そう言えば記事の冒頭に、試合結果を書かなくなってます。適度に間を空けての更新なので、本当はきちんと書いたほうがいいんですが、もうここまで来たらどうでもいいや、とか思ってます。今更感。

ゴールデンウィークとは言え、仕事をしているので、試合が見れたり見れなかったりですが、昨日の試合は最初から最後までちゃんと見てました。その後ずっとあれやこれやしてたんですが、テレビはずっとフジテレビONEが点いたまま。その勢いで初めて、Cs放送のプロ野球ニュースを見ました。

とにかく、ライネル・ロサリオのワンマンショウ、っぽい試合でした。

試合はスワローズの先制点からドッタバタ。ライネル・ロサリオはどこに向かって投げたのか、と言わんばかりの超悪送球。キャッチャーのn石原慶幸も、まさかそんなボールが帰ってこようとは思ってなかったのか、バックアップ出来ずに畠山和洋がこれまたドタドタホームイン。

それに対して反省したんだろうな。5回表にフルスイングしてのチーム初ヒットはサードへの高いバウンドの内野安打。これもまた、敢えて言うなら綺麗なヒットじゃない。よく緒方孝市監督は「気持ち」を前面に押し出すけど、その気持ちはまずバットで表現しなければいけない、けっしてヘッドスライディングじゃない。気持ちを押し出した所で、つまらん怪我をしてしまっては困りますからね。

で、あれだけ牽制球をもらいながらセカンドへ盗塁。スワローズバッテリーに思い切り読まれ、ウエストボールからセカンド送球がそれ、結果セーフになった。ベンチからのサインなのか単独なのか分からないけども、ホント思い切り走った。見かけ「がむしゃら」な走塁。

梵英心のヒットでサードへ進んだあと、鈴木誠也の「深いセカンドフライ」で(あろう事か)タッチアップまで見せた。スワローズセカンドの山田哲人、まさか走るとは思ってなかったんだろうな。大慌てでバックホーム。ライネル・ロサリオのスライディングも、けっしてかっこいいもんじゃなかった。

ぶっちゃけ暴走だったと思う。サードコーチの石井琢朗守備走塁コーチはゴーサインを出すどころか、ホームへ走るライネル・ロサリオの後ろ姿をただただ見てるだけ。こんな光景ってのはそうそうない。しかしバックホームがやや高く、中村悠平はタッチ出来ずにホームインでカープ同点。

傍から見れば暴走でしょう。これでホームタッチアウトにでもなろうもんなら、二軍なら即懲罰交代「今すぐ大野寮まで走って帰れ!」のプレイ。それでもライネル・ロサリオはホームベースだけを見て走った。そして最後はブサイクだけどセーフだった。ただただ1点が欲しかったんだろう。

ノーサイン(ぽい)の盗塁と言えば、ちょうど10年前の2005年4月7日の、ピッチャー広池浩司のセカンド盗塁が挙げられると思います。ヘッドスライディングでしたが、あんまりかっこいいもんじゃなかったし、しかも得点には繋がらなかった。けどその後、カープは逆転勝鯉を収めた。

漠然と走って漠然とアウトになる。今シーズンのカープの攻撃によく見られますが、かの福本豊氏の盗塁の「何よりも大切なのは思い切り」だとか。走ってみなければ何が起こるか分からない。きょくたーんな事を言わせてもらえればキャッチャーの盗塁阻止率って、4割行けばいい方なんだし。

これら一連のプレイが本当の「気持ち」じゃないですかね。思い切り振らないとボールはバットに当たらない。思い切り走らないとセカンドも取れないし、1点にも届かない。ベンチやコーチの支持無視は、下手したら懲罰っぽく取られるかも知れないけど、やってみないと分からない。

○●●○●●○●●と続いているカープの星取り。何をやってもうまくいかない状況ってのは、ベンチ全員がわかっているはず。けど残念ながらそれを打破するプレイがこれまでなかった。それをライネル・ロサリオ自身、言葉こそ満足に通じないけど、何となしに感じてたんだろうな。

逆転タイムリーヒットを打ったあと、実況アナウンサーには「今日はロサリオがキーマンか?」とは言われてましたが、正直な話、一歩間違えば「インキーマン」になるところだった。

けど、何もやらぬまままズルズル負けるより、何かやって負けようよ。意味不明の言い回しですが、ここまで何も手を打たなかった試合が多すぎた。翌日にはそのまんま繋がらないかも知れんけど「こうやればいいかも知れない」ってのは見えてくるはずなんだ。そういう選手がカープにはいるはずだ。

さらに、鬱蒼とした空気を完全に振り払ってくれたのは小窪哲也の代打満塁ホームラン。

先日の鳴尾浜球場。岩本貴裕のヒットでもめた後に出てきたのは彼だった。岩本貴裕が打ってから5分前後おn間があったけど、再開後の初球をモノの見事にレフト前にタイムリーヒットを放った。

代打稼業に甘んじてしまってはいるけど、ここ暫らくの彼の集中力にはホント敬服しますよ。たったひと振りで、求められた結果を全て出してくれるんだから。もう代打で置いておくのはもったいない。

そしてその小窪哲也は、野間峻祥の代打だった。これまでほとんど選手を動かしてこなかった緒方孝市監督がようやく「動いた」。本当はこれくらい、ベンチ入り選手をどんどん起用していかなきゃ行かんのですよ。選手は必死にやってるんだろうけど、それを首脳陣がこれまで動かさなかったんだ。


もう5月。あとペナントレースは5か月「しかない」。人によっては「も残ってる」かも知れませんが、ポケーッとしてたらあっという間に過ぎてしまう。もうそろそろオープン戦気分も排さなければいけない。しかしながら先の星取りのように、ズルズルジワジワのマイナスが増えている。

ひとつ「返したところで大勢に影響はないかも知れんけど、これまでのやり方では絶対に上など目指せない。スマートな勝ち方など求めてない。泥臭かろうが不細工だろうか、勝てば官軍負ければ賊軍の世界。いくらお客さんが入ろうが、負ければ銭にはならないんだ。

けど気になるのは、ライネル・ロサリオがホームインした後、大はしゃぎするコーチ陣の向こう側で、腕組みをしたまま動かない緒方孝市監督の姿があった。ハイタッチにも出てこなかった。小窪哲也のホームランにはあれだけ大はしゃぎしていたのに、この落差は何なんだろう。少し気になりました。

現役引退挨拶で「試合が終わったらユニフォームが真っ黒に汚れている。そんな選手でありたい」とまで言った「緒方孝市」の目に、今日のライネル・ロサリオの姿はどう写ったのか・・・。


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2015.05.03 / Top↑
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