昨年のシーズン終了から今日まで、カープに関する一切の報道その他を黙殺して来ました。
新井貴浩、黒田博樹の加入、球団史上初の契約初年度一億円外国人選手、充実しつつある先発投手陣。ここ暫くの低迷、と言うか体たらくを考えると月とすっぽん、まるで別球団かとすら思います。
黒田博樹なんか、案の定年明けからの一挙手一投足が報道され、オープン戦初登板は、読売新聞関西版ですら、社会面に載ったくらい。それ以降はほぼ毎週、へたしたら毎日のように黒田博樹のインタビューコーナー。そして踊る「男気」の文字。男気で帰ってきたんじゃないって。
どうしても美談に仕立て上げたがる最近のマスコミを如実に表してるとは思いますけどね。
本屋さんもこぞってカープを取り上げるようになり、相変わらず繰り返し使われたようなネタで本を出版したり雑誌が出たり。よくもまぁネタが続くなとは思います。ろくすっぽ立ち読みすらしてないので内容は知りませんけどね。ぶっちゃけ、わざわざ買いに行くような内容でもなかろうし。いい所ばっかりの提灯記事ばっかりだし。それよりも何よりも、そんなのを読んで喜んでる年齢でもないし。
どうしてもマイナスに考えてしまう素性ゆえ、どうしても外せないのが「23年間リーグ優勝してない」って事。毎年毎年「今年は優勝」と言い続けているはずなのに。盛り上がるのは良い事だとは思いますが、やはり解せません。頑張れ頑張れと連呼するのは簡単だけど、選手は皆生活がかかってるんだから、頑張るのは当たり前だし。頑張って成績を残さないと給料は上がらない。
これはよそのチーム、選手にしてもそう。皆戦いですよ。昨年日本一になったホークス然り、セントラルリーグ優勝を飾ったジャイアンツ然り。今シーズンの開幕、そしてリーグ戦に向けて目の色を変えてる。もっと言えば、これだけ戦前から下馬評が高い(と思われる)カープの徹底分析をしてるはず。
メジャーリーグ中継が当たり前になった今日、黒田博樹のピッチングなどは、それこそ徹底的に分析されているだろうし、昨年成績を残した菊池涼介、丸佳浩なんざはそれこそ「丸裸」にされているかも知れない。目立てば目立つ分、あれこれと詮索をされるのもごく当たり前の話。
ただ、彼が中心になって、カープがいろんなメディアで取り上げられるのはけっして悪い事ではありません。それを選手がプレッシャーに感じてくれればいいですよ。
けど、たかがオープン戦が終わっただけで「カープ優勝!」なんざありえない。この時期になったらいろんな所で順位予想が行われますが、あんなモンほど当てにならないモノはないと思ってます。
ましてよそのチームの動向なんざ言ってられない。少なくとも常にカープより上に居たチームは、 常 に カープと何かが違うし、どこかが強いんですよ。
それが選手起用なのか、選手育成の方法なのか、戦力補強の仕方なのか、どれかってのは具体的には分かりませんが、そう言うのを見ていかないと、今シーズンのカープが本当に強いのかどうかなんかわかるわけがない。シーズン前に「強い」なんか言い切れるわけがないんですよ。
24年間勝った事のないチームが「今年は勝てる」などとは決して言い切れない。シーズンを終えて日本一、もしくはリーグ優勝をして初めて「今年のカープは強かった」じゃないですかね。
昨年も一昨年も、カープは3位どまりでした。なんべん言うてもいいと思います。カープは「たかが3位」だったんです。「3位バンザイ」ではないんです。3位の次は優勝、じゃないんです。リーグ戦ってのは、最初っから優勝をかけて戦うもんなんです。クライマックスシリーズはあくまでもおまけです。
何だかんだ言いながらジャイアンツやタイガース(ちょっと落ちてるけどドラゴンズ)はここ暫く、ずっとカープの上におるんやからそれを忘れたらいけない。今年のカープは強いとか勘違いしてはいけない。戦いは昨シーズン終了から既に始まってますが、勝負はまだついてないんです。
そして同時に気になるのが、緒方孝市監督の言動。
12試合組まれていたオープン戦、ほとんど観る機会はありませんでした。まともに見れたのは札幌ドームで行われた対ファイターズ戦くらい。2試合ともドローゲームに終わりましたが、試合後のコメントとしては「走者が出ていないから作戦の出しようもない。先頭が何とか出塁してほしい」とかえらく他人事。その「何とか」をする為に秋季キャンプ・春季キャプがあったんじゃないのか。
月曜日に出てたオープン戦総括。「昨年の本塁打王、チーム打点王のエルドレッドが不在だと、得点力不足になってしまうのかなと思う。半面、この5試合では目指す野球でもある小技、機動力を使ってやっていかないと点は取れないとあらためて思った。 」気づくの遅いよ。
就任当初は、野村謙二郎前監督の目指していた(はずの)守り勝つ野球に機動力を絡めていきたい、みたいな事を言われていた。それがいつの間にか方針転換。確かにブラッド・エルドレッドの戦線離脱は痛いけど、一番痛いのはブラッド・エルドレッド本人のはず。それを、ファンと同じように痛がってては監督としては成り立たない。常に有事を考えて選手を起用していくのが監督としての仕事。
成績が一向に上向かない堂林翔太に「気合を入れて来い」の一言を添えて二軍送りにしたのは記憶に新しい所ですが、気合だけでシーズンは乗り切れない。気合でチームが勝てるのなら、毎年優勝ですよ。内野だ外野だとあっちこっち振り回されて、挙げ句「気合いが足りん」的な事を言われても。
新監督として、肩に力が入るのは理解出来ます。それだけ周囲の期待をヒシヒシ感じているだと思います。有形無形のプレッシャーになっているのも分かります。ただ、それを選手のせいにしてもらっては困る。松田元オーナーから監督就任要請をされ、受諾したのは緒方孝市本人なんだし。
もう「1年目だから」「前半戦頑張ったから」「若手選手を起用してたから」みたいな言い訳は一切通用しないところまで来てます。セントラルリーグで、一番優勝から遠ざかっているのはカープなんです。
24年ぶりの優勝、信用はしませんが期待はします。
そうだそうだと思われる方も、んなわけなかろーがヴォケナス!と思われる方も、とにかくクリック(笑)
新井貴浩、黒田博樹の加入、球団史上初の契約初年度一億円外国人選手、充実しつつある先発投手陣。ここ暫くの低迷、と言うか体たらくを考えると月とすっぽん、まるで別球団かとすら思います。
黒田博樹なんか、案の定年明けからの一挙手一投足が報道され、オープン戦初登板は、読売新聞関西版ですら、社会面に載ったくらい。それ以降はほぼ毎週、へたしたら毎日のように黒田博樹のインタビューコーナー。そして踊る「男気」の文字。男気で帰ってきたんじゃないって。
どうしても美談に仕立て上げたがる最近のマスコミを如実に表してるとは思いますけどね。
本屋さんもこぞってカープを取り上げるようになり、相変わらず繰り返し使われたようなネタで本を出版したり雑誌が出たり。よくもまぁネタが続くなとは思います。ろくすっぽ立ち読みすらしてないので内容は知りませんけどね。ぶっちゃけ、わざわざ買いに行くような内容でもなかろうし。いい所ばっかりの提灯記事ばっかりだし。それよりも何よりも、そんなのを読んで喜んでる年齢でもないし。
どうしてもマイナスに考えてしまう素性ゆえ、どうしても外せないのが「23年間リーグ優勝してない」って事。毎年毎年「今年は優勝」と言い続けているはずなのに。盛り上がるのは良い事だとは思いますが、やはり解せません。頑張れ頑張れと連呼するのは簡単だけど、選手は皆生活がかかってるんだから、頑張るのは当たり前だし。頑張って成績を残さないと給料は上がらない。
これはよそのチーム、選手にしてもそう。皆戦いですよ。昨年日本一になったホークス然り、セントラルリーグ優勝を飾ったジャイアンツ然り。今シーズンの開幕、そしてリーグ戦に向けて目の色を変えてる。もっと言えば、これだけ戦前から下馬評が高い(と思われる)カープの徹底分析をしてるはず。
メジャーリーグ中継が当たり前になった今日、黒田博樹のピッチングなどは、それこそ徹底的に分析されているだろうし、昨年成績を残した菊池涼介、丸佳浩なんざはそれこそ「丸裸」にされているかも知れない。目立てば目立つ分、あれこれと詮索をされるのもごく当たり前の話。
ただ、彼が中心になって、カープがいろんなメディアで取り上げられるのはけっして悪い事ではありません。それを選手がプレッシャーに感じてくれればいいですよ。
けど、たかがオープン戦が終わっただけで「カープ優勝!」なんざありえない。この時期になったらいろんな所で順位予想が行われますが、あんなモンほど当てにならないモノはないと思ってます。
ましてよそのチームの動向なんざ言ってられない。少なくとも常にカープより上に居たチームは、 常 に カープと何かが違うし、どこかが強いんですよ。
それが選手起用なのか、選手育成の方法なのか、戦力補強の仕方なのか、どれかってのは具体的には分かりませんが、そう言うのを見ていかないと、今シーズンのカープが本当に強いのかどうかなんかわかるわけがない。シーズン前に「強い」なんか言い切れるわけがないんですよ。
24年間勝った事のないチームが「今年は勝てる」などとは決して言い切れない。シーズンを終えて日本一、もしくはリーグ優勝をして初めて「今年のカープは強かった」じゃないですかね。
昨年も一昨年も、カープは3位どまりでした。なんべん言うてもいいと思います。カープは「たかが3位」だったんです。「3位バンザイ」ではないんです。3位の次は優勝、じゃないんです。リーグ戦ってのは、最初っから優勝をかけて戦うもんなんです。クライマックスシリーズはあくまでもおまけです。
何だかんだ言いながらジャイアンツやタイガース(ちょっと落ちてるけどドラゴンズ)はここ暫く、ずっとカープの上におるんやからそれを忘れたらいけない。今年のカープは強いとか勘違いしてはいけない。戦いは昨シーズン終了から既に始まってますが、勝負はまだついてないんです。
そして同時に気になるのが、緒方孝市監督の言動。
12試合組まれていたオープン戦、ほとんど観る機会はありませんでした。まともに見れたのは札幌ドームで行われた対ファイターズ戦くらい。2試合ともドローゲームに終わりましたが、試合後のコメントとしては「走者が出ていないから作戦の出しようもない。先頭が何とか出塁してほしい」とかえらく他人事。その「何とか」をする為に秋季キャンプ・春季キャプがあったんじゃないのか。
月曜日に出てたオープン戦総括。「昨年の本塁打王、チーム打点王のエルドレッドが不在だと、得点力不足になってしまうのかなと思う。半面、この5試合では目指す野球でもある小技、機動力を使ってやっていかないと点は取れないとあらためて思った。 」気づくの遅いよ。
就任当初は、野村謙二郎前監督の目指していた(はずの)守り勝つ野球に機動力を絡めていきたい、みたいな事を言われていた。それがいつの間にか方針転換。確かにブラッド・エルドレッドの戦線離脱は痛いけど、一番痛いのはブラッド・エルドレッド本人のはず。それを、ファンと同じように痛がってては監督としては成り立たない。常に有事を考えて選手を起用していくのが監督としての仕事。
成績が一向に上向かない堂林翔太に「気合を入れて来い」の一言を添えて二軍送りにしたのは記憶に新しい所ですが、気合だけでシーズンは乗り切れない。気合でチームが勝てるのなら、毎年優勝ですよ。内野だ外野だとあっちこっち振り回されて、挙げ句「気合いが足りん」的な事を言われても。
新監督として、肩に力が入るのは理解出来ます。それだけ周囲の期待をヒシヒシ感じているだと思います。有形無形のプレッシャーになっているのも分かります。ただ、それを選手のせいにしてもらっては困る。松田元オーナーから監督就任要請をされ、受諾したのは緒方孝市本人なんだし。
もう「1年目だから」「前半戦頑張ったから」「若手選手を起用してたから」みたいな言い訳は一切通用しないところまで来てます。セントラルリーグで、一番優勝から遠ざかっているのはカープなんです。
24年ぶりの優勝、信用はしませんが期待はします。
そうだそうだと思われる方も、んなわけなかろーがヴォケナス!と思われる方も、とにかくクリック(笑)


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