大阪府下に、プロ野球を開催出来る規模の球場が少ない、と言う話は過去に取り上げてます。
ただ最近は、オリックスバファローズ二軍が、高槻市や富田林市、直近では来週、豊中市での主催ゲームがありますが、今回はその「数少ないプロ野球が開催出来る球場」への巡礼、でございます。
舞洲ベースボールスタジアム
数年前、夏の甲子園大会大阪府予選、PL学園高校対履正社高校の試合を観戦に行きました。現在福岡ソフトバンクホークスに在籍している勧野甲輝が、PL学園で4番を打ってた頃。それ以来。今年は6月27日と28日に、バファローズ対タイガースのウエスタンリーグ公式戦が行われます。
今回は、第86回都市対抗野球大会近畿地区第2次予選第1代表決定トーナメントを観戦に行きました。大阪府下にある、とは言うものの、おいそれと観戦出来る場所にないですからねぇ。

球場へは極力電車・バス等の公共交通機関を、と考えている私。最初の第一歩は南海高野線初芝駅。目的の試合の開始予定時刻は10:00。しかも社会人野球。果たして間に合うのかどうか。
ご存じの方も多いかと思いますが、社会人野球の公式戦・オープン戦問わず、特にその日の第1試合ともなると、開始予定時刻より早く始まる事が多々あります。やはり試合は最初から観てナンボ。

大阪環状線新今宮駅。もう09:00前なので、朝ラッシュもひと段落。外回り電車に乗ります。大阪駅から来られる場合は、1番線ホームから内回り電車に乗ります。運が良ければ「ユニバーサルシティ・桜島行」電車に御乗車ください。西九条駅での乗り換えの手間が省けます。

西九条駅で「ゆめ咲線(桜島線)」に乗り換え。内回り・外回り電車ともに向かい側の電車です。何で月曜日なのにUSJに向かおうとする人がこんなにおるのか理解不能。その前に、なぜ月曜日の午前中から、縁もゆかりもないチーム同士の試合を観に行こうとするど阿呆がおるのか不思議。

終点桜島駅。USJその他大阪北港周辺の再開発によって、駅の位置も大きく変わりました。

駅前の横断歩道を渡って右に曲がった所にある「北港バス」の停留所。午前中は比較的本数はありますが、日中は20分に1本。バファローズの試合の時は臨時便がある、とは思いますが。

ちなみに、大阪市交通局とは何の関係もなく、基本的にタクシー会社なので、交通系ICカードの類は一切使用出来ません。またバス自体も「前乗り後降り運賃先払い」ですので御注意ください。

バスに揺られること約15分で到着。停留所は少ないですが、停留所間がかなり長いです。

上の段右写真を回り込むとスロープになっています。その先に両チームの応援受付がありました。その奥に円筒形の建物がありますが、黄色い屋根のそれはエレベーター、青い屋根のそれは入場券売り場になっています。高校野球予選の時はここで入場券を販売していました。今回は入場無料。

簡単な仕切りだけの入場ゲートが二ヶ所。


そこを入るとスタンド下の言わば「コンコース」になっています。そのコンコースにはトイレやクズ物入れ、喫煙コーナー等があります。おそらくこのあたりに売店等も出るものと思われます。

入って右側、つまりはライト側へ回ってみました。一部は内野スタンド下から外れ野ざらしの状態。1996年開場で既に19年。通路のコンクリートの隙間からは雑草が伸び始めています。

一番奥の階段から内野席へ昇ってみました。外野は天然芝、内野はクレー舗装。

ところどころ写り込んでいますが、舞洲ベースボールスタジアムで目立つものといえば「黄色のアーチ橋」。これはバックネットを支えるのに使用されています。スタジアムのシンボル。

バックネット裏からの球場全景。

内野の座席はすべて強化プラスチック製。バックネット裏は背もたれ付き、一塁側三塁側の内野席は、背もたれのない単独のモノ。もちろん指定席にもなります。

当然外野芝生席もあります。公式には2000人収容、伴っていますが、以外にフェンスが高いので、試合観戦には不向きかも知れません。さらには、あまり手入れされている雰囲気がない(笑)。

両翼100メートル、センター122メートル。2008年のオリンピックが大阪で開催された場合には、野球競技がここで行われるはずでしたが、残念ながら?頓挫してしまいました。


センターバックスクリーンは「三面鏡」タイプ(と言っていいのか)。中央にランニングスコア、左右にオーダー表示されています。残念ながら球速表示はなし、ボールカウントも「SBO」のままバックネット裏の表示もSBOのままになっています。あまり関係ないかも知れませんが、日本宝くじ協会寄贈。

照明塔は6基。夕方から夜にかけて、野球教室も行われているくらいなので、練習には差し支えないとは思いますが、硬式野球で使用できるかどうか、ってのは分かりません。
内野外野で収容人員は10000人とか。その気になれば20000人規模のスタジアムに出来るとは思いますが。プロ野球を開催出来るスタジアムが京セラドーム大阪だけでは少し寂しい。
お役所仕事的招致活動の末、オリンピック招致が大失敗に終わり、本当に浮いてしまった形の「舞洲」ではありますが、スタジアム自体は手直しすれば使用できるはず。高校野球等の開催もありますが、アクセス等改善されれば、これだけの施設なんだから、まだまだ活かす手段はあると思います。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。

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ただ最近は、オリックスバファローズ二軍が、高槻市や富田林市、直近では来週、豊中市での主催ゲームがありますが、今回はその「数少ないプロ野球が開催出来る球場」への巡礼、でございます。
舞洲ベースボールスタジアム
数年前、夏の甲子園大会大阪府予選、PL学園高校対履正社高校の試合を観戦に行きました。現在福岡ソフトバンクホークスに在籍している勧野甲輝が、PL学園で4番を打ってた頃。それ以来。今年は6月27日と28日に、バファローズ対タイガースのウエスタンリーグ公式戦が行われます。
今回は、第86回都市対抗野球大会近畿地区第2次予選第1代表決定トーナメントを観戦に行きました。大阪府下にある、とは言うものの、おいそれと観戦出来る場所にないですからねぇ。


球場へは極力電車・バス等の公共交通機関を、と考えている私。最初の第一歩は南海高野線初芝駅。目的の試合の開始予定時刻は10:00。しかも社会人野球。果たして間に合うのかどうか。
ご存じの方も多いかと思いますが、社会人野球の公式戦・オープン戦問わず、特にその日の第1試合ともなると、開始予定時刻より早く始まる事が多々あります。やはり試合は最初から観てナンボ。

大阪環状線新今宮駅。もう09:00前なので、朝ラッシュもひと段落。外回り電車に乗ります。大阪駅から来られる場合は、1番線ホームから内回り電車に乗ります。運が良ければ「ユニバーサルシティ・桜島行」電車に御乗車ください。西九条駅での乗り換えの手間が省けます。


西九条駅で「ゆめ咲線(桜島線)」に乗り換え。内回り・外回り電車ともに向かい側の電車です。何で月曜日なのにUSJに向かおうとする人がこんなにおるのか理解不能。その前に、なぜ月曜日の午前中から、縁もゆかりもないチーム同士の試合を観に行こうとするど阿呆がおるのか不思議。


終点桜島駅。USJその他大阪北港周辺の再開発によって、駅の位置も大きく変わりました。


駅前の横断歩道を渡って右に曲がった所にある「北港バス」の停留所。午前中は比較的本数はありますが、日中は20分に1本。バファローズの試合の時は臨時便がある、とは思いますが。


ちなみに、大阪市交通局とは何の関係もなく、基本的にタクシー会社なので、交通系ICカードの類は一切使用出来ません。またバス自体も「前乗り後降り運賃先払い」ですので御注意ください。


バスに揺られること約15分で到着。停留所は少ないですが、停留所間がかなり長いです。


上の段右写真を回り込むとスロープになっています。その先に両チームの応援受付がありました。その奥に円筒形の建物がありますが、黄色い屋根のそれはエレベーター、青い屋根のそれは入場券売り場になっています。高校野球予選の時はここで入場券を販売していました。今回は入場無料。


簡単な仕切りだけの入場ゲートが二ヶ所。




そこを入るとスタンド下の言わば「コンコース」になっています。そのコンコースにはトイレやクズ物入れ、喫煙コーナー等があります。おそらくこのあたりに売店等も出るものと思われます。


入って右側、つまりはライト側へ回ってみました。一部は内野スタンド下から外れ野ざらしの状態。1996年開場で既に19年。通路のコンクリートの隙間からは雑草が伸び始めています。


一番奥の階段から内野席へ昇ってみました。外野は天然芝、内野はクレー舗装。


ところどころ写り込んでいますが、舞洲ベースボールスタジアムで目立つものといえば「黄色のアーチ橋」。これはバックネットを支えるのに使用されています。スタジアムのシンボル。

バックネット裏からの球場全景。


内野の座席はすべて強化プラスチック製。バックネット裏は背もたれ付き、一塁側三塁側の内野席は、背もたれのない単独のモノ。もちろん指定席にもなります。


当然外野芝生席もあります。公式には2000人収容、伴っていますが、以外にフェンスが高いので、試合観戦には不向きかも知れません。さらには、あまり手入れされている雰囲気がない(笑)。



両翼100メートル、センター122メートル。2008年のオリンピックが大阪で開催された場合には、野球競技がここで行われるはずでしたが、残念ながら?頓挫してしまいました。




センターバックスクリーンは「三面鏡」タイプ(と言っていいのか)。中央にランニングスコア、左右にオーダー表示されています。残念ながら球速表示はなし、ボールカウントも「SBO」のままバックネット裏の表示もSBOのままになっています。あまり関係ないかも知れませんが、日本宝くじ協会寄贈。


照明塔は6基。夕方から夜にかけて、野球教室も行われているくらいなので、練習には差し支えないとは思いますが、硬式野球で使用できるかどうか、ってのは分かりません。
内野外野で収容人員は10000人とか。その気になれば20000人規模のスタジアムに出来るとは思いますが。プロ野球を開催出来るスタジアムが京セラドーム大阪だけでは少し寂しい。
お役所仕事的招致活動の末、オリンピック招致が大失敗に終わり、本当に浮いてしまった形の「舞洲」ではありますが、スタジアム自体は手直しすれば使用できるはず。高校野球等の開催もありますが、アクセス等改善されれば、これだけの施設なんだから、まだまだ活かす手段はあると思います。
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2015.05.27 / Top↑
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