あえて書くならこんな感じでしょうか。
黒田、カープ復帰へ 大リーグから8年ぶり 中国新聞
米大リーグ、ヤンキースをフリーエージェント(FA)になった黒田博樹投手(39)が来季、広島東洋カープに8年ぶりに復帰することが26日、決まった。同日、オファーを受けていた複数のメジャー球団に断りを入れ、広島に入団する意思を伝えた。27日に正式発表される。
26日午前、黒田投手は自宅がある米ロサンゼルスから球団に「(カープに)帰ります」と電話で報告。署名入りの統一契約書をファクスで送付した。応対した球団関係者は「(感激で)震えが止まらない」と話し、今後の細部の詰めの作業を始めた。
黒田投手は今季5年連続2桁勝利を挙げ、オフにFAとなった。去就は米球界でも注目され、「選択肢はメジャーか、日本への復帰。引退もある。どれも同じ確率で悩んでいる」と話し、表立った発言を控えてきた。
広島は黒田投手が一時帰国していた11月に獲得を打診。12月に再び帰国した際にも2度交渉し、総額4億円を超える条件でオファーした。24年ぶりの優勝を目指す来季は、日米通算182勝の実力と経験がチームの柱として必要と訴え、粘り強い交渉を続けていた。
メジャーも複数球団が獲得に動き、中でも2008年から4年間在籍したドジャースが1600万ドル(約19億2千万円)プラス出来高を提示していた。
黒田投手は1997年に広島に入団。2007年オフにFAでドジャースに移籍し、12年にヤンキース入りした。24日に広島からロサンゼルスに戻る際は「来年40歳なのに(メジャーから)高い評価を受けている。簡単に決められない」と話していたが、復帰を決断した。
未明に発覚した、黒田博樹遺跡の記事。スポーツ新聞ウェブサイトその他では今朝の時点で早々に記事になってたようです。常日頃はスポーツ新聞を読まない(除:大阪スポーツ)のでアレですが。
そして我が家でとってる読売新聞夕刊では最終社会面と3面スポーツ面、産経新聞夕刊では1面と3面スポーツ面での扱い。一般新聞ですらこんななので、もはやここまで来たら、一人のプロ野球選手の移籍と言う、スポーツニュースの範疇を越えた「事件」の様相かと思います。
少し前に、MLBで全く通用しないまま帰ってくる、もしくは半ば解雇されるような形でNPBに戻ってくる選手の話でダラダラ述べました。MLBではあかんかったけど、NPBならこれくらいやれるだろう、的な年俸になっていますが、そんな中、19億円とも21億円とも言われたMLB各チームのオファーを断って、広島東洋カープとの契約に至った黒田博樹。思い切ったな、としか言いようがありません。
もうツイッターやらその他では昨日27日は終日、この話題で持ちきり。30年来の虎党のうちの母ですら、私が仕事から帰ってくるなり「黒田って人カープに帰ってくるん?」とか何とか。
しかし個人的には「カープに 復 帰 」と言う言葉は使いたくありません。
MLB(最初はドジャース)との間の取り決めで「レンタル移籍」したわけじゃない。フリーエージェント宣言をした上での移籍なんだし、それこそ一旦は退路を絶ったようなもの。そして、向こうに行ってダメになっていくどころか、とんでもなく大きな存在に「なってしまった」。
産経新聞の記事では、「懲役」という言葉を使って、MLBでのプレイを例えてましたが、自ら望んで選択した「懲役8年の刑期」の中で、対応をし変化を繰り返し、どこへ行っても先発ローテーションを任せてもらえるような、他のチームからオファーが来るような超大物メジャーリーガーへと昇華した。
MLBに移籍したタイミングもよかったんだろうと思います。さぁこれからまだまだ伸びる、と言うタイミングでフリーエージェントの権利を獲得し、さらに1年間の「執行猶予」経ての渡米。
あまり好きじゃない言葉ではありますが、誰しもが「メジャーに挑戦」と言う言葉を使ってMLBに身を投じます。どの程度の目論見を持って渡米するのかまでは知る由もありませんが、まだまだMLBで出来るであろう成績を残したままNPBに戻てきた選手ってのはほんのわずかしかいない。
再び産経新聞の記事に戻りますが、MLBでのプレイを「選手としてのレベルアップの過程にあるもの」とも称しています。これまでに帰ってきた選手の中で、そう言う意識でMLBに移籍を試みた選手がどれくらいいたか。このあたりの差が、MLBで常に好成績をあげてきた秘訣かと思います。
そしてその結果、MLBでの8年間で、212試合登板、79勝79敗、防御率3.45の成績を残して移籍してくる。今シーズンの成績は32試合登板11勝9敗、防御率3.71。そして今シーズンはニューヨークヤンキースで唯一、シーズンを通しての先発ローテーション。
どの新聞記事でも「カープに復帰」とあるし、松田元オーナー自身も「補強というよりも、帰ってくる喜びの方が大きい。精神的支柱になりそうな大黒柱が帰ってきてくれるのは大きい。(後略)」と言うコメントを残しているけども、帰ってくる、と補強を入れ替えたほうが個人的にはしっくりきます。
まずは、MLBトップレベルの成績を維持したままでの、カープ移籍の決断に敬意を評します。
もしかして、前田健太が残留を決めたのは、事前に黒田博樹獲得をカープが把握していて、それを球団が交渉時の切り札にした、とか無駄な推測。まぁ有り得ない話だとは思いますけどね。
そしてもう一つ。野村謙二郎氏が監督職を退いて、カープ球団のアドバイザーとして残りましたが「海外担当」と言う何とも不可解なポジションに据えられたのは、何らかの関係があるんでしょうか。いろいろと噂話は飛び交っていますが、全て真相は赤い闇の中、と言う事で・・・・。
そうだそうだと思われる方も、んなわけなかろーがヴォケナス!と思われる方も、とにかくクリック(笑)
黒田、カープ復帰へ 大リーグから8年ぶり 中国新聞
米大リーグ、ヤンキースをフリーエージェント(FA)になった黒田博樹投手(39)が来季、広島東洋カープに8年ぶりに復帰することが26日、決まった。同日、オファーを受けていた複数のメジャー球団に断りを入れ、広島に入団する意思を伝えた。27日に正式発表される。
26日午前、黒田投手は自宅がある米ロサンゼルスから球団に「(カープに)帰ります」と電話で報告。署名入りの統一契約書をファクスで送付した。応対した球団関係者は「(感激で)震えが止まらない」と話し、今後の細部の詰めの作業を始めた。
黒田投手は今季5年連続2桁勝利を挙げ、オフにFAとなった。去就は米球界でも注目され、「選択肢はメジャーか、日本への復帰。引退もある。どれも同じ確率で悩んでいる」と話し、表立った発言を控えてきた。
広島は黒田投手が一時帰国していた11月に獲得を打診。12月に再び帰国した際にも2度交渉し、総額4億円を超える条件でオファーした。24年ぶりの優勝を目指す来季は、日米通算182勝の実力と経験がチームの柱として必要と訴え、粘り強い交渉を続けていた。
メジャーも複数球団が獲得に動き、中でも2008年から4年間在籍したドジャースが1600万ドル(約19億2千万円)プラス出来高を提示していた。
黒田投手は1997年に広島に入団。2007年オフにFAでドジャースに移籍し、12年にヤンキース入りした。24日に広島からロサンゼルスに戻る際は「来年40歳なのに(メジャーから)高い評価を受けている。簡単に決められない」と話していたが、復帰を決断した。
未明に発覚した、黒田博樹遺跡の記事。スポーツ新聞ウェブサイトその他では今朝の時点で早々に記事になってたようです。常日頃はスポーツ新聞を読まない(除:大阪スポーツ)のでアレですが。
そして我が家でとってる読売新聞夕刊では最終社会面と3面スポーツ面、産経新聞夕刊では1面と3面スポーツ面での扱い。一般新聞ですらこんななので、もはやここまで来たら、一人のプロ野球選手の移籍と言う、スポーツニュースの範疇を越えた「事件」の様相かと思います。
少し前に、MLBで全く通用しないまま帰ってくる、もしくは半ば解雇されるような形でNPBに戻ってくる選手の話でダラダラ述べました。MLBではあかんかったけど、NPBならこれくらいやれるだろう、的な年俸になっていますが、そんな中、19億円とも21億円とも言われたMLB各チームのオファーを断って、広島東洋カープとの契約に至った黒田博樹。思い切ったな、としか言いようがありません。
もうツイッターやらその他では昨日27日は終日、この話題で持ちきり。30年来の虎党のうちの母ですら、私が仕事から帰ってくるなり「黒田って人カープに帰ってくるん?」とか何とか。
しかし個人的には「カープに 復 帰 」と言う言葉は使いたくありません。
MLB(最初はドジャース)との間の取り決めで「レンタル移籍」したわけじゃない。フリーエージェント宣言をした上での移籍なんだし、それこそ一旦は退路を絶ったようなもの。そして、向こうに行ってダメになっていくどころか、とんでもなく大きな存在に「なってしまった」。
産経新聞の記事では、「懲役」という言葉を使って、MLBでのプレイを例えてましたが、自ら望んで選択した「懲役8年の刑期」の中で、対応をし変化を繰り返し、どこへ行っても先発ローテーションを任せてもらえるような、他のチームからオファーが来るような超大物メジャーリーガーへと昇華した。
MLBに移籍したタイミングもよかったんだろうと思います。さぁこれからまだまだ伸びる、と言うタイミングでフリーエージェントの権利を獲得し、さらに1年間の「執行猶予」経ての渡米。
あまり好きじゃない言葉ではありますが、誰しもが「メジャーに挑戦」と言う言葉を使ってMLBに身を投じます。どの程度の目論見を持って渡米するのかまでは知る由もありませんが、まだまだMLBで出来るであろう成績を残したままNPBに戻てきた選手ってのはほんのわずかしかいない。
再び産経新聞の記事に戻りますが、MLBでのプレイを「選手としてのレベルアップの過程にあるもの」とも称しています。これまでに帰ってきた選手の中で、そう言う意識でMLBに移籍を試みた選手がどれくらいいたか。このあたりの差が、MLBで常に好成績をあげてきた秘訣かと思います。
そしてその結果、MLBでの8年間で、212試合登板、79勝79敗、防御率3.45の成績を残して移籍してくる。今シーズンの成績は32試合登板11勝9敗、防御率3.71。そして今シーズンはニューヨークヤンキースで唯一、シーズンを通しての先発ローテーション。
どの新聞記事でも「カープに復帰」とあるし、松田元オーナー自身も「補強というよりも、帰ってくる喜びの方が大きい。精神的支柱になりそうな大黒柱が帰ってきてくれるのは大きい。(後略)」と言うコメントを残しているけども、帰ってくる、と補強を入れ替えたほうが個人的にはしっくりきます。
まずは、MLBトップレベルの成績を維持したままでの、カープ移籍の決断に敬意を評します。
もしかして、前田健太が残留を決めたのは、事前に黒田博樹獲得をカープが把握していて、それを球団が交渉時の切り札にした、とか無駄な推測。まぁ有り得ない話だとは思いますけどね。
そしてもう一つ。野村謙二郎氏が監督職を退いて、カープ球団のアドバイザーとして残りましたが「海外担当」と言う何とも不可解なポジションに据えられたのは、何らかの関係があるんでしょうか。いろいろと噂話は飛び交っていますが、全て真相は赤い闇の中、と言う事で・・・・。
そうだそうだと思われる方も、んなわけなかろーがヴォケナス!と思われる方も、とにかくクリック(笑)


2014.12.28 / Top↑
ELTON
「ひょっとしたら優勝有り得るかも。」
と思っていたのは今季開幕前でしたが、年の瀬も押し迫ったこの時期に、遂には「ひょっとしたら」では無く、
「優勝するなら来季しか無い!」
とまで、ある意味確信目眩いた大きな期待を持って、来たるシーズンに臨む事となりました。
その根拠を以下、そのエレメントの経過順に
① 石原から會澤へ、正捕手の交代。
② 野村から緒方へ、監督の交代。
③ まさかの新井復帰。
④ まさかのマエケン残留。
⑤ まさかの超大物メジャーリーガー獲得。
①・・・以前から何度も繰り返し唱えて来た通り、DH制の無いセでは「打てる捕手」の存在が優勝への必須条件です。
會澤が来季、レギュラーとして故障無くシーズンを過せたなら、G阿部が内野へ転身し空席となった「球界No.1捕手」の座へ、恐らく最も近い存在となっている筈で、そんなレベルの捕手の台頭はまた、そのチーム(つまりカープ)の「黄金時代の到来」を意味してもいます。
②・・・今季の戦力ならば、監督が野村でなかったなら或いは優勝出来ていたのでは、と思える位。
今の所緒方新監督の能力の程は測り適ねますが、少なくとも「前監督の6年目」よりは遥かに期待大。
③・・・単なる控え要員の加入に過ぎない?いえいえ例えば近年ならタクローや新井コーチの加入でも解る通り、他球団でレギュラーを張ったクラスの血の導入は(完全な外様では無くとも)チームに好影響を及ぼす事確実です。
「優勝したい」が故に出て行った選手が再び「優勝したい」が為に帰って来たとしたなら、カープ優勝の機運を選手レベルで感じての事かも知れない。
④・・・「来季しか」と区切るのはこの投手の存在故。
「好成績を残せばポスティング容認」は詰る所、マエケンの活躍が無ければ優勝は有り得ないし、そうなれば彼の最来年はメジャーで迎える事になる訳で、カープ優勝とマエケンメジャー移籍は同一線上に在ると云う事です。
⑤・・・アンビリバボー以外の何物でもありません。
8000万オファーを蹴って年棒その1/4のカープ復帰を選んだ新井にも驚きましたが、黒田の場合20億オファー確実の状況下でのカープ再加入ですからね~何なんだこの男!
何れにせよこれで超強力ダブルエース擁するカープ投手陣は来季、他球団を震撼させる事間違い無しで、これに成長著しい若手打撃陣の期待値も込めて、これはもう優勝しか無いでしょう!
あー、今から春が待ち遠しくて堪りません。
と思っていたのは今季開幕前でしたが、年の瀬も押し迫ったこの時期に、遂には「ひょっとしたら」では無く、
「優勝するなら来季しか無い!」
とまで、ある意味確信目眩いた大きな期待を持って、来たるシーズンに臨む事となりました。
その根拠を以下、そのエレメントの経過順に
① 石原から會澤へ、正捕手の交代。
② 野村から緒方へ、監督の交代。
③ まさかの新井復帰。
④ まさかのマエケン残留。
⑤ まさかの超大物メジャーリーガー獲得。
①・・・以前から何度も繰り返し唱えて来た通り、DH制の無いセでは「打てる捕手」の存在が優勝への必須条件です。
會澤が来季、レギュラーとして故障無くシーズンを過せたなら、G阿部が内野へ転身し空席となった「球界No.1捕手」の座へ、恐らく最も近い存在となっている筈で、そんなレベルの捕手の台頭はまた、そのチーム(つまりカープ)の「黄金時代の到来」を意味してもいます。
②・・・今季の戦力ならば、監督が野村でなかったなら或いは優勝出来ていたのでは、と思える位。
今の所緒方新監督の能力の程は測り適ねますが、少なくとも「前監督の6年目」よりは遥かに期待大。
③・・・単なる控え要員の加入に過ぎない?いえいえ例えば近年ならタクローや新井コーチの加入でも解る通り、他球団でレギュラーを張ったクラスの血の導入は(完全な外様では無くとも)チームに好影響を及ぼす事確実です。
「優勝したい」が故に出て行った選手が再び「優勝したい」が為に帰って来たとしたなら、カープ優勝の機運を選手レベルで感じての事かも知れない。
④・・・「来季しか」と区切るのはこの投手の存在故。
「好成績を残せばポスティング容認」は詰る所、マエケンの活躍が無ければ優勝は有り得ないし、そうなれば彼の最来年はメジャーで迎える事になる訳で、カープ優勝とマエケンメジャー移籍は同一線上に在ると云う事です。
⑤・・・アンビリバボー以外の何物でもありません。
8000万オファーを蹴って年棒その1/4のカープ復帰を選んだ新井にも驚きましたが、黒田の場合20億オファー確実の状況下でのカープ再加入ですからね~何なんだこの男!
何れにせよこれで超強力ダブルエース擁するカープ投手陣は来季、他球団を震撼させる事間違い無しで、これに成長著しい若手打撃陣の期待値も込めて、これはもう優勝しか無いでしょう!
あー、今から春が待ち遠しくて堪りません。
2014/12/28 Sun 15:39 URL [ Edit ]
苦行僧
過去の山本浩二氏、最近の金本知憲氏等を見ていると、黒田博樹もそれこそ「大器晩成型」に近いものがあると思います。数字自体はMLB移籍前と何ら変わらないようにも見えますが、内容は違うかも知れませんが、若い頃の成績を維持出来ている事に驚いてます。
あとは、會澤翼を中心にして(と言うかもうしていかないと)、カープキャッチャー陣が、黒田博樹の思い描いているピッチング、18年間で培ったものをいかにして引き出すか、がカギになると思います。
この辺は熟考しますが、新井貴浩にしても、やたらめったら「カエッテクル」が前面に押し出されていますが、あのオーナーの事ですから、何かしらの考えがあってもおかしくない。むしろ、金本知憲と言う、言わば後ろ盾をなくした今からが最後の勝負とも思います。
いずれにしろ、まだまだ若いカープに、大ベテランのメジャーリーガー。どんな化学反応があるか楽しみではあります。
あとは、會澤翼を中心にして(と言うかもうしていかないと)、カープキャッチャー陣が、黒田博樹の思い描いているピッチング、18年間で培ったものをいかにして引き出すか、がカギになると思います。
この辺は熟考しますが、新井貴浩にしても、やたらめったら「カエッテクル」が前面に押し出されていますが、あのオーナーの事ですから、何かしらの考えがあってもおかしくない。むしろ、金本知憲と言う、言わば後ろ盾をなくした今からが最後の勝負とも思います。
いずれにしろ、まだまだ若いカープに、大ベテランのメジャーリーガー。どんな化学反応があるか楽しみではあります。
2014/12/28 Sun 17:02 URL [ Edit ]
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