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年末年始ともなると、通常番組を早々に切り上げて、3時間スペシャル4時間スペシャルと題して、夕方から夜遅くまで同じ番組が続いたりします。まぁ作ってる方々は大変ですねとは思いますが。

普段から地上波放送を見慣れてないのに、そんな長い時間、知らない芸人さんの、面白いのか面白くないのか分からないような話を聞いてるのはつまらないし、どこで笑えばいいのか分からない。

そんな中、NHK-BS1では「プロ野球80周年特集」と題して、プロ野球に関する番組を放送してます。「あなたが選ぶプロ野球ベストナイン&ベストゲーム」等。そして12月30日には先日再放送の「もう一度投げたかった」に引き続くかのように、19:00以降2つのカープ番組が放送されました。

NHK特集「江夏の21球」

色々と番組を放送してくれてます。古田敦也氏や芸能人の半ばトーク番組みたいなのもいいですが。やっぱりある種淡々と、その当時のままの番組を放送してくれるのはありがたいです。

この手の「試合のワンシーン」的なもので、タイトルが付いたものってそうそうないですよね。後年「小林(オリックスブルーウェーブ)の14球」と言うのもありましたが、あれはトーマス・オマリーの打席だけの対決であって、相手チームの動きがどうの、味方ベンチの動きがどうのはあまり見えない。

もちろんん、当の小林宏には何がしかの心境の変化等あったのかもしれませんが、この打席で全てが決まったわけじゃないし、あれこれ比較するのはちょっと無理があると、個人的には考えます。

カープファン駆け出しの頃(笑)、あらゆる本やら何やらを駆使してカープの勉強をした覚えがあります。その中に「Number Video 熱闘!日本シリーズ 1979広島-近鉄」を買ったり、山際淳司氏の「スローカーブをもう一球(その中に『江夏の21球あり)」を買って読んだりもしました。

小学校6年生の頃のこの日本シリーズ、何となしに覚えています、ホントなんとなし。当時はどこのファン、と言う明確なものはなかったので、ただ漠然と「日本シリーズ」と言うだけで見てました。

で、この番組の何がすごいかって。

まずは当事者、あの場面に関与したほとんどの選手、監督にコメントを求めているということ(除:クリス・アーノルド)。バッテリーの江夏豊氏、水沼四郎氏だけでなく、セカンドへのワンバウンドをキャッチ出来なかった高橋慶彦氏、代走の藤瀬史朗に始まり、平野光泰氏、佐々木恭介氏。

そして、皆がしっかりその場面を記憶してる。広島東洋カープも近鉄バファローズも、初の日本一の懸かった試合。一球、投げるところを間違えても、飛ばすところを間違えても、すべてが決まってしまう。どの選手も、試合で熱くなりながらも、冷静にその場面を振り返る事が出来る。

データ、データで埋め尽くされている最近の野球ではありますが、やっぱり野球ってのは人間がやるスポーツであり、その裏側には必ず心境の変化ってのがある。江夏投手がマウンドから見た、北別府学投手や池谷公二郎投手はどう見えたか。そしてその場面を冷静に振り返る古葉竹識監督。

人間模様と言うモノをアレコレ出来るほど賢くないですが、たくさんの選手の、一球一球一投一打に対する思いが重なって築き上げられた26分間の短いような長いような筋書きのないドラマ。

こんな事を言うのも何ですが、事務処理的に「先発は6回まで、あとはリリーフ投手」とリレーされる最近の投手起用で、このようなドラマティックな展開が今後出るかどうか。そればっかりを期待して観戦してる訳ではないですが、後世に一球一球が語り継がれる場面は生まれないような気もします。

生まれない、と言うよりも、難しいと言った方がいでしょうかね。

勝手な考えかも知れませんし、大きなお世話かも知れませんが、グラウンドに立ってる選手に「そこにいると言うプライド」が見える選手ってのがあまりいない。表に出さない選手が増えたのかも知れませんが、その代わりにやたら「楽しむ」事を前面に押し出す選手が増えた。

それはそれで悪い事ではないとは思いますが、もっともっとどの選手も、練習を積み重ねて、絶対の自信を持ってグラウンドに立って欲しいんですよ。そうなれば数字もついてくるし、実績にもつながる。

番組中で江夏豊投手が、ノーアウト満塁になって、ブルペンで投げている2投手を見て「何しとんかい」と言う、下手したら首脳陣批判とも取れるコメントを発している。ブルペンがグラウンドにあるが故の、偽らざる心境。最近はどこも、ベンチ裏とかにブルペンがあって、動きは見えないですからね。

もちろん現役中、そのチームに所属している以上、表沙汰になってはいけない内容ではありますが、そう言うコメントを発せられるだけのプライドを持って、日々グラウンドに立っているか、練習に励んでるか。そう言うのを、ものすごく自分勝手ではありますが、プロ野球には求めていきたい。

人生を賭けてるはずだし。

ドラマティックな試合内容もいいとは思いますが、点差に関係なく、難しい話ではありますが、今グラウンドにいる選手の「性」が出るような試合ってのも、また見て取れればなとも思います。


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2014.12.31 / Top↑
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