先週末のイースタンリーグに続いて今日3月17日火曜日、ウエスタンリーグも開幕します。

とは言うものの、当分「一軍」のオープン戦も続くので、出場機会を求めて一軍の選手がスターティングメンバーに名前を連ねることも多々あると思います。まぁこれは序盤戦の致し方ない所ですが。

もちろんまだまだ、開幕一軍ベンチ入りと言う、シーズン最初のステータスに向けて、選手の切磋琢磨は続きます。「二軍だから」と言う言葉は通用しないんですよね。支配下に置かれている選手はみな「戦力」なんだし、一軍とか二軍とかいう振り分けは、形式ばったモノに過ぎない。

あくまで個人的考えですが。

当然その中には育成契約選手も入ってますから、それも大義名分に含まれています。しかしながらやはり、チームが勝つこといよって、選手個々が「こうすれば勝てる、成績を残せる」と言う方向性を見極めるのもウエスタンリーグ、またイースタンリーグの役割のはず。

このブログでは昨年は極力「一軍」「二軍」と言う表現は避けてきたつもりです。なかなか難しいものがありましたが。いつ、どの選手がどんな役割でナイトゲームのカクテル光線の下に呼ばれるか分からない。これはカープに限らず、ドラゴンズやタイガース、バファローズやホークスにも言える事。

ただ、その役割を大きく逸脱した起用が目に付いたのがカープでしたが(笑)。

開幕一軍から外れました。それで萎縮してしまう選手はいないはず。むしろ、一定の目標くらいにはなる。「こいつより成績を残せば上に上がれる」。そう言う考えは常に持ってもらいたいなぁ。

どのチームの監督さんでもよく口にする言葉として「やってもらわないと困る」と言うのがあります。野村謙二郎前監督政権の一年目、二年目にはよく聞かれました。あとは「なぜ出来ないのか」。

監督・コーチ揃って、同じような言葉を残してました。その度に「なぜこいつを使わないのか」と言う思いが蓄積していったのも確か。まるで戦力は30人位しかいないんじゃないか、みたいな口ぶり。

固定メンバーってのは大事だと思います。主力選手と言う考えも理解出来ますが、それらの選手が半年間、常に一定の成績を残す事はまずありえない。前田健太ですら不調の時がありました。カープベンチは登板を飛ばすことで誤魔化しましたが、それでは一向に「新鮮力」は出てこない。

調子のよくない選手が出れば、その裏には必ず調子のいい選手がいる筈。主力選手だから頼りたくなるのも分かりますが、たまには違う選手を起用する事によって、チームの中に新しい風を吹かせる事が出来るかも知れない。それこそ「起爆剤」になるかも知れない。選手には期待してあげないと。

そして、期待出来るだけの選手を送り出すのはウエスタンリーグの仕事。二軍首脳陣の仕事です。

おそらくやらなければいけない事は山積です。カープはセントラルリーグで2年連続3位。状態は上向きつつあります。しかしながら、これまでの延長戦ではこれまでと同様の成績しか残せませんし、残らないと思います。何か、上向く要素を作らないと、そして生み出さないと。

それは私ら見てる側には分かりません。ただ「何か変わりつつあるな」と言うモノはみたい。練習方法、試合の進め方戦い方その他もろもろ。今まで通りでは絶対に勝てんし、肝心な所で星を落とす。

「戦う姿勢を示せ」

こんな良く分からない理由で堂林翔太がオープン戦から外されました。こんな理由で一軍二軍の選手を入れ替えてもらっては困る。確かに成績は上がらなかったけど、みな「戦う姿勢」は持っているはずなんですよ。それを見極められなかった、ここまで引っ張ってしまったのは緒方孝市監督。

下手したら今シーズンは、緒方孝市監督への期待と同時に、風当たりも強くなると考えています。満を持して監督になったんだし。もっとも、野村謙二郎前監督の下でコーチをやっていた事が勉強になったのか反面教師になったのか。これだけはペナントレースに突入しないと分かりませんが。

――話逸れました。

とにかう緒方孝市監督には、もっと選手にはドライに接していただきたい。あかんかったらアカン、でスパッと見切りを付け、再調整の場に送り出す。そして「いい」と報告のあった選手は我慢して一定期間起用する。変に嬢や期待をかけていては、チームに悪影響を及ぼす。絶対にですよ。

頭の中に思い描いた理想の野球はあると思います。しかしながら実際に動くのは生身の選手。思い通りに動かないし、動くわけがない。これは絶対に頭の片隅に置いといて欲しい。

キャンプ中に某投手が不甲斐なかったのを見て、佐々岡真司投手コーチを恫喝した記事もありましたが、そう言うのも絶対に表に出してはいけない。皆必死にやってるんです。広島東洋カープは、緒方孝市の理想の野球を具現化する場ではありません。どんな状況でも勝つ事が至上命題です。

その為に今シーズンの、約70人の選手が顔を揃えています。ドラフト上位指名とか下位指名とかは関係ありません。いいと思った選手はどんどん使ってください。

その「いい選手」を育成する場はウエスタンリーグです。選手育成・強化、両方やらなければいかんのはむしろこちらの話。一軍で育つ選手などまずいませんし、ここ暫くのカープではいてません。

緒方孝市監督に「こいつを使えよ」と堂々と言える選手を、どんどん送り出していただきたい。それこそ、緒方孝市監督が困るくらいに。そうすれば自然とカープのチームレベルも上がってくるはずだし、むしろそうでないと観てても面白くない。特に二軍専用機の私としては(笑)。


ウエスタンリーグでも、強いカープに期待します。


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2015.03.17 / Top↑
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