絶望的に打てなくなっているカープ打線。ブラッド・エルドレッドの戦線離脱の時点で、ある程度予測は出来ましたが。ここまで点が入らないとは思いませんでした。それだけ彼におんぶに抱っこ、と言うか助っ人外国人選手頼み、一発長打頼みの打線になっているとは思いませんでした。残念ですが。
長い一軍コーチ生活の中で、緒方孝市監督の構想の中に、どう言うオーダーが理想なのか、という青写真みたいなのは描かれていたと思います。ただ、それが根底から崩されている、のは明らか。
ヘスス・グスマンが、何とか率を残してはいるけど、どう言う働きを期待して獲得したのかは分からないけど、明らかに目算違いになっている。その中にはもちろん、ライネル・ロサリオの盲腸炎も含まれているでしょうけど、今の打線はあまりにも貧弱。これじゃ誰が投げても勝てやせん。
ブラッド・エルドレッドが長期戦線離脱となった時点で、ネイト・シャーホルツの調査は始めていただろうし、故にこれだけ早い時期に獲得出来たんだろうけど、そこまで外国人選手のホームランが頼みの打線を組みたいんだろうか。これが正直不可解でならない。と言うか煩わしささえある。
そこに輪をかけて、ヘスス・グスマンが脇腹痛で出場選手登録抹消。二軍で単打のみの打率0.214、長打が1本もなしののライネル・ロサリオを出場選手登録、試合開始50分前にナゴヤドームに到着して即4番起用。そこまで急かなければいけない理由は何だ、って話。
打力重視なのは、野村謙二郎前監督もそうでしたが「ビッグレッドマシン」出身の監督の宿命か、とも思ったり。尤もその当時、4番を張っていたのは、二軍で鍛えに鍛えた江藤智だったんですが、そう言う「鍛え上げたパワー」を持った選手が、栗原健太以降カープから出て来ないのは如何なものか。
ここ10年ほどで、岩本貴裕、松山竜平と「長距離砲候補」は入団して来ている。しかしながらそれらの選手に、無駄に確実性を求め過ぎたせいか、中距離ヒッターっぽくなってしまっている。
ヒットの延長がホームラン、とは言いますが、誰か一人くらい、わがままいっぱいに豪打を連発する選手を育てよう、と言う考えは今のカープ球団にはどこにも存在しないのか、と言う気にもなる。
「巧打者」を育てたり見つけてくるのはカープ球団は上手だと思う。その際たる選手が菊池涼介だとは思いますが、「貧ホームラン」に喘ぐ打線の中で、チームのホームランの全てを打っているのが菊池涼介、ってのは何かの皮肉なのか。いっその事、彼を4番打者に据えてみますかね。
緒方孝市監督も手を変え品を変え、打順をいじっている。土曜日の試合、「5番キャッチャー會澤翼」は当たったかどうか、てのは置いといて、思い切るんなら其れくらいやった方がいい。ただ、拘りがあるのか上位打線は全くいじらず。どうせ弄るんなら、上から下まで総入れ替えすればいいのに。
そして「起爆剤」としての堂林翔太の昇格。逆転の4点に絡んだから、多少なりとも起爆剤にはなったけど、その他には一切つながりを感じなかった。売って打って打ちまくれる打線でもないのに、ブンブンバットを振り回すだけの節操のなさ。どんな指示が出てるのか知らんけど。
今の所チーム防御率は2.74。まぁこのあたりで推移していくとは思われます。ピッチャーは本当によく投げてくれていると思います。ただ、そのよく投げてくれているピッチャーを削ってまで、打線に起爆剤を投入せねばならんようになった原因を、緒方孝市監督はどう捉えているのか問い詰めたい。
その代償が一岡竜司の2イニング、デュアンテ・ヒースのイニングまたぎ。
9回までは良かっただろう。9回はデュアンテ・ヒース、て決めてるんだし。問題はその後だ。延長戦は12回まで、と言う規定があるんだから、無理させずに1イニングずつ投げさせればいいものを、今井啓介の出場選手登録を抹消してしまったばっかりに、2人に無理をさせる結果になってしまった。あと1点が取れない、あと1本が出ない悪循環が、他のポジションにまで影響を及ぼしている。
それとやっぱり「頼れる代打」の存在って大きいですよ。小笠原道大。
谷繁元信監督は、出しどころを迷ったような発言が試合後にあったけど、高橋周平ともども、完全にはまった。ヒットでいい、と言う場面でしっかりその役割を果たせる大ベテラン。それが全てじゃないんでしょけど、昨日のサヨナラ勝ちに関してはそう見えた。とっておきの代打、ってやっぱり必要ですよ。
やたらめったら若手の起用が前面に押し出されるカープ。それを取りまとめるはずの中堅・ベテランは完全に「由宇閉」状態。これもまた、緒方孝市監督はどうお考えなのかは知らんけど、やはり煩わしさはありますよ。吉沢秋絵じゃないですが「なぜ、の嵐」ですよ(ネタが古い)。
来るべき時に備えて、あえて下に置いているのか、それとも全く起用する気がないのか。個人的にはどう見ても後者のような気がしてならない。若手選手起用は決して免罪符にはならない。
とうとう、週間勝ち星なしの6連敗。大型連敗には慣れっこです。しかしながら、去年の9連敗は圧倒されての負けだったから諦めがついた。この6連敗は、僅差の試合が続いているだけにダメージが大きい。特に一週間で3度のサヨナラ負けってのはもうどうしようもないレベルではなかろうか。
そして、それをひっくり返すだけの「底力」は今のカープにはあるのかないのか。
そうだそうだと思われる方も、んなわけなかろーがヴォケナス!と思われる方も、とにかくクリック(笑)

長い一軍コーチ生活の中で、緒方孝市監督の構想の中に、どう言うオーダーが理想なのか、という青写真みたいなのは描かれていたと思います。ただ、それが根底から崩されている、のは明らか。
ヘスス・グスマンが、何とか率を残してはいるけど、どう言う働きを期待して獲得したのかは分からないけど、明らかに目算違いになっている。その中にはもちろん、ライネル・ロサリオの盲腸炎も含まれているでしょうけど、今の打線はあまりにも貧弱。これじゃ誰が投げても勝てやせん。
ブラッド・エルドレッドが長期戦線離脱となった時点で、ネイト・シャーホルツの調査は始めていただろうし、故にこれだけ早い時期に獲得出来たんだろうけど、そこまで外国人選手のホームランが頼みの打線を組みたいんだろうか。これが正直不可解でならない。と言うか煩わしささえある。
そこに輪をかけて、ヘスス・グスマンが脇腹痛で出場選手登録抹消。二軍で単打のみの打率0.214、長打が1本もなしののライネル・ロサリオを出場選手登録、試合開始50分前にナゴヤドームに到着して即4番起用。そこまで急かなければいけない理由は何だ、って話。
打力重視なのは、野村謙二郎前監督もそうでしたが「ビッグレッドマシン」出身の監督の宿命か、とも思ったり。尤もその当時、4番を張っていたのは、二軍で鍛えに鍛えた江藤智だったんですが、そう言う「鍛え上げたパワー」を持った選手が、栗原健太以降カープから出て来ないのは如何なものか。
ここ10年ほどで、岩本貴裕、松山竜平と「長距離砲候補」は入団して来ている。しかしながらそれらの選手に、無駄に確実性を求め過ぎたせいか、中距離ヒッターっぽくなってしまっている。
ヒットの延長がホームラン、とは言いますが、誰か一人くらい、わがままいっぱいに豪打を連発する選手を育てよう、と言う考えは今のカープ球団にはどこにも存在しないのか、と言う気にもなる。
「巧打者」を育てたり見つけてくるのはカープ球団は上手だと思う。その際たる選手が菊池涼介だとは思いますが、「貧ホームラン」に喘ぐ打線の中で、チームのホームランの全てを打っているのが菊池涼介、ってのは何かの皮肉なのか。いっその事、彼を4番打者に据えてみますかね。
緒方孝市監督も手を変え品を変え、打順をいじっている。土曜日の試合、「5番キャッチャー會澤翼」は当たったかどうか、てのは置いといて、思い切るんなら其れくらいやった方がいい。ただ、拘りがあるのか上位打線は全くいじらず。どうせ弄るんなら、上から下まで総入れ替えすればいいのに。
そして「起爆剤」としての堂林翔太の昇格。逆転の4点に絡んだから、多少なりとも起爆剤にはなったけど、その他には一切つながりを感じなかった。売って打って打ちまくれる打線でもないのに、ブンブンバットを振り回すだけの節操のなさ。どんな指示が出てるのか知らんけど。
今の所チーム防御率は2.74。まぁこのあたりで推移していくとは思われます。ピッチャーは本当によく投げてくれていると思います。ただ、そのよく投げてくれているピッチャーを削ってまで、打線に起爆剤を投入せねばならんようになった原因を、緒方孝市監督はどう捉えているのか問い詰めたい。
その代償が一岡竜司の2イニング、デュアンテ・ヒースのイニングまたぎ。
9回までは良かっただろう。9回はデュアンテ・ヒース、て決めてるんだし。問題はその後だ。延長戦は12回まで、と言う規定があるんだから、無理させずに1イニングずつ投げさせればいいものを、今井啓介の出場選手登録を抹消してしまったばっかりに、2人に無理をさせる結果になってしまった。あと1点が取れない、あと1本が出ない悪循環が、他のポジションにまで影響を及ぼしている。
それとやっぱり「頼れる代打」の存在って大きいですよ。小笠原道大。
谷繁元信監督は、出しどころを迷ったような発言が試合後にあったけど、高橋周平ともども、完全にはまった。ヒットでいい、と言う場面でしっかりその役割を果たせる大ベテラン。それが全てじゃないんでしょけど、昨日のサヨナラ勝ちに関してはそう見えた。とっておきの代打、ってやっぱり必要ですよ。
やたらめったら若手の起用が前面に押し出されるカープ。それを取りまとめるはずの中堅・ベテランは完全に「由宇閉」状態。これもまた、緒方孝市監督はどうお考えなのかは知らんけど、やはり煩わしさはありますよ。吉沢秋絵じゃないですが「なぜ、の嵐」ですよ(ネタが古い)。
来るべき時に備えて、あえて下に置いているのか、それとも全く起用する気がないのか。個人的にはどう見ても後者のような気がしてならない。若手選手起用は決して免罪符にはならない。
とうとう、週間勝ち星なしの6連敗。大型連敗には慣れっこです。しかしながら、去年の9連敗は圧倒されての負けだったから諦めがついた。この6連敗は、僅差の試合が続いているだけにダメージが大きい。特に一週間で3度のサヨナラ負けってのはもうどうしようもないレベルではなかろうか。
そして、それをひっくり返すだけの「底力」は今のカープにはあるのかないのか。
そうだそうだと思われる方も、んなわけなかろーがヴォケナス!と思われる方も、とにかくクリック(笑)


2015.04.06 / Top↑
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ELTON
脇腹痛は意外と時間が掛かるのでグスマンも暫く帰って来ないんでしょうね。
ヒットは出ていたものの代理とは言え4番としては何とも役不足感が強く、得点力不足の一因であった事は確か。
記者会見で本人は「パワーにも自信がある」とか言っていましたが、日本野球へのアジャストを優先しているからなのかどうか現状は想像以上に非力さばかりが目立って、急遽新外国人打者の補強に動いたのも無理からぬ所と言えるでしょうか。
そこで新戦力シャーホルツ、一昨年にはメジャーで年間20本塁打以上をマークした大物ですが、外国人選手はこれで育成デヘススを除き、何と7人目の飽和状態。
枠の制限がある以上何れかの選手はその実力に関係無く飼い殺し状態の配置になる訳で、それが今から気の毒で仕方ありません。
何れにせよ今は辛抱の時、エル復帰に反撃の機を託す思いは募るばかり。
日本とは1週間遅れで、愈々今週メジャーも開幕しました。
今季MLBで私が最も注目している選手はドジャースのJ・ペダーソン外野手。
今オープン戦で本塁打量産して開幕スタメンを勝ち取った、走攻守3拍子揃った22歳、チーム期待の次期スター候補です。
主砲として長年ドジャー打線を支えて来たケンプの移籍により空いたセンターにすんなりと収まり、例えばメッツのD・ライトやレイズのE・ロンゴリア等と同様、チーム生抜きの主砲として今後のドジャース及びメジャーを牽引する選手と成る事は間違いありません。
スター候補に相応しい北欧系の超イケメン。
日本人には親近感の湧く胴長短足体型も御愛嬌で(笑)雰囲気的には何処と無く堂林を連想させます。
スター性と言う点では間違い無くカープNo.1の堂林。
外国人依存症のカープ打線(或いは球団フロント)に於いて、その態勢に風穴を開けられる筆頭候補は、今の所やはり彼しか居ない様な気がします。
ヒットは出ていたものの代理とは言え4番としては何とも役不足感が強く、得点力不足の一因であった事は確か。
記者会見で本人は「パワーにも自信がある」とか言っていましたが、日本野球へのアジャストを優先しているからなのかどうか現状は想像以上に非力さばかりが目立って、急遽新外国人打者の補強に動いたのも無理からぬ所と言えるでしょうか。
そこで新戦力シャーホルツ、一昨年にはメジャーで年間20本塁打以上をマークした大物ですが、外国人選手はこれで育成デヘススを除き、何と7人目の飽和状態。
枠の制限がある以上何れかの選手はその実力に関係無く飼い殺し状態の配置になる訳で、それが今から気の毒で仕方ありません。
何れにせよ今は辛抱の時、エル復帰に反撃の機を託す思いは募るばかり。
日本とは1週間遅れで、愈々今週メジャーも開幕しました。
今季MLBで私が最も注目している選手はドジャースのJ・ペダーソン外野手。
今オープン戦で本塁打量産して開幕スタメンを勝ち取った、走攻守3拍子揃った22歳、チーム期待の次期スター候補です。
主砲として長年ドジャー打線を支えて来たケンプの移籍により空いたセンターにすんなりと収まり、例えばメッツのD・ライトやレイズのE・ロンゴリア等と同様、チーム生抜きの主砲として今後のドジャース及びメジャーを牽引する選手と成る事は間違いありません。
スター候補に相応しい北欧系の超イケメン。
日本人には親近感の湧く胴長短足体型も御愛嬌で(笑)雰囲気的には何処と無く堂林を連想させます。
スター性と言う点では間違い無くカープNo.1の堂林。
外国人依存症のカープ打線(或いは球団フロント)に於いて、その態勢に風穴を開けられる筆頭候補は、今の所やはり彼しか居ない様な気がします。
2015/04/07 Tue 15:48 URL [ Edit ]
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