ゴールデンウィークの神戸サブ球場、2試合目であります。

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以前にも記しましたが、神戸サブ球場の何がいいかって、やっぱりスタジアムDJのケチャップさんの存在。もともと姫路の方とあって、そして野球好きのオッサン(笑)とあって、さらには横浜ベイスターズのスタジアムDJをなさってたとあって、試合前の空気を作るのはもうお手のもの。

とかく「試合」ともなると殺伐とした空気になりますが、そこは育成第一のウエスタンリーグ。両チームの選手を立てる事も忘れない。スタジアムDJがどの程度プロ野球の試合に導入されているかよく知りませんが、長らく主催ゲームに関して試行錯誤を繰り返したバファローズとしては大ヒットかと。

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毎度毎度しつこいと思われるかも知れませんが、ほっともっとフィールド神戸。「昨日も撮ったやんけ!」ともなりそうですが、昨日は5月4日、今日は5月5日。これもまた「定点撮影」。しかし、これだけスカッと晴れた日にもそうなかなか当たりません。

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神戸市内には「フラワーロード」と言う道がありますが、ここもまたささやかながら。

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だーかーらー。とは言うものの、この小さな橋の上でも、実は過去様々なドラマがあったんです。

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今日も今日とて「ウエスタンリーグフリーク」の方が多数集まっておられます。思えばこの3日間、バファローズは西武ドーム遠征中、カープは超満員であろうマツダスタジアムで対ジャイアンツ。

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10:00。練習見学開始。カープ選手はレフト側ファウルグラウンドでストレッチ中。バファローズ選手はバッティング練習と、隅っこの方を使っての守備練習などなど。

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バックネット前でティーバッティングに勤しむバファローズ奥浪鏡。去年のサイン会で見せた笑顔とは全く違う鬼気迫る視線。目指せ「打って守れる球界最強のゆるキャラ」。

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そして一塁側ブルペン脇に人だかり。なんじゃなんじゃと思って見に行ったら、故障で未だ登板のない金子千尋が、平井正史コーチ監視の中、そしてキャッチャーに若月健也を座らせ、バッターに原大輝を立たせ、ボールカウント等場面想定をしながらの、ジャスト100球の熱のこもったピッチング。

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そしてだいたい10:30くらいから始まるカープのバッティング練習。ブラッド・エルドレッドと何やら言葉を交わす岩本貴裕。話の内容も気になりますが、果たして日本語なのか英語なのか。

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で、そのブラッド・エルドレッド。何を思ったかいきなり左打席に立って3球ほどスイング。通常の右打席同様の快音を響かせていました。右膝のちからの入れ具合などを確認していたのかな。

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流石に超好天の祝日。入場待ちの列も、ファンクラブ会員、携帯サイト会員の列がとんでもない所まで伸びてしまったので、通常11:20の先行入場開始のところ、5分だけではありますが繰り上げスタート。ちなみに選手ウェルカムハイタッチは、比嘉幹貴と山崎福也。

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もちろん先行入場後、一番最初に何するかって「おかもとカレー」ですよ。結局この日は、試合中盤まで列が途切れることがないまま。しかも途中、ご飯がなくなったのか「予約受付」まで始まる始末。いったい何食用意して、何食売れたんでしょうか。ちょっと気になるところ。

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開門後、12:00くらいから、バックネット裏最上段の通路を使って、選手サイン会が行なわれました。せっせとペンを走らせるのは、これまた山崎福也と吉田一将。普段からこのあたりに座ってる私としては、何もせんでも選手のサインの様子が取れるというありがたさ。



スターティングオーダー
この日は試合前イベントの一環として、お客さんの中から希望者抽選でスターティングメンバー発表コール。私も行きたいんですが、実際のところこうやってすることがいっぱいあるゆえ(笑)。

先攻:広島東洋カープ
1(中)赤松
2(二)上本
3(右)シアーホルツ
4(指)エルドレッド
5(一)松山
6(左)グスマン
7(三)美間
8(捕)中村
9(遊)桒原
P:篠田



ベンチ入り
投:21 29 34 39 48 62 70 98
捕:40 61 126
内:0 13 45 55 59
外:10 25 38 43 44 50 57

後攻:オリックスバファローズ
1(右)谷
2(遊)縞田
3(中)中村
4(指)ブランコ
5(中)鉄平
6(一)伏見
7(三)奥浪
8(二)堤
9(捕)若月
P:井川



ベンチ入り
投:28 29 36 40 52 58 67 68 69
捕:23 37 45 97 115
内:30 33 38 42 54 61 124
外:0 10 24 50 53 56 63

審判と公式記録員
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球審:芦原英智、一塁:今岡諒平、三塁:須山佑多、公式記録員:足立大輔

打撃成績
1回表
赤松     1-2から4球目を空振り三振
上本     3-1から5球目を選んでフォアボール
シアーホルツ ストレートのフォアボール
エルドレッド 2-1から4球目を打ってキャッチャーファウルフライ
松山     初球を打ってサードライナー

1回裏
谷      1-0から2球目を打ってライト前ヒット
縞田     0-1から2球目をピッチャー前送りバント
中村     2-0から3球目を打ってショートゴロ
ブランコ   1-0から2球目を打ってライトフライ

2回表
バファローズ選手交代
センター中村に代えて宮崎

●中村一生謎の1イニング交代。出場選手登録されても西武ドームに移動で来るわけでもなし。

グスマン   1-1から3球目を打ってセカンド内野安打
美間     3-1から5球目を選んでフォアボール
中村亘    2-2から5球目を空振り三振
桒原     1-2から4球目を打ってショートゴロセカンド封殺
赤松     2-1から4球目を打って左中間突破タイムリーツーベースヒット
バファローズ0-2カープ
次打者上本の2球目に赤松セカンド盗塁成功、5球目のワイルドピッチでホームイン
バファローズ0-3カープ
上本     2-2から6球目を打ってサードゴロ

○打って走って2打点1得点の赤松真人。いつお呼びがかかってもいいような状態にはあると思いますが、いかんせん声がかからない。何がいけないのか。若手選手を起用するのは将来のためにもなろうけど、ペナントレースはそれだけでは成り立たないはず。

2回裏
鉄平     1-2から4球目を空振り三振
伏見     1-2から5球目を空振り三振
奥浪     2-1から4球目を打ってライトフライ

3回表
シアーホルツ 1-2から4球目を見逃し三振
エルドレッド 2-1から4球目を打ってレフトフライ
松山     1-0から2球目を打ってライトフライ

3回裏
堤      フルカウントから6球目を見逃し三振
若月     1-0から2球目を打ってショートゴロ
谷      1-0から2球目を打ってセカンドゴロ

4回表
グスマン   フルカウントから8球目を選んでフォアボール
美間     0-2から3球目を打ってショート内野安打
中村亘    3-1から5球目をピッチャー前送りバント
桒原     初球を打ってファーストゴロホームタッチアウト
赤松     1-1から3球目を打ってショートゴロ

4回裏
縞田     1-0から2球目を打って左中間突破ツーベースヒット
宮崎     2-2から6球目を打ってセカンドゴロ、縞田はサードへ
ブランコ   2-1から4球目を打ってショートゴロ、ランナー生還
バファローズ1-3カープ
鉄平     ストレートのフォアボール
伏見     フルカウントから9球目を打ってショートゴロ

5回表
上本     1-2から4球目を打ってサードゴロ
シアーホルツ 2-2から6球目を打ってセカンドゴロ
エルドレッド 1-1から3球目を打ってショートゴロ

5回裏
奥浪     2-2から6球目を打ってセンターフライ
堤      0-2から3球目を打ってピッチャーゴロ
若月     0-2から3球目を打ってセンターフライ

6回表
松山     1-2から4球目を見逃し三振
グスマン   0-1から2球目を打ってサードゴロ
美間     初球を打ってショートゴロ

6回裏
カープ選手交代
レフトグスマンに代えて鈴木将

谷      1-0から2球目を打ってレフト前ヒット
谷の代走に武田
縞田     1-2から4球目を打ってセカンドゴロ捕球エラー
宮崎     1-1から3球目を打ってサードゴロダブルプレイ
次打者ブランコの3球目前に宮崎飛び出しタッチアウト

●宮崎祐樹のサードゴロは、ややラインよりに守っていた美間優槻の真正面へ、ワンステップでベースを踏んで素早くセカンド、そしてファーストへ。かろうじてトリプルプレイは逃れたものの、結局は県政に釣られてしまって飛び出してタッチアウト。一人でスリーアウト(笑)。

7回表
バファローズ選手交代
ピッチャー坂寄に代えて鈴木
代走武田がそのまま入りセンター
センター宮崎がライト

中村亘    1-2から4球目を空振り三振
桒原     1-1から3球目を打ってセカンドゴロ
赤松     1-0から2球目を打ってセカンドゴロ

7回裏
ブランコ   0-1から2球目を打ってショートゴロ
鉄平     1-2から6球目を空振り三振
伏見     1-0から2球目を打ってセンター前ヒット
奥浪     0-2から3球目を空振り三振

8回表
バファローズ選手交代
ピッチャー鈴木に代えて古川

上本     2-1から4球目を打ってセカンドゴロ
シアーホルツ フルカウントから8球目を打ってセンターフライ

バファローズ選手交代
ピッチャー古川に代えて柴田

エルドレッド フルカウントから6球目を選んでフォアボール

バファローズ選手交代
ピッチャー柴田に代えて大山

松山の代打高橋 1-1から3球目を打ってピッチャーゴロ

●今時なかなか見なくなった「ワンポイントリレー」。きょうびどこのチームもそうやらなくなったようにも思います。時間も喰うし。ただその中でもやはり「ワンポイントファーボーラー」はいる。

8回裏
カープ選手交代
ピッチャー篠田に代えて飯田
代打高橋に代えてファースト岩本

堤      1-1から3球目を打ってサードライナー
若月     1-2から4球目を空振り三振
武田     1-2から4球目を打ってファーストゴロ 

9回表
バファローズ選手交代
ピッチャー大山に代えて高木
キャッチャー若月に代えて齋藤俊

鈴木将    1-2から6球目を打ってセカンドゴロ
美間     2-0から3球目を打ってピッチャーゴロ
中村亘    1-0から2球目を打ってレフト前ヒット
次打者桒原の4球目前に中村亘牽制タッチアウト

9回裏
カープ選手交代
ピッチャー飯田に代えてヒース
キャッチャー中村亘に代えて倉

縞田     初球を打ってサードゴロ
宮崎     2-2から5球目を空振り三振
ブランコ   1-2から4球目を空振り三振

第9回戦 オリックス3勝6敗
広島 030 000 000 3
神戸 000 100 000 1

勝投手:篠田純平 5試合2勝2敗
S投手:デュアンテ・ヒース 3試合0勝0敗3S
敗投手:井川慶 3試合0勝2敗
試合時間:2時間41分
観衆:1557人(多分神戸サブ球場新記録)

投手成績
広島東洋カープ
篠田  7  回 26打者 93球 4被安打 1与四死球 5奪三振 1失点 1自責点
飯田  1  回  3打者 11球 0被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
ヒース 1  回  3打者 10球 0被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点

オリックスバファローズ
井川  3  回 13打者 54球 2被安打 3与四死球 2奪三振 3失点 3自責点
坂寄  3  回 11打者 40球 1被安打 1与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
鈴木  1  回  3打者  9球 0被安打 0与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
古川  0.2回  2打者 12球 0被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
柴田  0  回  1打者  6球 0被安打 1与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
大山  0.1回  1打者  3球 0被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
高木  1  回  3打者 14球 1被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点



試合結果ならびに内容的には、カープ篠田純平貫禄のピッチング、にも見えるかと思いますがなかなかどうして。ないんがあったのかは分かりませんが、時折キャッチャーの約1m手前くらいに叩きつけるようなとんでもないボールが4球ほど。幸い支店には繋がりませでしたがちょっと気になるところ。

あと、困ったのは総額3億5000万円の外国人選手のみなさん。勝った勝ったと喜んでいますが、この試合でも3人揃って1安打、ってのは、段階もあろうとは思いますがちょっといただけない。彼らのおかげで校長にもかかわらず、スターティングメンバーの機会を失われた選手、もっと言えば、一軍に呼ばれながらも出場選手登録されず、どの試合に出ればいいか分からないような立場になった選手もいる。

もらってるモノは桁違いです。ゆえに結果はハイレベルのものが求められます。特に「二軍」ともなると。試合に出られればそれでいい、バットを振る事が出来ればそれでいい、てなもんでもありません。さっさと結果を出して、出るべき試合に出ていただきたい。二軍でもする事は山のようにある。

そんな中、自分がやるべきことをしっかり出来ていたのは、1番に座った赤松真人。



2回表は彼のためにあった、と言っても過言ではなかったかと思います。振り抜いた打球は左中間のまん真ん中を真っ二つのタイムリーツーベースヒット。最初から全力疾走しておればサードまで行けたかも知れませんが、どこか痛めているのかセカンド止まり。それでも井川慶のモーションを完璧に盗んでのサード盗塁は見事。ただ漠然と走ってアウトになる事の多い一軍に見せてやりたい。

で、バファローズ井川慶。一体どうしたことか、スタンドから見てもさっぱりの印象。前回登板の4月28日には、タイガース中谷将大に2ホームラン6打点献上10失点の大炎上。そしてこの試合も、簡単にランナーを貯めて長打で2失点。もう精神的にどこかしらキレてしまってるんじゃないかな。

バファローズに来てもう4シーズン目。過去3年7勝。年俸に見合った仕事が出来てるかと言えば決してそうじゃない。もう今年で36歳。チームの現状を鑑みると、生半可な成績での昇格は望めないし、そしえ首脳陣が望むような成績が挙げられるような気配もない。もうそろそろアレなのかなぁ、と。


試合後のクールダウンの一環だと思いますが「プチダッシュ」の繰り返し。やってることは果てしなくキツそうですが、そんな中でも、水本オジキを含めたコーチ陣ともども笑い声が絶えない。この試合に勝って21勝10敗と言う、とんでもない成績がそうさせているのかも知れません。

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その後は各自素振り。コーチに意見を求めるもの、体の使い方のヒントを与えるトレーナー、あれこれ気になったところを言い合う選手同士。ユニフォームを着ているもの着ていないもの、皆で強くなっていこう、と言う姿勢が垣間見えます。いいことではないでしょうか。

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さらには、そこに口を出すことなく見守っている高信二監督。試合前のバッティング練習等でも、静かに全体を見守っている、といった印象でした。内田順三前監督は、バッティングに関してはアドバイスをなさってましたが、その他には口出しをされませんでした。高信二監督はさらにその上を行ってる。コーチ陣、またスタッフ、選手に自主性と自覚を促すには最適ではないかと思います。

そしてこの試合を勝って、ウエスタンリーグで21勝10敗1分。リーグは勝率で順位が決まるので、15勝7敗4分のホークスにやや後れを取ってはいますが、つかず離れずを繰り返しています。育成目的とは言え、勝たなければ覚えられないことも多い。はっきり言って底上げは出来ていると思います。とは言うもののこの強力な底上げの波が、なぜ一軍に届かないのか不思議でなりません。

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お疲れ様でした。日付が変わりました。今日もいい天気になりそうです。頑張ってください。次の「バファローズ対カープ」観戦は、豊中ローズ球場での連戦を予定しています。


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2015.05.06 / Top↑
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