ユニ」を思ったよりも見なかったです。
6回表
ファイターズ選手交代




ピッチャー高橋に代えて武田久
磯村 1-1から3球目を打ってピッチャーゴロ
天谷 2-2から6球目を空振り三振
安部 1-2から5球目を見逃し三振
●いくら「パはよう知らん」とは言っても、武田久くらいは知ってます。低い位置からそれこそグイッと投げるような、足腰の強そうあピッチングフォーム、実は大好きです。どんな鍛え方をしてるんでしょうか。そして、こういうピッチャーのフォームこそ前してほしいなぁ、とも考えます。
6回裏
カープ選手交代
ピッチャー一岡に代えて今村
太田 3-1から5球目を打ってファーストゴロ
石川亮 3-1から5球目を打ってレフトスタンドへホームラン
ファイターズ7-7カープ
清水 1-0から2球目を打ってショートゴロ
岸里 2-2から7球目を打ってファーストゴロ
7回表
ファイターズ選手交代




ピッチャー武田久に代えてガラテ
堂林 フルカウントから8球目を打ってセンターフライ
下水流 2-1から4球目を打って左中間スタンドへ第9号ソロホームラン
ファイターズ7-8カープ
グスマン 3-1から5球目を選んでフォアボール
岩本の代打美間 2-2から5球目を打ってファーストファウルフライ
土生の代打鈴木将 1-0から2球目を打って右中間へツーベースヒット
庄司 0-2から3球目を見逃し三振
○下水流昂の逆転(結果的に決勝)ホームラン。最近の彼のホームランは打った後、一歩踏み出す際、ポンと弾んでますが、ソレがなかったところを見ると、スタンドインするとは思ってなかったんでしょう。しかしながらこの時の上空はライトからレフトへのかなり強い風。場内の反応を聞いて頂いても分かる通り、まさかまさかのホームラン。ただ、あそこまで運べるってのは「チカラ」でしょう。


○そして、2試合続けて代打からの出場になった鈴木将光(画像は打席に入る前)ですが、打率こそなかなか上がらないものの、調子と集中力は悪くないと思います。ここまでスリーベースヒット3本、ホームラン1本を記録していましたが、この回の打席ではツーベースヒット。これが何と「今シーズン初ツーベースヒット」。彼の脚力がこんな所にも表れてます。活かす手はないもんなんでしょうか。
●ビクター・ガラテ。もちろん初見のピッチャーですが、ものすごい変則フォーム。画像はかなり斜め位置からの撮影なんですが、まるでこっちに向かって投げてくるようなフォーム。
7回裏
カープ選手交代
代打鈴木将がそのまま入りセンター
センター天谷がレフト
レフト下水流がライト
代打美間がそのまま入りサード
サード堂林がファースト
渡邉 1-2から5球目を打ってセンター前ヒット
佐藤賢 0-2から3球目を打ってショートゴロセカンド封殺
鵜久森 初球を打ってレフト前ヒット
高濱 0-1から2球目を打ってライトフライ
森本 初球を打ってファーストファウルフライ
8回表
ファイターズ選手交代




ピッチャーガラテに代えて森内
磯村 2-2から5球目を打ってレフト線ツーベースヒット
天谷 フルカウントから6球目を打ってライトフライ
安部 2-2から8球目を打ってレフトフライ
堂林 0-1から2球目を打ってライト前ヒット
下水流 1-2から4球目を打ってサードゴロ
●2011年ドラフト会議直前の都市対抗野球大会で、当時の三菱重工横浜相手に、史上2人目の完全試合を成し遂げた、JR東日本東北の森内壽春。1年目こそ56試合登板でリリーフの核となりかけましたがその後は泣かず飛ばす。昨年はいわゆるトミージョン手術。今年で30歳。花咲くか。
8回裏
カープ選手交代




ピッチャー今村に代えてザガースキー(渡邉諒を打ち取った直後、グラブをひとつ叩く)
太田の代打代打荒張 0-2から3球目を打ってセンター前ヒット
石川亮 2-2から7球目を打ってショートゴロセカンド封殺
清水 0-2から3球目を見逃し三振
岸里 0-2から3球目を空振り三振振り逃げ
渡邉 1-2から4球目を見逃し三振
9回表
ファイターズ選手交代
代打荒張がそのまま入りファースト
ファースト森本がセカンド
ピッチャー森内に代えて新垣
グスマン 2-2から5球目を空振り三振
美間 3-1から5球目を打ってライトフライ
鈴木将 1-0から2球目を打ってライトフライ
9回裏
カープ選手交代




ピッチャーザガースキーに代えて河内
佐藤賢 2-2から5球目を空振り三振
カープ選手交代




ピッチャー河内に代えて永川
鵜久森 2-1から4球目を打ってレフト前ヒット
高濱 2-0から3球目を打ってライトフライ
森本の代打大嶋 1-1から3球目を打ってライト前ヒット
荒張 1-2から4球目を空振り三振
○もうこの回のカープはまるで一軍の投手リレーの様相。もちろん当場女帝等もあったかと思いますが、河内貴哉くぉワンポイントに挟んでの「必勝リレー」。高信二監督の執念が垣間見えました。

○選手整列、そしてご挨拶。多分ビジターでは初めて。よそでもやって欲しいなぁ。
○ヒーローインタビューありました。呼ばれたのは、決勝ホームランの下水流昂。鎌ヶ谷スタジアムの印象を聞かれて「よく飛ぶ!」その裏で、山田和利コーチにお説教を食らう安部友裕の姿も。
鎌ヶ谷ファイターズスタジアム 第2回戦 鎌ヶ谷日本ハム1勝1敗
由宇練 000 520 100 8
鎌ヶ谷 102 031 000 7
勝投手:今村猛(12試合1勝0敗2S)
S投手:永川勝浩(9試合1勝1敗1S)
敗投手:ガラテ(6試合1勝1敗)
本塁打:
[鎌ヶ谷]陽岱鋼3号(3回裏 2ラン 小野から) 石川亮1号(5回裏 から)
[由宇練]グスマン6号(5回表 2ラン 高橋から) 下水流9号(7回表 ソロ ガラテから)
試合時間:3時間30分
観衆:3156
投手成績
広島東洋カープ
小野 3.0回 17打者 68球 8被安打 0与四死球 4奪三振 6失点 5自責点
一岡 1 回 3打者 11球 0被安打 0与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
今村 2 回 8打者 30球 3被安打 0与四死球 0奪三振 1失点 1自責点
ザガ 1 回 5打者 20球 1被安打 0与四死球 3奪三振 0失点 0自責点
河内 0.1回 1打者 5球 0被安打 0与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
永川 0.2回 4打者 14球 2被安打 0与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
鎌ヶ谷日本ハムファイターズ
高橋 5 回 26打者 101球 8被安打 2与四死球 0奪三振 7失点 6自責点
武田久 1 回 3打者 14球 0被安打 0与四死球 2奪三振 0失点 0自責点
ガラテ 1 回 6打者 27球 2被安打 1与四死球 0奪三振 1失点 1自責点
森内 1 回 5打者 25球 2被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
新垣 1 回 3打者 12球 0被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
前日借りたものは返してから広島に帰ります、と言わんばかりの逆転勝鯉。お見事でした。
ツイッターのフォロワーさんから数字を頂いたんですが、これで今シーズンのカープ二軍の1点差ゲームの勝敗は「18勝3敗」とか。欲しい時に1点だけ取れる、そして逃げ切る野球が出来ている証拠ではないかと思います。それもこれも選手が皆、試合に向けていい準備が出来ている証拠。
今回の遠征に出場した選手、けっして皆が皆「若鯉」とは言えないかも知れません。二軍ってのは育成の場でもありますが、一軍で活躍する為の準備段階のでもあるはず。以前にも記しましたが、みんなが「ここにいてはいけない選手」ばかりです。それを分かっているのは選手本人のはず。
選手さえ育てば試合に負けてもいい時代はもうとうに過ぎたと思います。負けて覚える野球もありますが、やはり選手ここがしっかり結果を残していけば、チームとしてもそれこそ底上げにもなるし、戦力の充実にも繋がります。それはリーグ戦の成績にも表されないはずがない。
極端な話、勝って勝って勝ちまくって「カープの二軍には、まだまだこれだけ凄い選手が控えてるんだぞ。いつでも一軍で出場出来るんだぞ」と言う所を見せていただきたい。心底そう思います。今回の遠征に帯同した選手(ヘスス・グスマンは除きますが)は特にそうではないでしょうか。
二日間続けての関東・鎌ケ谷ファイターズスタジアム遠征。どうしようもなく弱いカープ二軍、そして粘り強く勝つカープ二軍。今シーズン前半戦を象徴する試合を見たような気もしました。

試合終了後、いつものように「クロネコヤマトのカープトラック」を見送りました。いつものようにいつもの如く「広島ナンバー」。この先何時間かけて広島に帰るんでしょうか。お疲れ様です。
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2015.06.29 / Top↑
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