長い冬(つか先週は雪でしたな)もようやく終わり、いよいよプロ野球の季節が始まります。

既に今週17日からウエスタンリーグが開幕しましたが、個人的な観戦開幕は、ほぼ予定通り阪神鳴尾浜球場になりました。遠くの由宇練習場もいいけど、近くの阪神鳴尾浜球場もまた良し(笑)。

もっとも、来週辺りまでは「一軍選手の調整出場」などが続くかと思われるので、しばらくは戦いらしい戦いにはならないかも知れません。ただ、試合に勝つと敗けるとでは心情的に大違いです。

さらにこの試合は、中日ドラゴンズにとってのウエスタンリーグ開幕戦。上記の理由で、誰が帯同してるのか楽しみではあります。とは言うものの、一軍はナゴヤドームでオープン戦なんですが。

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早くも今年に入り、2回訪れているので感慨もへったくれもありませんが、阪神鳴尾浜球場。翌日からは、向かい側の鳴尾浜臨海公園野球場では、選抜大会に出場する高校生がたむろし出します。

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今シーズンのタイガースとドラゴンズ、一軍の前評判は知ったこっちゃないですが、二軍では新しい芽が吹き出そうとしてます。そんな選手をいずれは、テレビで見るようになるのが楽しみです。

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タイガースは雁ノ巣球場での対ホークス戦1試合を終えての2カード目。ドラゴンズは、開幕前日16日に、ナゴヤ球場で社会人野球部・王子(製紙)との交流試合を経ての試合。負けたそうですが。

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阪神鳴尾浜球場の開門時間は朝08:30。とは言え、さすがにそんな時間からは来れませんが、通常閉門時間の17:00まで、タイガースの練習、ビジターチームの練習、思う存分野球を満喫出来ます。由宇練習場しかり、雁ノ巣球場しかり。ナゴヤ球場も倣って欲しいんですけどね。この日は朝10時過ぎの時点でこの入り。開幕戦恒例の、新人選手の写真入りの日程表、貰いそこねました。

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不思議なもんで、ボーッと練習を見てるだけでも、2時間3時間てのはあっという間に過ぎてしまいます。この間に、選手の背番号とか名前とかを覚えていくのもこれまた楽しみ、でございます。一致しないのはやっぱり失礼ですから「これ誰?」みたいなことのないようにせんと。

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分かる人はどこにいようが分かるんですが(笑)。

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そんな中、器用なノックを見せてくれたのが、ドラゴンズ英智外野守備走塁コーチ。ノックを放ったあと、バットを置いて、足元に置いてあるグラブをはめてバックホームを受けるという「妙技」。

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橋爪大佑。桂依央利・金子丈との「大商大トリオ」。支配下目指して頑張れ!



スターティングオーダー
先攻:中日ドラゴンズ
1(遊)遠藤
2(二)谷
3(右)松井佑
4(中)古本
5(指)和田
6(左)赤坂
7(一)杉山
8(三)藤澤
9(捕)桂
P:鈴木

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ドラゴンズ試合前の円陣。声出しは古本武尊。

後攻:阪神タイガース
1(中)柴田
2(二)北條
3(三)坂
4(右)伊藤隼
5(左)俊介
6(一)西田
7(指)横田
8(捕)小豆畑
9(遊)植田
P:横山

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タイガース試合前の円陣。声出しは横田慎太郎。

審判
球審:須山、一塁:山村裕也、三塁:水口拓弥

打撃成績
1回表
遠藤     ストレートのフォアボール
谷      1-2から4球目を打ってセカンドフライ
次打者松井佑の2球目前にボーク
松井佑     0-2から3球目を打ってセンター前タイムリーヒット
タイガース0-1ドラゴンズ
次打者古本の3球目に松井佑が飛び出して挟まれタッチアウト
古本     フルカウントから6球目を空振り三振

○ウエスタンリーグとは言うものの、記念すべき本拠地開幕戦。マウンドに上がるは期待のドラフト1位入団ルーキー。それが先頭バッターにストレートのフォアボール。そこに、自分で追い討ちをかけるボーク。この辺りでベテランキャッチャーの藤井あきなり鶴岡かけなりであれば、それこそ一旦間を取りに行きそうなもんですが、小豆畑眞也にそれを求めるのは無理なんでしょうかね。

1回裏
柴田     2-0から3球目を打ってライト前ヒット
北條     1-0から2球目にデッドボール
坂      フルカウントから7球目を選んでフォアボール
伊藤隼    1-0から2球目を打ってセカンドゴロセカンド封殺のみ
俊介     1-2から4球目に押し出しデッドボール
タイガース1-1ドラゴンズ
西田     2-2から6球目を空振り三振
横田     2-2から5球目を打ってライトフライ

●ドラゴンズの先発は2年目期待の鈴木翔太、なんですが。ストレートがことごとくシュート回転。バックネット裏から観てるとホントよく分かりました。デッドボールも、際どい所を突いた結果ではなく、あわや危険球退場。むしろならなかったのがおかしいようなボール。さてどうしたもんでしょうか。

2回表
和田     3-1から5球目を打ってレフト前ヒット
赤坂     1-2から5球目を打ってショートフライ
杉山     0-2から3球目を打って強烈なサードゴロセカンド封殺
藤澤     1-1から3球目を打ってセンターフライ

●和田さんらしい、どん詰まりながらもフルスイングで放ったレフト前ヒット。強靭な足腰と、それに負けないだけの体の強さから生み出されるヒット、決して嫌いじゃないです。

2回裏
小豆畑    初球を打ってサードゴロ
植田     0-2から3球目を打ってピッチャー弾くもサードゴロ
柴田     1-0から2球目を打ってレフト前ヒット
北條     1-0から2球目を打ってレフト前ヒット、柴田はサードへ
坂      2-2から6球目を空振り三振

3回表

桂     1-0から2球目を打ってレフトへ第1号ホームラン
タイガース1-2ドラゴンズ
遠藤     1-2から5球目を打ってライト前ヒット
谷      初球をピッチャー前送りバント
松井佑    1-0から2球目を打ってセンターフライ
古本     1-2から5球目を空振り三振

桂依央利の今シーズン第1号ソロホームラン。バッティングを買われての入団だったはずが、ピッチャーに満足にボールを返せないと言う絶望的イップスに陥ったものの、ようやく克服出来たか。ODA退団後のキャッチャー陣が混沌としてる(ように見える)だけに、何とかして抜け出したい所。

3回裏
伊藤隼    2-0から3球目を打ってファーストゴロ
俊介     1-1から3球目を打ってライト前ヒット
西田     3-1から5球目を選んでフォアボール
横田     初球を打ってレフトフライ
小豆畑    2-0から3球目にデッドボール
植田     フルカウントから8球目に押し出しデッドボール
タイガース2-2ドラゴンズ
柴田     初球を打ってライトフライ

○相変わらず制球の定まらない鈴木翔太。2者連続デッドボール。小豆畑眞也には肩甲骨付近(?)、植田海には背中。正直酷い。ここで桂いおりなり投手コーチがマウンドに行けなかったものか。

因みに、タイガースのルーキー・植田海にとっては、痛いけど嬉しいプロ入り初打点となりました。

4回表
和田     初球を打ってサードゴロ
赤坂     0-1から2球目を打ってセカンドフライ
杉山     フルカウントから6球目を打ってレフト前ヒット
藤澤     2-1から4球目を打ってセンター前ヒット
桂      0-2から3球目を打ってファーストゴロ

4回裏
北條     初球を打ってサード強襲ヒット
坂      2-0から3球目を打ってサード後方ポテンヒット
伊藤隼    初球を打ってショートゴロセカンド封殺
俊介     初球を打ってショートライナー
西田     3-1から5球目を選んでフォアボール
横田     1-2から5球目を打ってショートゴロ

5回表
タイガース選手交代
ピッチャー横山に代えて二神

遠藤     1-2から4球目を空振り三振
谷      初球を打ってセンターフライ
松井佑    初球を打ってセカンドフライ

○この回から二神一人が登板。久々に見るせいか、だいぶ体を大きくしてきたな、と言う印象。キレのあるいいボールが行ってたと思います。そろそろ二軍から脱却しないとあきませんね。

5回裏
小豆畑    2-1から4球目を打ってセンターフライ
植田     1-0から2球目を打ってショートゴロ
柴田     2-2から5球目を打ってサードライナー藤澤ダイビングキャッチ

6回表
タイガース選手交代
ピッチャー二神に代えて福原
キャッチャー小豆畑に代えて小宮山
センター柴田がレフト
レフト俊介がセンター

古本     初球を打ってファーストゴロ
和田     1-1から3球目を打ってライトフライ
赤坂の代打野本 1-2から4球目を打ってファーストゴロ

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○タイガースの3番手は福原忍。ようやくまともなピッチャーが出てきてくれた感満載。しかし、えらい大きくなった、と言うか恰幅が良くなったと言うか。ここからもう一度絞ったりするんでしょうか。

6回裏
北條     1-1から3球目を打ってレフト前ヒット
坂      3-1から5球目を選んでフォアボール
伊藤隼    1-2から4球目を空振り三振

俊介     0-1から2球目を打ってレフトへスリーランホームラン
タイガース5-2ドラゴンズ
西田     1-1から3球目を打ってピッチャー強襲内野安打(鈴木の脛直撃)

ドラゴンズ選手交代
ピッチャー鈴木に代えて浜田智博

横田     1-2から4球目を打ってショートゴロセカンド封殺
次打者小宮山の4球目に横田セカンド盗塁失敗

●打球をすねに当ててしまった鈴木翔太。スタントからは手厳しい声が飛んでいましたが、これは正直致し方ない。ただ、あまり口汚い言葉は慎みたいものです。正直、まだまだ高校生体型からは抜け出てない印象。高卒2年目、まだまだ試練と鍛錬、じゃないですかね。

●二番手で登板したのはルーキーの浜田智博。カープの岩見優樹のピッチングフォームを、さらにボールの出処を醜くしたような「バンザイ投法」。岩見優樹が四苦八苦しているのを知っているだけに、この手の変則フォームは、まずはボールのキレ。大事に育てて欲しいと思います。

7回表
タイガース選手交代
ピッチャー福原に代えて田面
サード坂がファースト
ファースト西田がサード

杉山     フルカウントから8球目を打ってセンターフライ
藤澤     フルカウントから6球目を選んでフォアボール
桂      1-2から7球目を空振り三振
遠藤     0-1から2球目を打ってライトフライ

○今シーズンから育成契約で再出発をはかる、田面巧二郎が登板。前回見た時から気にはなってたんですが、変化球のキレとコントロールで勝負をかけるのか、徹底したスライダー(もしくはカーブ)攻め。まもなくBリーグへ派遣される身。新境地を切り開く事が出来るかどうか。

7回裏
ドラゴンズ選手交代
ピッチャー浜田に代えて山本雅士

小宮山    1-2から4球目を打ってライトフライ
植田     ストレートのフォアボール
次打者代打中谷の4球目に植田セカンド盗塁失敗
柴田の代打中谷 フルカウントから10球目を選んでフォアボール
北條     2-2から5球目を打ってファーストゴロ

●「ピッチャー、やまもとまさ」でどよめく阪神鳴尾浜球場。しかし?出てきたのは昌さんではなく「雅士」。彼の場合「やまもとまさ」ではなく普通に「やまもと」でもいいとは思うんですが。もう「やまもとまさ」と言う単語は昌さんの為にあるもの。もちろん、それを覆すだけの活躍を期待します。

8回表
タイガース選手交代
代打中谷がそのまま入りレフト
ピッチャー田面に代えて藤原

谷      初球デッドボール
松井佑    0-1から2球目を打って左中間突破ツーベースヒット
谷の代走に溝脇
古本     ストレートのフォアボール
和田     2-1から4球目を打ってレフト浅いフライ
野本     1-2から4球目を打ってショートゴロダブルプレイ

○これもまた土壇場的存在でもある藤原正典が登板、と思いきや初球谷哲也にデッドボール。

8回裏
ドラゴンズ選手交代
代走溝脇がそのまま入りセカンド
ピッチャー山本雅に代えて金子

坂      0-1から2球目を打ってセンターフライ
伊藤隼    0-1から2球目を打ってライトフライ
俊介     3-1から5球目にデッドボール(?)
西田     2-2から7球目を打ってセンター前ヒット
横田     3-1から5球目を選んでフォアボール
小宮山    1-2から4球目を打って左中間へタイムリーツーベースヒット
タイガース7-2ドラゴンズ
植田     0-2から3球目を見逃し三振

●ドラゴンズのルーキー・金子丈が登板。キャッチャー桂依央利の大学のひとつ後輩ということで、先輩後輩バッテリーが実現したものの、この試合6つ目のデッドボール。ここまで言ったら度が過ぎるかも知れませんが、デッドボールの内容はどうあれ、警告試合になってもおかしくない。

9回表
タイガース選手交代
ピッチャー藤原に代えて小嶋

杉山     1-0から2球目を打ってサードゴロ捕球エラー
藤澤     2-2から5球目を打ってレフトフライ
桂      0-1から2球目を打ってセカンドゴロ
遠藤     フルカウントから6球目を見逃し三振

中日 101 000 000 2
阪神 101 003 02X 7

勝投手:福原忍(1試合1勝)
敗投手:鈴木翔太(1試合1敗)
本塁打:[中日]桂1号(ソロ 3回表 横山)
     [阪神]俊介1号(3ラン 6回裏 鈴木)

投手成績
(左から投球イニング数、対戦打者数、投球数、被安打、与四死球、奪三振数、失点、自責点)
中日ドラゴンズ
鈴木   5.1 33 111  9  8  2  5  5
浜田   0.2  1   9  0  0  0  0  0
山本雅 1    4  23  0  2  0  0  0
金子   1    7  28  2  2  1  2  2

阪神タイガース
横山   4   18  62  6  1  2  2  2
二神   1    3   8  0  0  1  0  0
福原   1    3   8  0  0  0  0  0
田面   1    5  23  0  1  1  0  0
藤原   1    5  15  1  2  0  0  0
小嶋   1    4  15  0  0  1  0  0



両チーム合計18安打10四球6死球の大乱戦。よくもまぁこれで15:44(くらい)に終わりました。ピッチャーが主導権を握るはずの野球で、ピッチャーが酷かったらどれだけ試合が締まらないものになるか、と言ういい見本。入場料の発生する試合なら「金返せ」レベル。まともなイニングがろくにない。


デッドボール(ぽいのひとつ含む)だけ、まとめました、最後の俊介の打席だけは何とも言えませんが、何にしろとんでもない所にボールが行ってる、と言う点は一緒。懐の際どい所を突いてのデッドボールならまだしも、根本的なコントロールの問題。行き先はボールに聞いてくれではねぇ。

あんまり見た目イイもんではありませんが、よくもまぁ乱闘騒ぎにならなんだな、と思いますよ。まぁその辺、選手は大人しくなったとは思いますが、頭が痛いのは佐藤秀樹、 大塚晶文、小笠原孝の3人のドラゴンズ二軍投手コーチ。こんなピッチャーばかりとは思いたくないんですが。

タイガースとてそれは同じ事。育成契約選手になった田面巧二郎、ついに背番号15を剥奪された藤原正典。両者とも立場的にはかなり追い詰められているはず。田面巧二郎の方は大きく方針転換を目論んでいる様子が伺えますが、藤原正典の方は昨年と何ら変わりがない。

カープでなら、サイドスローにフォームを変更することがあります(あたりが多いわけではないです)。そこまで、とは言いませんが、これまで通りで改善が見られないのであれば、根本的にメンタル面から変えなければいかんのでは?と思います。バックネット裏のおっさんらも手厳しいです。

ウエスタンリーグだから、選手育成が目的だからとは言うものの、試合ですから勝負がかかっています、個人の成績がかかっています。一軍昇格がかかっています。生活がかかっています。

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帰り道。隣接する「鳴尾浜臨海公園野球場」では、選抜大会に出場する、神村学園高校と今治西高校の野球部が大会前練習に励んでいました。繰り返しになりますが、ようやく野球の季節です。


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