今年初の、同一カード連日観戦と相成りました。

今シーズンは余程の試合でない限り、連日観戦は計画してないんですが、連休をいただけた、ともなると、しかもそれがカープの試合ともなると「行かなきゃ」となるわけでして。

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毎度お馴染み阪神電車武庫川駅。阪神電車伝統の塗装「赤銅車」もめっきり少なくなってしまいました。いくらコーポレーションアイデンティティーの一環とは言え、この塗装を廃するのはもったいない。しかし、いつ来ても美しく磨き上げられています。

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新緑目に眩しい武庫川団地。「高須東公園 さくらの広場」もすっかり葉桜になりました。

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グッドモーニング阪神鳴尾浜球場。天気もよく、絶好の野球日和でございます。この日は鳴尾浜臨海公園野球場では誰も何もしてませんでした。

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球場到着は09:20。とは言えさすがに土曜日。阪神甲子園球場で対ジャイアンツ戦がありましたが、皆さん出足は早いようで。そう言えば前日17日の試合も、ナイトゲームが控えてるとは言え、立ち見も出る盛況。最終的な観衆は456人。阪神鳴尾浜球場の収容人員は500。

金取ればいいのに(笑)

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09:40、カープの選手が球場到着。

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その頃、グラウンドではタイガース選手のバッティング練習が進行中。

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一旦ベンチに全員集合の後、ウォーミングアップ。その後は投手陣はベンチ前で佐々岡真司投手コーチによるノック、そして野手陣はタイガースと入れ替わりでバッティング練習に入ります。

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全体のバッティング練習終了はおおよそ11:35前後。ネットやボールの片付けは手が空いている選手全員で。いろんなところで挨拶があったり何気ない会話があったり。誰かにピンマイクをつけて、どんな話をしているのか聞いてみたいような気もします。

この後は両チーム守備練習に入ります。



スターティングオーダー
先攻:広島東洋カープ
1(中)赤松
2(二)庄司
3(左)下水流
4(右)シアーホルツ
5(指)小窪
6(一)美間
7(遊)桒原 
8(捕)磯村
9(三)上本
P:野村

登板機会の都合で出場選手登録を抹消されている野村祐輔が登板。先発投手陣の調子は決して悪くないだけに、そして前日のドラゴンズ戦で、福井優也明確な結果を残しただけに、調整登板の意味合いもあるとは言え、しっかり結果は残しておきたいところ、であります。

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カープ試合前の円陣。声出しは前日に引き続いて中村亘佑。

後攻:阪神タイガース
1(指)柴田
2(遊)北條
3(一)中谷
4(中)江越
5(三)西田
6(右)緒方
7(二)荒木
8(左)横田
9(捕)清水
P:横山

左膝に自打球をぶつけて3試合欠場していた北條史也がスターティングメンバー復帰。しかもセカンドではなくショート。どれだけ動けるかを見極めるためなのか。そしてタイガースの先発は、開幕戦の対ドラゴンズ戦でヘロヘロだった、ドラフト1位・横山雄哉。

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タイガース試合前の円陣。声出しは小豆畑眞也。

審判
球審:福家、一塁:柳内、二塁:今岡、三塁:梅木

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17日に球審をつとめてた水口拓弥審判は、この日は甲子園球場でのタイガース対ジャイアンツ戦を見学。その代わりに前日その試合を見学に訪れていた梅木謙一審判が三塁塁審です。

打撃成績
1回表
赤松      0-1から2球目を打ってファーストゴロ
庄司      フルカウントから6球目を打ってレフトフライ
下水流    2-2から6球目を見逃し三振

1回裏
柴田     フルカウントから6球目を空振り三振
北條     0-2から3球目を空振り三振
中谷     2-1から4球目を打ってショートゴロ

2回表
シアーホルツ 1-1から3球目を打ってショートライナー
小窪     フルカウントから6球目を空振り三振振り逃げ
美間     0-1から2球目を打ってレフト横へツーベースヒット
桒原     2-2から8球目を空振り三振
磯村     0-1から2球目を打ってサードフライ

2回裏
江越     0-2から3球目を打ってショートゴロ
西田     初球を打ってレフト前ヒット
緒方     1-1から3球目を打ってセカンドゴロ
荒木     1-1から3球目を打ってセカンドゴロ

3回表
上本(右)   0-1から2球目を打ってショートゴロ
赤松      1-0から2球目をサード前セーフティバント内野安打
庄司      0-1から2球目を打ってセンター前ヒット
下水流    1-1から3球目を打ってサードゴロ
シアーホルツ 1-2から4球目を見逃し三振

●セーフティバントはこうやるんですよ、と言わんばかりの赤松真人のサード前内野安打。打球を生かさず殺さす三塁線に絶妙の「ころがし」。打てないのであれば、まずバットに当てることから。

3回裏
横田     1-2から3球目を空振り三振
清水     初球にデッドボール
柴田     1-1から3球目を打ってレフト前ヒット
北條     初球を打って左中間突破タイムリーツーベースヒット
タイガース2-0カープ
中谷     0-2から3球目を打ってサードゴロ
江越     1-1から3球目を打ってファーストファウルフライ

○少し高めに浮いた野村祐輔の初球を完璧に捉えた北條史也。左中間真っ二つのタイムリーツーベースヒット。西田直斗に代わってセカンドのポジションで固定されつつある現状、多少の痛い痒いは我慢して結果を出さないと。タイガースの次世代内野陣は育ちつつあると思います。

4回表
小窪     初球を打って基本はセンター返しヒット
美間     初球を打ってサードゴロダブルプレイ
桒原     1-2から6球目を見逃し三振

4回裏
西田     0-2から5球目を空振り三振
緒方     ストレートのフォアボール
荒木     1-0から2球目を打ってピッチャーゴロ
横田     1-0から2球目を打ってレフトオーバータイムリースリーベースヒット
タイガース3-0カープ
清水     1-2から5球目を空振り三振

○成長著しい横田慎太郎のタイムリースリーベースヒット。昨年秋口の姫路球場での試合では、左方向に3本のホームラン。まだまだ荒削りっぽい所は残りますが、左方向にも大きい打球が打てるようになっているのは明らかに成長の証。身長186cm。その恵まれた体格に秘められた才能が一軍で発揮されるのは、意外に早くなるかも知れません。楽しみな選手です。

5回表
磯村     1-2から4球目を打ってショートゴロ
上本(右)  1-0から2球目を打ってファーストフライ
赤松     0-1から2球目を打ってサードフライ

5回裏
カープ選手交代
ピッチャー野村に代えて小野

柴田     初球を打ってレフト線ツーベースヒット
北條     1-0から2球目を打ってショートゴロ
中谷     ストレートのフォアボール
江越     1-1から3球目を打ってレフト前ヒット
西田     2-1から4球目を打ってセカンドゴロダブルプレイ

6回表
庄司      0-2から5球目を打ってピッチャーゴロ
下水流    フルカウントから7球目を打ってショートゴロ
シアーホルツ 2-1から4球目を打ってセンター前ヒット
小窪      1-2から4球目を打ってピッチャーフライ

6回裏
緒方     1-1から3球目を打ってレフト前ヒット
荒木     初球をピッチャー前送りバント
横田     1-2から8球目を空振り三振
清水     0-2から3球目を空振り三振

7回表
タイガース選手交代

ライト緒方に代えてレフト田上
レフト横田がライトへ

美間     2-2から5球目を打ってサードゴロ
桒原     1-2から4球目を空振り三振
磯村     1-2から6球目を打ってピッチャーフライ

●タイガース先発横山雄哉相手に、結局3打席3三振に終わってしまった桒原樹。まだ高卒1年目だから、打てそうなボールはどんどん手を出していい、とは思いますが、空振りに取られたのがいずれも同じような高めの変化球、と言うのは反省材料、かと思います。

7回裏
カープ選手交代

ピッチャー小野に代えて池ノ内

柴田     3-1から5球目を選んでフォアボール
北條     フルカウントから7球目を選んでフォアボール
中谷     初球をファースト前送りバント失敗サード封殺
江越     初球を打ってサードゴロセカンド封殺

カープ選手交代
ピッチャー池ノ内→佐藤

次打者黒瀬の4球目にワイルドピッチ
西田の代打黒瀬 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
黒瀬の代走に植田
田上     1-2から4球目を打ってセンター前2点タイムリーヒット
タイガース5-0カープ
荒木     フルカウントから6球目を打ってピッチャーゴロ

●打つ方であまり見せ場のなかったカープ。守備での見せ場はファーストに入った美間優槻のバント処理。一塁線に転がった打球をダッシュよくさばき、躊躇なくサードへ。上本崇司がサード守備でまずまずの結果をこのしている中、のそして遠征に帯同すらしなくなった(状態は深刻と思われる)栗原健太に代わって、いっそファーストで鍛え直してみてはいかがでしょう。

●何かとカープの左腕投手は「左手で投げてるだけ」と揶揄されがちですが、佐藤祥万も何となくそんな感じになりつつあるような。左対左、と言うのがどの程度信用あるデータなのかは分かりませんが、痛烈に、しかも完璧に捉えられている所を見ると、起用出来るようになるまでまだ時間はかかりそう。しかしここまで言うのもナンですが、ホントカープは左腕投手が育ちません。何故でしょう。

8回表
タイガース選手交代

ピッチャー横山に代えて桑原
代走植田がショート
ショート北條がセカンド
セカンド荒木がサード

上本(左)   1-2から5球目を打ってショートフライ
赤松      フルカウントから6球目を打ってファーストファウルフライ
庄司      ストレートのフォアボール
下水流    0-2から3球目を打ってライトフライ

8回裏
横田     ストレートのフォアボール
清水     2-2から6球目を打ってファーストゴロダブルプレイ
柴田の代打原口 フルカウントから6球目を打ってサードゴロ

9回表
タイガース選手交代

ピッチャー桑原に代えて小嶋

シアーホルツ フルカウントから6球目を打ってショートフライ
小窪     2-0から3球目を打って鋭く引っ張ってレフト前ヒット
美間     初球を打ってショートフライ
桒原の代打鈴木将 0-2から3球目を空振り三振

●小窪哲也この日2安打目。4月5日に出場選手登録を抹消されて以来、出場7試合全てでヒット。新井貴浩だ堂林翔太だと、サード候補が多数いる中での抹消となってしまいましたが、本人の好調は持続中。これで32打数10安打の打率0.313。

広島 000 000 000 0
阪神 002 100 20X 5

勝投手:横山雄哉 4試合1勝1敗 
敗投手:野村祐輔 2試合1勝1敗

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内容その他タイガースの圧勝。カープからしたら、さしていい所ないままの敗戦。まぁたまにはこんな試合があってもいいと思います。勝って覚えが7割、負けて覚えてが3割くらいがちょうどいい。

投手成績
広島東洋カープ
野村  4  回 18打者  55球  4被安打  2与四死球  3奪三振  3失点  3自責点
小野  2  回  9打者  29球  3被安打  1与四死球  2奪三振  0失点  0自責点
池ノ内 0.2回  4打者  14球  0被安打  2与四死球  0奪三振  2失点  2自責点
佐藤  1.1回  6打者  32球  1被安打  2与四死球  0奪三振  0失点  0自責点

阪神タイガース
横山  7  回 26打者  99球  5被安打  0与四死球  4奪三振  0失点  0自責点
桑原  2  回  4打者  18球  0被安打  1与四死球  0奪三振  0失点  0自責点
小嶋  1  回  4打者  13球  1被安打  0与四死球  1奪三振  0失点  0自責点



タイガース先発横山雄哉にいいようにやられた格好。ランナーがたまったのは2イニング。しかしながら打ち崩せそうな気配がない。まだまだこのあたりカープ打線は甘いのかなぁ、とも思いました。そしてカープは、こんな所でもルーキーにプロの厳しさを教えられてしまいました。

そして肝心要のネイト・シアーホルツの全打席をまとめてみました。

2日間ともバッティング練習から見させてもらいました。ボールはしっかり叩けているようにも思いますが、如何せん打球が上がる気配があまり感じられない。まだ調整途上の雰囲気ありあり。実際バッティング練習の最中でも、自らのスイングを確かめるような仕草が数度。

まだ時間がかかりそうだねぇ、と思った矢先に、松山竜平が走塁で負傷(左太もも裏の筋挫傷とか)。ただでさえ打てない打線にさらに追い討ちをかける事態。新聞報道では緒方孝市監督が、マイク・ザガースキーとの入れ替えで出場選手登録を示唆しているとかいないとか。

この試合のn「第一打席のショートライナー、第三打席の痛烈なセンター前ヒットにn活路を見出すのであれば、ぶっちゃけもう少し下に置いておいて、土生翔平を先に試験的に昇格させてみた方がいいんじゃないか、とも考えます。このあたりは前日同様、個人の捉え方ですが。

ただ、スイングは凄いんですよね。バックネット裏で見ていても、ネクストバッターズサークルから素振りの音が聞こえる。タラレバは以下とは思いますが、もっと本気を出せばもっと打球が飛ぶ、と思いたい。そうでないと約1億3900万円も出した意味がないし、この先も勝ち進めない。

外国人選手頼みの打線がいいとは思いませんが、現状そうならざるを得ない。むしろネイト・シアーホルツの成績その他を見て、もっと他の選手が発奮して欲しいし、発奮しないといけない。

そしてこの状態でネイト・シアーホルツを出場選手登録して、心底「低調な打線の打開策」になるのかどうか。もっとも、1億円以上出しているのに、多数ある打開策の一環で終わってもらっても困るのも確か。「やってもらわないと困る」ネイト・シアーホルツの一軍デビューは、緒方孝市監督のある種の「試練」。優勝を目指している以上、失敗は許されないと考えます。

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試合後、クールダウンと素振りに励む選手の脇で、高信二二軍監督と森笠繁打撃コーチ、朝山東洋二軍外野守備走塁コーチの間で「密談」がありました。ネイト・シアーホルツについて話をしていたのか、それとも全く関係ない話をしていたのか。謎を秘めた土曜日の夕暮れ、でした。


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2015.04.19 / Top↑
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