カープのバッテリー会と言えば、選手会ゴルフをやった後、だいたい11月末。ゴルフ場はどこかは分かりかねますが、打ち上げはあそこのあの店、って所までは把握しています。

一度その様子と言うか、選手が三々五々集まってくる場面を、戦友と見に行ったことがあります。福永富雄トレーナーが一般人と間違われていたのを今でも思い出します。まぁガタイのいいプロ野球選手ならともかく、トレーナーさんまで店の人は把握してないから、致し方ない所もありますが。



鯉リリーフ陣 来季は積極休養の方針 デイリースポーツ

広島の畝龍実投手コーチ(50)が28日、来季はセットアッパーに積極的に休養を与える考えを明かした。広島県廿日市市のゴルフ場で行われたバッテリー会ゴルフに参加した畝コーチは、来季について「理想は(リリーフ)4人を2組に分けて回したい。毎日投げさせることはさせたくない」と話した。

セットアッパー候補は中田、一岡、永川に加え、シーズン後半に台頭した戸田や中崎、ヒース、新外国人ザガースキーら、数多くいる。この中から4人を選び、2人ずつに分けて、一方に疲労が濃くなれば休養を与える考えだ。

今季の反省がある。中田が開幕から好調で、交流戦までは負けなし、防御率0点台だった。しかし夏場以降に調子を落とし、最終的には66試合登板で9勝8敗、防御率3・89だった。最長は3連投だったが、イニングまたぎが18回あり、最長は3回を投げた。畝コーチは「中田が最後は疲れてしまったということがあったからね」と話した。

ミコライオが退団し、空位となった守護神を選ぶという大きな仕事もある。来季は抑えを含めたリリーフ陣をしっかり整備し、失速して3位だった今季の悔しさを晴らすつもりだ。



本当はこう言う事は、野村謙二郎前監督政権の早いうちに気付かなければいけなかった事じゃないでしょうか。どこの誰の影響下は分かりませんが、リリーフ、そして抑えピッチャーといえば年間50試合だの60試合だの投げるのがごく当たり前になってしまっている。

こういう話になると必ず引き合いに出されるのがドラゴンズ岩瀬仁紀だとは思います。投手兼任外野手の大学時代。そして社会人野球を経験してのプロ入り。肩の目減りは少なかろう、と言われた時期もありましたが、プロ入り後の長年の酷使でとうとう今年は34試合等版のみ。

体のケアに人一倍気を使って投げてきた彼だとは思いますが、15年連続50試合登板ってのは金字塔でもあり、酷使の象徴でもある。もちろん誰しもがそれだけ投げて、一定の成績を挙げてくれれば、それに越したことはないんですが、カープにそう言う選手を育て上げる素地が足りない。

「お前をリリーフの柱にするから」と言うのは簡単ではあるけど、それには必ず裏付けがないといけない。今シーズンのカープのリリーフの構想の詳細は知る由もないけど、中田廉は昨年までの実績が乏しい中、本当によく投げてくれた。一時解脱したような表情の時もあったし。

この辺り、それこそブルペン経験の少ない投手コーチでは把握しづらい、判断しづらいってのは、畝コーチがブルペン担当になってから誰しもが分かってた事。それに輪をかけて監督が野村謙二郎。毎年のように誰かを潰してきた実績のある監督に、リリーフピッチャーの管理は無理だった。

やたらと「チームの底上げ」を錦の美旗の如く振りかざしてはいた。選手の底上げは出来たかも知れないけど、監督・コーチ陣の底上げはあまり見られなかった。実際に動くのは選手だから、とは思いますが、リリーフピッチャーの整備はこの数年、正直満足に出来ていない。

ここ数年、カープのドラフト指名選手と言えば、先発タイプであろうピッチャーか、左ピッチャーという傾向が見える。特に左ピッチャーは「ただ左だから」としか思えないような指名。現に金丸将也や川口盛外(現:王子)はたった2年で戦力外通告。指名するのはいいけどその後のビジョンまるで無し。

そう言うピッチャー、たくさんいます。悪く言ったら箸にも棒にも掛からぬピッチャー。

しかしながら、選手として契約している以上、球団としては何らかの可能性を見出しているわけで。それを見極める、見出すのは監督であり、コーチの仕事。排除するのは球団のシーズン後の仕事。

ピッチャーが30人いたら30人、それぞれ特性を持っているはず。それを活かす場を与えないまま、次々選手を入れ替える。血の入れ替えと言えば聞こえはいいですが、それではいつまで経っても血が肉にならない。そんな状況で強いチームなど出来るわけがない。実際まだ出来てないし。

幸いにも来シーズンからは、投手運用に一定の成果のあった小林幹英コーチが一軍に戻ってきます。畝龍実コーチとどちらが投手運用の主導権を握るか、にかかってくるとは思いますが、これまでのような「あの時は良かったから」器用みたいなのがなくなってくれる、と思いたいです。

一人に頼ればよその球団にも「こいつさえ引きずり下ろせば」と思われる。好不調も見抜かれる。昨シーズン今シーズン、二軍で成績を残しても、一軍で1試合ダメなら即降格、と言う事も多々あった。感情的になってしまいすが「次」は必ず用意してやって欲しいし、首脳陣にも我慢して欲しい。

そして、休ませるときは休まる。そうでないとリリーフピッチャーは持ちません。いつ投げることになるか分からんのだし、その為に準備は毎日してる。その疲労も考慮しないと。中何日空けたから済む問題でもない。思い切ってベンチ入りから外す、出場選手登録を外す、さじ加減は難しいですが。

来シーズンのカープ投手の陣容は現在29人。育成目的もいれば崖っぷちに立たされている選手もいます。彼らを上手に起用して、143試合を戦い抜くのは監督やコーチの手腕にかかってます。


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2014.12.02 / Top↑
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