あまり好んでMLB中継を見ることはありません。カープの試合がなかったら「あぁ、やってるんだな」程度。メジャーリーグはすごい、とか言われても正直ピンときません。ピッチャーは18.44メートルの距離でバッターと対峙しているのも同じだし、各塁間が27.431メートルなのも一緒だし。
ましてや毎年毎年ホームラン60本を打つバッターが続出するわけでもなし、4割バッターが誕生するわけでもなし、40勝投手が出てくるわけでもなし。どこへ行っても「野球」であり「ベースボール」。
そんな中、MLBからの「逆輸入選手」が今年も増えました。
松坂、ソフトバンク入団会見「チームの連覇の力になれたら」
スポニチ 2014年12月5日
米大リーグ、メッツからFAとなり、ソフトバンク入りが決まった松坂大輔投手(34)が5日、福岡市内のホテルでの入団会見に臨み、意気込みなどを語った。松坂は9年ぶりの日本球界復帰となる。
同席した王貞治球団会長(74)は「連覇を狙うホークスの中心となって活躍してくれると確信している」と期待。松坂は自信と不安が「両方ある」とし「自信があるので日本に戻る決断をした。不安はプレーする中で打ち消せたら」と話し、ソフトバンクを選択した理由として「本当に世界一を目指しているんだなと、そこに魅力を感じた」と説明。来季の目標について「チームの目標である連覇、その力になれるように」と力を込めた。
(以下省略)
3年総額12億円 中島オリ入団会見「優勝するため来た」
スポニチ 2014年12月5日
オリックスで3年ぶりに日本球界へ復帰する中島裕之内野手(32)が5日、ほっともっとフィールド神戸で入団記者会見に臨み「オリックスには優勝するために来ているので、少しでも力になれるように一生懸命やりたい」と抱負を述べた。球団幹部によると、3年契約で総額12億円。
米大リーグ出場を果たせず、古巣の西武や阪神からもラブコールを受けた中、地元関西から復活を目指す。「パ・リーグでずっとやっていたので、ちょっとでも慣れているところがいい」と説明した。少年時代にバッテリーを組んだ山崎勝己捕手(32)から誘われたのも大きかったという。
(以下省略)
松坂大輔はライオンズ球団のポスティングシステムの行使、中島裕之は海外フリーエージェント権を行使しての移籍、とそれぞれ手段は違いますが、奇しくもライオンズでチームメイトだった選手が袂を分かつ形でNPBへの復帰が決定しました。しかも慣れ親しんだパシフィックリーグ。
最近ではタイガース西岡剛、福留孝介、ホークスを退団した岡島秀樹などが「アメリカ帰り」の代表格にもなっていますが、MLBで確固たる実績を残した上で、NPBに移籍してきた選手ってどれくらいいるもんなのかなぁ。阪神タイガース移籍前年に16セーブを挙げた伊良部秀輝くらいか。
怪我その他、成績をあげられなかった理由は多々あるとは思いますが、きつい言い方ですが、MLBでもさっぱりだった中島裕之みたいに「Youは何しにアメリカへ」みたいな選手もいる。
MLBと言うのはそう言う場所、と言ってしまえばそれまでではあるけど、何かこだわりを持ってMLBに移籍したのであれば、何らかの結果を残した上で移籍してくるのが当たり前のはず。
松坂大輔がMLBに移籍する前年の、ライオンズでの年俸は3億3000万円。MLBでも8年間で56勝43敗1セーブ、防御率4.45と実績は残していいます。ホークスとの契約は3年契約12億円プラス出来高払い。1年計算だと4億円。ライオンズ最終年からの流れを考えると、妥当かなぁ。
しかしここからが問題。
中島裕之の、移籍前年の年俸は2億8000万円。そしてMLBで何も出来ないまましないまま、NPBと契約してみればこれまた3年12億円。阪神タイガースとかとの争奪戦?に発展してはいましたが、この金額は本来、バファローズ側が望んだ金額なのかどうか、と言う疑問もあります。
成功してるかどうかは別にして、マネーゲームには糸目はつけないタイガース。鳥谷敬の動向が未だ不透明な中で、内野の要はどうしても獲得しておきたかったところだとは思いますが、金額云々以上に、バファローズの「本気度」に中島裕之本人が負けた、と言う事なんでしょうかね。
一昔前、プロレスの世界で「日本帰りは出世する」と言う都市伝説みたいなものがありました。
アントニオ猪木が見出したとも思える、ハルク・ホーガンとか、マサ斉藤が連れてきたビッグバン・ベイダー、あとは新日本プロレスの練習生からWWEのメインイベンターにのし上がったクリス・ベノワ(りペガサス・キッド)。みな日本で一時代を築いて、その後アメリカでの大成。
プロ野球でもありましたよね。1年しか日本にいませんでしたがセシル・フィルダー。最近ならやはり、カープにいたコルビー・ルイスでしょうか。昔からそう言う土壌が日本にはあるはずなのに、なぜかプロ野球選手が大成功したのはあまり例がありません。野茂英雄か鈴木一郎か黒田博樹くらい。
よくMLB移籍を目論む選手が「挑戦します」と言って日本を離れますが、挑戦するなら極めて帰ってきて欲しいでんすよね。野茂英雄なんか最初はマイナー契約でしたから、それこそ大成功と言えますが、その他のMLB移籍選手は「挑戦」をどう捉えて海を渡ったのか。
どうせなら、長谷川滋利や田口壮のように、徹底的に試行錯誤して、MLBで名を馳せて、その上でNPBに復帰するのであれば誰も何も言わないとは思いますが、2年とか3年やってすっかりダメになってしまって帰ってくるのんってのは小っ恥ずかしくないのかな、とも思いますよ。
正直な話松坂大輔には、MLBでもうひと踏ん張りして欲しかったんですけどね。
そうだそうだと思われる方も、んなわけなかろーがヴォケナス!と思われる方も、とにかくクリック(笑)
ましてや毎年毎年ホームラン60本を打つバッターが続出するわけでもなし、4割バッターが誕生するわけでもなし、40勝投手が出てくるわけでもなし。どこへ行っても「野球」であり「ベースボール」。
そんな中、MLBからの「逆輸入選手」が今年も増えました。
松坂、ソフトバンク入団会見「チームの連覇の力になれたら」
スポニチ 2014年12月5日
米大リーグ、メッツからFAとなり、ソフトバンク入りが決まった松坂大輔投手(34)が5日、福岡市内のホテルでの入団会見に臨み、意気込みなどを語った。松坂は9年ぶりの日本球界復帰となる。
同席した王貞治球団会長(74)は「連覇を狙うホークスの中心となって活躍してくれると確信している」と期待。松坂は自信と不安が「両方ある」とし「自信があるので日本に戻る決断をした。不安はプレーする中で打ち消せたら」と話し、ソフトバンクを選択した理由として「本当に世界一を目指しているんだなと、そこに魅力を感じた」と説明。来季の目標について「チームの目標である連覇、その力になれるように」と力を込めた。
(以下省略)
3年総額12億円 中島オリ入団会見「優勝するため来た」
スポニチ 2014年12月5日
オリックスで3年ぶりに日本球界へ復帰する中島裕之内野手(32)が5日、ほっともっとフィールド神戸で入団記者会見に臨み「オリックスには優勝するために来ているので、少しでも力になれるように一生懸命やりたい」と抱負を述べた。球団幹部によると、3年契約で総額12億円。
米大リーグ出場を果たせず、古巣の西武や阪神からもラブコールを受けた中、地元関西から復活を目指す。「パ・リーグでずっとやっていたので、ちょっとでも慣れているところがいい」と説明した。少年時代にバッテリーを組んだ山崎勝己捕手(32)から誘われたのも大きかったという。
(以下省略)
松坂大輔はライオンズ球団のポスティングシステムの行使、中島裕之は海外フリーエージェント権を行使しての移籍、とそれぞれ手段は違いますが、奇しくもライオンズでチームメイトだった選手が袂を分かつ形でNPBへの復帰が決定しました。しかも慣れ親しんだパシフィックリーグ。
最近ではタイガース西岡剛、福留孝介、ホークスを退団した岡島秀樹などが「アメリカ帰り」の代表格にもなっていますが、MLBで確固たる実績を残した上で、NPBに移籍してきた選手ってどれくらいいるもんなのかなぁ。阪神タイガース移籍前年に16セーブを挙げた伊良部秀輝くらいか。
怪我その他、成績をあげられなかった理由は多々あるとは思いますが、きつい言い方ですが、MLBでもさっぱりだった中島裕之みたいに「Youは何しにアメリカへ」みたいな選手もいる。
MLBと言うのはそう言う場所、と言ってしまえばそれまでではあるけど、何かこだわりを持ってMLBに移籍したのであれば、何らかの結果を残した上で移籍してくるのが当たり前のはず。
松坂大輔がMLBに移籍する前年の、ライオンズでの年俸は3億3000万円。MLBでも8年間で56勝43敗1セーブ、防御率4.45と実績は残していいます。ホークスとの契約は3年契約12億円プラス出来高払い。1年計算だと4億円。ライオンズ最終年からの流れを考えると、妥当かなぁ。
しかしここからが問題。
中島裕之の、移籍前年の年俸は2億8000万円。そしてMLBで何も出来ないまましないまま、NPBと契約してみればこれまた3年12億円。阪神タイガースとかとの争奪戦?に発展してはいましたが、この金額は本来、バファローズ側が望んだ金額なのかどうか、と言う疑問もあります。
成功してるかどうかは別にして、マネーゲームには糸目はつけないタイガース。鳥谷敬の動向が未だ不透明な中で、内野の要はどうしても獲得しておきたかったところだとは思いますが、金額云々以上に、バファローズの「本気度」に中島裕之本人が負けた、と言う事なんでしょうかね。
一昔前、プロレスの世界で「日本帰りは出世する」と言う都市伝説みたいなものがありました。
アントニオ猪木が見出したとも思える、ハルク・ホーガンとか、マサ斉藤が連れてきたビッグバン・ベイダー、あとは新日本プロレスの練習生からWWEのメインイベンターにのし上がったクリス・ベノワ(りペガサス・キッド)。みな日本で一時代を築いて、その後アメリカでの大成。
プロ野球でもありましたよね。1年しか日本にいませんでしたがセシル・フィルダー。最近ならやはり、カープにいたコルビー・ルイスでしょうか。昔からそう言う土壌が日本にはあるはずなのに、なぜかプロ野球選手が大成功したのはあまり例がありません。野茂英雄か鈴木一郎か黒田博樹くらい。
よくMLB移籍を目論む選手が「挑戦します」と言って日本を離れますが、挑戦するなら極めて帰ってきて欲しいでんすよね。野茂英雄なんか最初はマイナー契約でしたから、それこそ大成功と言えますが、その他のMLB移籍選手は「挑戦」をどう捉えて海を渡ったのか。
どうせなら、長谷川滋利や田口壮のように、徹底的に試行錯誤して、MLBで名を馳せて、その上でNPBに復帰するのであれば誰も何も言わないとは思いますが、2年とか3年やってすっかりダメになってしまって帰ってくるのんってのは小っ恥ずかしくないのかな、とも思いますよ。
正直な話松坂大輔には、MLBでもうひと踏ん張りして欲しかったんですけどね。
そうだそうだと思われる方も、んなわけなかろーがヴォケナス!と思われる方も、とにかくクリック(笑)


2014.12.11 / Top↑
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