もとより「遠くの一軍より近くの二軍」をモットーとしております。

とは言うものの在阪球団がふた昔前よりも半減してしまった現在、私の唯一の頼みの綱は、阪神鳴尾浜球場になっています。藤井寺球場があった頃はもう少し変化に富んでたんですけどねぇ。

その頃から、誰に見せるわけでもなく、ビール飲みながら試合中にスコアらしきモノはちまちまメモ帳に書いてました。スポーツ新聞によくあるタイプのものですが、ホント何の為だったのかと。

それが今となっては、試合開始の3時間も前から乗り込んで写真は撮るわツイッターで実況するわバックネット裏席のど真ん中で動画は録るわと、全くもって落ち着いて観てません。自分で言うのも何ですが、ナニをどうこじらせてこうなってしまったのか自分でも理解出来ません(笑)。

そんなこんなで今年に入って13回目の阪神鳴尾浜球場です。スタンプカード出来んかな(笑)。

で、こんな最中に飛び込んできた、オリックスバファローズ森脇浩二監督の休養。もちろん体調不良とかではなく、成績不振の責任を取って、のものではありますが、けっして嫌いな監督ではなかっただけに、至極残念。このあたりはまた日を改めて感想なり述べればな、とは思っております。

――――トドメさしたようなもんですからね。


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毎度お馴染みの定点撮影。終日、スカッと晴れる、というわけでもなく薄曇り。ただ風通しは良かったです。今年の阪神鳴尾浜球場はこんな天気が多いように思います。

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到着は10:45。バファローズのバッティング練習中。

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で、ここではいつものように、ビジターチームの、つまりはバファローズ選手の練習の様子をあれこれ見て回り「たい」んですが、気のせいかしらグラウンドで動いている選手が少ない。ゲージでのバッティング練習を終えた坂口智隆も、終わったらさっさとベンチ裏に引っ込んでしまいました。

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こうやってバファローズのビジターでの練習風景を見ることもそうありません。ただ少し気になったのは、何となくホーム神戸サブでのそれ人比べて活気がないし、グラウンドにいる人数も明らかに少ない。残り30分以上あるはずなのに、極端な話バッティング「しか」してないような状態。

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カープの場合だと、バッティング練習の傍ら一塁ベンチ前付近で数人がスタートダッシュの練習、その傍らで山田和利コーチが外野ノック、一塁ベンチ前で水元コーチがキャッチャー相手にノック、内野にも選手が散らばって走塁練習と、誰かがどこかで動いています。必要最小限の選手しか連れてきてないんだと思いますが、ビジターの立場とは言え、試合前練習に活気がない様に見えました。




そして試合開始直前のグラウンド。一度撮影したかった、阪神園芸さんの「円芸」。下書きもなく、自らの足の感覚だけで、見事なネクストバッターズサークルをくるり。しかも、ラインパウダー用石灰を一切こぼさない技。もうこれは「芸術」の領域。よその球団のグラウンドキーパーさんの見本。



スターティングオーダー
先攻:オリックスバファローズ
1(左)小田
2(右)吉田雄
3(指)宮崎
4(一)伏見
5(三)奥浪
6(二)岩崎
7(捕)若月
8(中)武田
9(遊)山本
P:佐藤峻

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バファローズ先発の佐藤峻一

後攻:阪神タイガース
1(中)大和
2(二)森越
3(遊)北條
4(右)江越
5(捕)梅野
6(指)新井
7(一)中谷
8(三)坂
9(左)横田
P:秋山

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タイガース先発の秋山拓巳

○●どこのチームも外国人選手の補強が必須になり、ウエスタンリーグでもスターティングメンバー、ベンチ入りメンバーに外国人選手が入っているのが当たり前になってますが、この試合はほんと珍しく、両チームとも外国人選手おn名前は一切なし。本当はこうじゃないといかんのですが。

審判
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球審:今岡諒平、一塁:梅木謙一、三塁:水口拓也

打撃成績
1回表
小田      0-1から2球目を打ってショートゴロエラー
吉田雄    0-1から2球目を打って右中間へヒット、小田はサードへ
宮崎      1-0から2球目を打ってセンター犠牲フライ
タイガース0-1バファローズ
伏見      2-2から9球目を空振り三振
奥浪      初球を打ってレフト前ヒット
岩崎      1-2から5球目を打ってセカンドゴロ

1回裏
大和     1-1から3球目を打ってサードゴロ
森越     1-0から球2目を打ってセンターフライ
北條     3-1から5球目を選んでフォアボール
次打者江越の3球目にワイルドピッチ
江越     2-2から9球目を空振り三振

2回表
若月     3-1から5球目を打ってセカンドライナー
武田     1-1から3球目を打ってライトフライ
山本     1-2から4球目を打ってセカンドゴロ

2回裏
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梅野     2-2から7球目を打ってサードゴロ
新井     フルカウントから6球目を選んでフォアボール
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中谷     1-0から2球目を打ってレフト前ヒット
坂       2-2から5球目を見逃し三振
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横田     初球を打ってピッチャー前内野安打
大和     0-1から2球目を打ってレフトフライ

●横田慎太郎の「打球」。思い切り振ったまでは良かったですが、バットが根元から真っ二つ。しかしながらそのお陰で強烈なスピンがかかったのか、ピッチャー佐藤峻が処理できず。結果内野安打。

3回表
小田      2-1から3球目を打ってレフトフライ
吉田雄    1-2から6球目を打ってセカンドゴロ
宮崎      1-0から2球目を打ってファーストゴロ

3回裏
森越     2-2から6球目を打ってセカンドゴロエラー
北條     1-2から球目を打ってライトフライ
江越     2-2から5球目を打ってセカンドゴロセカンド封殺
梅野     1-2から6球目を打ってレフト前ヒット
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新井     0-2から3球目を打ってショートゴロ

●新井良太の画像。打席中のファウルの画像でがありますが、改めて「あぁ、兄弟なんだなぁ」と思わせるフォロースルー。長兄も同じようなフォームだったそうですが、これはもう「血筋」なのか。

4回表
伏見     1-2から4球目にデッドボール

奥浪     1-0から2球目をピッチャー前送りバント
岩崎     2-2から7球目を打ってレフトフライ
しかし内野への返球が乱れて伏見はサードへ
若月     初球を打ってショートゴロ

4回裏
中谷     1-2から4球目を打ってサードゴロ
坂       初球を打ってセカンドゴロ
横田     初球を打ってレフトオーバースリーベースヒット
大和     0-1から2球目を打ってレフト前タイムリーヒット
タイガース1-1バファローズ
森越     1-2から4球目を打ってセンター前ヒット中前安打、大和はサードへ
北條     フルカウントから9球目を選んでフォアボール
次打者江越の4球目にワイルドピッチで大和生還
タイガース2-1バファローズ
江越     2-2から6球目を空振り三振

5回表
タイガース選手交代
センター大和に代えてライト緒方
ライト江越がセンター
セカンド森越に代えて黒瀬

武田      2-1から4球目を打ってファーストファウルフライ
山本      初球を打って三塁線ツーベースヒット
小田      フルカウントから8球目を打ってセカンドゴロ
吉田雄    2-2から5球目を打ってタイムリースリーベースヒット
タイガース2-2バファローズ
宮崎      2-2から6球目を打ってセカンドライナー

5回裏
梅野     1-2から4球目を打ってライトフライ
新井     1-0から2球目を打ってショートフライ
中谷     1-2から4球目を打ってサードゴロ

○ここまで、一生懸命投げていたであろう佐藤峻一ではありますが、とにかくボールにキレがないので、なかなか空振りが取れず、結果それが球数の多さに繋がっている。もちろんここまで投げさせたのは、登板計画の一環ですが、前で投げている以上、自分で、そしてキャッチャーとともに、長いイニングをどう切り抜けるか、を考えないといかん、と思います。あと、間が長すぎるのが気になりました。

6回表
伏見     1-1から3球目を打ってファーストフライ
奥浪     0-1から2球目を打ってレフトフライ
岩崎     フルカウントから8球目を打ってレフトフライ

6回裏
バファローズ選手交代
ピッチャー佐藤に代えて中山

坂       2-2から5球目を打ってレフト前ヒット
坂の代走に西田
横田     初球を打ってショートゴロセカンド封殺
緒方     フルカウントから6球目を打ってピッチャーゴロ
黒瀬     0-1から2球目を打ってライト前タイムリーヒット
タイガース3-2バファローズ
北條     フルカウントから6球目を空振り三振

7回表
タイガース選手交代
代走西田がそのまま入りサード

若月     1-0から2球目を打ってショートゴロ
武田     1-1から3球目を打ってセカンドゴロ
山本     0-2から3球目を打ってライトフライ

●7イニングを投げ抜いた秋山拓巳、ではありますが、相変わらず可もなく不可もなく。むしろこれくらいは出来ないといけない投手。ただ上が詰まっているのか、リリーフで投げたり先発で投げたりと、起用法がバラバラ。あまりこう言う登板はして欲しくないんですけどね、もったいない。

7回裏
バファローズ選手交代
ピッチャー中山に代えて鈴木

江越     フルカウントから9球目を見逃し三振
梅野     フルカウントから6球目を見逃し三振
新井     1-2から4球目を打ってショートゴロ

8回表
タイガース選手交代
ピッチャー秋山に代えて小嶋

小田      フルカウントから6球目を選んでフォアボール
吉田雄    初球をキャッチャー前送りバント
宮崎      初球を打ってライトフライ 小田はサードへ
伏見      1-1から3球目を打ってショートゴロ

●クローザーだった小嶋達也。その座を今は二神一人に奪われた形にはなっていますが、たった1イニングの登板のはずなのに、先頭バッターを(簡単に、ではないだろうけど)フォアボールで出してしまうのはやはりただけない。この日のナイトゲームで、カープ中崎翔太が同じようなことをして大炎上してましたが、それだけ終盤の1イニング、先頭バッターってのはしっかり抑えないといけない。

8回裏
バファローズ選手交代
指名打者宮崎がファースト
ファースト伏見がキャッチャー
キャッチャー若月に代えてピッチャー小松

中谷     1-1から3球目を打ってファーストファウルフライ
西田     0-2から3球目を空振り三振
横田     1-1から3球目を打ってライトフライ

9回表
タイガース選手交代
ピッチャー小嶋に代えて渡辺

奥浪     1-0から2球目を打ってセンター前ヒット
岩崎     1-0から2球目を打ってレフト前ヒット
次打者代打田中の3球目にワイルドピッチ
小松の代打田中 3-1から5球目を選んでフォアボール

武田     2-1から4球目を打ってレフトへ逆転満塁ホームラン
タイガース3-6バファローズ
山本     1-2から4球目を空振り三振

タイガース選手交代
ピッチャー渡辺に代えて藤原

小田      2-0から3球目にデッドボール
吉田雄    初球デッドボール

タイガース選手交代
ピッチャー藤原に代えて田面

宮崎     1-0から2球目を打ってレフト前ヒット
伏見     フルカウントから6球目を打ってレフト前2点タイムリーヒット
タイガース3-8バファローズ
奥浪     初球を打ってサードフライ
岩崎     フルカウントから7球目を空振り三振

●渡辺亮が酷かった。ヒットヒットワイルドピッチフォアボール、独り相撲とは言いませんが、フォアボールは余計だったか、と。まぁ勝負のかかった場面でありながら、ここをしっかり抑えて次のステップへ、と言うベンチ音っ目論見もあったんだとは思いますが、もろくも崩れ去ってしまったのも事実。

●その後ももうどうしようもない。微妙な判定とは思いましたが、2者連続デッドボールの藤原正典、簡単に打たれた田面巧二郎。阪神鳴尾浜球場で見慣れた光景ですが、あまりにも平常運転。長いながらも中盤はそこそこしまった展開になりつつあっただけに、残念な9回表。特に田面巧二郎は、二ヶ月間の武者修行の成果見えず。もっとも、二ヶ月で進化したらこんな所にはおらんでしょうが。

9回裏
バファローズ選手交代
キャッチャー伏見がファースト
代打田中がそのまま入りキャッチャー
ファースト宮崎に代えてピッチャー大山

代打原口  ストレートのフォアボール
黒瀬     2-1から4球目を打ってショートフライ
北條     0-1から2球目を打ってショートゴロセカンド封殺
江越     3-1から5球目を打ってライト前ヒット
梅野     1-1から3球目を打ってレフト前タイムリーヒット
タイガース4-8バファローズ
新井の代打岡崎 2-2から5球目を空振り三振

阪神鳴尾浜球場 第12回戦 阪神7勝5敗
神戸 100 010 006 8
阪神 000 201 001 4

勝投手:小松聖 (16試合3勝2敗4S)
敗投手:渡辺亮 (15試合0勝1敗)
本塁打:[神戸]武田健吾3号(9回表 逆転満塁 渡辺から)
試合時間:多分3時間半くらい
観衆:人がいっぱいで座れないんです

投手成績
オリックスバファローズ
佐藤峻 5  回 30打者 107球 6被安打 3与四死球 2奪三振 2失点 2自責点
中山   1  回  5打者  20球 2被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
鈴木   1  回  3打者  19球 0被安打 0与四死球 2奪三振 0失点 0自責点
小松   1  回  3打者   9球 0被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
大山   1  回  6打者  23球 2被安打 1与四死球 1奪三振 1失点 1自責点

阪神タイガース
秋山  7  回 31打者 115球 4被安打 1与四死球 1奪三振 1失点 1自責点
小嶋  1  回  4打者  11球 0被安打 1与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
渡辺  0.1回  5打者  17球 3被安打 1与四死球 0奪三振 4失点 4自責点
藤原  0  回  2打者   3球 0被安打 2与四死球 0奪三振 2失点 2自責点
田面  0.2回  4打者  10球 2被安打 0与四死球 1奪三振 0失点 0自責点



ワイルドピッチ、デッドボールにフォアボール、内外野の連携ミス、締まりのないリリーフ陣と、ぶっちゃけ「弱いチーム」の全部を見せてもらったような気もします。それだけカープが強すぎるだとは思いますが(締まりのないリリーフ陣、は大きな声では言えません、言えません)。

特にバッテリーミスでの失点は、どこのチームであってもやはりつまらないもの。

先日の由宇練習場でのカープ対ホークスの試合。ワイルドピッチやパスボールだけで4点取って、にカープが逆転サヨナラの試合を演じました。雨降りの中、そしてやたらめったらファウルゾーンの広い由宇練習場特有のカープの勝鯉だったとは思いますが、両チームともわかっているはずなのに、相変わらずのつまらないバッテリーミスでの進塁、そして失点はやっぱり何度見ても白けます。

特にリリーフ陣でそれが出てしまうと、締まりつつある試合も台無しになってしまう。そのトドメが武田健吾の逆転満塁ホームラン。もうこれは打たれるべくして打たれた、とでも言いましょうか。

そしてバファローズ。

森脇浩司監督が成績不振の責任をとって休養に入られましたが、武田健吾はじめ、奥浪鏡、吉田雄人、そして若月健也、蒔いた種は確実に二軍で伸びつつあります。大補強が結果大失敗に終わり、燦々たる成績になってしまいましたが、まだまだバファローズの3年後は明るい、はずです。


何でや!カープ関係ないやろ!と思われるかも知れませんが、クリック頂ければ幸い。これからの励みになります。
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2015.06.03 / Top↑
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