ここしばらく、一軍の試合はろくに見てません。勤務のシフトが完全に午後からになり、生中継を観る時間もない。録画予約したところで、結果を知った後ではチカラも入らんし。観れてせいぜい週末のデーゲーム。よくて15時半すぎ位まで。結果その他はあまり見ないよう、にはしてますが(笑)。

しかし先の土日の試合はいろいろと思うところがありました。

まずは久しぶりの登板になった戸田隆矢。

黒田博樹の負傷で回ってきた今季初先発の、15日以来のマウンドは、1イニングのリリーフ登板。緒方孝市監督にしてみたら、それこそ調整登板の意味合いもあったんだろうけど、畝龍実コーチはじめカープ首脳陣は、それまでの7日間、彼にどのような調整を指示してきたんだろうか。

先発ピッチャーが早々にマウンドを降りた時のロングリリーフの役割なのか、それとも1イニングのリリーフなのか。事実日曜日は連投の上、2回1/3の登板。起用方はぶれまくってはいないか。

今のカープリリーフ陣に、頼れるであろう左腕はマイク・ザガースキーしかいないのも理解出来るし、負担を減らす思惑もあったのかも知れんけど、土曜日の試合二人揃って登板している。さらに理解出来ない。幸いにも、飯田哲矢がプロ入り初登板を終え、今後の見通しが立ってきたにも関わらず。

ロングリリーフ枠(?)としては、つい最近まで九里亜蓮が待機してたけど、結局満足な登板機会の得られぬまま、残念なことに出場選手登録を抹消されてしまった。はっきり言ってもったいなかった。

その九里亜蓮、先週金曜日の対ホークス戦で、これまでの鬱憤を晴らすかの如く、4イニング1失点のロングリリーフでセーブを挙げている。もちろん先発を努めた野村祐輔を含め、登板計画に基づいた登板だったんだろうけど、こうした選手起用は一軍でも出来ぬものなんだろうか。

当然試合展開等を考えなければいかんのだろうけど、16日の淡路で登板した今井啓介(6回1失点)と合わせて、長いイニングを任せられるリリーフピッチャーが二人もいるのに、細かい投手リレーにこだわるのか。「3イニング(4でもいいや)任せた!」と送り出してやれば選手も意気には感じないか。

土曜日も、日曜日も、5回なり5回からこの二人だけで何とかなった、と思うのは間違いだろうか。

クリス・ジョンソンの不調は誤算だったかも知れけど、長いシーズンになるとこう言う事もある。ここまでしっかり投げてくれていたし。じゃあ、ってんで気分転換も兼ねて、早いイニングでの交代も頭入れておいても良かったんじゃないか。それこそ「計画登板」があっても良かった。リリーフも休めるし。

中崎翔太もいまいちピリッとしない。今村猛も勝ち星こそ付いたけど、まだまだ不安定要素がある。スパッと休ませる、と言う概念はカープ首脳陣人はないんだろうか。このあたりが至極残念ですよ。

まーね、ナイトゲームで最後に投げさせたピッチャーを、翌日のデーゲームのリリーフの一番最初い送り出す首脳陣ですから、何も考えてないのは目に見えてますけどね。

何も考えてない、と言えば昨日の9回表。

今浪隆博にヒットを打たれたのも致し方ない。その次の中村悠平の送りバントも、スワローズの作戦としては至極まっとうでしょう。ただ、カープに関しては「敬遠策」と「前進守備」は全く当てにならない、と言うのは、緒方孝市監督はいつになったら学習してくれるんだろう。

しかも困った事に、頭上を越される事を考慮に入れてないのか「頭を越される事はないだろう」と決めてかかってたのか、9回裏に打席が回って来ないブラッド・エルドレッドに守備固めを出してなかった。その前に、守備固めで出せそうな野間峻祥を、代打に出しただけで引っ込めてしまった。

ひざの負傷から復帰間もないブラッド・エルドレッドが必死に走ってるシーンを見て正直、情けなくなりましたよ。淡路でちらっと帰るところを見たけど、まだ歩き方にえっちらおっちら感は拭えなかった。打ててはいるけどまだ不安が有るはず。回復力は驚異的だとは思うけど、それに頼っちゃいかん。ましてやフルイニング出場なんざ望むべくもない。そのあたり緒方孝市監督は理解してるかな。

ホームラン2発、出ましたよね。その時点で、てのは早すぎるかも知れんけど、4打席終わった時点で「ようやってくれた。今日はもう休んでええよ」くらいはなかったのかなぁ。

今シーズンのカープにありがちなのが「上位~中位打線は途中交代させない」。これが完全に裏目に出てしまった格好。打席が回りっこない、わけではないけど、守備固めの選手でも、バットを持って打席に入る。振らな何も始まらないからバットは振るだろう。もしかしたら打つかも知れん。

一応ベンチは「動いているつもり」なんだろうけど、動くところ動かすところが間違ってるとしか思えない。いったいベンチに選手を何人入れてるんだよ。その選手の「配置」は考えているか?こうなればこの選手、この場面ではこの選手。首脳陣同士できちんとコミュニケーションは取れているか?

緒方監督「結果論」守備固めず左翼エルドの頭上越え
日刊スポーツ 2015年5月24日

緒方孝市監督は「結果論」で片付けちゃったけど、守備固めを出さなかったのは、結果論で片付けたらいかんと思いますけどねぇ。プロ野球、特に一軍は結果が全てなんですよ。


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2015.05.25 / Top↑
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