中長距離の移動手段に何の割引切符もないこの時期、ウエスタンリーグ観戦は阪神鳴尾浜球場と神戸サブ球場、その他関西周辺の地方球場を右往左往。それもまたあり、かと思いますが。
青春18きっぷのシーズンに突入したら、あっついあっついナゴヤ球場にも出掛けようとは思ってます。以前は近鉄特急とかでも出掛けてたんですが、今年は地方球場巡りで費用が出ませぬ(笑)。
と言うわけで、今日も今日とて阪神鳴尾浜球場に「出勤」でございます。
そしてウエスタンリーグ公式戦も中盤戦。これまでは観戦出来る限り、カード問わずの観戦でしたが、そろそろカープの試合中心にシフトしようかと思ってます。今年「こそ」は勝って欲しいし。
2位につけているホークスとの差は6ゲームありますが、ここから如何に逃げ切るか。今シーズンの場合、雨天中止の振替がないので、勝てる時にはとことんまで勝っておかないといけませんから。
しかし前日19日は残念ながら午前中に雨天中止決定、まさかの「阪神園芸敗北」。神戸サブ球場では試合をやってただけに、重々残念な一日になりまいましたが、何とか昨日は試合が出来ました。

もう今年になって何回目か覚えてません阪神鳴尾浜球場。ただこの日は、隣の鳴尾浜臨海公園野球場で何らかの野球大会が行われていた関係上、周辺の各駐車場は満車満車。鳴尾浜球場前の道路も、隣の兵庫県立体育館の駐車場に入るための車列が出来ていました。


などと呑気に構えていたんではありますが、実は既にカープナインはバスで球場入りした直後。時間にして09:40。荷物を置く間もろくすっぽないまま、大慌てで「お出迎え」。前日が雨天中止だっただけに、今回の遠征に帯同しているメンバーは全員球場入り。先発ピッチャーが誰なのか。推測では薮田和樹だったんですが、前日予定と思われた武内久士をスライドさせるのか、などと。


翌日先発予定の?、小野淳平も球場入り。ライネル・ロサリオは警備員さんに話しかけたり。


「期待の豪腕」薮田和樹も球場入り。さて、武内久士とどっちが先に投げるのか。

そして練習開始前、その薮田和樹を従えて、タイガース古屋英夫二軍監督の下へ挨拶に出向く岩本貴裕。さしずめ「今日はコイツがねじ伏せますので。」と言ったところか。亜細亜大学の大先輩ゆえ、緊張の面持ち。盆暮れの付け届けも忘れぬよう、と言ったかどうかまでは知りません。


練習開始前、ライト定位置付近でのストレッチの真っ最中の出来事。飛び込んできたタイガース打撃練習のボールに鋭く反応、回転レシーブで見事キャッチの森笠コーチ。そしてマイク・ザガースキーが拍手。たまにはこう言うのんも動画が必要かなーとも思ったりしました。

そして、この試合から早速チームに合流したタイガースの新外国人選手、ネルソン・ペレス。イマイチ調子のながらないマット・マートンの尻叩きになるのか、それとも取って代われるのか。



改めて、今回の阪神鳴尾浜球場遠征に帯同しているピッチャーの出席確認。池ノ内亮介と佐藤祥万の画像が大きいのは「都合上」でございます。大した意味はございません。バランスの問題です。



そして野手の出席確認。多少ヌケがありますがキニシナイ!


今回の遠征には、廣瀬純が帯同しています。見るのは春先のナゴヤ球場での教育リーグ以来。
スターティングオーダー
先攻:広島東洋カープ
1(中)鈴木将
2(遊)安部
3(三)堂林
4(指)ロサリオ
5(一)グスマン
6(左)廣瀬
7(右)下水流
8(捕)中村亘
9(二)庄司
P:籔田


カープ先発「噂の豪腕」薮田和樹。

試合前の円陣。声出しはライネル・ロサリオ。しかしシーズン開幕前、突然おん「剃髪」で話題になった廣瀬純。すっかり伸びてしまいました。もしかしたら「伸びきったら遠征帯同」だったのか?などと。
後攻:阪神タイガース
1(指)緒方
2(遊)北條
3(左)ペレス
4(右)中谷
5(二)森越
6(中)横田
7(三)陽川
8(一)黒瀬
9(捕)小宮山
P:岩崎


タイガース先発岩崎(いわざき)優。

試合前の円陣。声出しは北條史也。
審判

球審:水口拓哉、一塁:須山佑多、三塁:坂井遼太郎
打撃成績
1回表
鈴木将 0-2から3球目を見逃し三振
安部 フルカウントから11球目を打ってレフト前ヒット、ペレス処理ミスの間に安部セカンドへ
堂林 3-1から5球目を選んでフォアボール
ロサリオ 2-2から5球目を空振り三振
グスマン 初球を打ってレフト前タイムリーヒット
タイガース0-1カープ
廣瀬 初球を打ってライト前ヒットとバックホーム悪送球でセカンドへ
タイガース0-2カープ
下水流 フルカウントから6球目を見逃し三振
●いきなりやってきたネルソン・ペレスの「初守備機会」ですが、ちょっと足元がおぼつかねーなー、ってな感じ。案の定、レフト横のなんでもない打球なのに後逸、安部友裕に楽々とセカンド進塁を許してしまった。もっとも、19日に契約書位サインして、翌日には試合出場、ってのもかなり無理な話。ただ、試合前の守備練習では、肩の強いところが見受けられました。さて、どう起用するか。
1回裏
緒方 2-1から4球目を打ってファーストゴロ
北條 3-1から5球目を選んでフォアボール
ペレス フルカウントから球6目を打ってレフトフライ
中谷 1-2から4球目を空振り三振
2回表
中村亘 1-0から2球目を打ってレフトフライ
庄司 0-1から2球目を打ってショートゴロ
鈴木将 初球を打ってショートゴロ
2回裏
森越 1-1から3球目を打ってライト前ヒット
横田 フルカウントから6球目を打ってライト線ツーベースヒット
陽川 初球を打ってショートフライ
黒瀬 1-0から2球目を打ってライト犠牲フライ
タイガース1-2カープ
小宮山 0-2から3球目を空振り三振
3回表
安部 1-2から6球目を空振り三振
堂林 0-1から2球目を打ってセンターフライ
ロサリオ 0-2から3球目を打ってファーストゴロ
3回裏
緒方 1-2から5球目を空振り三振
北條 0-2から3球目を打ってショートライナー
ペレス 2-2から5球目を空振り三振
4回表
グスマン 2-2から7球目を打ってサードゴロ
廣瀬 1-2から4球目を空振り三振


下水流 2-0から3球目を打って左中間へ第6号ホームラン
タイガース1-3カープ
中村亘 フルカウントから6球目を打ってレフトフライ
○ちょっとばかし試合が落ち着き始めた頃に飛び出した、下水流昂の第6号ソロホームラン。この後内野安打1本追加で、打率も0.282に上昇。、そろそろ上からのお呼びがかかってもいいはず。ほかの選手もそうですが、いったいどれだけの成績を残せば、緒方孝市監督は彼を一軍に呼ぶのか。
4回裏
中谷 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
森越 3-1から5球目を選んでフォアボール
横田 1-0から2球目を打ってショートフライ
次打者陽川の2球目にダブルスチール成功
陽川 1-2から5球目を空振り三振
黒瀬 1-0から2球目を打ってセンターフライ
○ストレートでグイグイ押しまくってた薮田和樹。しかしながらこのイニングだけは四苦八苦。と言うよりも、今投じる事が出来る変化球を全て試したのかな、と言った印象。その中にはカットボールやフォーク、他にはカーブもありました。これには正直、タイガース打線も面食らったかも。
5回表
タイガース選手交代
ピッチャー岩崎に代えて横山
庄司 フルカウントから7球目を打ってレフトフライ
鈴木将 初球を打ってレフト前ヒット
安部 2-2から6球目を打ってレフト前ヒット


次打者堂林の2球目のファウルが山田コーチの左大腿部内側膝上付近を直撃。
※なお山田コーチはこの後も「アイシングで様子を見る」こともなく、無事職務継続。
堂林 0-2から3球目を打ってサードフライ
ロサリオ 1-2から4球目を打ってセカンドフライ
5回裏
黒瀬 1-0から2球目を打ってセンターフライ
緒方 0-1から2球目を打ってセカンドフライ
北條 0-2から3球目を空振り三振
○この回で、かねてから一度見たかった薮田和樹は御役御免となりました。なかなかまともに計測値の出ない阪神鳴尾浜球場のスピードガンで、150km/h連発はさすがに見ごたえがありました。
6回表
グスマン 3-1から2球目を打ってショートフライ
廣瀬 0-1から2球目を打ってファーストファウルフライ
下水流 2-2から6球目を打ってピッチャーのグラブを弾く内野安打
中村亘 1-2から4球目を空振り三振
6回裏
カープ選手交代
ピッチャー薮田に代えて武内
ペレス フルカウントから8球目を打ってライトフライ
中谷 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
森越 初球を打ってレフトオーバータイムリーツーベースヒット
タイガース2-3カープ
横田 0-1から2球目を打ってセカンドゴロ
陽川 1-2から4球目を空振り三振
7回表
庄司 2-1から4球目を打ってショートゴロ
鈴木将 初球を打ってサードゴロ
安部 2-2から6球目を打ってライト前ヒット
堂林 1-1から3球目を打って右中間突破ツーベースヒット、守備乱れる間に安部生還
タイガース2-4カープ
ロサリオ 1-2から4球目を打ってセカンドフライ
○最後の最後になって、やたら大味な試合になってしまいましたが、安部友裕がしっかりと3安打猛打ショウ。
7回裏
黒瀬 フルカウントから7球目を打ってライトフライ
小宮山 初球を打ってセンター前ヒット
緒方 フルカウントから6球目を打ってセンターフライ
北條 3-0から4球目を選んでフォアボール
ペレス 1-2から4球目を空振り三振
8回表
グスマン 1-1から3球目を打ってピッチャーゴロ
天谷 フルカウントから7球目を見逃し三振
下水流 2-1から4球目を打ってショートゴロ
8回裏
カープ選手交代
サード堂林がファースト
ファーストグスマンに代えてキャッチャー倉
キャッチャー中村亘に代えてサード美間
ピッチャー武内に代えて今村
中谷 初球を打ってセンターフライ
森越 1-0から2球目を打ってライトファウルフライ
横田 2-2から9球目を打ってライトファウルフライ
○多少横田慎太郎に粘られはしましたが、淡々と投げ抜いた今村猛。堂林翔太同様、期待する声も大きく、事実マウンドを降りる時の拍手は大きかったですが、もう一度「ここ」で「自分はどういうスタイルを身につければいいか」を考える時期ではないかと思います。焦らず急がず。
9回表
美間 0-2から3球目を見逃し三振
庄司 フルカウントから7球目を打ってセカンドゴロ森越ナイスプレイ
鈴木将 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
安部 3-1から5球目を選んでフォアボール
次打者堂林の3球目にワイルドピッチ
堂林 3-1から5球目を打ってレフト前2点タイムリーヒット
タイガース2-6カープ

ロサリオの代打岩本 1-0から2球目を打って打ってライトへツーランホームラン
タイガース2-8カープ
倉 2-2から6球目を空振り三振
●ツーアウト、しかもランナーなしからの失点ってのは、どこのチームであろうとやっぱり萎えます。8回裏までなら2点差。まだまだ逆転があるかも知れない(正直、一二三慎太が控えているのは怖かった)状況で、この4失点てのはやはりいただけません。しかもフォアボールから、ですからね。
○安部友裕の猛打ショウで、陰に隠れてしまった感もありますが、1番の鈴木将光も1安打1フォアボール1得点。何とか彼を活かせぬてはてはないもんなんでしょうか。
9回裏
カープ選手交代
ピッチャー今村に代えて永川
陽川 1-1から3球目を打ってレフト前ヒット
黒瀬の代打西田 2-2から5球目を打ってショートゴロダブルプレイ
小宮山の代打一二三 2-2から5球目を空振り三振
○実質三凡、でいいんでしょうか。

○ビデオを構えつつ「ヒップアタック」を撮影すると言う作業は至難の業でございます。
阪神鳴尾浜球場 第16回戦 阪神4勝9敗3分
広島 200 100 104 8
阪神 010 001 000 2
勝投手:薮田和樹(7試合4勝1敗)
敗投手:岩崎優(7試合2勝3敗)
本塁打:[広島]下水流昂6号(回表 ソロ 岩崎から) 岩本貴裕3号(ツーラン 9回表 石崎から)
試合時間:3時間01分
観衆:537人
投手成績
広島東洋カープ
薮田 5回 20打者 74球 2被安打 3与四死球 6奪三振 1失点 1自責点
武内 2回 10打者 44球 2被安打 2与四死球 2奪三振 1失点 1自責点
今村 1回 3打者 12球 0被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
永川 1回 3打者 13球 1被安打 0与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
阪神タイガース
岩崎 4回 17打者 70球 4被安打 1与四死球 5奪三振 3失点 3自責点
横山 4回 17打者 69球 5被安打 0与四死球 2奪三振 1失点 0自責点
石崎 1回 7打者 34球 2被安打 2与四死球 2奪三振 4失点 4自責点
肘や肩の故障を抱え、大学時代満足に選手生活を送る事が出来ず、一時は「投げることが出来るのか」とまで言われていた薮田和樹。あらゆる面での不安を抱えたままのプロ入りと思われますが、ものの見事にその持てる能力を発揮。この試合終了時点で、32イニング自責点6、防御率は1.688と、好調さは衰える所を知りません。そして奪三振も39個と、とんでもない数字を叩き出してます。
一部報道では、7月にも出場選手登録か、的な話も出てます。将来どう言う場面での起用が考えられているか分かりませんが、まずは一軍で、との事。肩肘に古傷がある以上、間隔をあけて様子を見つつ、かと。もちろん登録と抹消を繰り替えるものとも考えますあくまで個人的な考えではありますが、いずれはセットアップ、もしくはクローザーを任せる事が出来れば良いな、とも思ってます。
ここ暫らく、カープのリリーフ投手陣で、それこそ「剛球でねじ伏せる」ようなピッチャーは、キャム・ミコライオやデニス・サーフェイトら外国人選手に頼って来ました。さらに、ドラフト会議で獲得する即戦力ピッチャーは「先発タイプ」が多くなっています。事実それで、ある程度の結果が出てはいます。
現在大瀬良大地がリリーフに転向してはいますが、彼もまたいずれはスターターにもどるものと思います。中崎翔太もようやく、結果が見えてくるようになりましたが、もう一人二人、試合後半の1イニングをビシッと締める事が出来るピッチャーがいてもいいそう言うピッチャーになれると思うんです。
素人考えかも知れませんが、やはりリリーフピッチャーは、空振り三振を取れるストレートがあるかどうか。絶対に打たれてはいけない場面での登板が多くなるはず。そんなピンチをスカッと抑えるには、やはりストレートの魅力ってのは外せないように思います。薮田和樹本人が「どういうピッチャーになりたい」かはあると思いますが、やはり「豪腕の系譜」は絶やして欲しくない、と考えてます。
そしてここからは少しだけ、試合から逸れます。
今年はとにかく強いです。5年、10年前を考えると有り得ないくらいです。2009年などはシーズン通して「28勝」で終わってるんですから(もちろん人は大幅に入れ替わってますが)。
チームが強いって事は、選手個々も確実に強くなっていると言う事。実際打撃成績、投手成績各部門にカープ選手の名前が沢山あります。5チームしかないウエスタンリーグではありますが、それだけ戦力が整っている、と言うか底上げが為されている、と言う事ではないでしょうか。
選手個人が強くならなければ、それらが集まった「チーム」も強くなるわけがありません。勝鯉至上主義になるかも知れませんし「ウエスタンリーグは、選手育成の場であり、実戦の機会」から逸脱するかも知れませんが、ここまで結果が伴っている以上「とことん勝て」と思うのはごく当たり前の話。
特に一軍がなかなかカラを打ち破れない現状を考えると「どうしてこれだけの成績をあげている選手を一軍で使わないのか」という疑問にも繋がります。二軍は二軍、なんでしょうけど「一軍で活躍する為の準備の場」でもあるはず。そしてそれがここ数年、ずっと続いている。これが、カープと言うプロ野球チーム全体が、もう一つ二つ、ランクアップ出来ない理由ではないでしょうか。
リーグ戦で負けているうちはチームの底上げなど到底無理です。一人二人、一軍で活躍する選手は出て来はするでしょうけど、全体のレベルアップなどとても望めません。ウエスタンリーグヴォケと思われるかも知れませんが、二軍監督が代わっても、コーチ陣の多少の入れ替えがあっても、、確実にカープ二軍のレベルアップは為されていると思いますがいかがでしょう。
試合後のクールダウン(と言っていいのか)の様子。楽しそうなので(笑)動画を撮影してみました。厳しい中にも楽しさあり、楽しい中にも厳しさ有り、といった所でしょうか。やってる事はキツそう。

すべて終了後、球場出入り口に姿を現したマイク・ザガースキー。せっせとサインに励んでいました。中にはお気に入りの「ハイチュウ」を手渡す方もおられ、終始のんびりムード、ではありました。


一旦バスに乗り込んだ薮田和樹。思い出したように戻ってきて飲料を買っていきました。しかし、ウインドブレーカーとかユニフォームの上から羽織らなくていいのかな、とも思ったり。

また次の週末、ファイターズスタジアムでお会いしましょう。そう言えば佐藤祥万は、帯同する事になったら「2年ぶりの凱旋」になるんですね。背負っているリュックの背番号は、ファイアーズ時代の「62」のままでした。果たして登板機会はあるのかな?
以上。
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青春18きっぷのシーズンに突入したら、あっついあっついナゴヤ球場にも出掛けようとは思ってます。以前は近鉄特急とかでも出掛けてたんですが、今年は地方球場巡りで費用が出ませぬ(笑)。
と言うわけで、今日も今日とて阪神鳴尾浜球場に「出勤」でございます。
そしてウエスタンリーグ公式戦も中盤戦。これまでは観戦出来る限り、カード問わずの観戦でしたが、そろそろカープの試合中心にシフトしようかと思ってます。今年「こそ」は勝って欲しいし。
2位につけているホークスとの差は6ゲームありますが、ここから如何に逃げ切るか。今シーズンの場合、雨天中止の振替がないので、勝てる時にはとことんまで勝っておかないといけませんから。
しかし前日19日は残念ながら午前中に雨天中止決定、まさかの「阪神園芸敗北」。神戸サブ球場では試合をやってただけに、重々残念な一日になりまいましたが、何とか昨日は試合が出来ました。


もう今年になって何回目か覚えてません阪神鳴尾浜球場。ただこの日は、隣の鳴尾浜臨海公園野球場で何らかの野球大会が行われていた関係上、周辺の各駐車場は満車満車。鳴尾浜球場前の道路も、隣の兵庫県立体育館の駐車場に入るための車列が出来ていました。




などと呑気に構えていたんではありますが、実は既にカープナインはバスで球場入りした直後。時間にして09:40。荷物を置く間もろくすっぽないまま、大慌てで「お出迎え」。前日が雨天中止だっただけに、今回の遠征に帯同しているメンバーは全員球場入り。先発ピッチャーが誰なのか。推測では薮田和樹だったんですが、前日予定と思われた武内久士をスライドさせるのか、などと。




翌日先発予定の?、小野淳平も球場入り。ライネル・ロサリオは警備員さんに話しかけたり。




「期待の豪腕」薮田和樹も球場入り。さて、武内久士とどっちが先に投げるのか。


そして練習開始前、その薮田和樹を従えて、タイガース古屋英夫二軍監督の下へ挨拶に出向く岩本貴裕。さしずめ「今日はコイツがねじ伏せますので。」と言ったところか。亜細亜大学の大先輩ゆえ、緊張の面持ち。盆暮れの付け届けも忘れぬよう、と言ったかどうかまでは知りません。








練習開始前、ライト定位置付近でのストレッチの真っ最中の出来事。飛び込んできたタイガース打撃練習のボールに鋭く反応、回転レシーブで見事キャッチの森笠コーチ。そしてマイク・ザガースキーが拍手。たまにはこう言うのんも動画が必要かなーとも思ったりしました。


そして、この試合から早速チームに合流したタイガースの新外国人選手、ネルソン・ペレス。イマイチ調子のながらないマット・マートンの尻叩きになるのか、それとも取って代われるのか。










改めて、今回の阪神鳴尾浜球場遠征に帯同しているピッチャーの出席確認。池ノ内亮介と佐藤祥万の画像が大きいのは「都合上」でございます。大した意味はございません。バランスの問題です。












そして野手の出席確認。多少ヌケがありますがキニシナイ!




今回の遠征には、廣瀬純が帯同しています。見るのは春先のナゴヤ球場での教育リーグ以来。
スターティングオーダー
先攻:広島東洋カープ
1(中)鈴木将
2(遊)安部
3(三)堂林
4(指)ロサリオ
5(一)グスマン
6(左)廣瀬
7(右)下水流
8(捕)中村亘
9(二)庄司
P:籔田




カープ先発「噂の豪腕」薮田和樹。


試合前の円陣。声出しはライネル・ロサリオ。しかしシーズン開幕前、突然おん「剃髪」で話題になった廣瀬純。すっかり伸びてしまいました。もしかしたら「伸びきったら遠征帯同」だったのか?などと。
後攻:阪神タイガース
1(指)緒方
2(遊)北條
3(左)ペレス
4(右)中谷
5(二)森越
6(中)横田
7(三)陽川
8(一)黒瀬
9(捕)小宮山
P:岩崎




タイガース先発岩崎(いわざき)優。


試合前の円陣。声出しは北條史也。
審判

球審:水口拓哉、一塁:須山佑多、三塁:坂井遼太郎
打撃成績
1回表
鈴木将 0-2から3球目を見逃し三振
安部 フルカウントから11球目を打ってレフト前ヒット、ペレス処理ミスの間に安部セカンドへ
堂林 3-1から5球目を選んでフォアボール
ロサリオ 2-2から5球目を空振り三振
グスマン 初球を打ってレフト前タイムリーヒット
タイガース0-1カープ
廣瀬 初球を打ってライト前ヒットとバックホーム悪送球でセカンドへ
タイガース0-2カープ
下水流 フルカウントから6球目を見逃し三振
●いきなりやってきたネルソン・ペレスの「初守備機会」ですが、ちょっと足元がおぼつかねーなー、ってな感じ。案の定、レフト横のなんでもない打球なのに後逸、安部友裕に楽々とセカンド進塁を許してしまった。もっとも、19日に契約書位サインして、翌日には試合出場、ってのもかなり無理な話。ただ、試合前の守備練習では、肩の強いところが見受けられました。さて、どう起用するか。
1回裏
緒方 2-1から4球目を打ってファーストゴロ
北條 3-1から5球目を選んでフォアボール
ペレス フルカウントから球6目を打ってレフトフライ
中谷 1-2から4球目を空振り三振
2回表
中村亘 1-0から2球目を打ってレフトフライ
庄司 0-1から2球目を打ってショートゴロ
鈴木将 初球を打ってショートゴロ
2回裏
森越 1-1から3球目を打ってライト前ヒット
横田 フルカウントから6球目を打ってライト線ツーベースヒット
陽川 初球を打ってショートフライ
黒瀬 1-0から2球目を打ってライト犠牲フライ
タイガース1-2カープ
小宮山 0-2から3球目を空振り三振
3回表
安部 1-2から6球目を空振り三振
堂林 0-1から2球目を打ってセンターフライ
ロサリオ 0-2から3球目を打ってファーストゴロ
3回裏
緒方 1-2から5球目を空振り三振
北條 0-2から3球目を打ってショートライナー
ペレス 2-2から5球目を空振り三振
4回表
グスマン 2-2から7球目を打ってサードゴロ
廣瀬 1-2から4球目を空振り三振




下水流 2-0から3球目を打って左中間へ第6号ホームラン
タイガース1-3カープ
中村亘 フルカウントから6球目を打ってレフトフライ
○ちょっとばかし試合が落ち着き始めた頃に飛び出した、下水流昂の第6号ソロホームラン。この後内野安打1本追加で、打率も0.282に上昇。、そろそろ上からのお呼びがかかってもいいはず。ほかの選手もそうですが、いったいどれだけの成績を残せば、緒方孝市監督は彼を一軍に呼ぶのか。
4回裏
中谷 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
森越 3-1から5球目を選んでフォアボール
横田 1-0から2球目を打ってショートフライ
次打者陽川の2球目にダブルスチール成功
陽川 1-2から5球目を空振り三振
黒瀬 1-0から2球目を打ってセンターフライ
○ストレートでグイグイ押しまくってた薮田和樹。しかしながらこのイニングだけは四苦八苦。と言うよりも、今投じる事が出来る変化球を全て試したのかな、と言った印象。その中にはカットボールやフォーク、他にはカーブもありました。これには正直、タイガース打線も面食らったかも。
5回表
タイガース選手交代
ピッチャー岩崎に代えて横山
庄司 フルカウントから7球目を打ってレフトフライ
鈴木将 初球を打ってレフト前ヒット
安部 2-2から6球目を打ってレフト前ヒット




次打者堂林の2球目のファウルが山田コーチの左大腿部内側膝上付近を直撃。
※なお山田コーチはこの後も「アイシングで様子を見る」こともなく、無事職務継続。
堂林 0-2から3球目を打ってサードフライ
ロサリオ 1-2から4球目を打ってセカンドフライ
5回裏
黒瀬 1-0から2球目を打ってセンターフライ
緒方 0-1から2球目を打ってセカンドフライ
北條 0-2から3球目を空振り三振
○この回で、かねてから一度見たかった薮田和樹は御役御免となりました。なかなかまともに計測値の出ない阪神鳴尾浜球場のスピードガンで、150km/h連発はさすがに見ごたえがありました。
6回表
グスマン 3-1から2球目を打ってショートフライ
廣瀬 0-1から2球目を打ってファーストファウルフライ
下水流 2-2から6球目を打ってピッチャーのグラブを弾く内野安打
中村亘 1-2から4球目を空振り三振
6回裏
カープ選手交代
ピッチャー薮田に代えて武内
ペレス フルカウントから8球目を打ってライトフライ
中谷 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
森越 初球を打ってレフトオーバータイムリーツーベースヒット
タイガース2-3カープ
横田 0-1から2球目を打ってセカンドゴロ
陽川 1-2から4球目を空振り三振
7回表
庄司 2-1から4球目を打ってショートゴロ
鈴木将 初球を打ってサードゴロ
安部 2-2から6球目を打ってライト前ヒット
堂林 1-1から3球目を打って右中間突破ツーベースヒット、守備乱れる間に安部生還
タイガース2-4カープ
ロサリオ 1-2から4球目を打ってセカンドフライ
○最後の最後になって、やたら大味な試合になってしまいましたが、安部友裕がしっかりと3安打猛打ショウ。
7回裏
黒瀬 フルカウントから7球目を打ってライトフライ
小宮山 初球を打ってセンター前ヒット
緒方 フルカウントから6球目を打ってセンターフライ
北條 3-0から4球目を選んでフォアボール
ペレス 1-2から4球目を空振り三振
8回表
グスマン 1-1から3球目を打ってピッチャーゴロ
天谷 フルカウントから7球目を見逃し三振
下水流 2-1から4球目を打ってショートゴロ
8回裏
カープ選手交代
サード堂林がファースト
ファーストグスマンに代えてキャッチャー倉
キャッチャー中村亘に代えてサード美間
ピッチャー武内に代えて今村
中谷 初球を打ってセンターフライ
森越 1-0から2球目を打ってライトファウルフライ
横田 2-2から9球目を打ってライトファウルフライ
○多少横田慎太郎に粘られはしましたが、淡々と投げ抜いた今村猛。堂林翔太同様、期待する声も大きく、事実マウンドを降りる時の拍手は大きかったですが、もう一度「ここ」で「自分はどういうスタイルを身につければいいか」を考える時期ではないかと思います。焦らず急がず。
9回表
美間 0-2から3球目を見逃し三振
庄司 フルカウントから7球目を打ってセカンドゴロ森越ナイスプレイ
鈴木将 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
安部 3-1から5球目を選んでフォアボール
次打者堂林の3球目にワイルドピッチ
堂林 3-1から5球目を打ってレフト前2点タイムリーヒット
タイガース2-6カープ


ロサリオの代打岩本 1-0から2球目を打って打ってライトへツーランホームラン
タイガース2-8カープ
倉 2-2から6球目を空振り三振
●ツーアウト、しかもランナーなしからの失点ってのは、どこのチームであろうとやっぱり萎えます。8回裏までなら2点差。まだまだ逆転があるかも知れない(正直、一二三慎太が控えているのは怖かった)状況で、この4失点てのはやはりいただけません。しかもフォアボールから、ですからね。
○安部友裕の猛打ショウで、陰に隠れてしまった感もありますが、1番の鈴木将光も1安打1フォアボール1得点。何とか彼を活かせぬてはてはないもんなんでしょうか。
9回裏
カープ選手交代
ピッチャー今村に代えて永川
陽川 1-1から3球目を打ってレフト前ヒット
黒瀬の代打西田 2-2から5球目を打ってショートゴロダブルプレイ
小宮山の代打一二三 2-2から5球目を空振り三振
○実質三凡、でいいんでしょうか。


○ビデオを構えつつ「ヒップアタック」を撮影すると言う作業は至難の業でございます。
阪神鳴尾浜球場 第16回戦 阪神4勝9敗3分
広島 200 100 104 8
阪神 010 001 000 2
勝投手:薮田和樹(7試合4勝1敗)
敗投手:岩崎優(7試合2勝3敗)
本塁打:[広島]下水流昂6号(回表 ソロ 岩崎から) 岩本貴裕3号(ツーラン 9回表 石崎から)
試合時間:3時間01分
観衆:537人
投手成績
広島東洋カープ
薮田 5回 20打者 74球 2被安打 3与四死球 6奪三振 1失点 1自責点
武内 2回 10打者 44球 2被安打 2与四死球 2奪三振 1失点 1自責点
今村 1回 3打者 12球 0被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
永川 1回 3打者 13球 1被安打 0与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
阪神タイガース
岩崎 4回 17打者 70球 4被安打 1与四死球 5奪三振 3失点 3自責点
横山 4回 17打者 69球 5被安打 0与四死球 2奪三振 1失点 0自責点
石崎 1回 7打者 34球 2被安打 2与四死球 2奪三振 4失点 4自責点
肘や肩の故障を抱え、大学時代満足に選手生活を送る事が出来ず、一時は「投げることが出来るのか」とまで言われていた薮田和樹。あらゆる面での不安を抱えたままのプロ入りと思われますが、ものの見事にその持てる能力を発揮。この試合終了時点で、32イニング自責点6、防御率は1.688と、好調さは衰える所を知りません。そして奪三振も39個と、とんでもない数字を叩き出してます。
一部報道では、7月にも出場選手登録か、的な話も出てます。将来どう言う場面での起用が考えられているか分かりませんが、まずは一軍で、との事。肩肘に古傷がある以上、間隔をあけて様子を見つつ、かと。もちろん登録と抹消を繰り替えるものとも考えますあくまで個人的な考えではありますが、いずれはセットアップ、もしくはクローザーを任せる事が出来れば良いな、とも思ってます。
ここ暫らく、カープのリリーフ投手陣で、それこそ「剛球でねじ伏せる」ようなピッチャーは、キャム・ミコライオやデニス・サーフェイトら外国人選手に頼って来ました。さらに、ドラフト会議で獲得する即戦力ピッチャーは「先発タイプ」が多くなっています。事実それで、ある程度の結果が出てはいます。
現在大瀬良大地がリリーフに転向してはいますが、彼もまたいずれはスターターにもどるものと思います。中崎翔太もようやく、結果が見えてくるようになりましたが、もう一人二人、試合後半の1イニングをビシッと締める事が出来るピッチャーがいてもいいそう言うピッチャーになれると思うんです。
素人考えかも知れませんが、やはりリリーフピッチャーは、空振り三振を取れるストレートがあるかどうか。絶対に打たれてはいけない場面での登板が多くなるはず。そんなピンチをスカッと抑えるには、やはりストレートの魅力ってのは外せないように思います。薮田和樹本人が「どういうピッチャーになりたい」かはあると思いますが、やはり「豪腕の系譜」は絶やして欲しくない、と考えてます。
そしてここからは少しだけ、試合から逸れます。
今年はとにかく強いです。5年、10年前を考えると有り得ないくらいです。2009年などはシーズン通して「28勝」で終わってるんですから(もちろん人は大幅に入れ替わってますが)。
チームが強いって事は、選手個々も確実に強くなっていると言う事。実際打撃成績、投手成績各部門にカープ選手の名前が沢山あります。5チームしかないウエスタンリーグではありますが、それだけ戦力が整っている、と言うか底上げが為されている、と言う事ではないでしょうか。
選手個人が強くならなければ、それらが集まった「チーム」も強くなるわけがありません。勝鯉至上主義になるかも知れませんし「ウエスタンリーグは、選手育成の場であり、実戦の機会」から逸脱するかも知れませんが、ここまで結果が伴っている以上「とことん勝て」と思うのはごく当たり前の話。
特に一軍がなかなかカラを打ち破れない現状を考えると「どうしてこれだけの成績をあげている選手を一軍で使わないのか」という疑問にも繋がります。二軍は二軍、なんでしょうけど「一軍で活躍する為の準備の場」でもあるはず。そしてそれがここ数年、ずっと続いている。これが、カープと言うプロ野球チーム全体が、もう一つ二つ、ランクアップ出来ない理由ではないでしょうか。
リーグ戦で負けているうちはチームの底上げなど到底無理です。一人二人、一軍で活躍する選手は出て来はするでしょうけど、全体のレベルアップなどとても望めません。ウエスタンリーグヴォケと思われるかも知れませんが、二軍監督が代わっても、コーチ陣の多少の入れ替えがあっても、、確実にカープ二軍のレベルアップは為されていると思いますがいかがでしょう。
試合後のクールダウン(と言っていいのか)の様子。楽しそうなので(笑)動画を撮影してみました。厳しい中にも楽しさあり、楽しい中にも厳しさ有り、といった所でしょうか。やってる事はキツそう。


すべて終了後、球場出入り口に姿を現したマイク・ザガースキー。せっせとサインに励んでいました。中にはお気に入りの「ハイチュウ」を手渡す方もおられ、終始のんびりムード、ではありました。




一旦バスに乗り込んだ薮田和樹。思い出したように戻ってきて飲料を買っていきました。しかし、ウインドブレーカーとかユニフォームの上から羽織らなくていいのかな、とも思ったり。


また次の週末、ファイターズスタジアムでお会いしましょう。そう言えば佐藤祥万は、帯同する事になったら「2年ぶりの凱旋」になるんですね。背負っているリュックの背番号は、ファイアーズ時代の「62」のままでした。果たして登板機会はあるのかな?
以上。
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2015.06.21 / Top↑
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