「プロ野球が開幕しました」と言う言葉にここ2日ほど悩まされています(笑)

もうとっくにウエスタンリーグも、イースタンリーグも始まっていると言うのにね。まるっきり「二軍はプロ野球じゃねぇ!」みたいな風潮。ええ、とあるスポーツ新聞のツイッターなんです、が。

まぁそれはともかくとして、どうもきいなるのはどこも「ファーストは外国人選手」と言う風潮。

昨日28日の6カード、ファーストが日本人選手なのはジャイアンツの阿部慎之介とマリーンズの井口資仁、ファイターズの中田翔とイーグルスの赤見内銀次、ドラゴンズの森野将彦とスワローズ畠山和洋。12チームのうちの半分というのはいいのか悪いのか。

もっと言えば皆、ベテランだったり、他のポジションからの言わばコンバートとか兼任。専任とは言い切れないところもある。それだけどこのチームも「ファースト専任」選手が育てきれてない、て事か。

ここまでウエスタンリーグの試合をいくつか見てますが、ここでもどのチームもファーストの守備にお困りの様子。カープで言えば、栗原健太と言う「ゴールデングラブ賞ファースト」がいるにも関わらず、土生翔平が何試合かファーストスタメン。タイガースであれば荒木郁也や西田直斗だったり。

中心打者を期待してそれこそ「打ってさえくればそれでいい」みたいな感覚でぶっちゃけ「置いてる」チームが多いようにも思いますがいかがでしょう。なかなかうまくいかないのは分かりますが。

別に「外国人選手は一切不要」と断言する気はありません、それこそチーム事情ですし、足りない所は補わなければいけない。ただ、最初っから「ファーストは外国人選手で賄う」と言う風潮がなぁ。

もう今更感ありありですが、カープの外野手争いの中に、岩本貴裕と松山竜平が入っています。開幕から2試合連続でスターティングメンバーに名を連ねた松山竜平がやや一歩リードしているようです。そしてファーストにはヘスス・グスマンがデンと座っています。

「守備のオプション」とはよく言いますし、どこのチームでも当たり前になりつつあります。試合中にどんなアクシデントがあるかわからないし、イザと言う時に首が回らぬようになったら困るし。

昨日のカープ対スワローズの試合、3回表の中村悠平の打球、何でもないゴロの打球なのに、ヘスス・グスマンがポロリとやった。しっかり腰を落として取れば何でもない打球のはずなのにポロリ。強い打球ならファウルゾーンに転がって、もしかしたらファーストはセーフになってたかも知れない。

ものすごく小さな事ではあるし、ランナーがおらんかったから、ただのファーストゴロ、で記録されたとは思いますが、守備でやらかした1失点は、自分の力だけで返せるもんではない。ソロホームランを打てばいい、とは言うものの、簡単に打てるもんではない。それが出来れば超人ですよ。

ファーストに限らず、どこのポジションでもそうですが、外国人選手で穴埋めもしくは急場凌ぎをしている間に、まず専任と言える選手、極端な話をすれば、それこそゴールデングラブ賞を取れるような選手を一人、ビシッと育てていただきたい。10年15年いる外国人選手はまず出て来ないんだし。

「チーム作り」と言う言葉をどの監督さんも口にします。けどそれが本当に出来てるチームってどの程度あるかなぁ、とも。最初っから外国人選手を宛にしてては絶対に恒常的に強いチームなんか出来やせん。ましてや外国人選手の穴埋めを外国人選手って、どっかズレてるとしか思えない。


育てられない、と言えばカープの左腕投手。戸田降矢がモノになりかけてるかな、と思ったんですが、蓋を開けてみると、残った左腕投手はクリス・ジョンソンとマイク・ザガースキー。もっとも、起用するために獲得したんだし、それこそ「やってもらわないと困る」となるんでしょうけど。

ただ、さすがにそれを見て発奮したんでしょうね。ウエスタンリーグでは昨日現在、個人投手成績で戸田降矢と中村恭平が個人投手成績で上位10人に入る好成績。しかも教育リーグから好調を維持出来ている中村恭平は、金曜日に由宇練習場で行われた対タイガース戦で完封勝鯉とか。

そして、規定投球回数の計算方法が一軍とは違うのでアレですが、二人共既にふた桁イニングを投げて防御率1点台。野村祐輔、福井優也と、先発4番目以降を任されていると思われるピッチャーが開幕から外されていますが、いざとなったら先の左腕ふたりが、という可能性も無きにしも非ず。

今年に入ってオープン戦から通じて初めて、最初から最後までカープの試合をちゃんと見ました。左腕のクリス・ジョンソンが1安打完封勝鯉をあげました。期待通りの素晴らしいピッチングだったと思います。確かにあの変化球のキレは今のカープのどの左投手にもないもの、かと思います。

しかしながら彼とて、シーズンを通して活躍出来るかは誰も保証出来ない。怪我もあろうし不慣れな生活で披露もあろう。そう言う言わば。ダメになった時に「いい加減ワシを使わんかい!」と、成績を盾にとって緒方孝市監督の胸ぐらをつかめるような選手がもっと出てきて欲しいんですよ。

それがそのまま、選手層の厚さにつながるはず。外国人選手を揃えたからって厚くなるもんじゃない。もうシーズンが始まったから、外国人選手のアレコレはもう否定しません。その間に、鍛える選手はどんどん鍛えて「いつでも出撃オッケー」の状態は作っておいて欲しい。そう考えます。


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2015.03.29 / Top↑
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