松田オーナー 緒方鯉は「5年くらい」 デイリースポーツ

広島・松田元オーナー(63)は25日、緒方孝市監督(45)の長期政権を示唆した。この日、緒方監督と県庁を訪れ、湯崎英彦広島県知事(49)に監督就任あいさつをした際に、「5年くらい(の期間)を考えている」と話した。緒方政権を全面バックアップし、常勝チームを目指す。

大きな期待の表れだ。緒方監督と県庁を訪れ、湯崎広島県知事に就任あいさつした松田オーナーは「5年くらい(の期間)を考えている」と長期的な指揮を任せる方針を示した。

野村前監督が13年にチームを16年ぶりにAクラスに導いた。今季も2年連続Aクラス入り。それを受けて23日のファン感謝デーでは、来季のキャッチフレーズに「常昇魂」を掲げた。松田オーナーは2年間の勢いを失わず、勝ち続けるチームをつくり上げてほしいとの思いがある。

緒方監督も強い決意で臨む構えだ。若手の成長に戦力の厚みを感じている。さらに今季終了後、球団が来季の新外国人選手を続々と獲得。全面バックアップに感謝の思いが募る。だからこそ「いい成績を常に残したい。成績次第で責任を取る」。長期的な視野を持ちながらも、1年、1年を勝負と捉える覚悟をにじませた。

この日は松井広島市長にも就任あいさつを行い、直筆の「常昇魂」という色紙を贈られた。緒方監督は「ベンチに飾らせてもらいます」と笑顔をみせた。 来季は球団、チーム、ファン一丸で24年ぶりの優勝を目指す。必ず常勝チームをつくり、鯉に黄金時代を築き上げる。



なんかよく分からない来シーズンのキャッチコピーではありますが、ここ20数年、勝ったことがないのに常勝チームを作り上げるってのもおかしな話。じゃあこの20数年何をやってたんでしょう。

広島東洋カープってのは、ご存知の通り親会社がありません。つまりは何もかもを自分たちで動かしていかなければならない。経営戦略から試合興行、選手の育成、全てに於いて、株式会社広島東洋カープが動かしていかなければいけない。これが大前提だと思います。

外国人選手を次々発掘・獲得してくるのも戦略の一環だとは思います。けど、いつまでも外国人選手を基幹として考えているようでは、チームも強くはならないし、球団としても強くならない。

外国人選手はあくまでも「補強」です。数年経てば母国に帰ってしまうし、年俸が折り合わなければ対談してしまう。1シーズン2シーズン足らずで帰国・退団してしまう選手も後を絶ちません。

支配下登録選手は現在70人と決められています。その中に5人も6人も外国人選手がいるようでは、とても5年先10年先のチームのビジョンなんか見えてこない。その選手が「10ネン、カープデガンバリマス」と言うのであればまた話は変わってきますが、そうもいかないのがカープの現状。

事実、あれだけ「残留確実」と言われているブラッド・エルドレッドの続報が聞こえてきません。今シーズンは推定5000万円。本塁打王を獲得した今シーズンからの大幅アップはありえる話だとは思いますが、その上に、年俸1億円でヘスス・グスマンの獲得が発表になりました。

外国人選手の代わりを外国人選手で、と言う手法はここ数年のカープではよくあったことですが、ブラッド・エルドレッドの側からしたら、まだ日本で1打席も立ってない選手に1億円も出すのか、と言う考えに至らないわけがない。もしかしたら見えないところでえらくもめているのかも、とも考えます。

もちろん、上を目指すのは悪いことではないと思います。ただ、いつまで経ってもチームの核になる選手を外国人選手に頼っていては、チームの長期計画があやふやになる可能性がある。もっと言えば「選手が育たなくても、いざとなったら外国人選手でなんとかなるわ」という考えにならないか。

もう既にそうなっている雰囲気すらありますが、それを緒方孝市監督には払拭していただきたい。

昨年・今年と、若い選手の活躍で、底上げが出来ているようには見えました。既にカープの枠をはみ出そうかという選手も出てきました。ただ、セントラルリーグの頂点に立ったわけではありません。

秋季キャンプの記事も色々と読みました。誰々がどうしたとか、そんなネタはもうよう膨らませんのでほうっておきましたが、緒方孝市監督らしい厳しさは前面に出ていたとは思います。しかしながら厳しいだけでは選手は乗ってこないしついてこない可能性も無きにしも非ず。

晩年の野村謙二郎前監督政権では良きにつけ悪しにつけ「選手との対話」がクローズアップされました。これはなんとか受け継いでいただきたい。厳しさを押し出すのもいいけど、その裏でのフォローも欠かしてはいけない、と思います。アメとムチ、ではないですが。

いくら野村謙二郎前監督の延長とは言え、緒方孝市監督の考えを加えて勝てるとは思いません。正直3位なんだから、まだ、こうすれば勝てる、こうすれば常勝チームが出来る、と言う形は見えない。


まだまだカープは発展途上。常勝には程遠いでしょう。チームが強くなったからといって、球団が強くなるわけではない。緒方孝市監督へのサポート、とは言うけども、取ってつけたような絆創膏をペタペタはっつけてるだけでは絶対に常勝チームは作れない。

5年くらいとは言いますが、もう一度カープの原点、考えながら鍛えながら、強くなってくれればいい、とは思います。選手は約70人います。それぞれ特性を持っています。それらをうまく使いこなすこと。個人的考えではありますが、緒方孝市監督に求めるのはまずそこです。

排除するのは簡単ですが、いらない選手はいないんです。だから今現在、着々と契約更改交渉が進んでいます。一軍二軍、蜜に連絡を取り合って、誰しもが、外に出しても恥ずかしくないチームを作っていただきたい。チーム作りも、外部に誇れるものにしていただきたい。

あまりにも漠然としていますが、こう考えています。


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2014.11.29 / Top↑
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