今年も、例年通りと申しますか、広島から1月1日付の中國新聞を送ってもらいました。
広告等がないとは言え、元日らしいボリューム。我が家では読売新聞を購読しているんですが、それでもこれだけのボリュームはなかったように思います。当然もう古新聞行になりましたが(笑)。
そして読むところといえば、まずは広島のスポーツ・芸能面。

緒方孝市監督を中央に据えての「舞台は整った」のひと言。
個人的には舞台云々よりも「役者は揃った」というべきかな、と。一昨年昨年と、野村謙二郎前監督が試行錯誤して作り上げつつあったチームと選手。しかしながら悲しいかな、野村謙二郎前監督では「3位」が限界でした。しかも、最後まで優勝争いをしての3位ではなく、早々に脱落してのおこぼれ。
消化試合を極力少なくする、と言う名目で始められたクライマックスシリーズ。残念な事にカープは、導入された2007年以降は心底「蚊帳の外」。これまで通りの9月の試合でした。
それが、2年連続でクライマックスシリーズ進出。広島東洋カープの周辺はホント、盛り上がったと思います。これだけはやはり否定出来ません。もうそれこそ鬼の首を取ったような大騒ぎ。挙げ句の果てには「歴史的快挙」とか。どこで誰が煽ったのかは分かりませんけど。
けどやっぱり「たかが3位」なんですよ。仮に日本シリーズに進出して、勝ち抜いたとしても「日本一の3位」と言うよく分からない称号しかもらえない。もちろんそんな成績で、解説者の「来年はリーグ優勝」みたいな予想が引き出せるか、と言えば決してそうじゃない。ただ短期決戦に強かっただけ。
ペナントレースからクライマックスシリーズ、そして日本シリーズ、長期決戦に加えて短期決戦、すべての戦い方ノウハウを身につけているチームだけが「日本一」を名乗れると思うんですよ。
その中には選手起用と言うものが多分に含まれる。長いシーズンを勝ち抜くにはどうすればいいか、一週間二週間のド短期決戦を勝ち抜くにはどうすればいいか、これらを全て頭に入れないと。
一昔前であれば、シーズン終盤の優勝争いともなると、それこそエースピッチャーは中4日、中3日と言う、現在で言えば「酷使」を強いられる。すべての交感神経を興奮させての戦いが続くはず。
よく「総力戦」とは言いますが、本当に総力戦を、カープはここ20数年たたかっていないと思うんですよ。エースがリリーフで待機したり、今ではもうお目にかかれなくなりましたが、1988年10月19日のロッテオリオンズ対近鉄バファローズのダブルヘッダーみたいに、エースがリリーフで連投とか。
やたらシーズン開幕前にはどのチームも「開幕ダッシュ」を当たり前のように口にしますが、追い込むところはシーズン序盤じゃない。そもそもカープは、開幕ダッシュを仕掛けたたところで、そして成功したところで、その強さを維持出来るほど体力があるチームじゃない。
70人いる選手をそれこそ「あーでもないこーでもない」と起用しながら勝ち進んでいく。難しい事と思いますし、これもまた「総力戦」の一部になるかと思いますが「これこれ、こう決めた、はい勝てます」みたいなチームは絶対にないんだし、選手の良い所を模索してやらなければいけない。
ましてや、未知の外国人選手が続々と加入している。お金を掛けて招聘したところで、日本の野球にフィットしなければもうどうしようもないのであって、計算に入れてしまうのはちょっとね、と。
よその新聞記事では、既に開幕投手云々の話も出ています。緒方孝市監督の頭の中にはそれこそ、今シーズンの先発ローテーションが思い浮かんでいるのかも知れませんが、それらの選手が皆、思い通りの成績を残してくれるとは限らない。これはピッチャーだけでなく、野手にも言える事。
そんな時に、実績の少ない、もしくは一軍経験のない選手をどれだけ思い切って、そしてどれだけ我慢して起用するか。個人的には全てこれにかかっている、とすら思います。
幸いにもここ3年、カープ二軍も強くなっています。内田順三前二軍監督の残した功績は本当に大きいと思います。それが、二軍指導経験のない緒方孝市監督にどう映っているのかは分かりませんが、確実に底は上がってきてます。一軍、二軍とも強くなってきています。
それこそ、開幕戦のベンチ入りメンバーと、最終戦のベンチ入りメンバーが大きく変わっていてもいい。それでカープがセントラルリーグ優勝をしておればいいんですよ。この選手をを使わないといけない、あの投手を何が何でも投げさせなければいけない、と言う「聖域」はとっぱらっていただきたい。
どの選手を出しても勝てる、どの投手を投げさせても勝てる。そう言うチームが見たいです。
そうだそうだと思われる方も、んなわけなかろーがヴォケナス!と思われる方も、とにかくクリック(笑)
広告等がないとは言え、元日らしいボリューム。我が家では読売新聞を購読しているんですが、それでもこれだけのボリュームはなかったように思います。当然もう古新聞行になりましたが(笑)。
そして読むところといえば、まずは広島のスポーツ・芸能面。

緒方孝市監督を中央に据えての「舞台は整った」のひと言。
個人的には舞台云々よりも「役者は揃った」というべきかな、と。一昨年昨年と、野村謙二郎前監督が試行錯誤して作り上げつつあったチームと選手。しかしながら悲しいかな、野村謙二郎前監督では「3位」が限界でした。しかも、最後まで優勝争いをしての3位ではなく、早々に脱落してのおこぼれ。
消化試合を極力少なくする、と言う名目で始められたクライマックスシリーズ。残念な事にカープは、導入された2007年以降は心底「蚊帳の外」。これまで通りの9月の試合でした。
それが、2年連続でクライマックスシリーズ進出。広島東洋カープの周辺はホント、盛り上がったと思います。これだけはやはり否定出来ません。もうそれこそ鬼の首を取ったような大騒ぎ。挙げ句の果てには「歴史的快挙」とか。どこで誰が煽ったのかは分かりませんけど。
けどやっぱり「たかが3位」なんですよ。仮に日本シリーズに進出して、勝ち抜いたとしても「日本一の3位」と言うよく分からない称号しかもらえない。もちろんそんな成績で、解説者の「来年はリーグ優勝」みたいな予想が引き出せるか、と言えば決してそうじゃない。ただ短期決戦に強かっただけ。
ペナントレースからクライマックスシリーズ、そして日本シリーズ、長期決戦に加えて短期決戦、すべての戦い方ノウハウを身につけているチームだけが「日本一」を名乗れると思うんですよ。
その中には選手起用と言うものが多分に含まれる。長いシーズンを勝ち抜くにはどうすればいいか、一週間二週間のド短期決戦を勝ち抜くにはどうすればいいか、これらを全て頭に入れないと。
一昔前であれば、シーズン終盤の優勝争いともなると、それこそエースピッチャーは中4日、中3日と言う、現在で言えば「酷使」を強いられる。すべての交感神経を興奮させての戦いが続くはず。
よく「総力戦」とは言いますが、本当に総力戦を、カープはここ20数年たたかっていないと思うんですよ。エースがリリーフで待機したり、今ではもうお目にかかれなくなりましたが、1988年10月19日のロッテオリオンズ対近鉄バファローズのダブルヘッダーみたいに、エースがリリーフで連投とか。
やたらシーズン開幕前にはどのチームも「開幕ダッシュ」を当たり前のように口にしますが、追い込むところはシーズン序盤じゃない。そもそもカープは、開幕ダッシュを仕掛けたたところで、そして成功したところで、その強さを維持出来るほど体力があるチームじゃない。
70人いる選手をそれこそ「あーでもないこーでもない」と起用しながら勝ち進んでいく。難しい事と思いますし、これもまた「総力戦」の一部になるかと思いますが「これこれ、こう決めた、はい勝てます」みたいなチームは絶対にないんだし、選手の良い所を模索してやらなければいけない。
ましてや、未知の外国人選手が続々と加入している。お金を掛けて招聘したところで、日本の野球にフィットしなければもうどうしようもないのであって、計算に入れてしまうのはちょっとね、と。
よその新聞記事では、既に開幕投手云々の話も出ています。緒方孝市監督の頭の中にはそれこそ、今シーズンの先発ローテーションが思い浮かんでいるのかも知れませんが、それらの選手が皆、思い通りの成績を残してくれるとは限らない。これはピッチャーだけでなく、野手にも言える事。
そんな時に、実績の少ない、もしくは一軍経験のない選手をどれだけ思い切って、そしてどれだけ我慢して起用するか。個人的には全てこれにかかっている、とすら思います。
幸いにもここ3年、カープ二軍も強くなっています。内田順三前二軍監督の残した功績は本当に大きいと思います。それが、二軍指導経験のない緒方孝市監督にどう映っているのかは分かりませんが、確実に底は上がってきてます。一軍、二軍とも強くなってきています。
それこそ、開幕戦のベンチ入りメンバーと、最終戦のベンチ入りメンバーが大きく変わっていてもいい。それでカープがセントラルリーグ優勝をしておればいいんですよ。この選手をを使わないといけない、あの投手を何が何でも投げさせなければいけない、と言う「聖域」はとっぱらっていただきたい。
どの選手を出しても勝てる、どの投手を投げさせても勝てる。そう言うチームが見たいです。
そうだそうだと思われる方も、んなわけなかろーがヴォケナス!と思われる方も、とにかくクリック(笑)


2015.01.08 / Top↑
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